このリリースについて

注:

Technical Previewの機能をお探しの場合、1か所で見つけられるように厳選した一覧を作成しました。「Technical Previewの機能」ページをご覧いただき、記載されているPodioフォームリンクを使用してフィードバックを共有してください。

2312の新機能

セカンダリ呼び出しのサポート

セカンダリ呼び出し機能を使用して、Microsoft Teamsが最適化されているときに受信通知を受け取るセカンダリデバイスを選択できます。

たとえば、スピーカーをセカンダリ呼び出し機器として設定し、エンドポイントがヘッドフォンに接続されているとします。この場合、Microsoft Teamsは受信の呼び出し音をヘッドフォンとスピーカーの両方に送信します。次の場合、セカンダリ呼び出しを設定することはできません:

  • 複数のオーディオデバイスが接続されていない場合
  • 周辺機器(Bluetoothヘッドセットなど)が利用できない場合

注:

デフォルトでは、この機能は無効になっています。

詳しくは、「セカンダリ呼び出しのサポート」を参照してください。

最適化されたMicrosoft Teamsビデオ会議通話でサイマルキャストの実装

2312リリース以降、最適化されたMicrosoft Teamsビデオ会議通話に対して、デフォルトでサイマルキャストサポートが有効になっています。このサポートにより、さまざまなエンドポイントでのビデオ会議通話の品質とエクスペリエンスが向上します。適切な解像度に適応することによってすべての発信者に最適な通話エクスペリエンスを提供します。

この向上したエクスペリエンスにより、各ユーザーは、複数のビデオ ストリームを異なる解像度(720p、360pなど)で配信できます。これは、エンドポイントの機能、ネットワークの状態などのいくつかの要因によって異なります。次に、受信側のエンドポイントは、可能な範囲で最高品質の解像度を要求します。これにより、すべてのユーザーに最高のビデオ体験を提供できます。

2312で解決された問題

  • iOSデバイスでは、セッションを開始すると、前のHTML5セッションのクリップボードデータが同意なしに貼り付けられます。この問題は、外部キーボードでCtrl+aCtrl+xなどのキーの組み合わせを使用したり、2つのアプリケーションを切り替えるときに入力をし続けた場合に発生する可能性があります。[RFHTMCRM-10834] [CVADHELP-23753]

  • LongCommandLine引数を使用してセッションを開始すると、セッションの開始に失敗する場合があります。この問題は、macOSおよびiOSデバイスでApple Safariブラウザーを使用している場合に発生します。[CVADHELP-23753]

2312の既知の問題

  • 新しい既知の問題はありません。

注:

以前のリリースの問題については、「既知の問題」セクションを参照してください。

以前のリリース

このセクションでは、Citrix Workspaceアプリのライフサイクルマイルストーンに従ってサポートされている以前のリリースの新機能と解決された問題に関する情報を提供します。

2311

新機能

このリリースでは、パフォーマンスや安定性が総合的に向上する分野に対処しています。

解決された問題

  • iPadでは、Zhuyinキーボードに切り替えて1や2などの1桁の数字を入力すると、入力が複製され11や22などの2桁の数字になります。

    この問題は、iPad OS 16を実行しているiPad上で、HTML5向けCitrix Workspaceアプリを使用してVDA 2203 LTSRバージョンベースの仮想アプリまたはデスクトップにアクセスすると発生します。[CVADHELP-23639]

  • 起動を向上させる新しい機能が有効になっているクラウド展開に古いオンプレミスCitrix UIがある場合、HTML5セッションの開始に失敗する可能性があります。[CCVADHELP-3080]

  • デスクトップセッションを開始してCitrix Directorコンソールを確認すると、ICA往復時間値がゼロと表示される場合があります。ICA往復時間値は、セッションの開始直後に確認すると、正の値になることがあります。ただし、しばらくすると、ゼロとして表示される場合があります。[CVADHELP-23905]

  • オンプレミス展開を使用してデスクトップセッションを開始すると、Citrix WorkspaceアプリのUIにプログレッシブな起動ステータスメッセージが表示される場合があります。ただし、UIにはすぐに次のエラーメッセージが表示されます:

    「デスクトップを起動できません」

    この問題は、HTML5向けCitrix Workspaceアプリが電源オフ状態のデスクトップにアクセスしようとすると発生します。その後、Citrix Workspaceアプリは、エラーダイアログを表示せず、デスクトップの電源がオンになるまで待機するようになりました。[CVADHELP-23140]

2310

2310の新機能

このリリースでは、パフォーマンスや安定性が総合的に向上する分野に対処しています。

2310で解決された問題

  • デスクトップセッションで最適化されたMicrosoft Teamsを使用する場合、ディスプレイ解像度を [デバイスのピクセル縦横比でスケール] オプションに設定すると、参加者のビデオが正しく表示されない場合があります。[RFHTMCRM-5271]
  • セッション中に、スピーカーとマイクの両方を含むオーディオデバイスが表示されません。この問題は、ローカルマシンにマイクデバイスがない場合、またはユーザーがすべてのマイクデバイスを無効にした場合に発生します。この問題はすべてのブラウザーで発生します。[RFHTMCRM-10900]
  • セッションでは、Commandキーと数字、または特殊キーなどのキーの組み合わせが正常に動作しない可能性があります。この問題は、MacデバイスでLinux VDAセッションを開始するときに発生します。[RFHTMCRM-5505]
  • セッションを開始すると、[起動エラー] のエラーメッセージが表示され、セッションを閉じることを選択すると、タブを閉じる代わりにLeave site?通知が表示されます。[RFHTMCRM-10299]
  • まれに、ログファイルにデータが含まれない場合があります。この問題は、エラーダイアログ ボックスで [ログのダウンロード] クリックすると発生します。[RFHTMCRM-10732]

2309

新機能

スキャンコード入力モード

Citrix Workspaceアプリを使用すると、外部の物理キーボードを使用して、VDAのサーバー側のキーボードレイアウトと連携できます。管理者がスキャンコードモードを有効にすると、エンドユーザーはクライアントではなくサーバーのキーボードレイアウトを使用する可能性があります。

この機能により、特に東アジア言語の物理キーボードを使用する場合のユーザーエクスペリエンスが向上します。

メモ:

  • デフォルトでは、この機能は無効になっています。
  • タッチデバイスでは、スキャンコードが有効になっていると、Citrix Workspaceアプリでスクリーンキーボードソフトウェアが機能しません。

構成について詳しくは、「スキャンコードの入力モード」を参照してください

解決された問題

  • 仮想アプリセッションを使用しているとき、カーソルは移動するものの、特定のアプリケーション領域でポインターアイコンが変化しません。[CVADHELP-23499]
  • WebAssembly(.wasm)ファイルがネットワーク内でブロックされている場合、Citrix Workspaceアプリのセッションが開始されない可能性があります。[RFHTMCRM-10801]

2308

新機能

このリリースでは、パフォーマンスや安定性が総合的に向上する分野に対処しています。

2308で解決された問題

  • クライアントデバイスでフランス語のキーボードレイアウトを使用すると、VDAセッションで一部の句読点キーが正しく表示されないことがあります。この問題が発生するのは、macOSデバイスでMozilla Firefoxブラウザーを使用してセッションを開始した場合です。[RFHTMCRM-8708]
  • タッチデバイスでは、セッションで拡大および縮小のジェスチャを使用すると、セッション内のツールバーの位置が正しく表示されないことがあります。[RFHTMCRM-10264]
  • 物理キーボードが接続されたiPad上のブラウザでセッションを起動すると、 コマンド+a 、 コマンド+cコマンド+x などの組み合わせ合わせが正常に動作しない場合があります。この問題は、Linux VDAセッションを開始するときに発生します。[RFHTMCRM-5917]

2307

新機能

HDXセッションのエクスペリエンスの強化

強化された圧縮技術により、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリではネットワークリソースの消費量が減少し、セッションの応答性が向上しています。

Microsoft Teamsの機能強化

Microsoft Teamsの最適化では、Microsoft Teamsでライブキャプションが有効になっているときにスピーカーが話す内容のリアルタイムの文字起こしがサポートされています。

2307で解決された問題

  • セッションが開始されても、画面右下に表示されるセッション起動の進行状況通知ウィンドウが閉じない場合があります。この問題は、VDAバージョンが7.15の場合に発生します。[RFHTMCRM-10161]

2307の既知の問題

このリリースには新たに確認された問題はありません。

2306

新機能

仮想アプリとデスクトップの起動エクスペリエンスの向上

2306リリース以降、アプリとデスクトップの起動エクスペリエンスが向上し、起動状態に関連した情報がタイムリーに提供されます。

注:

HTML5向けCitrix Workspaceアプリ2306バージョンを使用するには、管理者がHDX SDKファイルをアップグレードする必要があります。古いHDX SDKファイルは、2306バージョン以降と互換性がありません。最新のHDX SDKファイルをダウンロードするには、こちらをクリックしてください。詳しくは、「Citrix Workspace app for HTML5 HDX SDK」の開発者向けのドキュメントを参照してください。

起動の向上

2306で解決された問題

  • 最適化されたMicrosoft Teams会議に参加していると、カメラのストリーミングが失敗します。ビデオがぼやけて見えたり、ビデオが応答しなくなることがあります。この問題は、画面共有機能が無効になっており、エンドユーザーがMicrosoft Teams会議でカメラを有効にしている場合に発生します。[RFHTMCRM-9968]
  • セッションがタブレットモードの場合、タッチデバイスのスタイラスペンが機能しない可能性があります。[RFHTMCRM-9951]
  • クラウド展開では、HTML5セッションタブがVDIの電源がオンになるまで待機しませんでした。代わりに、セッションタブにはICA接続に関連するエラーメッセージが表示されました。この問題は、VDIの電源がオンになる前にセッションがタイムアウトした場合に発生します。[RFHTMCRM-9414]

2305

新機能

仮想チャネルSDKの機能強化

2305リリース以降、HTML5向けCitrix Workspaceアプリは、仮想チャネルSDKのWindows Management APIをサポートします。Web APIを使用すると、IT管理者は対話型アプリケーションを作成し、エンドユーザー向けにカスタマイズできます。

解決された問題

  • カスタムドメインストアURLを使用すると、Citrix Workspaceアプリセッションの開始に失敗する場合があります。[RFHTMCRM-8482] [RFHTMCRM-9406]

  • Microsoft Teamsを使用する場合、特定のマルチモニター レイアウトでは受信ビデオまたは画面共有が表示されない場合があります。この問題は、拡張モニターが左側または上部にある場合に発生します。ビデオ領域は黒または白で表示されます。[RFHTMCRM-9159]

  • マルチモニターモードでは、プライマリモニターウィンドウのサイズを全画面に変更すると、受信ビデオまたは画面共有プレビュービデオが表示されなくなる場合があります。

    この問題は、ウィンドウが拡張モードで、プライマリ画面の解像度がセカンダリ画面よりも低い場合に発生します。[RFHTMCRM-9277]

  • セッションで2人の参加者が最適化されたMicrosoft Teams会議に参加している場合、画面共有とオーディオが失敗することがあります。この問題は、通話中にカメラを数回有効または無効にすると発生します。[CVADHELP-22251]

  • デバイスをChromeOSバージョン108にアップグレードすると、公開デスクトップ上のテキストがぼやけて表示される場合があります。この問題は、グラフィック処理装置(GPU)が中精度をサポートしていないデバイスで発生します。[CVADHELP-22362]

    注:

    • 一部のデバイスの表示設定は高精度をサポートしておらず、公開デスクトップ上のテキストが正しく表示される場合があります。ただし、この修正により表示がおかしくなる場合があります。これを修復するには、管理者がconfiguration.jsファイルでwebglHighPrecision属性をfalseに設定します。

    このようなJSONデータの例を次に示します:

     "hardware" : {
    
         "webglHighPrecision" : false
     },
     <!--NeedCopy-->
    

2304

新機能

タッチデバイスでのジェスチャの機能強化

2304リリース以降、Citrix Workspaceアプリでは次のエンドユーザーエクスペリエンスが強化されています:

  • モバイルデバイスでのジェスチャ、マルチタッチ、ソフトキーボード機能。
  • タブレットモードでのソフトキーボード機能。

Citrix Workspaceアプリセッションで、タップ、スワイプ、ドラッグ、ピンチ、ズームなど、一般的なマルチタッチジェスチャを使用できます。

ジェスチャガイドは次のとおりです:

これを行うには、以下の手順を実行します: Citrix Workspaceアプリで次の操作をする:
クリック 1本指でタップ
右クリック タッチしたまま押さえて離す
キーボードを表示する 3本の指でタップ(またはツールバーのキーボードアイコンをタップ)
拡大/縮小 ピンチインとピンチアウト
ドラッグ タッチしてそのままドラッグする方向に指を動かす
カーソルを有効にする 2本の指でタップ

解決された問題

  • このリリースで解決された問題はありません。

2303

新機能

オーディオデバイスのプラグアンドプレイのサポート

以前は、単一のオーディオ再生および録音デバイスのみがサポートされ、実際のデバイス名に関係なく「Citrix HDX Audio」として表示されていました。

2303バージョン以降、複数のオーディオデバイスを接続し、VDAにリダイレクトできます。USBオーディオデバイスをリダイレクトするときに、VDAの [Sound]>[Playback][Sound]>[Recording] でオーディオデバイスの実際の名前が表示されるようになりました。VDA上のデバイス一覧は、オーディオデバイスを接続する、または取り外すたびに動的に更新されます。

注:

  • この機能は、デフォルトで有効になります。

詳しくは、「オーディオデバイスのプラグアンドプレイのサポート」を参照してください。

クライアントドライブマッピング

以前は、ローカルマシンから仮想環境にファイルをコピーできませんでした。セッション内で、ファイルエクスプローラーからローカルドライブに直接アクセスすることはできませんでした。

2303バージョン以降、クライアントドライブマッピング(CDM)機能によりローカルマシンでのフォルダーのマッピングがサポートされ、セッション内からアクセスできるようになります。システムファイルが含まれていない場合に、ローカルマシンから任意のフォルダーをマップできます。

エンドユーザーは次の操作を実行できます:

  • ファイルとフォルダーをローカルマシンからセッション内のマップされたドライブにコピーする。
  • マップされたドライブでファイルとフォルダーの一覧を表示する。
  • マップされたドライブでファイルの内容を開いて読み取る。
  • マップされたドライブでファイルのプロパティ(変更時刻とファイルサイズのみ)を表示する。

この機能を使用すると、HDXセッション内のファイルエクスプローラーで、仮想デスクトップドライブとローカルマシンドライブの両方に同時にアクセスできるという利点があります。この機能は、デスクトッププラットフォーム、Google ChromeおよびMicrosoft Edge Chromiumブラウザーでのみサポートされます。

注:

この機能は、デフォルトで有効になります。

詳しくは、「クライアントドライブマッピング」を参照してください。

Microsoft Teamsの最適化における背景のぼかしと効果

2303リリース以降、HTML5向けCitrix Workspaceアプリで、Microsoft Teamsによるビデオ通話の最適化の背景のぼかしと効果が導入されました。これで、背景をぼかしたり、Microsoft Teamsが提供する背景の効果に置き換えたりして、会話の最中シルエット(体と顔)に集中できるようにすることで、突然集中力が乱されることを回避できます。この機能は、P2Pおよび電話会議で使用できます。

メモ:

  • デフォルトでは、この機能は無効になっています。
  • この機能は、Microsoft TeamsのUIと統合されました。マルチウィンドウのサポートは、VDAを2112以降に更新するときに必要な前提条件です。詳しくは、「マルチウィンドウ会議とチャット」を参照してください。

詳しくは、「Microsoft Teamsの最適化における背景のぼかしと効果」を参照してください。

モバイルプラットフォームでのコンボボックスのサポート

バージョン2303以降、小さな画面におけるコンボボックス内のUI要素の選択がよりスムーズになりました。管理者は、ポリシー [コンボボックスをデバイス側で表示する] を有効にして、iOSおよびAndroidモバイルでチェックボックス、ドロップダウンリストオプション、ラジオボタンなどの選択操作をスムーズにすることができます。

詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「コンボボックスをデバイス側で表示する」を参照してください。

注:

この機能はデフォルトで有効になっています。

詳しくは、「モバイルプラットフォームでのコンボボックスのサポート」を参照してください。

解決された問題

  • クラウド展開では、強化されたPDF印刷機能が動作しません。印刷プレビューが表示されません。[RFHTMCRM-8691]

2301.1

このリリースでは問題に対応しているため、パフォーマンスや安定性が総合的に向上しています。

解決された問題

  • Citrix Virtual Apps and Desktopsセッションへのオーディオデバイスのリダイレクトが機能していません。システムトレイの音量操作アイコンに赤い「X」マークが表示されます。この問題は、HTML5向けCitrix Workspaceアプリを2301バージョンに更新した後に発生します。[RFHTMCRM-8799]

2301

新機能

Microsoft Teamsのマルチウィンドウチャットと会議

バージョン2301以降では、Microsoft Teamsでのチャットと会議に複数のウィンドウを使用できます。会話や会議をさまざまな方法でポップアウトできます。

ポップアウトウィンドウ機能について詳しくは、「Pop out a chat in Teams」を参照してください。

トラブルシューティングについては、CTX253754を参照してください。

Microsoftでは、将来的に単一ウィンドウのサポートを廃止する予定です。古いバージョンのCitrix WorkspaceアプリまたはVirtual Delivery Agent(VDA)を実行している場合は、次のバージョンにアップグレードできます:

  • Citrix Workspaceアプリ2301以降 および
  • VDA - 2203以降

オーディオデバイスのプラグアンドプレイのサポート

以前は、単一のオーディオ再生および録音デバイスのみがサポートされ、実際のデバイス名に関係なく「Citrix HDX Audio」として表示されていました。

2301リリース以降、複数のオーディオデバイスがサポートされ、それらはVDAにリダイレクトされます。これで、オーディオデバイスをリダイレクトするときに、VDAの[Sound]>[Playback][Sound]>[Recording]でオーディオデバイスの実際の名前が表示されるようになりました。VDA上のデバイス一覧は、オーディオデバイスを接続する、または取り外すたびに動的に更新されます。

詳しくは、「オーディオデバイスのプラグアンドプレイのサポート」の記事を参照してください。

2301で解決された問題

  • Citrix Virtual Apps and Desktopsバージョン2206以降を使用すると、Webカメラのリダイレクトが機能しません。最新の修正プログラムにより、バージョン2301以降のHTML5向けCitrix WorkspaceアプリからWebカメラのリダイレクトが正常に行われるようになりました。[RFHTMCRM-8580]

  • マルチモニターモードで、セッション内に白い斑点が見られます。この問題は、Google ChromeおよびMicrosoft Edge ChromiumブラウザーでHTML5向けCitrix Workspaceアプリのセッションのポップアップをブロックすると発生します。[RFHTMCRM-8476]

  • Chromebookを使用して、最適化されたMicrosoft Teamsから通話しようとすると、通話が正常に機能しません。次のエラーメッセージが表示されます:

    「Sorry, it wasn’t possible to connect.(申し訳ありません。接続できませんでした。)」[CVADHELP-21670] [CVADHELP-21500]

  • Global App Configuration Serviceの設定をプッシュすると、変更が適用されない場合があります。[RFHTMCRM-8710]

2212

新機能

クライアントドライブマッピング [Technical Preview]

以前は、ローカルマシンから仮想環境にファイルをコピーするには、ファイルを仮想セッションにアップロードし、仮想セッションからファイルをダウンロードする必要がありました。セッション内で、ファイルエクスプローラーからローカルドライブに直接アクセスすることはできませんでした。

このリリース以降、クライアントドライブマッピング(CDM)機能の初期バージョンによりローカルマシンでのフォルダーのマッピングがサポートされ、セッション内からアクセスできるようになります。システムファイルが含まれていなければ、ローカルマシンから任意のフォルダーをマップできます。マップしたフォルダーは、セッション内でL:ドライブとして表示されます。

エンドユーザーは次の操作を実行できます:

  • ファイルとフォルダーをローカルマシンからセッション内のマップされたドライブにコピーする。
  • マップされたL:ドライブでファイルとフォルダーの一覧を表示する。
  • マップされたL:ドライブでファイルの内容を開いて読み取る。
  • マップされたL:ドライブでファイルのプロパティ(変更時刻とファイルサイズのみ)を表示する。

この機能を使用すると、HDXセッション内のファイルエクスプローラーで、仮想デスクトップドライブとローカルマシンドライブの両方に同時にアクセスできるという利点があります。この機能は、Google ChromeおよびMicrosoft Edge Chromiumブラウザーでのみサポートされます。デフォルトでは、この機能は無効になっています。

注:

  • これは、リクエストベースで提供されるプレビュー機能です。ご使用の環境でこれを有効にするには、Podioフォームに記入してください。

解決された問題

  • マルチタッチモードを有効にすると、Citrix Workspaceアプリセッション内で一部のタッチ操作が機能しない場合があります。[RFHTMCRM-8445]

2211

新機能

仮想キーボードの自動表示

今回のリリース以降、編集可能なフィールドにカーソルを置くと、仮想キーボードが自動的に表示されます。この機能は、仮想キーボードを表示するためにキーボードアイコンをクリックする必要があった以前の動作とは異なり、タッチスクリーンデバイスでのユーザーエクスペリエンスを向上させます。

アダプティブオーディオ

アダプティブオーディオを使用すれば、VDAで音質ポリシーを構成する必要はありません。アダプティブオーディオは環境の設定を最適化します。従来のオーディオ圧縮形式を置き換え、優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。

詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「アダプティブオーディオ」を参照してください。

構成方法について詳しくは、「アダプティブオーディオ」セクションを参照してください。

2211で解決された問題

  • 画面を管理者と共有してVirtual Desktop Infrastructure(VDI)セッションを表示すると、画面で管理者と自分のマウスポインターを両方見ることができます。[RFHTMCRM-7726]

2210

新機能

アダプティブオーディオ(Technical Preview)

アダプティブオーディオを使用すれば、VDAで音質ポリシーを構成する必要はありません。アダプティブオーディオは環境の設定を最適化します。従来のオーディオ圧縮形式を置き換え、優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。

詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「アダプティブオーディオ」を参照してください。

構成方法について詳しくは、「アダプティブオーディオ」セクションを参照してください。

解決された問題

  • Windowsクライアントのキーボードレイアウトが韓国語の場合、Enterキーを押した後、作成ウィンドウで最後に入力した文字が削除されます。この問題は、Secure Browserサービス(SBS)アプリのセッションを起動したときに発生します。[RFHTMCRM-7449]

2209

新機能

Microsoft Teamsでの画面共有の最適化

以前のバージョンでは、画面共有機能はデフォルトで無効になっていました。バージョン2209以降では、デフォルトで画面共有が有効になっています。エンドユーザーは、Citrix Workspaceアプリで開いたアプリとタブを共有できるようになりました。

詳しくは、「画面共有」セクションを参照してください。

解決された問題

  • マルチモニターモードで、閉じるボタン(X)をクリックして通常モードに切り替えようとすると、この操作が正常に機能しない場合があります。この問題を回避するには、セッションツールバーの 復元ボタンを使用して、マルチモニターモードから通常モードに切り替えます。[RFHTMCRM-7403]
  • セッションで、最適化されたMicrosoft Teams会議に3人以上の参加者がいる場合、画面共有機能が正常に動作しないことがあります。この問題は断続的に発生します。[RFHTMCRM-7409]
  • 最適化されたMicrosoft Teamsから外部の会議に参加すると、参加者からの音声が正常に聞こえません。「Couldn’t find a microphone(マイクが見つかりませんでした)」というエラーメッセージが表示されます。この問題を回避するには、Microsoft Teamsアプリを終了してから、再度参加してください。[CVADHELP-20625]

2208

新機能

マルチモニターサポート

以前のマルチモニター表示機能では、接続しているデスクトップまたはアプリのセッションのブラウザータブを追加で開くことができました。その後、追加のブラウザータブを外部モニターにドラッグできました。

今回のリリースでは、Citrix Workspaceアプリは、手作業ではなくワンクリックで複数のモニターに対応できるようになりました。

詳しくは、「構成」セクションでマルチモニターのサポートについて参照してください。

LaunchDarklyサービスを無効にするプロビジョニング

このリリース以降、オンプレミスストアとクラウドストアの両方でLaunchDarklyサービスを無効にすることができます。

詳しくは、「機能フラグ管理」セクションを参照してください。

解決された問題

  • セッションで、最適化されたMicrosoft Teams会議に3人以上の参加者がいる場合、参加者のビデオがフリーズすることがあります。この問題は断続的に発生します。[RFHTMCRM-7251]
  • Mozilla FirefoxブラウザーでHTML5セッションを使用している場合、外部モニターウィンドウでバックスラッシュキーを押すと、クイック検索バーが表示されます。この問題はマルチモニターモードのときに発生します。[CVADHELP-20396]
  • Mozilla FirefoxブラウザーでHTML5セッションを使用すると、マウスのスクロール機能がセカンダリウィンドウで機能しない場合があります。この問題はマルチモニターモードのときに発生します。[CVADHELP-20306]
  • 最適化されたMicrosoft Teamsビデオ通話で、3番目の参加者を追加すると、通話が切断されます。[CVADHELP-20586]

2207

新機能

このリリースでは問題に対応しているため、パフォーマンスや安定性が総合的に向上しています。

解決された問題

このリリースでは問題に対応しているため、パフォーマンスや安定性が総合的に向上しています。

2206

新機能

従来のブラウザーのサポート

バージョン2206以降、従来のブラウザーはサポートされなくなりました。これには、古いバージョンのMicrosoft Edge、すべてのバージョンのMicrosoft Internet Explorer、およびWebAssembly(Wasm)をサポートしていないすべてのブラウザーが含まれます。

Microsoft Teamsの最適化

Microsoft Teamsは、Google Chromeブラウザーでのみ音声通話、ビデオ通話、および画面共有機能をサポートしています。Google Chromeはバージョンm97以降が必要です。

詳しくは、「構成」セクションの「Microsoft Teamsの最適化」を参照してください。

拡張ログ機能

以前は、クライアントログとコンソールログを別々に収集する必要がありました。今回のリリース以降、コンソールログはクライアントログの一部になります。

クリップボードがHTML形式をサポート

このリリース以降、仮想デスクトップとエンドポイントデバイス間のクリップボード操作に、HTML形式を使用できるようになりました。HTMLデータをコピーすると、ソースコンテンツの形式がコピーされ、データを貼り付けると、コピー先のコンテンツにその形式が適用されます。また、HTML形式は外観が良くなります。

ポリシーの設定方法について詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「クライアントクリップボードに書き込みを許可する形式」を参照してください。

仮想チャネルSDKのサポート

このリリースでは、Citrix VC SDKで、ICAプロトコルを使用したサーバー側アプリケーションとクライアント側ドライバーの作成をサポートしています。サーバー側仮想チャネルアプリケーションは、Citrix Virtual Apps and Desktopsサーバー上にあります。

VC SDKは新しい仮想チャネルの作成をサポートし、HTML5向けCitrix Workspaceアプリは最大20のカスタム仮想チャネルをサポートできます。

詳しくは、「構成」セクションの「仮想チャネルSDKのサポート」を参照してください。

マルチモニターサポート(Technical Preview)

以前は、マルチモニター表示機能を使用して、接続しているデスクトップまたはアプリのセッションのブラウザータブを追加作成し、その後、追加のブラウザータブを外部モニターにドラッグできました。

今回のリリースでは、Citrix Workspaceアプリは、手作業ではなくワンクリックで複数のモニターに対応できるようになりました。デバイスに外部モニターが接続されていない場合、セッション中のツールバーにマルチモニターアイコンは表示されません。必要な権限を使用して外部モニターを接続した場合に、マルチモニターアイコンが表示されます。アイコンをクリックすると、接続されているすべてのモニターにウィンドウスパンが表示されます。

詳しくは、「構成」セクションの「マルチモニターサポート(Technical Preview)」を参照してください。

解決された問題

  • Citrix Workspaceアプリのバージョンを2112以降に更新すると、Internet Explorerブラウザーでのデスクトップセッションが失敗します。次のエラーメッセージが表示されます:’Store’ is undefined.(「ストア」が未定義です)。

    この問題は、内部コードエラーが原因で発生します。[CVADHELP-19883]

2205.6

新機能

このリリースでは問題に対応しているため、パフォーマンスや安定性が総合的に向上しています。

解決された問題

  • 管理者がグローバルアプリ構成サービス(Global App Configuration Service:GACS)を使用して設定をロールアウトした場合に、Citrix Workspaceアプリがそれらの設定を適用しないことがあります。[RFHTMCRM-7198]

既知の問題

2310の既知の問題

  • Google ChromeブラウザーでHTML5向けCitrix Workspaceアプリを使用してデスクトップセッションを開始すると、UIをブロックする緑色の領域が表示画面に現れます。この問題は、起動したデスクトップ内でアプリケーションウィンドウを移動すると発生する可能性があります。[CVADHELP-23377]

2203の既知の問題

  • 一部のCitrix Virtual Apps and DesktopsまたはXenDesktopでは、Webカメラのリダイレクトが機能しない場合があります。[HDX-39396]

2202の既知の問題

  • Microsoft Teamsの最適化を使用して画面を共有すると、画面共有を示す赤い境界線が表示されません。[RFHTMCRM-6360]

2108.2の既知の問題

Citrix Studioで、[圧縮にビデオコーデックを使用する][画面全体に使用] に設定していると、マルチモニターセッションが正しくレンダリングされないことがあります。この設定を、マルチモニターセッションで [可能であれば使用] に変更することをお勧めします。[RFHTMCRM-5523]

2105.5の既知の問題

  • 最初の文字の入力で、ワークスペースセッションのカーソル位置に正確に表示されないことがあります。[RFHTMCRM-4909]
  • CJKの汎用クライアントIMEユーザーがMicrosoft Excelのセルを入力のためにシングルクリックすると、候補ウィンドウおよび作成ウィンドウUIがフォーカス位置に表示されない場合があります。この問題を回避するには、セルをダブルクリックします。[RFHTMCRM-5185]

古いドキュメント

保守終了(EOL)に達した製品リリースについては、古いドキュメントを参照してください。

制限事項

  • セッションからの切断:タブを閉じるか、またはWebブラウザーを閉じてセッションを切断したときに、セッションが切断されたことがサーバーに通知されないことがあります。その結果、サーバー上のセッションは、デフォルトの180秒間、または構成されたセッション画面の保持のタイムアウト時間の間、アクティブのままになります。

    推奨事項:ツールバーオプションを使用して、セッションを切断することをお勧めします。

  • Citrix Studioで [Use Hardware Encoding for Video Codec][Enabled] に設定されている場合、Intel vGPU VDAを使用したセッション中に画面が緑色で表示されることがあります。[RFHTMCRM-5521]

  • サーバーは、Graphics-Thinwire YUV444設定が構成されている場合でも、YUV420にフォールバックします。グラフィックが豊富なアプリケーションは、YUV420の範囲によって制限を受けます。[RFHTMCRM-5520]

  • セッションで、Command+Rキーを送信しようとすると、セッションへのリモート接続ではなくセッションの切断を求められます。この問題は、Safariブラウザーアプリケーションを使用している場合に発生します。[RFHTMCRM-6415]

  • Microsoft Teamsの最適化を使用して画面を共有すると、画面共有を示す赤い境界線が表示されません。[RFHTMCRM-6360]

  • AndroidまたはiOSオペレーティングシステム上のあらゆるブラウザーで、HTML5向けCitrix Workspaceアプリは、外付けのマウスとキーボードの使用をサポートしません。[RFHTMCRM-6623]

  • ブラウザーまたはブラウザーのタブを閉じてセッションを切断すると、サーバー(Delivery Controller)でセッションの状態がしばらくアクティブのままになる場合があります。この問題は断続的に発生します。

    この問題を回避するには、セッションツールバーのセカンダリメニューから [切断] オプションを使用します。[RFHTMCRM-5457]

  • タッチパッドからの横スクロールはサポートされていません。

  • セッション中に、複数のオーディオデバイスを接続すると、音声が1つのデバイスからしか聞こえません。他のオーディオデバイスに切り替えることができない場合があります。[HDX-49312]

  • セッション中に、ツールバーから切断してから以前のセッションに再接続すると、音声が聞こえない場合があります。[HDX-49313]

  • セッション間で異なるデバイスIDを持つデバイスからCitrix Virtual Apps and Desktopsに匿名ログインすると、ユーザーまたはデバイスのライセンス数が不正確になる場合があります。

  • セッション中に、Microsoft Excelを開きキーボードを使用してカットして貼り付ける操作を実行すると、カット操作後にセル内のテキストが消去されません。[RFHTMCRM-10426]

  • クライアントドライブマッピング機能を使用してローカルデバイスからVDAにファイルを転送したり、その逆にファイルを転送したりすると、データが破損する可能性があります。[RFHTMCRM-11474]

  • Citrix Workspaceアプリを使用してデスクトップセッションを開始すると、UIをブロックする緑色の領域が表示画面が現れます。この問題は、起動したデスクトップ内でアプリケーションウィンドウを移動すると発生する可能性があります。[CVADHELP-23377]

廃止

廃止済みの項目については、「廃止済み」ページを参照してください。

古いドキュメント

保守終了(EOL)に達した製品リリースについては、古いドキュメントを参照してください。

このリリースについて