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イメージの再構築によるvDiskのアップグレード

Jul 06, 2016
ほかの2つのvDiskアップグレード方法(バージョン7.6.1以降からのインプレースアップグレード、またはHyper-Vを使用したアップグレード)がいずれも有用でない環境の場合にのみ、イメージの再構築によるアップグレードを行います。
既存のProvisioning Servicesの実装とネットワーク要件に応じて、選択すべきイメージの再構築によるアップグレード方法は異なります。

バージョン付きのvDiskのアップグレード

Version 6.xのvDiskをターゲットデバイスソフトウェアの最新バージョンにアップグレードする場合は、この方法を選択できます。 この方法ではvDiskの保守バージョンとしてイメージを再構築します。これにより実稼働デバイスは引き続き実行され、vDiskの実稼働バージョンを起動することができます。 アップグレードしたvDiskのバージョンを実稼働バージョンに昇格した後は、ターゲットデバイスはアップグレードしたvDiskのバージョンから起動します。

アップグレードの前提条件は次のとおりです。

  • すべてのProvisioning Servicesサーバーをアップグレードする
  • Provisioning Servicesコンソールをアップグレードする
  • vDiskのバックアップコピーを作成する
アップグレードするには、次の手順に従います。
  1. 保守デバイスで保守モードの管理対象vDiskを起動します。
  2. 製品のインストールディレクトリでP2PVS.exeを実行して、ボリュームからボリュームへのイメージ作成によりイメージを再構築します。 vDiskをソースとして、ハードディスクドライブをターゲットとして選択します。 イメージの作成先がパーティション1以外のパーティションである場合は、ハードディスクドライブから再起動する前にboot.iniを編集するか、bceditコマンドでパーティション設定を編集する必要があります。
  3. 保守デバイスをPXE起動ではなくハードディスクドライブから再起動します。
  4. 保守デバイスでVersion 6.xのターゲットデバイスソフトウェアをアンインストールして、最新バージョンのターゲットデバイスソフトウェアをインストールします。
  5. Provisioning Servicesイメージ作成ウィザードを実行して、新しいvDiskイメージを作成し、まだ存在しない場合はターゲットデバイスを作成し、vDiskをターゲットデバイスに割り当てます。
  6. 保守デバイスまたはテストデバイスをアップグレードされたvDiskから起動して、新しいvDiskイメージのストリーム配信をテストします。

自動インラインアップグレード

Version 5.1.x、5.6.x、または6.0から6.1へのアップグレードで、Hyper-Vを使用したアップグレード方法を使用できない場合は、自動アップグレードを行います。 このアップグレード方法では、アップグレードウィザードとアップグレードマネージャーを使用して既存のvDiskを現在のバージョンに変換します。
 
前提条件
  • すべてのProvisioning Servicesコンソールがアップグレード済みである。
  • すべてのProvisioning Servicesサーバーがアップグレード済みである。
  • アップグレードの前にvDiskのコピーを作成済みである。

vDiskの自動インラインアップグレードを実行するには、vDiskのアップグレードが完了するまでターゲットデバイスに対してvDiskがオフラインである必要があります。 vDiskをオンラインのままにしておくには、vDiskのコピーを作成してアップグレード処理に使用します。 アップグレードが完了した後で、アップグレードされたvDiskを使用するようにターゲットデバイスを移行できます。

  1. マスターターゲットデバイスまたは保守デバイスで、プラットフォームに応じてPVS_UpgradeWizard.exeまたはPVS_UpgradeWizard_x64.exeを実行します。
  2. Provisioning Services 6.1のターゲットデバイスソフトウェアのインストールディレクトリからProvisioning Servicesサーバーソフトウェアのインストールディレクトリに、UpgradeManager61.exeをコピーします。  デフォルトのソフトウェアインストールディレクトリはC:\Program Files\Citrix\Provisioning Servicesです。
  3. Provisioning ServicesサーバーでUpgradeManager61.exeを実行します。
  4. マスターターゲットデバイスで、Windowsの[スタート]メニューまたはインストールディレクトリから、UpgradeConfig.exeを実行します。
    1. 自動的にログオンするため、管理者特権を持つローカルアカウントを指定します。 このローカルアカウントには空のパスワードを設定しないでください。
    2. リバースイメージ作成によりデータを複製する、ローカルパーティションを指定します。 vDiskの複製元のハードドライブを指定することをお勧めします。
      注:新しいハードドライブを指定する場合は、手動アップグレードの方法でハードドライブを初期化してください。
    3. アップグレードマネージャーに接続するため、Provisioning ServicesサーバーのIPアドレス、ユーザーアカウント、およびパスワードを指定します。 このアカウントには空のパスワードを設定しないでください。
    4. [OK]をクリックします。
    5. UpgradeConfig.exeによりさまざまなパラメーターのサニティチェックが実行されます。 すべてのチェックに成功するとUpgradeConfig.exeが終了し、コンピューターが再起動されてアップグレードスクリプトが開始されます。
    6. コンピューターが数回再起動した後、スクリプトが正常終了したことを示すメッセージが表示されます。
注:アップグレードが完了すると、自動ログオン用の資格情報は消去されます。 vDiskの展開に自動ログオンが必要な場合は、必要に応じて自動ログオンを設定します。

vDiskの手動アップグレード

vDiskのアップグレードの汎用的なアプローチとして、または次のどちらかの条件に当てはまる場合は、手作業でアップグレードします。

  • vDiskがプライベートイメージモードで何回も変更されている。
  • 元のハードドライブを使用できない。

手動アップグレードには以下の作業を完了することも含まれます。

  1. vDiskのイメージをマスターターゲットデバイスのハードドライブに復元します。
  2. 最新の製品ソフトウェアをマスターターゲットデバイスにインストールします。
  3. ターゲットデバイスのハードドライブのイメージをvDiskファイルに作成します。
  4. vDiskから起動します。

マスターターゲットデバイスのハードドライブへのイメージの復元

vDiskをハードドライブに復元する手順は2つあります。 選択する手順は、復元先ディスクドライブの状態によって決まります。 vDiskが作成された元のハードドライブにイメージを復元します(推奨)。 未フォーマットの初期化されていないハードディスクを使用してイメージを復元することもできます。

vDiskを作成した元のハードドライブへのイメージの復元

  1. vDiskをプライベートまたは共有イメージモードで起動します。
  2. Windowsの管理ツールで[コンピューターの管理]を選択します。 [コンピューターの管理]ウィンドウが開きます。
  3. コンソールツリーで[記憶域]の[ディスクの管理]を選択します。
  4. 元のハードディスクのアクティブなパーティションのドライブ文字を書きとめます。 新しいハードディスクの場合は、続行する前にフォーマットします。
  5. ターゲットデバイスでイメージビルダーを実行します。 このユーティリティは\Program Files\Citrix\Provisioning Services\のBNImage.exeです。
  6. 新しく作成したパーティション(または元のブートディスクのパーティション)のドライブ文字を[作成先ドライブ]ボックスに指定します。 [作成先ドライブ]ボックスの値はvDiskの最初のパーティションにデフォルト設定されます。
  7. vDiskの作成先ドライブへハードドライブのイメージを複製します。
  8. vDiskをProvisioning Servicesサーバーに接続するには、コンソールでターゲットデバイスがハードドライブから起動するように設定してから、PXEを使用して起動します。 この手順を正しく行わないと、Provisioning ServicesサーバーはvDiskと接続できません。
  9. 製品ソフトウェアをアンインストールします。詳しくは、「製品ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。

未フォーマットの初期化されていないハードディスクを使用したイメージの復元

  1. vDiskをプライベートイメージモードで起動します。
  2. Windowsの管理ツールで[コンピューターの管理]を選択します。 [コンピューターの管理]ウィンドウが開きます。
  3. コンソールツリーで[記憶域]の[ディスクの管理]を選択します。
  4. 最初のパーティションとして新しいプライマリパーティションを作成し、ドライブ文字を割り当て、フォーマットします。
  5. 新しく作成したパーティションを右クリックして[パーティションをアクティブとしてマーク]を選択します。
  6. vDiskのルートからboot.ini.hdiskファイルを削除します。
  7. ターゲットデバイスでイメージビルダーを実行します。 このユーティリティは\Program Files\Citrix\Provisioning Services\のBNImage.exeです。
  8. 新しく作成したパーティション(または元のブートディスクのパーティション)のドライブ文字を[作成先ドライブ]ボックスに指定します。 [作成先ドライブ]ボックスの値はvDiskの最初のパーティションにデフォルト設定されます。
  9. vDiskの作成先ドライブへハードドライブのイメージを複製します。
  10. vDiskをProvisioning Servicesサーバーに接続するには、コンソールでターゲットデバイスがハードドライブから起動するように設定してから、PXEを使用して起動します。 この手順を正しく行わないと、Provisioning ServicesサーバーはvDiskと接続できません。
  11. 製品ソフトウェアをアンインストールします。詳しくは、「製品ソフトウェアのアンインストール」を参照してください。

マスターターゲットデバイスソフトウェアのインストール

マスターターゲットデバイスに最新の製品ソフトウェアをインストールするには、次の手順に従います。

  1. ターゲットデバイスで新しいProvisioning Servicesのターゲットデバイスインストーラーを実行します。
  2. PXEを使用してターゲットデバイスを起動します。

ハードドライブのイメージ作成

ターゲットデバイスのハードドライブのイメージをvDiskファイルに作成するには、次の手順に従います。

  1. ターゲットデバイスでイメージビルダーを実行します。 このユーティリティは\Program Files\Citrix\Provisioning Services\のBNImage.exeです。
  2. 新しく作成したパーティション(または元のブートディスクのパーティション)のドライブ文字を[作成先ドライブ]ボックスに指定します。 [作成先ドライブ]ボックスの値はvDiskの最初のパーティションにデフォルト設定されます。
  3. vDiskの作成先ドライブへハードドライブのイメージを複製します。

vDiskからの起動

コンソールを使用して、Provisioning Servicesサーバー上のターゲットデバイスがvDiskから起動するように設定し、ターゲットデバイスを再起動します。 新しいターゲットデバイスによって新しいvDiskイメージが実行されます。