Product Documentation

ブートストラップファイルの取得

Jul 06, 2016

ターゲットデバイスでは、最初にブートストラッププログラムをロードすることによって起動処理を開始します。 ブートストラッププログラムは、オペレーティングシステムがロードされる前に実行される小さなプログラムです。 Provisioining Servicesでは特別なブートストラッププログラムを使用して、ターゲットデバイスとProvisioning Servicesサーバー間のストリーム配信セッションを開始します。 このセッションが開始された後で、起動されたvDiskからオペレーティングシステムのロードとストリーム配信が開始されます。

ターゲットデバイスにブートストラッププログラムをロードするには3つの方法があります。
  • ネットワーク経由でPXE(Preboot eXecution Environment)を介して
  • 接続したメディアに格納されている起動デバイスから
  • BIOSに埋め込まれているブートストラップから(OEMバージョンのみ)
ターゲットデバイスのBIOSをネットワークから起動できるように構成した後は、デバイスはProvisioning Servicesサーバーから起動してvDiskの割り当てを受けられるようになります。 ターゲットデバイスのファームウェアでは、標準的なネットワークプロトコルを使用してブートストラップファイルを取得します。
注:デバイスのファームウェア(NIC)でPXE 0.99j、PXE 2.1またはそれ以降をサポートしている必要があります。

ターゲットデバイスのネットワーク起動

DHCPサービスによりIP構成がターゲットデバイスに送信されます。 また、オプション67、および60または66を使用して、ブートストラップファイルの場所も送信できます。 サービスの数を減らし信頼性を高めるため、DHCPサービスでブートストラップファイルの場所を送信することを検討してください。
注:BOOTPサービスで、BOOTPTABに従ってIP構成をターゲットデバイスに送信できます。 また、省略可能なオプションを使用して、起動プログラムの場所も送信できます。 現在このサービスはあまり使用されなくなりました。 DHCPが環境の要件を満たさない場合に限り、このサービスを使用します。

PXEサービスではPXE仕様バージョン2.1に従って、ブートストラップファイルの場所をターゲットデバイスに送信できます。 DHCPサービスが既に導入されていて設定を変更できず、ほかのPXEサービスが使用されていない場合は、このサービスを使用します。

TFTPサービスでは要求に応じて、ブートストラップファイルをターゲットデバイスに送信します。 ほかのTFTPサービスを使用できない場合はこのサービスを使用します。

次の図と手順は、PXEを使用する場合と使用しない場合の起動処理を示しています。

DHCPを使用したIPアドレスとスコープオプションの取得(PXEを使用しない)
  1. ターゲットデバイスがネットワークから起動するとき、DHCPからProvisioning Servicesサーバーへ、IPアドレスとスコープオプションの設定(オプション66と67)を問い合わせる要求が送信されます。 Provisioning Servicesサーバーにより、要求された情報が返されます。
  2. ターゲットデバイスからProvisioning Servicesサーバーへ、ブートストラップファイルを求める要求がTFTPを使用して送信されます。 Provisioning Servicesサーバーによりターゲットデバイスへブートストラップファイルがダウンロードされます。
  3. ターゲットデバイスが割り当てられたvDiskイメージを起動します。

DHCPとPXEと共に使用したIPアドレスとスコープオプションの取得
  1. ターゲットデバイスがネットワークから起動するとき、DHCPからProvisioning Servicesサーバーへ、IPアドレスとスコープオプションの設定(オプション60、PXEClient ID)を問い合わせる要求が送信されます。 Provisioning Servicesサーバーにより、要求された情報が返されます。
  2. ターゲットデバイスからProvisioning Servicesサーバーへ、ブートストラップファイル名とPXEサービスの場所を問い合わせる要求(オプション66と67)が送信されます。 PXEサービスからターゲットデバイスへ、情報が返されます。
  3. ターゲットデバイスからProvisioning Servicesサーバーへ、ブートストラップファイルを求める要求がTFTPを使用して送信されます。 Provisioning Servicesサーバーによりターゲットデバイスへブートストラップファイルがダウンロードされ、ターゲットデバイスが起動します。

オプションの起動デバイスからの起動

PXEを使用する方法の代替として、起動デバイスマネージャー(BDM)を使用して、ローカルハードドライブ、USBフラッシュドライブ、またはISOイメージにブートストラップファイルを作成することができます。 このブートストラップファイルを使用して、ターゲットデバイスを起動します。
注:BIOS埋め込み型のブートストラップによる起動方法もあります。OEMベンダーはこの方法を採用して、ブートストラップファイルをターゲットデバイスに埋め込むことができます。