Profile Management

OneDriveコンテナを有効にする

OneDriveコンテナを使用すると、OneDriveフォルダーをユーザーと一緒にローミングできます。これにより、ユーザーは任意のコンピューター上の同じOneDriveフォルダーにアクセスできます。

OneDriveコンテナは、VHDXベースのフォルダー移動ソリューションです。Profile Managementは、ファイル共有上のユーザーごとにVHDXファイルを作成し、ユーザーのOneDriveフォルダーをVHDXファイルに保存します。VHDXファイルは、ユーザーがログオンすると接続され、ユーザーがログオフすると解除されます。

Profile Managementは次の2つのプロファイルソリューションを提供し、OneDriveコンテナはそれらの両方に適用されます。

  • ファイルベース。ユーザープロファイルは、ログオン時にリモートユーザーストアからローカルコンピューターに取得され、ログオフ時には書き戻しされます。
  • コンテナベース。ユーザープロファイルは、VHDXファイル(通称プロファイルコンテナ)に保存されます。VHDXファイルはログオン時に自動的に接続され、ログオフ時に接続解除されます。

OneDriveコンテナを展開するための一般的なワークフローは次のとおりです:

  1. (オプション)VHDXファイルの格納先のパスを指定する
  2. OneDriveコンテナを有効にして構成する

    注:

    • Citrix Profile Management 2206以降では、コンテナベースのソリューションを使用する場合、OneDriveフォルダーはデフォルトでユーザーと一緒に移動します。ただし、別のコンテナを使用してOneDriveフォルダーを移動したい場合は、OneDriveコンテナを有効にすることもできます。
    • Citrix Profile Management 2311以降では、OneDriveコンテナは次の同期機能をサポートします:

      - マルチセッションのランタイム同期。ユーザーが1つのセッションでOneDriveファイルに加えた変更を、すべての同時セッションで即座に表示できるようになりました。 - シングルサインオン(SSO)同期。ユーザーは、次回のログオン時にOneDriveの資格情報を再入力する必要はありません。

(オプション)VHDXファイルの格納先のパスを指定する

デフォルトでは、OneDriveコンテナのVHDXファイルは、ユーザーストアと同じストレージサーバーに保存されます。

たとえば、ユーザーストアのパスを次のように構成します:

\\myprofileserver\profiles$\%username%.%domain%\!ctx_osname!.!ctx_osbitness!

その後、OneDriveコンテナのVHDXファイルは次の場所に保存されます:

\\myprofileserver\profiles$\%username%.%domain%\!ctx_osname!.!ctx_osbitness!\OneDrive

必要に応じて、別のファイル共有を指定してOneDriveフォルダー用のVHDXディスクを保存することもできます。詳しくは、「VHDXファイルの格納先のパスを指定する」を参照してください。

OneDriveコンテナを有効にして構成する

OneDriveコンテナポリシーを有効にし、VHDXファイルに保存するOneDriveフォルダーを指定します。詳細な手順は次のとおりです:

  1. グループポリシー管理エディターを開きます。
  2. [ポリシー]>[管理用テンプレート:ポリシー定義(ADMXファイル)]>[Citrixコンポーネント]>[Profile Management]>[詳細設定]に移動して、[OneDriveコンテナを有効にする] をダブルクリックします。
  3. [有効] をクリックします。
  4. [OneDriveフォルダーの一覧] フィールドで、[表示]をクリックします。
  5. ユーザープロファイルへの相対パスの形式でOneDriveフォルダーを入力し、[OK]をクリックします。

    たとえば、OneDriveフォルダーの絶対パスが%userprofile%\OneDrive - Citrixの場合、リストにOneDrive - Citrixを追加します。

    注:

    相対パスには、!CTX_OSNAME!!CTX_OSBITNESS!などの変数を含めることはできません。

  6. [OK] をクリックします。
OneDriveコンテナを有効にする