ホストのパーティションレイアウト

XenServer 7.0では、新しいホストディスクパーティションレイアウトが導入されています。ログファイルをより大きな別のパーティションに移動することで、XenServerではより詳細なログをより長期間保存することができ、問題点の診断能力が向上しました。同時に、Dom0のルートディスクの需要を軽減し、ログファイルがディスクスペースを消費することによる潜在的なスペースの問題を回避できます。新しいレイアウトには、以下のパーティションが含まれています。

  • 18GBのXenServerホストコントロールドメイン(dom0)パーティション

  • 18GBのバックアップパーティション

  • 4GBのログパーティション

  • 1GBのスワップパーティション

  • 0.5GBのUEFI起動パーティション

XenServer 6.5以前のリリースでは、4GBのコントロールドメイン(dom0)パーティションが、スワップとログを含むすべてのdom0機能で使用されていました。リモートsyslogを使用しない場合や、サードパーティの監視ツールやサプリメンタルパックを使用する場合、パーティションサイズが制限されていました。XenServerではこの問題を解消し、dom0専用に18GBのパーティションが用意されています。また、dom0専用の大きいパーティションにより、dom0ルートディスクに対する需要が低下し、パフォーマンスの大幅な向上を実現できます。

4GBの専用ログパーティションが導入されたことにより、過剰なログでdom0パーティションがいっぱいになり、ホストの動作に影響するシナリオがなくなります。また、詳細なログリストを長時間にわたって保持することができ、問題の診断能力を向上できます。

新しいパーティションレイアウトには、UEFIブートに必要な500MBの専用パーティションも含まれています。

注:

上記の新しいパーティションレイアウトでXenServerをインストールする場合、ディスクサイズが46GB以上あることを確認する必要があります。

これより小さいデバイスにXenServerをインストールする場合、従来のDOSパーティションレイアウトでXenServerのクリーンインストールを実行できます。小型デバイスとは、ディスクスペースが12GB以上46GB未満のデバイスのことです。詳しくは、「小型デバイスへのインストール」を参照してください。

重要:

46GB以上のディスクスペースを割り当て、新しいGPTパーティションレイアウトでXenServerをインストールすることをお勧めします。

新しいパーティションレイアウトにアップグレードする

XenCenterを使用してXenServer 6.5以前のバージョンからXenServer 7.6にアップグレードする場合、ホストのパーティションは以下の条件で新しいレイアウトにアップグレードされます。

  • ローカルSR上に46GB以上のディスクスペースがある

  • ローカルSR上にVDIが存在しない

  • XenServer 7.6と動作するXenCenterを使用して、XenServer 7.6へのプールのローリングアップグレード(RPU)を実行します。

    警告:

    xe CLIを使用してホストのパーティションを新しいレイアウトにアップグレードすることはできません。

アップグレードプロセス中、RPUウィザードがローカルSR上のVDIをチェックします。アップグレードプロセス中に仮想ディスク(VDI)が存在していた場合、VDIを削除するよう求めるメッセージがウィザードで表示されます。新しいレイアウトで続行するには、ローカルSR上のVDIを共有SRに移動して、アップグレードプロセスを再開してください。VDIを移動することができない場合や、ローカルSR上の領域が十分でない(46GB未満)場合、アップグレードは古いパーティションレイアウトで続行し、dom0パーティションのディスクスペースのうち0.5GBがUEFIブートに割り当てられます。

古いパーティションレイアウトを復元する

XenServerをVersion 7.6からVersion 6.xに復元する場合、ホストのパーティションレイアウトは6.xのレイアウトに戻ります。

従来のパーティションレイアウト

  • XenServer 5.6 Service Pack 2以前では、DOSパーティションテーブルを使用してルートファイルシステムおよびバックアップのパーティションをローカルストレージから隔離していました。

  • XenServer 6.0では、GUIDパーティションテーブルが導入され、ルートファイルシステム、バックアップ、およびローカルストレージが隔離されました。

  • また、XenServer 7.6をdisable-gptでインストールする場合でも、最初の必須のパーティションが予約されているサーバーでは、DOSパーティションテーブルが使用されます。XenServer 5.xリリースから6.0、次に7.6の順にアップデートすると、ローカルストレージを保持するために既存のDOSパーティションテーブルが使用されます。

以下の表は、インストールおよびアップグレードのシナリオと、これらの操作後に適用されるパーティションレイアウトの一覧です:

操作 アップグレード前のパーティション数 インストール/アップグレード前のパーティション数 パーティションテーブルの種類  
プライマリディスクスペースが46GB以上のクリーンインストール - 6 新しいGPT  
プライマリディスクスペースが12GB以上のdisable-gptによるクリーンインストール - 3(ユーティリティパーティションがある場合は4) DOS  
ローカルSRの仮想マシンで、またはプライマリディスクスペースが46GBより少ない場合にXenServer 6.xからアップグレードする 3 4 古いGPT  
ローカルストレージに仮想マシンがない、またはプライマリディスクスペースが46GB以上の場合にXenServer 6.xからアップグレードする 3 6 新しいGPT  
XenServer 6.xのDOSパーティション(および、存在する場合、ユーティリティパーティション)からアップグレードする 3(ユーティリティパーティションがある場合は4)   3(ユーティリティパーティションがある場合は4) DOS

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