定義ファイルの作成
定義ファイルは、同期されるフォルダー、ファイル、またはレジストリを定義します。独自のアプリケーション定義ファイルを作成できます。
Microsoft UE-V Template Generatorを使用してUE-Vテンプレートファイルを作成します。
- Microsoft社のWebサイトからWindows Assessment and Deployment Kit(Windows ADK)をダウンロードします。
- Windows ADKをインストールします。[Microsoft User Experience Virtualization (UE-V) Template Generator] を選択します。[インストール] をクリックします。インストールが完了したら、[完了] をクリックしてウィザードを閉じます。
- [スタート] ボタンを選択して [Microsoft User Experience Virtualization]、[Microsoft User Experience Virtualization Generator] の順にクリックします。
- [設定場所テンプレートの作成] をクリックします。
- ウィザードに従ってアプリケーション関連のパラメーターを指定します。[次へ] をクリックして続行します。
たとえば、メモ帳の場合、ファイルパスをC:\Windows\System32\notepad.exeに指定します。 - 指定したアプリケーションが起動したら、それを閉じます。
- プロセスの完了後、[次へ] をクリックして続行します。
- 左ペインで [場所の確認] をクリックします。標準および非標準のレジストリ/ファイル一覧内のすべてのチェックボックスを選択します。
-
[作成] をクリックしてテンプレートXMLファイルを保存します。
たとえば、メモ帳の場合、テンプレートXMLファイルをNotepad.xmlとして保存します。
注
1つのUE-Vテンプレートファイルに複数のアプリケーションが定義されている場合があります。
UE-Vテンプレートファイルをクロスプラットフォーム定義ファイルに変換するには、以下を行います:
- こちらから変換ツールをダウンロードします。
- コマンドプロンプトで、コマンドconvert show filenameを実行して、定義ファイルにすべてのアプリケーション名を表示します。
-
次のコマンドを実行して、UE-Vテンプレートファイルを定義ファイルに変換します。
convert source destination [/Index] [/V][/Index]:インデックス番号で指定されたアプリケーションのみを変換します。
デフォルトでは、UE-Vテンプレート内のすべてのアプリケーションを変換します。
[/V]:変換の詳細情報を表示します。
クロスプラットフォーム設定の場合は、他のオペレーティングシステムで前述の手順を繰り返し、定義ファイルを1つにマージする必要があります。OSVersionNumber属性を持つPlatform要素を使用してファイルをマージすることができます。Windows 7では、設定フォルダーはAppData\Application\Win7\フォルダーにあります。Windows 10では、AppData\Application\Win10\フォルダーにあります。
Windows 7では、作成した定義ファイルは次のようになります:
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<GroupDefinitions Version="4.0.0.0" GUID="93E41C6E-2091-1B9B-36BC-7CE94EDC677E">
<Group Name="Common Settings" GUID="32D83BB6-F3AD-985F-D4BC-655B3D9ACBE2">
<Object Name="!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win7\folder" GUID="1B43DE3F-EC9C-463c-AC19-CD01D00219B6">
<Platform>
<Folder>
<Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win7\folder</Path>
<Recurse/>
</Folder>
</Platform>
</Object>
</Group>
</GroupDefinitions>
<!--NeedCopy-->
Windows 10では、作成した定義ファイルは次のようになります:
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<GroupDefinitions Version="4.0.0.0" GUID="93E41C6E-2091-1B9B-36BC-7CE94EDC677E">
<Group Name="Common Settings" GUID="32D83BB6-F3AD-985F-D4BC-655B3D9ACBE2">
<Object Name="!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win10\folder" GUID="1B43DE3F-EC9C-463c-AC19-CD01D00219B6">
<Platform>
<Folder>
<Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win10\folder</Path>
<Recurse/>
</Folder>
</Platform>
</Object>
</Group>
</GroupDefinitions>
<!--NeedCopy-->
マージ後、定義ファイルの内容は次のようになります:
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<GroupDefinitions Version="4.0.0.0" GUID="93E41C6E-2091-1B9B-36BC-7CE94EDC677E">
<Group Name="Common Settings" GUID="32D83BB6-F3AD-985F-D4BC-655B3D9ACBE2">
<Object Name="!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application%osname%\folder" GUID="1B43DE3F-EC9C-463c-AC19-CD01D00219B6">
<!-- Assuming that the folder locates differently when in different platforms -->
<Platform OSVersionNumber="6.1"> <!-- Win7 -->
<Folder>
<Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win7\folder</Path>
<Recurse/>
</Folder>
</Platform>
<Platform OSVersionNumber="10.0"> <!-- Win10 -->
<Folder>
<Path>!CTX_ROAMINGAPPDATA!\Application\Win10\folder</Path>
<Recurse/>
</Folder>
</Platform>
</Object>
</Group>
</GroupDefinitions>
<!--NeedCopy-->
クロスプラットフォーム設定の構成については、「クロスプラットフォーム設定の構成」を参照してください。
定義ファイルのアーキテクチャについては、「アプリケーション定義ファイルの構造」を参照してください。
アプリケーションプロファイラを有効にする方法については、「アプリケーションプロファイラの有効化」を参照してください。