複数プラットフォーム上のプロファイルおよびProfile Managementの移行に関するよくある質問

このセクションでは、複数のWindowsオペレーティングシステムまたは単一のオペレーティングシステムの複数のバージョンやビット数がある環境でのプロファイルの使用に関する質問と回答について説明します。

アップグレードに関するよくある質問については、「Profile Managementのアップグレードに関するよくある質問」を参照してください。

プロファイルの互換性の問題をどうやって避けることができますか?

この問題に対処するには、さまざまな環境をサポートする必要性とユーザーとそのデバイスに基づいたパーソナル設定の必要性とのバランスを考慮します。一般的には、管理者およびIT部門のみがこの2つの必要性のバランスを判断できます。さまざまなシステムを管理するには、以下のようにユーザープロファイルを調整します。プロファイルのローミング時に、すべての問題が相違が適切に処理され、必要な場合は設定を完全に無視して追跡しないようにします。多くのサードパーティのソフトウェアソリューションでこの方法が採用されています。

トラブルシューティングの必要性を最低限に抑えるには、(インストールされるアプリケーションやOSのバージョンなど)セットアップが一致するデバイス間でのみプロファイルがローミングされるようにします。しかし現実的には、昨今このような環境を維持するのは容易なことではなく、そのためユーザーエクスペリエンスも不完全なものとなります。たとえば、ユーザーは複数のオペレーティングシステムを使用するため、FavoritesフォルダーまたはMy Documentsフォルダーを複製すべきではありません。管理者は、フォルダーリダイレクト機能を使用してこういった場合のユーザーエクスペリエンスを強化できます。また、このMicrosoftの機能はそのほかのシナリオにも対応することができます。

プロファイルを異なるシステム間で共有できますか?

各プラットフォームに基本プロファイルを1つずつ構成することをお勧めします。オペレーティングシステムごとにプロファイルを構成する必要はありません。この推奨事項について詳しくは、「複数のプラットフォームの計画」を参照してください。これにより、一緒に機能しない設定や、特定のOSに適用されない設定の数が最小限に抑えられます。たとえば、デスクトップの電源設定はサーバーのシナリオまたはリモートデスクトップサービス(以前のターミナルサービス)を含むシナリオには適用できません。

簡素化を目指してプロファイルの数を減らそうとし、一方でそれを複数のOSで使用すると、設定衝突のリスクがより大きくなります。システム構成が同じでない場合は、リスクはさらに大きなものとなります。たとえば、Microsoft Officeのアドインが各すべてのデバイス上には存在しないとします。さいわい、こういった場合には指定のデバイス上に適用できないこの設定は多くの場合で無視されます。これが無視されない場合には、サポートの問題が発生します。アドインがないと、Microsoft Excelを起動できません。

Profile Managementでは、複数のバージョンまたはプラットフォーム間において、設定をどのようして有効にすることができますか?

複数の基本プロファイル間で一般的な設定を移動する機能が提供されています。Microsoft Office、Internet Explorer、および壁紙などの設定を移動させることができます。この種のシナリオでサポートできるレベルについては、アプリケーションでサポートするプラットフォーム間での設定の移動度合いにより異なってきます。それぞれのベストプラクティスについては、次の質問に対するMicrosoft社の回答のリンクを参照してください。

Microsoftは、プラットフォームおよびバージョン間で移動プロファイルをどのようにサポートしますか?

移動プロファイルのベストプラクティスについては、https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc784484.aspxを参照してください。

Office 2007のツールバー設定については、https://support.microsoft.com/kb/926805/en-usを参照してください。

標準のMicrosoft Windowsプロファイルソリューションがテクニカル要件、カスタム要件、またはビジネス要件に完全に対処しない場合、Profile Managementにより有効なソリューションが提供されます。

x86およびx64プラットフォーム間でプロファイルを共有できますか?

Windows x86とx64間で単一のプロファイルの共有を実行できるかもしれませんが、問題がいくつか発生する可能性があります。

複数の理由があります。たとえば1つの理由として、ユーザーごとのファイル割り当てはHKEY_CURRENT_USER\Software\Classesに格納されます。非管理者がFirefoxをデフォルトのブラウザーとして設定すると、次のものが32ビットシステム上に格納されます:

HKEY_CURRENT_USER\Software\Classes\FirefoxHTML\shell\open\command -> “C:\Program Files\Mozilla Firefox\firefox.exe” -requestPending -osint -url “%1”

このパスを含んでいるプロファイルがWindows x64で使用されると、このOSは64ビットバージョンのFirefoxを探そうとしますが、そういったものは存在していません。代わりに32ビットバージョンがC:\Program Files (x86)\Mozilla Firefoxにインストールされているはずです。この結果、ブラウザーは起動しないことになります。

逆もまた真です。パスはx64プラットフォーム上で設定されますが、x86プラットフォームで使用されます。

1つのプロファイルが複数のプラットフォーム間でどのように動作するかをテストするとします。最初に何から開始しますか?

テストおよび検証は、複数プラットフォーム上における単一プロファイルの使用を実験するキーとなります。推奨される構成は、プラットフォームごとに1つのプロファイルを設定することです。複数プラットフォーム間での単一プロファイルの動作を調査する場合は、次の情報を役に立てることができます。

まず、次の質問に答えることで、問題の原因を特定します。問題に取り組んで追跡するためのアイデアについては、このトピックの残りの質問を使用してください。

プラットフォーム間で実行されるアイテム:

  • マイドキュメントおよびお気に入り
  • プロファイル内に(デフォルトで)完全に構成情報を保存するアプリケーション

プラットフォーム間では実行されない可能性があるアイテム:

  • ハードコーディングされたデータ、パスデータなどを保存するアプリケーション
  • x64またはx86プラットフォーム特有の設定
  • すべてのシステムにあるわけではないExcelのアドインなど、同一ではないアプリケーションのインストール。このようなインストールは、アプリケーションごとに異なるあらゆる種類のエラー状態の原因となる可能性があります。

ユーザーがログオンするコンピューターをベースとするプロファイルを割り当てることができますか?

はい。Profile Managementはローカルデスクトップ、Citrix Virtual Apps、Citrix Virtual Desktops、またはこれらの組み合わせをベースとするプロファイルを適用できます。

正しいProfile Management設定を有効にすると、ユーザーがターミナルサーバーまたはCitrix Virtual Appsセッションを実行中の場合にのみリモートデスクトップサービス(以前のターミナルサービス)が使用されます。ユーザーがリモートデスクトップサービスセッションを介してログオンするときに、この設定は(Citrixユーザープロファイルを除く)既存のプロファイルを上書きします。

Windows 7では、GPOコンピューター設定を使用して、ユーザーがログオンするコンピューターに基づいてプロファイルを割り当てることができます。これもGPをベースとしているため、プロファイルの割り当てはグループポリシーオブジェクト(GPO)が適用されるOUより異なります。

コンピューターベースのプロファイル割り当てが望ましい理由は?

明確なユーザーエクスペリエンスが望ましい場合には、プロファイルをユーザーがログオンするコンピューターに割り当てるのが非常に便利です。たとえば、リモートデスクトップサービス(以前のターミナルサービス)セッションで使用されるプロファイルをデスクトップで使用されるプロファイルとは別に保持するように管理者が判断できます。

Profile Managementは、WindowsユーザープロファイルをCitrixユーザープロファイルへ移行しますか?

ユーザーのログオン時に既存の移動プロファイルおよびローカルプロファイルを自動的に移行するようにProfile Managementを構成できます。また、新しいCitrixユーザープロファイルのベースとしてテンプレートプロファイルまたはデフォルトのWindowsプロファイルを使用できます。

Profile Managementの移行の計画およびセットアップについては、「プロファイルの移行? 新しいプロファイル?」を参照してください。Profile ManagementがWindowsユーザープロファイルをCitrixユーザープロファイルに移行する方法について詳しくは、「ログオンダイアグラム」を参照してください。

Citrixユーザープロファイルに移行できるプロファイル

Profile Managementによって、WindowsローカルプロファイルおよびWindows移動プロファイルを移行することができます。固定プロファイル(.manファイル)はProfile Managementにより無視されますが、Citrixユーザープロファイルのテンプレートとして使用することができます。Profile Managementを確実に実行するには、すべてのユーザーに対して固定プロファイルの割り当てを非アクティブにします。

既存のWindows固定プロファイルをテンプレートとして使用するには、「テンプレートまたは固定プロファイルの指定」を参照してください。

テンプレートプロファイルをどのように使用しますか?

Profile Managementにより、新しいCitrixユーザープロファイルを作成する時のベースとして使用するテンプレートプロファイルを指定できます。一般的に、初めてプロファイルを割り当てられるユーザーは、ログオンするWindowsデバイスのデフォルトのユーザープロファイルを受け取ります。このため、さまざまなデバイスからの異なるデフォルトユーザープロファイルにより、さまざまな基本プロファイルが作成されることになります。そのため、テンプレートプロファイル機能をグローバルなデフォルトのユーザープロファイルとして使用することができます。

ユーザーがプロファイルデータを変更できないようにする場合は、テンプレートプロファイルをCitrix固定プロファイルとして指定することもできます。

詳しくは、「テンプレートまたは固定プロファイルの指定」を参照してください。