Docker
App Layering は Docker プラットフォームをサポートしています。DockerをApp Layering 環境にデプロイするには、次の点を考慮してください。
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Docker はさまざまな Windows コンポーネントを構成するため、OS レイヤーにインストールする必要があります。
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OS リビジョンを作成して、Docker をインストールして有効にすることができます。
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Docker は、Docker コマンドを発行するまで休止状態のままです。リビジョンに Docker をインストールしても、OS を使用してデプロイされた OS、パッケージングマシン、またはデスクトップの後のリビジョンで問題が発生することはありません。
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OS レイヤーやアプリレイヤーに Docker イメージを配置しないでください。イメージがダウンロードされたときにディスクに書き込まれた
vhd(x)
ファイルは、イメージを実行するためにユーザーの書き込み可能なレイヤーに移動する必要があります。Docker は読み取りアクセスと書き込みアクセスのためにファイルを開く必要があります。これはユーザーのボリュームでのみ実行できます。注:
完全なユーザーレイヤーの実装では、ユーザーは Docker イメージを 1 回ダウンロードするだけで済みます。イメージは、ログオフセッションとログオンセッションを通じて保持されます。
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Docker には、ネストされたハイパーバイザーをサポートできるハイパーバイザーが必要です。展開されたVDIデスクトップをホストするターゲットハイパーバイザーは、ユーザーがマシンにログオンしたときに、Dockerイメージをダウンロードして実行できるように、ネストされたハイパーバイザーをサポートする必要があります。
重要:
ユーザーのレイヤーの格納場所は、この制約には関係ありません。ネストされたハイパーバイザーを許可するハイパーバイザーで実行する必要があるのは、ユーザーレイヤーをマウントする展開済みVDIマシンのみです。
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Docker イメージは大きくなることがあります。ユーザーレイヤーのサイズは、ダウンロード時に画像が収まるように大きいサイズに設定する必要があります。テストの後、ユーザーレイヤーを100 GBに設定することをお勧めします。
注:
ユーザーレイヤーはダイナミックディスクであるため、ディスクの実際のサイズはフルサイズではありません。いったんディスク領域が使用されると、スパースには戻らないため、ユーザーのボリュームの格納場所には、時間の経過とともにユーザーのレイヤーの全サイズに対応するのに十分なディスク容量が必要です。