Linux Virtual Delivery Agent

一時的なホームディレクトリを使用したログオン

Linux VDAのマウントポイントに障害が発生した場合に備えて、一時的なホームディレクトリを指定できます。一時的なホームディレクトリを指定すると、セッションログオン中、マウントポイントに障害が発生したときにプロンプトが表示されます。その後、ユーザーデータは一時的なホームディレクトリに保存されます。

次の表に、ホームディレクトリの設定に役立つレジストリキーを示します。

レジストリキー 説明 コマンド
LogNoHome ユーザーがホームディレクトリなしでセッションにログオンできるかどうかを制御します。デフォルト値は1で、「はい」を意味します。値が0に設定されている場合、ホームディレクトリなしのセッションログオンは無効になります。 create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix" -t "REG_DWORD" -v "LogNoHome" -d "0x00000001" --force
HomeMountPoint Linux VDAにローカルマウントポイントを設定します。たとえば、/mnt/homeがマウントポイントの場合、ユーザーのホームディレクトリは/mnt/home/domain/<user_name>です。マウントポイントが環境内のユーザーのホームディレクトリと同じであることを確認してください。この設定は、CheckUserHomeMountPointが0に設定されている場合にのみ有効です。 create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix" -t "REG_SZ" -v "HomeMountPoint" -d "<A directory where the NFS share is to be mounted>" --force
CheckUserHomeMountPoint ユーザー固有のホームディレクトリをLinux VDAのマウントポイントとして設定するかどうかを制御します。ユーザー固有のホームディレクトリをマウントポイントとして設定する場合は、値を1に設定します。デフォルト値は0です。 ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix" -t "REG_DWORD" -v "CheckUserHomeMountPoint" -d "0x00000001" --force
TempHomeDirectoryPath マウントポイントに障害が発生した場合に備えて、Linux VDAに一時的なホームディレクトリを設定します。デフォルトの値は/tmpです。一時的なホーム ディレクトリの設定は 、HomeMountPointCheckUserHomeMountPointで決定されるマウントポイントが使用できない場合にのみ有効になります。ユーザーの一時的なホームディレクトリは/tmp/CTXSmf_user_idです。 create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix" -t "REG_SZ" -v "TempHomeDirectoryPath" -d "</tmp by default>" --force
CheckMountPointRetryTime マウントが成功したかどうかを何秒に1回の頻度でチェックするかの値を設定します。デフォルト値は5です。 ctxreg create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix" -t "REG_DWORD" -v "CheckMountPointRetryTime" -d "0x000000010" --force
RemoveHomeOnLogoff ユーザーのログオフ時に一時的なホームディレクトリを削除するかどうかを制御します。1は「はい」、0は「いいえ」を意味します。 create -k "HKLM\System\CurrentControlSet\Control\Citrix" -t "REG_DWORD" -v "RemoveHomeOnLogoff" -d "0x00000000" --force
一時的なホームディレクトリを使用したログオン

この記事の概要