MDX Toolkitについて

Mobile Device Experience(MDX)Toolkitは、モバイルデバイスの使い心地や操作性を強化し、Citrix Endpoint Managementと共にアプリを安全に展開することができる、アプリコンテナテクノロジです。このために、次の情報をアプリに追加します。

  • モバイルアプリの管理(プロビジョニング、カスタム認証、アプリ単位での無効化、データ包含ポリシー、データの暗号化、アプリ単位での仮想プライベートネットワークなど)をサポートするためのコード。
  • 署名済みのセキュリティ証明書
  • ポリシー情報およびそのほかのEndpoint Management設定

MDX Toolkitは、組織内で作成されたアプリまたはサードパーティにより作成されたモバイルアプリを安全に対処させることができます。

Endpoint Managementコンソールを使用して、アプリをEndpoint Managementに追加します。アプリを追加する場合、ポリシー構成を変更し、アプリカテゴリを追加して、ワークフローを適用し、デリバリーグループにアプリを展開できます。

Endpoint Managementコンポーネントをダウンロードするには、https://www.citrix.com/downloads/citrix-endpoint-management/にアクセスしてください。

MDX Toolkitバージョン19.6.5は、Citrix.comから入手できるリリースです。MDX Toolkitバージョン19.6.5には、新機能と修正プログラムが含まれています。詳しくは、「MDX Toolkitの新機能」および「解決された問題」を参照してください。

また、クラウドツールMDX Serviceを使用してアプリをラップできます。このツールについて詳しくは、「MDX Service」を参照してください。

アプリケーションのラップについて

アプリベンダーから取得するiOSアプリをラップ(変換処理)できます。パブリックアプリストアでの配信では、シトリックスが開発したアプリをMDX Toolkitで署名およびラッピングしません。これによって、アプリの展開を大幅に合理化できます。Endpoint Managementサーバーでは既にパブリックアプリストアからのアプリの展開をサポートしているため、サーバーの更新は不要です。ただし、MDX Toolkitを使って、サードパーティのアプリやエンタープライズアプリをラップすることはできます。パブリックアプリストアでの配信について詳しくは、「パブリックアプリストアでの配信の有効化」を参照してください。

独立系ソフトウェアベンダー(Independent Software Vendor:ISV)は、自社開発のアプリをラップしてアプリストアやCitrix業務用モバイルアプリギャラリーで公開できます。詳しくは、「MDX開発者ガイド」を参照してください。

MDX Toolkitはアプリファイル(.ipa、.app、または.apk)をCitrixコンポーネントおよびご使用のキーストアまたは署名証明書と結合して、ラップしたMDXアプリを生成します。

注:

MDX Toolkitは以下をサポートします。

  • Xamarinプラットフォームで開発されたAndroidおよびiOSアプリ
  • PhoneGap(Apache Cordova)フレームワークを使用して開発されたアプリ

これらは、MDX Toolkitとの使用がテストされ、サポートされているサードパーティのフレームワークです。

Swiftなど他のサードパーティのフレームワークは、明確に記載されていない限り、動作は保証されていません。

MDX ToolkitおよびXenMobile App SDK(iOSおよびAndroid対応)には、以下のツールが含まれています。

  • macOS GUIツール。iOSおよびAndroidアプリをラップします。
  • macOSコマンドラインツール。iOSアプリをラップします。
  • Javaコマンドラインツール。Androidアプリをラップします。
  • XenMobile App SDK:サードパーティのアプリ開発者がアプリをラップした後で、XenMobile App SDKを使用してEndpoint Managementポリシーに基づいた操作を適用できます。たとえば、業務用モバイルアプリ内でのコピーや切り取りを禁止するEndpoint Managementポリシーが構成されている場合は、開発したアプリ内でのテキストの選択を禁止することができます。詳しくは「MDX開発者ガイド」を参照してください。

MDX ToolkitおよびXenMobile App SDK(iOSおよびAndroid対応)

MDX Toolkitを使用して、ネイティブでコンパイル済みの非パブリックカスタムアプリをAndroidおよびiOS用にラップできます。これらのアプリは、iOSではObjective-Cを、AndroidではJavaを使用して作成する必要があります。

注:

MDX Toolkit 10.7.10は、業務用モバイルアプリのラッピングをサポートする最終リリースです。業務用モバイルアプリバージョン10.7.5以降には、パブリックアプリストアからアクセスします。

エンタープライズアプリラッピングの場合、iOSアプリ(.ipa)またはAndroidアプリ(.apk)を使って開始します。サードパーティのアプリはアプリベンダーから直接購入してください。AppleストアからダウンロードされるiOSアプリは暗号化されており、ラップできません。

注:

MDX Toolkitは、Windows Phoneではサポートされていません。