Product Documentation

UEFI起動前環境の構成

Jul 06, 2016

XenDesktopでは、SCVMMを使用して管理され、Provisioning Servicesを使用して配信されているHyper-V仮想マシン上のUnified Extensible Firmware Interface(UEF)ハードウェアテクノロジがサポートされます。 これにより、以下のことが可能になります。

  • ギガビットネットワークスピードを使用した、起動時間におけるサーバーオペレーティングシステムの配信による起動時間の短縮
  • 仮想化環境でのTBディスクのサポート

UEFIはBIOSを完全に置き換え、新しいブートストラップが必要となります。 32ビットシステム向けおよび64ビットシステム向けの、2つの新しいブートストラップを利用できます。  別のブートストラップを導入すると、ブートストラップの公開方法に応じて、ネットワークトポロジが複雑になります。

ネットワークトポロジ

PXEプロトコルは複数のアーキテクチャで機能するため、PXEサーバーを使用すると、トポロジが非常に簡素になります。 Provisioning Services PXEサーバーはDHCPに埋め込まれたアーキテクチャフラグを認識し、次に適切なブートストラップを見つけて返します。 そのため、従来のBIOSコンピューターおよびUEFIコンピューターは、同じネットワークセグメントに配置される可能性があります。

DHCPオプション67が選択された場合、2つのトポロジオプションがあります。

  • 単一セグメント上で、DHCP予約機能を使用して、各ターゲットデバイスに対してブートストラップファイル名(オプション67)を指定します。 これは、小規模の環境では実行できますが、エンタープライズ環境では増加に処理が追いつかなくなります。
  • 環境を複数のセグメントに分割して、従来のデバイスをUEFIデバイスから分離します。 各セグメントに対して、DHCPスコープを適切なオプション67セットで構成します。

ブートストラップの構成

UEFIブートストラップには、埋め込み型の構成を使用することができません。 そのため、UEFIブートストラップの構成にはDHCPオプションが使用されます。

DHCPオプション11 – RLPサーバー

オプション11では、複数のIPv4アドレスを指定できます。 このオプションを使って、Provisioning Servicesサーバーでストリーム用NICのアドレスを指定します。 5つ以上のアドレスを指定できます。 UEFIブートストラップによってすべてのアドレスが読み込まれ、次にラウンドロビンを使用して、接続するアドレスが1つ選択されます。

注:オプション17がオプション11より優先されます。 

DHCPオプション17 – ルートパス

ルートパスオプションは通常、iSCSIと一緒に使用され、開始するサーバーおよび仮想ディスクを指定します。 Provisioning Servicesでは、次の形式を使用してサーバーアドレスが指定されます。

pvs:[IPv4]<:17:6910>   

pvs – 必要な識別子

IPv4 – Provisioning Servicesサーバーにおけるストリーム用NICのアドレス

17 – UDPのプロトコル識別子(ログオンポートが指定された場合に必要)

ポート – ログオンポート(デフォルトポート6910が使用される場合は不要)

例:

pvs:[server.corp.com]:17:6910

pvs:[server.corp.com]

pvs:[192.168.1.1]

pvs:[192.168.1.1]:17:6910

ターゲットデバイスとブートストラップの関連付け

BOOTPTABファイルを使って、ターゲットデバイスを特定のブートストラップに関連付けます。 Provisioning Services 7.7では、従来およびUEFIが混在する環境がサポートされるように、BOOTPTABファイルの形式に次の変更が行われています。

  • 「ar」タグによって、ターゲットデバイスのブート環境のアーキテクチャが指定されます。 MACアドレスが同じでアーキテクチャが異なる複数のエントリを作成できます。 これは、従来のBIOSおよびUEFI起動の両方をサポートするハードウェアで使用します。
  • ワイルドカードはサポートされません。 特定のMACアドレスに対するエントリがBOOTPTABファイルにない場合は、アーキテクチャに対して適切な値がレジストリで検索されます。 レジストリにもない場合、デフォルト値が使用されます。

レジストリは、特定のアーキテクチャにデフォルトのブートストラップファイル名を提供するのに使用されます。 この値の名前はアーキテクチャ番号であり、値はブートストラップファイルの名前を使った文字列です。 次の表では、サポートされるアーキテクチャおよびProvisioning Servicesインストーラーで作成されるエントリが一覧にされています。

HKLM\Software\Citrix\ProvisioningServices\Boot Services\PXE

アーキテクチャ

ブートストラップファイル名

0

x86  BIOS

ardbp32.bin

6

x86 UEFI

pvsnbpia32.efi

7

x64 UEFI

pvsnbpx64.efi

9

EBC(VMware ESX用)

pvsnbpx64.efi

 

アーキテクチャの一覧は、IETFで確認できます。  www.ietf.org/assignments/dhcpv6-parameters/dhcpv6-parameters.xml

BOOTPTABファイルの形式は次のとおりです。

:ha=:ar=:bf=

例:

host001:ha=001122334455:ar=0:bf=ardbp32.bin

host002:ha=554433221100:ar=7:bf=pvsnbpx64.efi

アーキテクチャフラグがない場合、0がデフォルト値になります。

制限事項

従来のBIOSシステムとUEFIシステムのアーキテクチャは異なるため、一部のProvisioning Serviceの機能はUEFIシステムで利用できません。

  • 起動デバイスマネージャー(BDM) このツールでは、ISO起動またはパーティションオフセットを使用して、Provisioning Servicesクライアント用に代替起動方法を構成できますが、このリリースのUEFI環境ではこのツールを利用できません。
  • 利用可能なディスクやバージョンの中から選択できる起動メニューは利用できません。 ディスクまたはバージョンが複数存在する場合、選択は次のように行われます。
    • 保守デバイスが起動すると、(優先順に)保守バージョン、最新のテストバージョン、または製品バージョンが、利用できるものに応じて取得されます。 保守デバイスがテストまたは製品vDiskを配信するときに更新が適用されると、これによる変更は次回の再起動で失われます。
    • ターゲットデバイスに複数のvDiskが割り当てられる場合、最初のvDiskが自動的に選択されます。 ほかのディスクを選択することはできません。