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セッション画面の保持
CitrixでサポートされているすべてのLinuxプラットフォームには、セッション画面の保持機能が導入されています。セッション画面の保持は、デフォルトで有効になっています。
セッション画面の保持によってICAセッションは、ネットワークの中断を挟んでもシームレスに再接続されます。セッション画面の保持について詳しくは、「クライアントの自動再接続とセッション画面の保持」を参照してください。
注:セッション画面の保持の接続を介して送信されるデータは、デフォルトではプレーンテキストです。セキュリティを確保するため、TLS暗号化を有効にすることをお勧めします。TLS暗号化について詳しくは、「TLSによるユーザーセッションの保護」を参照してください。
構成
Citrix Studioのポリシー設定
Citrix Studioで、セッション画面の保持に関する次のポリシーを設定できます。
- セッション画面の保持
- セッション画面の保持のタイムアウト
- セッション画面の保持のポート番号
- 再接続UIの透過レベル
詳しくは、「セッション画面の保持のポリシー設定」および「クライアントの自動再接続のポリシー設定」を参照してください。
注:
セッション画面の保持の接続またはセッション画面の保持のポート番号ポリシーを設定したら、VDAサービスとHDXサービスをこの順序で再起動して設定を有効にします。
Linux VDAの設定
- セッション画面の保持のTCPリスナーを有効または無効にする
デフォルトでは、セッション画面の保持のTCPリスナーは有効になっており、ポート2598でリッスンします。リスナーを無効にするには、次のコマンドを実行します。
/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg update -k "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Citrix\WinStations\cgp" -v "fEnableWinStation" -d "0x00000000"
<!--NeedCopy-->
注:
設定を有効にするには、HDXサービスを再起動してください。TCPリスナーを無効にしても、セッション画面の保持は無効になりません。セッション画面の保持の接続ポリシーによって機能が有効になっている場合、セッション画面の保持は他のリスナー(SSLなど)を介して引き続き利用できます。
- セッション画面の保持のポート番号
次のコマンドを使用して、セッション画面の保持のポート番号を設定することもできます(例としてポート番号2599を使用)。
/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg update -k "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Citrix\WinStations\cgp" -v "PortNumber" -d "2599"
<!--NeedCopy-->
注:
設定を有効にするには、HDXサービスを再起動してください。Citrix Studioのポリシー設定でポート番号が設定されている場合、Linux VDAの設定は無視されます。VDAのファイアウォールが、設定されたポートを介したネットワークトラフィックを禁止しないように設定されていることを確認します。
- サーバーからクライアントへのKeep-Aliveの間隔
Keep-Aliveメッセージは、セッション中にアクティビティがない場合(例:マウスが移動しない、画面の更新がない)、Linux VDAとクライアント間で送信されます。Keep-Aliveメッセージは、クライアントがまだ応答しているかどうかを検出するために使用されます。クライアントからの応答がない場合、セッションは、クライアントが再接続するまで中断されます。この設定では、Keep-Aliveメッセージの送信間隔を秒単位で指定します。デフォルトでは、この設定は構成されていません。構成するには、次のコマンドを実行します(例として10秒を使用)。
/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\XTEConfig" -t "REG_DWORD" -v "CgpServerToClientKeepAlive" -d "10" --force
- クライアントからサーバーへのKeep-Aliveの間隔
この設定では、ICAクライアントからLinux VDAに送信されるKeep-Aliveメッセージの送信間隔を秒単位で指定します。デフォルトでは、この設定は構成されていません。構成するには、次のコマンドを実行します(例として10秒を使用)。
/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg create -k "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\XTEConfig" -t "REG_DWORD" -v "CgpClientToServerKeepAlive" -d "10" --force
<!--NeedCopy-->
トラブルシューティング
ポリシーの設定によってセッション画面の保持を有効にした後に、セッションを起動できない。
この問題を解決するには、以下の手順に従います。
- Citrix Studioのポリシー設定でセッション画面の保持を有効にした後、VDAサービスとHDXサービスがこの順序で再起動されることを確認します。
-
VDAで、次のコマンドを使用してセッション画面の保持のTCPリスナーが実行されていることを確認します(例としてポート2598を使用)。
netstat -an | grep 2598 <!--NeedCopy-->
セッション画面の保持のポートにTCPリスナーがない場合は、次のコマンドを実行してリスナーを有効にします。
/opt/Citrix/VDA/bin/ctxreg update -k "HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Citrix\WinStations\cgp" -v "fEnableWinStation" -d "0x00000001" <!--NeedCopy-->
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