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標準vDiskイメージのキャッシュの書き込み先の選択

Mar 24, 2016

Provisioning Servicesではいくつかのキャッシュの書き込み先オプションがサポートされます。 vDiskのキャッシュの書き込み先は[vDiskプロパティ]ダイアログボックスの[全般]タブで選択します。

考慮事項および要件:

  • Windowsデバイスのローカルのハードドライブにキャッシュするオプションを選択する場合は、そのハードドライブがNTFS形式でフォーマットされており、500MB以上の空き領域があることを確認してください。
  • 標準イメージモードでターゲットデバイスのRAMのキャッシュを選択する場合、RAMの書き込みキャッシュの最大サイズは BNIStackパラメーターのレジストリ値WcMaxRamCacheMB により決定されます。 これはDWORD値です。 このレジストリ値が存在しない場合は、デフォルト値は3584MBです。
  • Provisioning Services 7.7でMicrosoft System Center Configuration Manager(ConfigMgr)クライアントを使用する場合のサポート状況は以下のとおりです。
    ConfigMgr ClientデバイスハードドライブにキャッシュするハードディスクへのオーバーフローありでデバイスRAMにキャッシュするデバイスRAMにキャッシュする
    ConfigMgr 2007 - すべてサポートされませんサポートされませんサポートされません
    ConfigMgr 2012サポートされますサポートされますサポートされません
    ConfigMgr 2012 SP1サポートされますサポートされますサポートされません
    ConfigMgr 2012 R2サポートされますサポートされますサポートされません
    ConfigMgr Clientサーバーにキャッシュするサーバーに永続的にキャッシュするデバイスハードドライブに永続的にキャッシュする
    ConfigMgr 2007 - すべてサポートされませんサポートされませんサポートされません
    ConfigMgr 2012サポートされませんサポートされませんサポートされません
    ConfigMgr 2012 SP1サポートされませんサポートされませんサポートされません
    ConfigMgr 2012 R2サポートされませんサポートされませんサポートされません
書き込みキャッシュの各オプションについては、以下のセクションを参照してください。

デバイスハードドライブにキャッシュする

書き込みキャッシュはターゲットデバイスのハードドライブ上のNTFS形式のファイルとして作成できます。 この書き込みキャッシュオプションでは、Provisioning Servicesサーバーのリソースが解放されます。書き込み要求を処理する必要がなく、RAMの制限がないためです。

この機能を有効にするためにハードドライブにソフトウェアを追加する必要はありません。

注:vDiskがプライベートイメージモードでない場合、書き込みキャッシュファイルは一時ファイルです。

デバイスハードドライブに永続的にキャッシュする(実験段階)

キャッシュが永続する以外は、[デバイスハードドライブにキャッシュする]オプションと同じです。 この書き込みキャッシュ方法は実験的な機能であり、NT6.1以降でのみサポートされます。 この方法を使用するには異なるブートストラップも必要です。 コンソールで正しいブートストラップを選択するには、Provisioning Servicesサーバーを右クリックして[ブートストラップの構成]を選択します。 [全般]タブで[ブートストラップファイル]ボックスの一覧からCTXBP.BINを選択します。 vDisk全体を格納するローカルの(クライアント側の)ハードディスクドライブに十分な空き領域を確保することをお勧めします。

デバイスRAMにキャッシュする

書き込みキャッシュはターゲットデバイスのRAM上の一時ファイルとして作成できます。 このオプションではディスクアクセスの速度が最高になります。ディスクよりメモリにアクセスする速度のほうが常に速いためです。

ハードディスクへのオーバーフローありでデバイスRAMにキャッシュする

この書き込みキャッシュの方法では、VHDX差分形式が使用されます。

  • RAMがゼロのとき、ターゲットデバイスの書き込みキャッシュはローカルディスクにのみ書き込まれます。
  • RAMがゼロではないとき、ターゲットデバイスの書き込みキャッシュはまずRAMに書き込まれます。 RAMがいっぱいのとき、より新しいデータをRAMに格納するため、最も長く使用されていないデータブロックがローカルの差分ディスクに書き込まれます。 指定されるRAMサイズは、ターゲットデバイスで消費される非ページカーネルメモリです。

「デバイスハードドライブにキャッシュする」オプションと比較すると、VHDXブロックフォーマットはより早くファイルが拡張されます。 ワークロードのストリーミング配信に対応するため、ローカルディスクの空き領域を再検討する必要があります。 要求度の高いワークロード条件でターゲットデバイスの信頼性を確保するため、ローカルディスクの空き領域がvDiskのキャパシティサイズよりも大きくなるように構成することをお勧めします。

ローカルディスクの空き領域が不足すると、ターゲットデバイスのvDisk IOが一時停止状態になり、ローカルディスクで十分な空き領域が使用可能になるまで動作しなくなります。 これにより、ワークロードの継続性が影響を受けます。十分な空き領域をローカルディスクに割り当ててください。

指定するRAMの量によりローカルディスクの空き領域要件が変わることはありません。 より多くのRAMを割り当てると一時的にvDisk IOがRAM内にキャッシュされ、その後ですべてのデータがVHDXファイルに書き込まれます。 RAMの量を増やすことでVHDXの初期拡張率を抑えることができます。

サーバーにキャッシュする

書き込みキャッシュはProvisioning Servicesサーバー上の一時ファイルとして作成できます。 この構成では、すべての書き込みがProvisioning Servicesサーバーによって制御されます。この処理によりディスクの入出力とネットワークトラフィックが増加する可能性があります。

セキュリティを高めるため、Provisioning Servicesサーバーを構成して書き込みキャッシュファイルを暗号化できます。 書き込みキャッシュファイルは再起動と再起動の間にもハードドライブ上に存在するため、ハードドライブの盗難に備えてデータを暗号化します。

サーバーに永続的にキャッシュする

このキャッシュオプションでは、再起動の間の変更を保存できます。 このオプションを使用すると、前回のセッションにより生じた読み取り専用のvDiskイメージとの相違点を、ターゲットデバイスの再起動後に取得できます。 vDiskを[サーバーに永続的にキャッシュする]オプションに設定すると、そのvDiskにアクセスするターゲットデバイスごとに、デバイス固有の書き込み可能なディスクファイルが自動的に作成されます。 vDiskイメージに加えられるすべての変更がそのファイルに書き込まれます。ファイルがシャットダウン時に自動的に削除されることはありません。

ファイルの名前にはターゲットデバイスのMACアドレスとディスクIDが含まれるため、ターゲットデバイスが一意に特定されます。 ターゲットデバイスを複数のvDiskに割り当て、デバイスに関連付けられるキャッシュファイルを複数持たせることができます。

サーバーに永続的にキャッシュするvDiskを復元するには、vDiskを変更する前に必ずすべてのvDiskファイルおよび関連付けられているユーザーキャッシュファイルをバックアップしてください。

このキャッシュオプションを使用すると、次のような利点があります。
  • ターゲットデバイス特有の変更をvDiskイメージに保存できます。
  • 標準イメージモードと同じ利点があります。
このキャッシュオプションを使用すると、次のような弱点があります。
  • キャッシュファイルはそのファイルが有効な間のみ使用できます。 vDiskにどのような変更を加えた場合も、キャッシュファイルは無効になります。 たとえば、vDiskがプライベートイメージモードに設定されると、関連付けられているすべてのキャッシュファイルが無効になります。
    注:無効なキャッシュファイルは削除されません。 これらのファイルは定期的に手動で削除する必要があります。
キャッシュファイルは次のような変更により無効になります。
  • 保守状態へのvDiskの切り替え
  • プライベートイメージモードへのvDiskの切り替え
  • コンソールからのドライブマップ
  • 書き込みキャッシュファイルの場所の変更
  • 自動更新の使用