Profile Management

モバイルか静的か

Active Directoryドメインに自分のマシンが永続的に接続されるかどうかを確認します。ラップトップコンピューターやモバイルデバイスの場合は、その可能性はおそらく低くなります。同様に、一部の展開においては固定ローカルストレージを持つ固定マシンがある場合でさえ、マシンが長期間に渡ってデータセンターから分離されてしまいます。たとえば、衛星通信によって本社にリンクされる遠隔ブランチオフィスなどです。またほかの例として、インフラを復元中で、電源または通信が中断されている障害復旧などがあります。

一般的に、ネットワークを使用できない間にユーザーがログオフしない限りにおいては、Profile Managementは短期間(24時間未満)のネットワーク障害に対しては弾力的に対処します。こういった環境では、Profile Managementを複数の方法で最適化してログオン処理にかかかる時間を短くできます。これを静的ケースといいます。

切断期間の延長が見込まれる、または企業ネットワークから切断されている間にユーザーがログオフするかコンピューターをシャットダウンできる必要がある場合は、Profile Managementを最適化できません。ユーザーが再接続すると、ユーザーストアからプロファイル全体がフェッチされる間、ログオンにかかる時間が長くなります。これはモバイルケースといいます。

モバイルケース

延長された切断期間(およびActive Directoryドメインへの接続が断続的な期間)に対しては、[オフラインプロファイルサポート]ポリシーを有効にします。これにより、次のポリシーが自動的に無効になり、サポートされてない最適化を制御します。グループポリシーではこれらのポリシーが無効として表示されない場合がありますが、実際には無効になっています:

  • プロファイルストリーミング
  • 常時キャッシュ

注: [オフラインプロファイルサポート]が有効になっている場合、 [アクティブライトバック] は、有効になっていますが、コンピューターがネットワークに接続されている場合のみ機能します。

静的ケース

ポリシー:オフラインプロファイルサポート

切断期間が短い場合、[オフラインプロファイルサポート]ポリシーを無効にします。これにより、次のポリシーのいずれかを構成できます。

ポリシー:ストリーム配信ユーザープロファイルグループ

[ストリーム配信ユーザープロファイルグループ]ポリシーを[未構成]にします。このポリシーは、[プロファイルストリーミング]も有効になっている場合にのみ適用されます。[ストリーム配信ユーザープロファイルグループ]は、特定のActive Directoryユーザーグループに対してストリーム配信プロファイルの使用を制限するために使用されます。古いバージョンのProfile Managementから移行する場合に役立つことがあるポリシーです。このポリシーの設定の手順については、「ストリーム配信ユーザープロファイル」を参照してください。

このポリシーに適用する高可用性および障害復旧については、「シナリオ4:外出中のユーザー」を参照してください。

ポリシー:待機領域のロックファイルのタイムアウト

[待機領域のロックファイルのタイムアウト] ポリシーを[未構成]に設定し、デフォルトの操作を適用します。これは待機領域のロックに対する1日のタイムアウトです。この値だけがサポートされるため、このポリシーは調整しないでください。

ポリシー:アクティブライトバック

このポリシーについて詳しくは、「固定かプロビジョニングか、専用か共有か」を参照してください。

モバイルか静的か

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