クライアントプリンターのポリシー設定

クライアントプリンターセクションには、クライアントプリンターに関するポリシー設定が含まれています。これには、クライアントプリンターの自動作成、プリンタープロパティの保存、およびプリントサーバーへの接続のための設定が含まれています。

クライアント プリンターを自動作成する

この設定では、自動作成するクライアントプリンターを指定します。この設定は、デフォルトのクライアントプリンター自動作成設定より優先されます。

デフォルトでは、すべてのクライアントプリンターが自動作成されます。

この設定は、[クライアントプリンターリダイレクト]設定で[許可]が選択されている場合にのみ適用されます。

この設定では、次のオプションを選択します。

  • [すべてのクライアントプリンターを自動作成する]では、ユーザーデバイス上のすべてのプリンターが自動作成されます。
  • [デフォルトのクライアントプリンターのみを自動作成する]では、ユーザーデバイス上のデフォルトプリンターのみが自動作成されます。
  • [ローカル(ネットワークを介さない)クライアントプリンターのみを自動作成する]では、ユーザーデバイスのローカルポート(LPTポート、COMポート、USBポート、TCP/IPポートなど)に直接接続されているプリンターのみが自動作成されます。
  • [クライアントプリンターを自動作成しない]では、ユーザーがログオンするときのすべてのクライアントプリンターの自動作成が無効になります。リモートデスクトップサービス(RDS)で設定されているクライアントプリンターの自動作成オプションが適用されるようにするには、このオプションを選択して、そのポリシーの優先度をほかのポリシーよりも高くします。

汎用ユニバーサルプリンターを自動作成する

注: このポリシー設定問題を解決するためのHotfixがCitrix Knowledge CenterのCTX141565およびCTX141566で提供されています。

この設定では、UDPをサポートするクライアントのセッションでCitrixユニバーサルプリンターの汎用印刷オブジェクトを自動作成する機能を有効または無効にします。

デフォルトでは、汎用ユニバーサルプリンターオブジェクトは自動作成されません。

関連する設定項目は以下のとおりです。

  • ユニバーサル印刷の使用
  • ユニバーサル ドライバーの優先度

クライアント プリンター名

この設定では、自動作成されるクライアントプリンターの命名規則を選択します。

デフォルトでは、標準のプリンター名が使用されます。

[標準のプリンター名]を選択すると、「セッション3のクライアント名のHP LaserJet 4」などのプリンター名が作成されます。

MetaFrame Presentation Server 3.0またはそれ以前のバージョンと互換性のある命名規則でクライアントプリンターを作成するには、[従来のプリンター名]を選択します。 この場合、「Client/clientname#/HPLaserJet 4」などの名前が使用されます。このオプションは安全性に欠けます。

注: このオプションは、以前のバージョンのXenAppやXenDesktopとの互換性を保持する場合に使用します。

プリントサーバーへの直接接続

この設定では、ネットワーク共有上のクライアントプリンターを使用するときに、クライアントを経由せずに仮想デスクトップやホストサーバーからプリントサーバーに直接接続することを有効または無効にします。

デフォルトでは有効になっています。

仮想デスクトップやホストサーバーとネットワークプリントサーバーが同一LAN上にあり、WANで隔たれていない場合に直接接続を有効にします。この場合、仮想デスクトップやホストサーバーからLANを介してプリントサーバーに直接印刷データが転送されるため、処理が高速になります。

仮想デスクトップやホストサーバーとネットワークプリントサーバーがWANで隔たれていたり、遅延や帯域幅の問題が生じたりする場合は、直接接続を無効にできます。直接接続を無効にすると、印刷ジョブがユーザーデバイスに送信され、そこからネットワークプリントサーバーにリダイレクトされます。ユーザーデバイスに送信されるデータは圧縮されるため、データがWANを横断するときに消費される帯域幅が少なくなります。

同じ名前を持つネットワークプリンターが2つ存在する場合は、ユーザーデバイスと同じネットワーク上のプリンターが使用されます。

プリンタードライバーのマッピングと互換性

この設定では、自動作成されるクライアントプリンターのドライバー置換規則を指定します。

この設定は、自動作成されるクライアントプリンターの一覧からMicrosoft OneNoteとXPS Document Writerを除外して構成されます。

ドライバー置換規則を定義すると、プリンターの自動作成時に特定のドライバーの使用を許可したり、ユニバーサル印刷の使用を指定したりできます。ドライバーの置換規則では、サーバーとクライアント間でドライバー名をマップして、ユーザーデバイスから提供されるプリンタードライバーではなくサーバー上のドライバーが使用されるように設定します。これにより、サーバー側のドライバーとクライアント側のドライバーの名前が異なっていても、サーバー上のアプリケーションからクライアントプリンターに出力できるようになります。

ドライバー置換規則の一覧では、ドライバーマッピングの追加、既存のマッピングの編集、マッピングに対するカスタム設定の上書き、マッピングの削除、および一覧のドライバーエントリの順序の変更を実行できます。マッピングを追加するには、クライアント側プリンタードライバーの名前を入力し、それを置換するサーバー側プリンタードライバーを選択します。

プリンタープロパティの保存

この設定では、ユーザーが変更したクライアントプリンターのプロパティをどこに保存するかを指定します。

デフォルトでは、システムの判定により、クライアントデバイスに保存できない場合にのみユーザープロファイルにプリンタープロパティが保存されます。

この設定では、次のオプションを選択します。

  • [クライアントデバイスにのみ保存する]は、更新されないユーザープロファイル(固定プロファイルや移動プロファイル)を使用する環境で選択します。このオプションは、サーバーファーム内のすべてのサーバーでXenApp 5以降が動作しており、ユーザーがCitrix Online Plug-in Versions 9~12.x、またはCitrix Receiver 3.xを使用する場合にのみ選択してください。
  • [ユーザープロファイルにのみ保存する]は、使用帯域幅とログオン速度に制限があるユーザーデバイス(このオプションではネットワークトラフィックが軽減されます)、または古いプラグインソフトウェアを使用するユーザーのためのオプションです。このオプションでは、サーバー上のユーザープロファイルにプリンタープロパティを保存し、ユーザーデバイス上のプロパティを使用しません。このオプションは、Presentation Server 3.0またはそれ以前のバージョンと、Presentation Serverクライアント8.x以前が使用される環境で選択してください。ただし、このオプションはリモートデスクトップサービス(RDS)の移動プロファイルにのみ適用されます。
  • [クライアントに保存できない場合にのみユーザープロファイルに保存する]では、システムによりプリンタープロパティの保存先が決定されます。ユーザーデバイスに保存できない場合にのみ、ユーザープロファイルにプリンタープロパティが保存されます。さまざまな環境やクライアントの条件に対応できるオプションですが、システムチェック処理が行われるため、ログオン時に遅延が生じたり使用帯域幅が増えたりすることがあります。
  • [プリンタープロパティを保持しない]を選択した場合、プリンタープロパティは保持されません。

クライアントプリンターの保持と復元

この設定では、ユーザーデバイス上のプリンターをセッション間で保持および再作成する機能を有効または無効にします。デフォルトでは、クライアントプリンターは自動的に保持および復元されます。

「保持されるプリンター」とは、ユーザーが作成し次回セッションの開始時に再作成されるプリンターを指します。保持されるプリンターがXenAppにより再作成されるときは、[クライアントプリンターを自動作成する]設定以外のすべてのポリシー設定が考慮されます。

「復元されるプリンター」とは、管理者がカスタマイズしクライアントポートに永続的に接続された状態で保存されるプリンターを指します。