システム要件

XenServerを使用するには、物理コンピュータが少なくとも2台必要です。1台はXenServerホストとして動作し、1台はXenCenterアプリケーションまたはXenServerコマンドラインインターフェイス(CLI)を実行します。XenServerホストコンピューターは、XenServerの実行と仮想マシンのホストのみを行い、他のアプリケーションを実行することはできません。

警告:

Citrix Systems, Inc.は、XenServerのコントロールドメイン内のサードパーティ製インストールソフトウェアを直接はサポートしていません。サプリメンタルパックとして提供され、Citrix Systems, Inc.によって明示的に推奨されているソフトウェアは例外です。

XenCenterを実行するには、ハードウェア要件を満たす汎用のWindowsシステムを使用します。このWindowsシステムは、ほかのアプリケーションの実行に使用できます。このシステムでXenCenterをインストールすると、XenServer CLIもインストールされます。

スタンドアロンのリモートのXenServer CLIは、任意の汎用Linuxシステムにインストールできます。

XenServerホストのシステム要件

XenServerは一般的にサーバークラスのハードウェア上にインストールされますが、XenServerは多くのモデルのワークステーションやノートブックにもインストールできます。詳しくは、ハードウェア互換性リスト(HCL)を参照してください。

このセクションでは、推奨されるXenServerハードウェア仕様について説明します。

XenServerホストは、仮想マシンをホストする64ビットx86サーバークラスのマシンである必要があります。XenServerは、Xen対応カーネルを使用する最適化され強化されたLinuxパーティションを作成します。このカーネルは、仮想マシンが認識する仮想化デバイスと物理ハードウェアの間の相互作用を制御します。

XenServerでは次を使用できます:

  • 最大5TBのRAM

  • 最大16枚の物理NIC

  • ホストあたり最大288基の論理プロセッサ

    注:

    サポートされる論理プロセッサの最大数は、CPUによって異なります。詳しくは、ハードウェア互換性リスト(HCL)を参照してください。

XenServerホストのシステム要件は、以下のとおりです:

CPU

64ビットx86 CPU、最低1.5GHz、2GHz以上の速度のマルチコアCPUを推奨。

Windowsまたはより新しいバージョンのLinuxを実行する仮想マシンを使用するには、Intel VTまたはAMD-Vをサポートする、64ビットx86ベースのCPUが必要です。

注:

Windowsまたはより新しいバージョンのLinuxを実行している仮想マシンを使用するには、XenServerホストで仮想化のハードウェアサポートを有効にします。仮想化のサポートは、BIOSのオプションです。BIOSの設定で仮想化のサポートが無効になっている場合があります。詳しくは、BIOSのドキュメントを参照してください。

準仮想化Linux仮想マシンを実行するには、標準的な64ビットx86ベースのCPUが必要です。

RAM

最小2GB、4GB以上を推奨

ディスク領域

  • 最小46GBの空きディスク領域を持つ(70GBを推奨)、ローカル接続されたストレージ(PATA、SATA、SCSI)
  • SANからマルチパスブートを使用してインストールする場合は、HBA経由のSAN(ソフトウェア経由ではない)。

互換性のあるストレージソリューションの詳細なリストについては、ハードウェア互換性リスト(HCL)を参照してください。

ネットワーク

100Mbit/秒以上の速度のNIC。P2V、エクスポート/インポートデータ転送、および仮想マシンのライブマイグレーションを高速に実行するには、1つまたは複数のギガビットNIC、または10ギガビットNICの使用が推奨されます。

冗長性のために複数のNICを使用することをお勧めします。NICの設定方法は、使用するストレージの種類により異なります。詳しくは、ベンダーのドキュメントを参照してください。

XenServerには、管理トラフィックおよびストレージトラフィック用のIPv4ネットワークが必要です。

注:

  • サーバーのBIOSの時間設定がUTCの現在時刻に設定されていることを確認してください。

  • デバッグ時に、ホストのシリアルコンソールへのアクセスが必要になることがあります。XenServerのセットアップ時には、シリアルコンソールにアクセスできるように設定しておくことをお勧めします。物理シリアルポートを搭載していないホストや、適切な物理インフラストラクチャを使用できない環境では、埋め込み管理デバイスを設定できるかどうかを確認してください。たとえば、Dell DRACまたはHP iLOです。シリアルコンソールへのアクセスの設定について詳しくは、CTX228930「How to Configure Serial Console Access on XenServer and later」を参照してください。

XenCenterのシステム要件

XenCenterには次のシステム要件があります:

  • オペレーティングシステム:
    • Windows 10
    • Windows 8.1
    • Windows 7 SP1
    • Windows Server 2012 R2
    • Windows Server 2012
    • Windows Server 2008 R2 SP1
    • Windows Server 2008 SP2(注を参照)
    • Windows Server 2016
  • .NET Framework: バージョン4.6
  • CPU速度: 最低750MHz、1GHz以上を推奨
  • RAM: 最小1GB、2GB以上を推奨
  • ディスク容量: 最小100MB
  • ネットワーク: 100Mbit/秒以上の速度のNIC
  • 画面解像度: 1024x768ピクセル以上

XenCenterは、サポートされているすべてのバージョンのXenServerと互換性があります。

注:

XenCenterがWindows Server 2008 SP2システムにインストールされている場合は、KB4056564またはKB4019276のいずれかのWindows UpdateがWindows Server 2008 SP2システムにインストールされていることを確認してください。詳しくは、http://support.microsoft.com/kb/4019276を参照してください。

サポートされているゲストオペレーティングシステム

サポートされている仮想マシンオペレーティングシステムの一覧については、「ゲストオペレーティングシステムのサポート」を参照してください。

リソースプールの要件

リソースプールは、同種または異種混在型のサーバーの集合で、最大サーバー数は64です。新しいリソースプールを作成したり、既存のリソースプールにサーバーを追加したりする前に、プール内のすべてのサーバーが以下の要件を満たしていることを確認してください。

ハードウェア要件

XenServerのリソースプール内のすべてのサーバーが、以下の互換性のあるCPUを搭載している必要があります:

  • CPUベンダー(IntelまたはAMD)が、すべてのサーバーのすべてのCPUで同じである。

  • HVM仮想マシンを実行する場合は、すべてのCPUで仮想化が有効になっている。

そのほかの要件

上記のハードウェア要件に加えて、リソースプールに追加するサーバーは以下の要件を満たしている必要があります:

  • 一貫したIPアドレス(サーバー上の静的IPアドレスまたは静的DHCPリース)を保持している。この要件は、共有NFSまたはiSCSIストレージを提供するサーバーにも当てはまります。

  • システムの時計がプールマスタの時計と同期している(Network Time Protocolを使用している場合など)。

  • 既存のほかのリソースプールに属していない。

  • プールに追加するサーバー上に実行中または一時停止状態の仮想マシンがない。また、仮想マシンのシャットダウンやエクスポートなど、処理中の操作がない。プールに追加する前に、サーバー上のすべての仮想マシンをシャットダウンしてください。

  • 共有ストレージが構成されていない。

  • 管理インターフェイスのボンディングが設定されていない。プールに追加するには、サーバーの管理インターフェイスを再設定して物理NIC上に戻す必要があります。サーバーをプールに追加した後に、管理インターフェースを再設定できます。

  • 実行するXenServerのバージョンおよびパッチレベルが、プールの既存のサーバーと同じである。

  • プール内の既存のサーバーと同じサプリメンタルパックがインストールされている。サプリメンタルパックは、XenServerのコントロールドメイン(dom0)にアドオンソフトウェアをインストールするときに使用されます。プールでのユーザーエクスペリエンスを一貫させるため、プール内のすべてのサーバーに同じサプリメンタルパックの同じリビジョンをインストールする必要があります。

  • プール内の既存のサーバーと同じXenServerライセンスがある必要があります。プールに追加した任意のサーバーのライセンスを変更することができます。ただし、そのプールで一番低いレベルのライセンスにより、すべてのプールメンバーで使用できる機能が決定されます。

XenServer ホストに搭載されている物理ネットワークインターフェイスの数やローカルストレージリポジトリのサイズは、リソースプール内で異なっていても構いません。また、完全に同一のCPUを搭載した複数のサーバーを入手することは難しい場合が多いため、軽微なばらつきは許容されます。CPUが異なるホストを同じリソースプールに追加したい場合は、CLIを使用してホストを強制的に追加することもできます。強制的な追加操作については、「ホストとリソースプール」を参照してください。

注:

リソースプールで共有されるNFSまたはiSCSIストレージを提供するサーバーは、静的なIPアドレスが設定されているか、DNSで正しく名前解決される必要があります。

同種型プール

同種型リソースプールは同一CPUのサーバーの集合です。同種型リソースプールに追加するサーバー上のCPUは、ベンダー、モデル、および機能が、プール内の既存のサーバー上のCPUと同じである必要があります。

異種混在型プール

異種混在型リソースプールを作成するには、マスキングまたはレベリングと呼ばれる技術をサポートするIntel社(FlexMigration)またはAMD社(Extended Migration)のCPUが必要です。これらの機能では、CPUを実際とは異なる製造元、モデル、および機能セットのものとして見せかけることができます。これらの機能により、異なる種類のCPUを搭載したホストでプールを構成しても、ライブマイグレーションがサポートされます。

異種混在型プールの作成については、「ホストとリソースプール」を参照してください。