録画ファイルのサイズの指定
録画ファイルのサイズが大きくなるにつれて、ダウンロードに時間がかかり、再生中にシークスライダーを使用して再生箇所を変更するときに反応が遅くなるようになります。ファイルサイズを制御するにはファイルのしきい値を指定します。録画ファイルがこの限界に達すると、Session Recordingによってファイルが閉じられ、録画を続行するために新しいファイルが開かれます。この操作をロールオーバーと呼びます。
重要: ロールオーバーの設定は、XenDesktop 7.8およびSession Recording AgentのVDIデスクトップセッションに適用されません。この場合、各録画ファイルの最大サイズは1GBであり、この上限に到達するとアクティビティは録画されません。
ロールオーバーのため、2つのしきい値を指定できます:
- ファイルサイズ。ファイルがMB単位で指定された大きさに達すると、ファイルが閉じられ、新しいファイルが開かれます。デフォルトでは、ファイルが50MBに達するとロールオーバーが起こります。ただし、10MBから1GBの範囲で上限を指定できます。
- 時間。セッションが時間単位で指定された時間録画されると、ファイルが閉じられ、新しいファイルが開かれます。デフォルトでは、12時間録画するとロールオーバーが起こります。ただし、1時間から24時間の範囲で上限を指定できます。
Session Recordingにより両方のボックスの値が確認され、ロールオーバーを実行するタイミングを決定するイベントとして、どちらのしきい値を先に超過するかが判断されます。たとえば、ファイルサイズに17MB、時間に6時間を指定し、録画ファイルのサイズが3時間で17MBに達したとします。この場合、17MBのファイルサイズに対応してロールオーバー処理が起動し、ファイルが閉じられ、新しいファイルが開かれます。
多くの小さなファイルが作成されないように、ファイルサイズに指定された値にかかわらず、少なくとも1時間(指定できる最小の値)が経過するまでロールオーバーは起こりません。この規則の例外は、ファイルサイズが1GBを超えた場合です。
録画の最大ファイルサイズの指定
- Session Recordingサーバーをホストするコンピューターにログオンします。
- [スタート] ボタンをクリックし、[Session Recordingサーバーのプロパティ] を選択します。
- [Session Recordingサーバーのプロパティ] で、[ロールオーバー] タブをクリックします。
- 10から1,024の間の整数を入力して、ファイルサイズの上限をMB単位で指定します。
- 1から24の間の整数を入力して、録画時間の上限を時間単位で指定します。
録画ファイルのサイズの指定
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