カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)
Citrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)は、Citrix Workspaceアプリから構成および使用状況データを収集し、Citrix Analyticsに自動的に送信します。 このデータにより、Citrixはパフォーマンスを分析し、Citrix Workspaceアプリの品質、機能、パフォーマンスを向上させ、製品開発のためのリソース割り当てを最適化し、効果的な人員配置とインフラストラクチャ投資を通じてサービスレベルをサポートできるようになります。
すべてのデータは集計した形式でのみ使用および分析され、個々のユーザーまたはデバイスが特定されたり、特別に分析されたりすることはありません。 Citrixは、CEIP経由で個人を特定できる情報(PII)を収集しません。すべてのデータ収集は、関連する業界のデータプライバシーおよびセキュリティ標準に準拠しています。
CEIPデータを収集するために使用されるツール
HTML5向けCitrix Workspaceアプリは、Citrix Analyticsを使用してCEIPデータを収集します。 CEIPデータを無効にするかブロックすることができます。
収集データ
収集データ | 説明 | 使用目的 |
---|---|---|
構成および使用状況データ | Ctrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)では、HTML5向けCitrix Workspaceアプリの構成および使用状況データが収集され、Citrix Analyticsに自動的に送信されます。 | このデータは、Citrix Workspaceアプリの品質、信頼性、およびパフォーマンスを向上させる目的で使用させていただきます。 |
追加情報
Citrixは、お客様のデータをCitrixとの契約条件に従って処理し、Citrix Trust Centerで利用できるCitrix Services Security Exhibitにおいて指定されているとおりにお客様のデータを保護します。
Citrix AnalyticsへのCEIPデータの送信
エンドユーザーは次のことができます:
- 利用状況データをCitrix Analyticsに送信するかどうかを決定する
- GUIを使用してCEIPをブロックする
GUIを使用してCEIPを無効にするには
注
管理者が
configuration.js
ファイルで有効にした場合のみ、ユーザーはGUIを使用してCEIP設定を変更できます。
- HTML5向けCitrix Workspaceアプリを開きます。
-
ツールバーで [基本設定] をクリックします。
- [Allow Citrix to collect anonymous data to improve the Workspace app]をオフにします。
注
変更を保存するには、セッションを再起動します。
管理者は次のことができます:
- configuration.jsを使用してCEIP使用状況データの送信を無効にする
- GUIを使用してCEIPをブロックする
- configuration.js経由でCEIPをブロックする
configuration.jsを使用してCEIPを無効にするには
注
- Citrixでは、
configuration.js
ファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。configuration.js
ファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
HTML5向けCitrix Workspaceアプリでは、configuration.js
ファイルはHTML5Clientフォルダーにあります。 このファイルを編集してHTML5向けCitrix Workspaceアプリを構成します。
configuration.js
ファイルで、analyticsの下にあるenabled属性をfalseに設定します。
'analytics':{
'enabled':false,
}
CEIPのブロック
管理者は、次の方法でCEIPをブロックできます:
- GUIを使用してCEIPをブロックする
-
configuration.js
ファイルを使用してCEIPをブロックする
GUIを使用してCEIPをブロックするには
注
管理者が
configuration.js
ファイルで有効にした場合のみ、ユーザーはGUIを使用してCEIP設定を変更できます。
- HTML5向けCitrix Workspaceアプリを開きます。
-
ツールバーで [基本設定] をクリックします。
- [Allow Citrix to collect anonymous data to improve the Workspace app]をオフにします。
注:
- 変更を保存するには、セッションを再起動します。
- GUIを使用したCEIPをブロックする構成は、configuration.jsファイルによる構成よりも優先されます。 したがって、CEIPデータはCitrixに送信されません。
configuration.jsファイルを使用してCEIPをブロックするには
configuration.js
ファイルを開いてconnectionEnabled属性を追加し、この属性をfalseに設定します:
'analytics':{
'connectionEnabled':false,
}
特定のCEIPデータ
Citrix Analyticsが収集する特定のCEIPデータ要素は次のとおりです:
Citrix Workspaceアプリのバージョン | セッションモード(キオスク、パブリック/全般) | セッションの種類(デスクトップ/アプリケーション) | XenDesktop情報(Delivery ControllerおよびVDAバージョン) |
起動の種類(SDK/ICAFile/FTA/Storeなど) | セッションのタイムゾーン | セッションの言語 | クライアントのキーボードレイアウト |
ネットワークソケットの種類(HTTPS/HTTP) | 機能の使用状況(クリップボード、ファイル転送、アプリスイッチャー、印刷、USB、スマートカードなど) | デバイスのピクセル縦横比 | Microsoft Teamsの使用状況 |
再接続のタイムアウト | マルチモニター | Global App Configuration Service | 新しいツールバーの使用状況 |
USBデバイスのPID/VID | オーディオ/Webカメラのデバイス名 |