新機能

7.18の新機能

Linux VDAのバージョン7.18には、次の新機能と強化された機能があります。

安全なユーザーセッションのためのDTLS暗号化

これまで実験的に導入されていたDTLS暗号化機能は、このリリースから完全にサポートされます。詳しくは、「DTLSによるユーザーセッションの保護」を参照してください。

スマートカードを使用したパススルー認証

ユーザーは、Linux仮想デスクトップセッションにログオンするときに、クライアントデバイスに接続されたスマートカードを認証に使うことができます。ユーザーはセッション内でスマートカードを使用することもできます。使用例としては、ドキュメントにデジタル署名を追加する、電子メールを暗号化または復号化する、スマートカード認証が必要なWebサイトを認証するなどがあります。詳しくは、「スマートカードによるパススルー認証」を参照してください。

この機能は、7.17リリースから使用できます。7.18リリースから、PIVKey C910 PKIやGemalto Instant IP10スマートカードなど、サポートされるスマートカードが増えました。

Citrix Machine Creation Servicesのサポート

7.18リリース以降、Citrix Machine Creation Services(MCS)を使用してLinux仮想マシンを作成できます。詳しくは、「MCSを使用したLinux 仮想マシンの作成」を参照してください。

フェデレーション認証サービスのサポート

Citrix Federated Authentication Serviceは、Active Directory証明書サービスと統合するように設計されている、権限が付与されたコンポーネントです。Citrix Federated Authentication Serviceではユーザー向けの証明書が動的に発行され、ユーザーはスマートカードを持っている場合と同じようにActive Directory環境にログオンできます。これにより、セキュリティアサーションマークアップランゲージ(Security Assertion Markup Language:SAML)アサーションなどの広範な認証オプションをStoreFrontで使用できます。詳しくは、「フェデレーション認証サービス」を参照してください。

クライアント側IMEユーザーインターフェイスの同期

クライアント側IMEユーザーインターフェイス(作成ウィンドウと候補ウィンドウを含む)は、これまで画面の左上隅に配置されていました。このインターフェイスはカーソルに追従せず、テキスト入力領域ではカーソルから離れて配置されることがありました。このリリースから、ユーザビリティが強化され、クライアント側IMEを使用したシームレスな操作がさらに改善されています。詳しくは、「クライアントIMEユーザーインターフェイスの同期」を参照してください。

H.265ビデオコーデックのサポート

Linux VDAは現在、リモートグラフィックやビデオのハードウェアアクセラレーションでH.265ビデオコーデックをサポートしています。この機能は、Citrix Receiver for Windows 4.10以降で使用できます。この機能を利用するには、Linux VDAとCitrix Receiverの両方で有効にします。エンドポイントのGPUがDXVAインターフェイスを使用するH.265デコードをサポートしていない場合、グラフィックポリシー設定のH.265デコードは無視され、セッションはH.264ビデオコーデックの使用に戻ります。詳しくは、「H.265ビデオエンコーディング」と「グラフィックの構成」を参照してください。

グラフィックの圧縮にH.264ビデオコーデックを選択的に使用

この機能により、HDX ThinwireはビデオコンテンツなどのH.264ビデオコーデックを使用して、頻繁に更新される画面の部分を検出してエンコードすることができます。静止画圧縮(JPEG、RLE)とビットマップキャッシングは、テキストや写真画像などを含む画面の残りの部分で引き続き使用されます。ユーザーは、低帯域幅でありながら、無損失テキストや高品質画像を組み合わせた品質の高いビデオコンテンツを視聴できます。この機能を有効にするには、ポリシー設定の [圧縮にビデオコーデックを使用する] を、[可能であれば使用](デフォルト)または [アクティブに変化する領域] に設定します。詳しくは、「グラフィックのポリシー設定」と「グラフィックの構成」を参照してください。

Thinwireで[操作時は低品質]にH.264を使用

デフォルトでは、[表示品質] ポリシー設定の [操作時は低品質] 設定が、動画に対してはJPEGではなくH.264になりました。H.264エンコーディングでは優れた画質が提供されます。[圧縮にビデオコーデックを使用する] ポリシーにより、優先設定(デフォルトは [可能であれば使用])が制御されます。[操作時は低品質] でJPEGが使用されるよう強制するには、[圧縮にビデオコーデックを使用する] ポリシーを [ビデオコーデックを使用しない] に設定します。Citrix ReceiverでSelective H.264がサポートされていない場合、[操作時は低品質] はポリシー設定に関係なくJPEGに戻ります。Citrix Receiver for Windows 4.9およびCitrix Receiver for Linux 13.5以降では、Selective H.264がサポートされています。[表示品質] および [圧縮にビデオコーデックを使用する] のポリシー設定について詳しくは、「視覚表示のポリシー設定」と「グラフィックのポリシー設定」を参照してください。

Thinwireのプログレッシブ表示

このリリースには、ネットワークの帯域幅が低い場合でも画面のインタラクティブ性を向上させる、プログレッシブ更新モードが導入されています。低帯域幅(2Mbps未満)または高遅延(200ミリ秒超)の接続が検出されると、画像が高圧縮され、テキストの品質が低減されます。ユーザーが操作しなくなると、品質は徐々に無損失の状態に回復します。詳しくは、「Thinwireのプログレッシブ表示」を参照してください。

マルチモニターセッション用に強化されたHDX 3D Pro

以前は、NVIDIAカードを使用したハードウェアエンコーディングでは、限られた数のモニターしかサポートされず、全体の解像度が4096 x 4096を超えることはできませんでした。このリリースには、こうした制限を解決するための実験的な機能が導入されています。

Linux VDAソフトウェアに統合されたxdlcollectスクリプト

xdlcollect Bashスクリプトは、ログを収集するために使用されます。以前は、スクリプトをダウンロードし、解凍し、必要なLinux VDAにコピーする必要がありました。詳しくは、Knowledge CenterのCTX202252の記事を参照してください。

7.18リリース以降、xdlcollectはLinux VDAソフトウェアに統合され、/opt/Citrix/VDA/binに置かれています。Linux VDAをインストールした後、bash/opt/Citrix/VDA/bin/xdlcollect.sh コマンドを実行してログを収集できます。ログの収集が完了すると、圧縮されたログファイルがスクリプトと同じフォルダーに生成されます。圧縮されたログファイルをCitrix Insight Services(CIS)にアップロードするかどうかを、Xdlcollectが質問してくることがあります。同意した場合、xdlcollectはアップロードが完了した後にupload_idを返します。アップロードしても、圧縮されたログファイルはローカルマシンから削除されません。他のユーザーは、upload_idを使用してCISにあるログファイルにアクセスできます。

システム要件の変更

  • このリリースでは、RHEL 7.3とCentOS 7.3ではなく、RHEL 7.4とCentOS 7.4がサポートされています。詳しくは、「システム要件」を参照してください。
  • 使用しているソフトウェアパッケージがRHEL 7.5用のバージョンに更新されないようにするには、Linux VDAで echo ‘7.4’ > /etc/yum/vars/releasever コマンドを実行します。

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