ストアに表示するリソースの管理
Citrix Virtual Apps and Desktopsによって提供されたストアリソースから追加または削除したり、これらのリソースを提供するサーバーの詳細を変更したりするには、[Delivery Controllerの管理] タスクを使用します。
重要:
複数サーバーによる展開環境では、複数のサーバー上で同時にサーバーグループの構成を変更しないでください。展開内のほかのサーバー上でCitrix StoreFront管理コンソールを同時に実行していないことを確認してください。変更が完了したら、 構成の変更をサーバーグループに反映させて、展開内のほかのサーバーを更新します。
- Windowsの [スタート] 画面または [アプリ] 画面で、[Citrix StoreFront] タイルをクリックします。
- Citrix StoreFront管理コンソールの左ペインで [ストア] ノードを選択して、結果ペインでストアを選択します。[操作]ペインの [Delivery Controllerの管理] をクリックします。
- [Delivery Controllerの管理]ダイアログボックスで、次の手順を実行します:
- [追加] をクリックして、別のCitrix Virtual Apps and Desktops環境のデスクトップとアプリケーションをストアに含めます。
- [編集] をクリックして展開環境の設定を変更します。
- 展開環境により提供されるリソースをストアから削除するには、Delivery controllerの一覧でエントリを選択して [削除] をクリックします。
- [Controllerの追加]または[Controllerの編集]ダイアログボックスで表示名を指定します。これにより環境を識別しやすくなります。
-
Citrix Virtual Apps and Desktopsが提供するデスクトップやアプリケーションをストアに追加するには、[追加] をクリックしてサーバーの名前またはIPアドレスを入力します。複数のサーバーを指定すると、web.configファイルの構成に基づいて負荷分散またはフェールオーバーが有効になります。デフォルトでは、負荷分散が構成されています。フェールオーバーを構成すると、サーバーの一覧の順番に基づいてフェールオーバーされます。Citrix Virtual Desktopsサイトの場合は、Delivery Controllerの詳細を指定します。Citrix Virtual Appsファームの場合は、Citrix XML Serviceを実行しているサーバーを一覧に追加します。サーバーの名前またはIPアドレスを変更するには、[サーバー]ボックスの一覧でエントリを選択して [編集] をクリックします。一覧からエントリを削除するには、そのエントリを選択して[削除]をクリックします。これにより、そのサーバーからのリソースがストアに列挙されなくなります。
注:
Citrix XML Serviceは、StoreFrontがDesktop Delivery Controller(DDC)と通信するために使用するサービスです。このサービスはXenDesktopバージョン5.0以降で利用でき、個別のサービスとしてではなく、Citrix Broker Serviceとして実行されます。詳しくは、このブログの「Understanding the Role of the XML Service 」のセクションを参照してください。
- [サーバーを負荷分散する] オプションを選択して、Citrix Virtual Apps and DesktopsサイトのすべてのDelivery Controller間で負荷が分散されるようにすることをお勧めします。StoreFrontは、サーバー一覧からの起動ごとにランダムにDelivery Controllerを選択し、Citrix Virtual Apps and Desktopsサイトのすべてのサーバー間で負荷を分散します。このオプションが選択されていない場合、サーバー一覧は優先度順のフェールオーバー一覧として機能します。この場合、一覧の最初のDelivery Controllerで100%の起動が発生します。そのサーバーがオフラインになった場合は、一覧の2番目のDelivery Controllerで100%の起動が発生し、以降同様に順番に動作します。
-
[トランスポートの種類] ボックスの一覧から、StoreFrontでサーバーとの通信に使用する接続の種類を選択します。
- 暗号化されていない接続でデータを送信するには [HTTP] を選択します。このオプションを選択する場合は、StoreFrontとサーバー間の接続を何らかの方法で保護することを検討してください。
- SSL(Secure Sockets Layer)またはTLS(Transport Layer Security)を使用する保護されたHTTP接続でデータを送信するには、[HTTPS] を選択します。Citrix Virtual Apps and Desktopsサーバーに対してこのオプションを選択する場合は、Citrix XML ServiceがポートをIIS(Microsoftインターネットインフォメーションサービス)と共有する設定になっていることと、IISがHTTPSをサポートするように構成されていることを確認してください。
-
Citrix Virtual Appsサーバーとの通信でSSL Relayによるホスト認証とデータの暗号化を実行するには、[SSL Relay] を選択します。
注:
StoreFrontとサーバーの間の通信でHTTPSまたはSSL Relayを使用する場合は、[サーバー]ボックスの一覧に指定したサーバー名がそのサーバーの証明書のサーバー名と一致することを確認してください(大文字/小文字は区別されます)。
-
StoreFrontがサーバーに接続するときに使用するポートを指定します。デフォルトでは、HTTP接続およびSSL Relay接続では80、HTTPS接続では443が使用されます。Citrix Virtual Apps and Desktopsサーバーの場合、Citrix XML Serviceで使用されるポート番号を指定する必要があります。
注:
デフォルトのポートから変更した場合、
BrokerService.exe /show
にはDelivery ControllerのXML Serviceのポートがリストされます。詳しくは、How to Change the XML Port in XenDesktopを参照してください。 - StoreFrontとCitrix Virtual Appsサーバーの間の接続をSSL Relayで保護する場合は、SSL RelayのTCPポートを[SSL Relayポート]ボックスで指定します。デフォルトのポートは443です。SSL Relayを実行するすべてのサーバーで同じポートが構成されていることを確認してください。
- [OK] をクリックします。Citrix Virtual Apps and Desktopsの展開環境を自由に組み合わせてストアを作成できます。必要に応じて手順3~9を繰り返し、[Delivery Controller]の一覧にほかの展開環境を追加したり既存のエントリを変更したりします。