MCSを使用したLinux仮想マシンの作成

7.18リリース以降、Citrix Machine Creation Services(MCS)を使用してLinux仮想マシンを作成できます。

MCSを使用してLinux仮想マシンを作成するには、XenServerハイパーバイザー上、Microsoft Azure上、またはVMware vSphere上でマスターイメージを準備します。このプロセスでは、テンプレート仮想マシンにVDAをインストールする必要があります。 Citrix Studioでマシンカタログを作成し、デリバリーグループを作成し、特定の構成タスクを実行します。

注:

XenServer以外のハイパーバイザーでマスターイメージを準備しようとすると、予期しない問題が発生する可能性があります。現在、他のハイパーバイザーはサポートされていません。

XenServerでのMCSを使用したLinux仮想マシンの作成

手順1:マスターイメージの準備

マスターイメージには、オペレーティングシステム、仮想化しないアプリケーション、VDAなどのソフトウェアをインストールしておきます。マスターイメージを準備するには、次の手順を実行します。

手順1a:XenServer Toolsをインストールする

xe CLIまたはXenCenterを使用できるようにするには、仮想マシンごとにテンプレート仮想マシンにXenServer Toolsをインストールする必要があります。このツールがインストールされていないと、仮想マシンのパフォーマンスが低下する可能性があります。ツールがなければ、次のいずれも実行できません。

  • 仮想マシンを正しくシャットダウン、再起動、またはサスペンドする。
  • XenCenterでその仮想マシンのパフォーマンスデータを表示する。
  • 実行中の仮想マシンを移行する(XenMotionを介して)。
  • スナップショットまたはメモリを含んだスナップショット(チェックポイント)を作成したり、スナップショットを復元したりする。
  • 実行中のLinux仮想マシン上のvCPUの数を調整する。

重要:

XenServer Toolsをインストールせずに仮想マシンを実行する構成はサポートされていません。

  1. 次のコマンドを実行して、guest-tools.isoという名前のXenServer Toolsをマウントします。

    sudo mount /dev/cdrom /mnt
    
  2. 次のコマンドを実行して、Linuxディストリビューションに基づいてxe-guest-utilitiesパッケージをインストールします。

    RHEL/CentOSの場合:

    sudo rpm -i /mnt/Linux/xe-guest-utilities_{package-version}_all.rpm
    

    Ubuntuの場合:

    sudo dpkg -i /mnt/Linux/xe-guest-utilities_{package-version}_all.deb
    

    SUSE 12の場合:

    sudo rpm -i /mnt/Linux/xe-guest-utilities_{package-version}_all.rpm
    
  3. XenCenterの [全般] タブで、テンプレート仮想マシンの仮想化状態を確認します。XenServer Toolsが正しくインストールされている場合、仮想化の状態は次のように [最適化済み] となります:

    ローカライズされた画像

手順1b:テンプレート仮想マシンにLinux VDAパッケージをインストールする

使用しているLinuxディストリビューションごとに、次のコマンドを実行して、Linux VDAの環境をセットアップします。

RHEL/CentOSの場合:

sudo yum –y localinstall <PATH>/<Linux VDA RPM>

Ubuntuの場合:

sudo dpkg –i  <PATH>/<Linux VDA DEB>

apt-get install -f

SUSE 12の場合:

sudo zypper –i install <PATH>/<Linux VDA RPM>

手順1c:リポジトリを有効にしてtdb-toolsパッケージをインストールする

RHEL 7サーバーの場合:

subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-optional-rpms

RHEL 7ワークステーションの場合:

subscription-manager repos --enable=rhel-7-workstation-optional-rpms

手順1d:EPELリポジトリを有効にしてntfs-3gをインストールする

RHEL 6/CentOS 6の場合:

sudo rpm -ivh https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-6.noarch.rpm

RHEL 7/CentOS 7の場合:

sudo rpm -ivh https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm

手順1e:SUSE 12用にntfs-3gをインストールする

SUSE 12プラットフォームには、ntfs-3gを提供するリポジトリがありません。ソースコードをダウンロードし、コンパイルし、ntfs-3gを手動でインストールする必要があります:

  1. GNU Compiler Collection(GCC)コンパイラシステムとmakeパッケージをインストールします:

    sudo zypper install gcc
    sudo zypper install make
    
  2. https://www.tuxera.com/community/open-source-ntfs-3g/からntfs-3gパッケージをダウンロードします。

  3. ntfs-3gパッケージを展開します。

    sudo tar -xvzf ntfs-3g_ntfsprogs-<package version>.tgz
    
  4. ntfs-3gパッケージへのパスを入力します:

    sudo cd ntfs-3g_ntfsprogs-<package version>
    
  5. ntfs-3gをインストールします:

    ./configure
    make
    make install
    

手順1f:ランタイム環境をセットアップする

必要に応じて、deploymcs.sh を実行する前に /var/xdl/mcs/mcs.conf 内の変数を変更します。mcs.conf 構成ファイルには、MCSとLinux VDAを設定するための変数が含まれています。設定できる変数は次のとおりです。

  • dns:DNSのIPアドレスを設定します。
  • AD_INTEGRATION:WinbindまたはSSSDを設定します(SSSDはSUSEではサポートされていません)。

手順1g:マスターイメージを作成する

  1. /opt/Citrix/VDA/sbin/deploymcs.sh を実行します。
  2. XenServerで、テンプレート仮想マシンをシャットダウンします。マスターイメージのスナップショットを作成して名前を付けます。

手順2:マシンカタログの作成

Citrix Studioで、マシンカタログを作成し、カタログに作成する仮想マシンの数を指定します。必要に応じて他の構成タスクを実行します。詳しくは、「Studioでのマシンカタログの作成」を参照してください。

手順3:デリバリーグループの作成

デリバリーグループは、いくつかのマシンカタログから選択したマシンをグループ化したものです。デリバリーグループでは、それらのマシンを使用できるユーザーと、そのユーザーに提供するアプリケーションおよびデスクトップを指定します。詳しくは、「デリバリーグループの作成」を参照してください。

AzureでのMCSを使用したLinux仮想マシンの作成

手順1:Citrix StudioでのAzureへのホスティング接続の作成

  1. Citrix Studioで、[構成]>[ホスト]>[接続およびリソースの追加] の順に選択して、Azureへの接続を作成します。

    ローカライズされた画像

  2. 接続の種類として[Microsoft Azure]を選択します。

    ローカライズされた画像

  3. AzureアカウントのサブスクリプションIDを入力し、接続名を入力します。

    ローカライズされた画像

    新しい接続が[ホスト]ペインに表示されます。

    ローカライズされた画像

手順2:マスターイメージの準備

前述の「XenServerでのMCSを使用したLinux仮想マシンの作成」セクションの手順1(手順1aと手順1c以外)に従って、マスターイメージを準備します。

テンプレート仮想マシンにアプリケーションをインストールしたら、Azure Portalでテンプレート仮想マシンをシャットダウンします。テンプレート仮想マシンの電源状態が、[停止(割り当て解除)] になっていることを確認します。

ここでリソースグループの名前を覚えておいてください。Azureでマスターイメージを検索する際に名前が必要です。

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手順3:マシンカタログの作成

Citrix Studioで、マシンカタログを作成し、カタログに作成する仮想マシンの数を指定します。マシンカタログを作成するときは、次に示すように、テンプレート仮想マシンが属するリソースグループからマスターイメージを選択し、テンプレート仮想マシンのVHDを探します。

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必要に応じて他の構成タスクを実行します。詳しくは、Knowledge CenterのCTX219270の記事と、「Studioでのマシンカタログの作成」を参照してください。

手順4:デリバリーグループの作成

デリバリーグループは、いくつかのマシンカタログから選択したマシンをグループ化したものです。デリバリーグループでは、それらのマシンを使用できるユーザーと、そのユーザーに提供するアプリケーションおよびデスクトップを指定します。詳しくは、「デリバリーグループの作成」を参照してください。

VMware vSphereでのMCSを使用したLinux仮想マシンの作成

手順1:Citrix StudioでのVMwareへのホスティング接続の作成

  1. vSphere環境にvCenter Serverをインストールします。詳しくは、「VMware vSphere」を参照してください。

  2. Citrix Studioで、[構成]>[ホスト]>[接続およびリソースの追加] の順に選択して、VMware vSphereへの接続を作成します。

    ローカライズされた画像

  3. 接続の種類として[VMware vSphere]を選択します。

    ローカライズされた画像

  4. VMwareアカウントの接続アドレス(vCenter ServerのURL)、ユーザー名とパスワード、および接続名を入力します。

    ローカライズされた画像

    新しい接続が[ホスト]ペインに表示されます。

    ローカライズされた画像

手順2:マスターイメージの準備

前述の「XenServerでのMCSを使用したLinux仮想マシンの作成」セクションの手順1(手順1aと手順1c以外)に従って、マスターイメージを準備します。

テンプレート仮想マシンにアプリケーションをインストールしたら、VMwareでテンプレート仮想マシンをシャットダウンします。テンプレート仮想マシンのスナップショットを作成します。

手順3:マシンカタログの作成

Citrix Studioで、マシンカタログを作成し、カタログに作成する仮想マシンの数を指定します。マシンカタログを作成するときは、以下に示すように、スナップショットリストからマスターイメージを選択します。

ローカライズされた画像

必要に応じて他の構成タスクを実行します。詳しくは、Knowledge CenterのCTX219270の記事と、「Studioでのマシンカタログの作成」を参照してください。

手順4:デリバリーグループの作成

デリバリーグループは、いくつかのマシンカタログから選択したマシンをグループ化したものです。デリバリーグループでは、それらのマシンを使用できるユーザーと、そのユーザーに提供するアプリケーションおよびデスクトップを指定します。詳しくは、「デリバリーグループの作成」を参照してください。