通常、初めにハードディスクを搭載しているという点で、マスターターゲットデバイスはそれに続くターゲットデバイスと異なります。 これはvDiskにイメージが作成されるハードディスクです。 必要であれば、イメージを作成した後でマスターターゲットデバイスからハードディスクを取り外します。
複数のターゲットデバイスで共有される1つのvDiskをサポートするには、それらのデバイスに一定の類似性が必要です。これは、オペレーティングシステムに必要なドライバーがすべて組み込まれていることを保証するためです。 一貫している必要のある3つの主要コンポーネントは次のとおりです。
- マザーボード
- ネットワークカード(PXEをサポートする必要があります)
- ビデオカード
ただし、Provisioning Servicesの共通イメージユーティリティにより、複数の異なるマザーボード、ネットワークカード、ビデオカード、およびそのほかのハードウェアデバイスを、単一のvDiskで同時にサポートすることができます。
複数のターゲットデバイスで1つのvDiskを共有する場合は、ディスクのないターゲットデバイスをネットワークに追加するときに、マスターターゲットデバイスが「テンプレート」として機能します。 マスターターゲットデバイスのハードディスクを正しく準備し、すべてのソフトウェアを適切な順序でインストールすることは非常に重要です。
注:Provisioning Servicesサーバーをインストールおよび構成し、ターゲットデバイスを作成した後で、次の手順に従ってください。
ソフトウェアを次の順序でマスターターゲットデバイスにインストールする必要があります。
- Windowsオペレーティングシステム
- デバイスドライバー
- Service Packなどの更新プログラム
- ターゲットデバイスソフトウェア
ターゲットデバイスソフトウェアをインストールする前にも後にもアプリケーションをインストールできます。 ターゲットデバイスがドメインに属していてvDiskを共有する場合は、追加の構成を行う必要があります(インストールに進む前に、『管理者ガイド』の「ドメインアカウントの管理」を参照してください)。
注:デュアルブートのvDiskイメージはサポートされません。