Session Recording

Web Playerにアクセスする

Web PlayerのWebサイトのURLはhttp(s)://<FQDN of Session Recording server>/WebPlayerです。HTTPSを確実に使用するには、IIS上のWebサイトにSSLバインドを追加し、SsRecWebSocketServer.config構成ファイルを更新します。

注:

  • Web PlayerのWebサイトにログオンする場合、ドメインユーザーは資格情報を入力する必要はありません。ドメインユーザー以外は入力が必要です。

  • サポートされているブラウザーはGoogle Chrome、Microsoft Edge、Firefoxです。

  • Web Playerを正しく機能させるには、FirefoxでWebGLが有効になっていることを確認してください。

この記事では、Web Playerをインストールして有効にするプロセスと、HTTPSを構成するプロセスについて説明します。

Web Playerをインストールする

Session RecordingサーバーでのみWeb Playerをインストールします。SessionRecordingWebPlayer.msiをダブルクリックして、手順に従ってインストールを完了します。Session Recordingのインストールについて詳しくは、「インストール、アップグレード、およびアンインストール」を参照してください。

バージョン2103以降、Session RecordingはWebSocketサーバーをIISに移行します。Web Playerのインストール後、SessionRecordingRestApiServiceSessionRecordingWebStreamingWebPlayerアプリケーションがIISに表示されます。

IISでホストされているアプリケーション

Session Recording 2103以降を新規インストールすると、Web PlayerのWebサイトにアクセスしたとき、IISでホストされているWebSocketサーバーにWebブラウザーが接続されます。IISでホストされているWebSocketサーバーはバージョン2.0であり、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\SmartAuditor\Serverにあるレジストリキーのレジストリ値WebSocketServerVersionで示されています。

WebSocketサーバーバージョン

以前のバージョンからSession Recording 2103以降にアップグレードインストールすると、WebブラウザーがPythonベースのWebSocketサーバーに接続されます。IISでホストされているWebSocketサーバーに接続するには、<Session Recordingサーバーのインストールパス\>\Bin\SsRecUtils.exe -enablestreamingserviceコマンドを実行します。PythonベースのWebSocketサーバーに接続し直すには、<Session Recordingサーバーのインストールパス\>\Bin\SsRecUtils.exe - disablestreamingserviceコマンドを実行します。PythonベースのWebSocketサーバーのバージョンは1.0です。

Web Playerの有効化

Web Playerはデフォルトで有効になっています。

  • Web Playerを無効にするには、Windowsコマンドプロンプトを起動して<Session Recording Server installation path>\Bin\SsRecUtils.exe –disablewebplayerコマンドを実行します。

  • Web Playerを有効にするには、Windowsコマンドプロンプトを起動して<Session Recording Server installation path>\Bin\SsRecUtils.exe -enablewebplayerコマンドを実行します。

HTTPSを構成する

Web PlayerのWebサイトのURLはhttp(s)://<FQDN of Session Recording server>/WebPlayerです。HTTPSを確実に使用するには、IIS上のWebサイトにSSLバインドを追加し、SsRecWebSocketServer.config構成ファイルを更新します。

注:

Web PlayerのWebサイトにログオンする場合、ドメインユーザーは資格情報を入力する必要はありません。ドメインユーザー以外は入力が必要です。

HTTPSを使用してWeb PlayerのWebサイトにアクセスするには、以下の手順を完了します:

  1. IISにSSLバインドを追加します。

    1. 信頼できる認証機関(CA)からPEM形式のSSL証明書を取得します。

      注:

      Google ChromeやFirefoxなどのほとんどの一般的なブラウザーは、証明書署名要求(CSR)の共通名のサポートを停止しました。すべての信頼された機関からの証明書にはサブジェクトの別名(SAN)が適用されます。HTTPS経由でWeb Playerを使用するには、状況に応じて次の操作を実行します:

      • 単一のSession Recordingサーバーが使用されている場合、Session Recordingサーバーの証明書をSAN証明書に更新します。

        使用中の単一のSession Recordingサーバー

      • 負荷分散を使用している場合は、Citrix ADCと各Session Recordingサーバーの両方でSAN証明書が使用可能であることを確認してください。

        使用中の負荷分散

    2. IISでWebサイトを右クリックして [バインドの追加] を選択します。[サイトバインド] ダイアログボックスが表示されます。

    3. 右上隅の [追加] をクリックします。[サイトバインドの追加] ダイアログボックスが表示されます。

    4. [種類] ボックスの一覧からhttpsを選択し、SSL証明書を選択します。

      HTTPSを選択

      SSL証明書を選択

    5. [OK] をクリックします。

  2. SsRecWebSocketServer.config構成ファイルを更新します。

    1. SsRecWebSocketServer.config構成ファイルを見つけて開きます。

      SsRecWebSocketServer.config構成ファイルは通常<Session Recording Server installation path>\Bin\フォルダーにあります。

    2. TLSEnable=1を編集してTLSを有効にし、ServerPortSSLCert、およびSSLKeyフィールドは無視します。

    3. 変更を保存します。

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