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ネットワーク使用率の削減

Mar 24, 2016
Windowsには、サイズが大きく高速なハードディスクの使用を前提とする機能が搭載されています。

これらの機能の多くが、実際にはディスクがネットワーク上にあるディスクレスシステムでも役に立ちますが、使用するとキャッシュの有効性が低下し、ネットワークの使用率が増加します。 ネットワーク使用率に影響を受けやすい環境では、これらの機能を無効にしたりプロパティを調整したりして、機能の効果を軽減することを検討してください。

特に、オフラインフォルダーはディスクレスシステムの役に立たず、ディスクレスシステム上のWindowsのパフォーマンスに弊害をもたらす可能性があります。 オフラインファイルではネットワークファイルがキャッシュされるため、この機能はすべてのファイルがネットワーク上にあるシステムには適用できません。

これらの機能は、「標準的なvDiskでのWindows機能の構成」の手順に従って、すべてターゲットデバイス上で構成できます。 次の機能はWindowsグループポリシーで構成できます。
  • オフラインファイル
  • イベントログ

標準的なvDiskでのWindows機能の構成

  1. 構成する標準イメージのvDiskを準備します。
    • この標準イメージのvDiskを使用するすべてのターゲットデバイスをシャットダウンします。
    • コンソールで[アクセスモード]を[プライベートイメージ]に変更します。
    • ターゲットデバイスを1つ起動します。
  2. 機能を構成します。
  3. 使用する標準イメージのvDiskを準備します。
    • このvDiskの構成に使用したターゲットデバイスをシャットダウンします。
    • コンソールで[アクセスモード]を[標準イメージ]に変更します。
    • ターゲットデバイスを起動します。

ごみ箱の構成

ゴミ箱を無効にすると、ファイルが直ちに削除されます。 したがって、ファイルシステムで各ディスクセクターとキャッシュエントリがより早く再利用されます。

ごみ箱を構成するには
  1. ターゲットデバイスのデスクトップまたはエクスプローラーでごみ箱を右クリックします。
  2. [プロパティ]を選択します。
  3. [オプション]タブをクリックします。
  4. 次の設定を選択します。
    • 全ドライブで同じ設定を使う
    • ごみ箱にファイルを表示しないで、 削除と同時にファイルを消す

オフラインフォルダーの構成

Windowsでネットワークファイルをローカルディスクにキャッシュすることを防ぐため、オフラインファイルを無効にすることを強くお勧めします。ディスクレスシステムでこの機能を使用する利点はありません。 この機能は、ターゲットデバイスから、またはWindowsグループポリシーを使って構成します。

ターゲットデバイスで構成するには
  1. エクスプローラーを開きます。
  2. [ツール][フォルダオプション]の順に選択します。
  3. [オフラインファイル]タブをクリックします。
  4. [オフラインファイルを使えるようにする]チェックボックスをオフにします。

Windowsグループポリシーで構成するには

ドメインコントローラーのMicrosoft管理コンソールでグループポリシースナップインを開き、
次のドメインポリシーを構成します。
オブジェクトユーザーの構成\管理用テンプレート\ネットワーク\オフラインファイル
ポリシー

設定

[オフラインファイル]のユーザー構成を禁止する

有効

ポリシー

設定

ログオフする前にすべてのオフラインファイルの同期をとる

Disabled

ポリシー

設定

オフラインファイルフォルダーを使用できないようにする

有効

イベントログの構成

アプリケーション、セキュリティ、およびシステムのログの最大サイズを減らします。 この機能は、ターゲットデバイスまたはWindowsグループポリシーで構成します。

ターゲットデバイスでイベントログを構成するには
  1. [スタート]ボタンをクリックし、[設定][コントロールパネル]の順に選択します。
  2. [管理ツール][イベントビューアー]を開きます。
  3. 各ログのプロパティを開きます。
  4. [最大ログサイズ]ボックスに比較的小さい値を設定します。 512キロバイトにすることを検討してください。

Windowsグループポリシーで構成するには

ドメインコントローラーのMicrosoft管理コンソールでグループポリシースナップインを開き、次のオブジェクトのドメインポリシーを構成します。

オブジェクトコンピューターの構成\Windowsの設定\セキュリティの設定\イベントログ
ポリシー

設定

ポリシーのアプリケーションログの最大サイズ

比較的小さい値を設定します。 512キロバイトにすることを検討してください。

ポリシー

設定

セキュリティログの最大サイズ

比較的小さい値を設定します。 512キロバイトにすることを検討してください。

ポリシー

設定

システムログの最大サイズ

比較的小さい値を設定します。 512キロバイトにすることを検討してください。

Windowsの自動更新の無効化

ターゲットデバイスでWindowsの自動更新サービスを実行している場合、定期的にMicrosoft社のWebサイトが確認され、セキュリティの修正プログラムとシステムの更新プログラムが検索されます。 インストールされていない更新プログラムが見つかると、それらのダウンロードと自動的なインストールが試行されます。 通常は、これはシステムを最新の状態に保つ便利な機能です。 ただし、標準イメージモードを使用するProvisioning Servicesの実装では、この機能によりパフォーマンスが低下したり、より深刻な問題さえ生じたりする可能性があります。 その原因は、Windowsの自動更新サービスによりダウンロードされるプログラムにより、書き込みキャッシュがいっぱいになってしまうことです。 ターゲットデバイスのRAMをキャッシュとして使用する場合は、書き込みキャッシュがいっぱいになるとターゲットデバイスが応答しなくなる可能性があります。

ターゲットデバイスを再起動すると、ターゲットデバイスとProvisioning Servicesの両方の書き込みキャッシュがクリアされます。 自動更新後にキャッシュがクリアされると自動更新による変更が失われるため、自動更新を実行する意味がありません (Windowsの更新プログラムを永久に適用するには、以下の手順に従って、プライベートイメージモードのvDiskに適用する必要があります)。

vDiskの作成に使用するターゲットデバイスでは、書き込みキャッシュがいっぱいになることを防ぐためWindowsの自動更新サービスを無効にしてください。

Windowsの自動更新機能を無効にするには
  1. [スタート]ボタンをクリックし、[設定][コントロールパネル][管理ツール]の順に選択します。
  2. [システム]を開きます。
  3. [自動更新]タブをクリックします。
  4. [自動更新を無効にする]をクリックします。
  5. [適用]をクリックします。
  6. [OK]をクリックします。
  7. [サービス]を選択します。
  8. Automatic Updatesをダブルクリックします。
  9. [スタートアップの種類]ボックスの一覧で[無効]を選択します。
  10. Automatic Updatesサービスが実行中の場合は、[停止]をクリックしてサービスを停止します。
  11. [OK]をクリックして変更を保存します。
Windowsの更新プログラムを永久に適用するには
  1. vDiskを共有するすべてのターゲットデバイスをシャットダウンします。
  2. vDiskのモードをプライベートイメージに変更します。
  3. vDiskからターゲットデバイスを1つ起動します。
  4. Windowsの更新プログラムを適用します。
  5. ターゲットデバイスをシャットダウンします。
  6. vDiskのモードを標準イメージに変更します。
  7. vDiskを共有するすべてのターゲットデバイスを起動します。