ログ
Citrix Provisioningでは診断ツールを使用して、Provisioningファームのトラブルシューティングと管理を行います。このツールを使用して問題を報告したり、SQL Server AOT(Always On Tracing:常時トレース)を使用したりすることができます。
問題の報告
Citrix Insight Services(CIS)の問題の報告を使用して、発生した問題をシトリックスサポートに直接報告します。CISは、計測を行って利用統計情報を収集し、ビジネス上の識見を得るためのプラットフォームです。詳しくは、「CISの問題の報告」を参照してください。
ヒント:
CISの詳細、最新情報、および機能について詳しくは、CIS Webサイトを参照してください。ログオンするには、Citrixアカウントの資格情報が必要です。
常時トレース
Citrix Provisioning AOTの機能を使用して、ディスクに直接AOTログを保存できます。Citrix Provisioningサーバー上でPowerShell(PoSH)を使用してこの機能を構成します。
以下に注意してください:
- この機能はデフォルトで有効になっています。
- デフォルトのディスクサイズは500 MBです。
- AOTログはC:\ProgramData\Citrix\Provisioning Services\Log\AOTに保存されます。
- この機能を変更または無効にするには、PoSHコマンドを使用します。
- この機能はCPUとIOPSを記録します。
ヒント:
AOTを有効にしたら、利用統計情報サービスを再起動する必要があります。
AOTログをディスクに保存する
Enable-CitrixTrace
PoSHテレメトリコマンドを使用して、Citrix Provisioningが特定のpersistDirectoryでディスク上にトレースファイルを保存できるようにします。格納されるトレースファイルの最大サイズ(バイト単位)は、maxSizeBytes
パラメーターを使用して構成します。sliceDurationSeconds
パラメーターは、スライストレースおよびブロックトレースの期間を秒単位で定義します。
このコマンドの構文は次のとおりです:
Enable-CitrixTrace -Listen
'{"trace":
{"enabled": true,
"persistDirectory":"C:\ProgramData\Citrix\Provisioning Services\Log\AOT",
"maxSizeBytes": 524288000,
"sliceDurationSeconds": 300
}
}'
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次に例を示します:
C:\PS>Enable-CitrixTrace -Listen ‘{“trace” :{“enabled”: true, “persistDirectory”: “C:\Users\Public”,”maxSizeBytes”: 1000000, “sliceDurationSeconds”: 300}}’
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