Citrix Virtual Apps and Desktops

Citrix Virtual Apps and Desktops 7 2109

このリリースについて

このCitrix Virtual Apps and Desktopsリリースには、新しいバージョンのWindows Virtual Delivery Agent(VDA)といくつかのコアコンポーネントの新しいバージョンが含まれています。次の操作を実行できます:

  • サイトのインストールまたはアップグレード: このリリースのISOを使用して、コアコンポーネントとVDAをインストールまたはアップグレードします。最新のバージョンをインストールまたはアップグレードすることで、最新の機能を使用できます。

  • 既存のサイトでVDAをインストールまたはアップグレードする: 環境でコアコンポーネントをアップグレードする準備が整っていない場合でも、新しいVDAをインストール(またはアップグレード)することで、最新のHDX機能を使用できます。VDAのみをアップグレードすると、強化された機能を実稼働環境以外の環境でテストするのに役立ちます。

    VDAをバージョン7.9以降からこのバージョンにアップグレードした後は、マシンカタログの機能レベルを更新する必要はありません。7.9(またはそれ以降) の値はデフォルトの機能レベルのままであり、このリリースでも有効です。詳しくは、「VDAバージョンと機能レベル」を参照してください。

インストールとアップグレードの手順については、以下を参照してください:

Citrix Virtual Apps and Desktops 7 2109

Windows 11のサポート

特に明記されていない限り、Windows 10オペレーティングシステムをサポートするこのリリースのCitrixコンポーネント、機能、およびテクノロジは、Windows 11もサポートするようになりました。詳しくは、「Windows 11のサポート」を参照してください。

単一のデータベーススクリプトを、異なるデータベース権限を必要とする個別のスクリプトに分割する

エンタープライズ環境では、データベースのセットアップに、役割(権限)が異なる(securityadminまたはdb_owner)チームが処理する可能性があるスクリプトが含まれます。以前は、対応するスクリプトを生成するための優先データベース権限を指定する唯一の選択肢は、PowerShellでした。現在は、Citrix Studioを使用してデータベースをセットアップするときに、異なるデータベース権限を必要とする個別のデータベーススクリプトを自動的に取得できるようになりました。詳しくは、「データベース」を参照してください。

Virtual Delivery Agent(VDA)2109

WindowsシングルセッションOSおよびマルチセッションOS VDAのバージョン2109には、次の拡張機能が含まれています。これらのアイテムは、この記事の前半で示したVDAのインストールおよびアップグレードのアイテムに追加されています。

アダプティブオーディオ

アダプティブオーディオを使用すれば、VDAでオーディオ品質ポリシーを手動で構成する必要がありません。アダプティブオーディオは環境の設定を最適化し、古いオーディオ圧縮形式を置き換えることで、優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。アダプティブオーディオはデフォルトで有効になっています。詳しくは、「アダプティブオーディオ」を参照してください。

アダプティブオーディオには、Windows、Linux、またはMac向けCitrix Workspaceアプリ2109以降が必要です。

注:

リアルタイムオーディオアプリケーションにUDPでのオーディオ配信が必要な場合、UDPでのオーディオ配信にフォールバックできるようにするには、VDAでアダプティブオーディオを無効にする必要があります。

VDAの仮想ディスプレイレイアウト

既にWindows向けCitrix Workspaceアプリの一部である仮想ディスプレイレイアウト機能も、VDAの一部になりました。この機能を使用すると、ライブセッション内のVDAで仮想モニターのレイアウトを定義し、セッションモニターをリモートデスクトップ上の仮想ディスプレイに最大8個まで仮想的に分割できます。詳しくは、「仮想ディスプレイレイアウト」を参照してください。

仮想チャネルのセキュリティ更新

仮想チャネル許可リストがデフォルトで有効になりました。カスタムまたはサードパーティの仮想チャネルを使用するには、それらを手動で追加する必要があります。詳しくは、「仮想チャネルのセキュリティ」を参照してください。

マルチセッションVDAのインストールとアップグレード:インストールとアップグレードの失敗時の復元

マルチッションVDAをインストールまたはアップグレードするときに、失敗時の復元機能を有効にできます。この機能を有効にすると、VDAのインストールまたはアップグレードが失敗した場合、インストールまたはアップグレードが開始される前に実行されたサーバーバックアップにマシンが戻されます。詳しくは、「インストールまたはアップグレードの失敗時の復元」を参照してください。

Citrixライセンスサーバー11.17.2

Citrix Licensing 11.17.2には、新機能解決された問題、および既知の問題があります。

関連コンポーネント

関連コンポーネントのドキュメントについては、以下を参照してください:

詳細情報

  • 廃止および削除される項目の情報については、「廃止」を参照してください。
  • 2018年に導入された製品名およびバージョン番号の変更について詳しくは、「新しい名前と番号」を参照してください。
Citrix Virtual Apps and Desktops 7 2109