StoreFront

ビーコンポイントの構成

[ビーコンの管理]タスクを使用して、ビーコンポイントとして使用する、内部ネットワークの内側と外側のURLを指定します。Citrix Workspaceアプリは、ユーザーがローカルネットワークとパブリックネットワークのどちらに接続しているのかをビーコンポイントを使用して識別します。ユーザーがデスクトップやアプリケーションにアクセスすると、そのリソースを提供するサーバーがそのユーザーの位置情報に基づいて適切な接続詳細をCitrix Workspaceアプリに返します。これにより、ユーザーがデスクトップまたはアプリケーションにアクセスしたときに再ログオンする必要がなくなります。

たとえば、内部ビーコンポイントにアクセス可能な場合、そのユーザーはローカルネットワークに接続していると認識されます。これに対し、Citrix Workspaceアプリで内部ビーコンポイントにアクセスできず、2つの外部ビーコンポイントからの応答を受信した場合、そのユーザーは社内ネットワークの外からインターネット経由で接続していると認識されます。このため、ユーザーはCitrix Gateway経由でデスクトップやアプリケーションに接続する必要があります。ユーザーがデスクトップやアプリケーションにアクセスすると、そのリソースを提供するサーバーが、使用されるべきCitrix Gatewayアプライアンスの詳細を提供します。このため、ユーザーがそのNetScaler Gatewayアプライアンスにログオンする必要はありません。

StoreFrontでは、内部ビーコンポイントとしてデフォルトでサーバーのURLまたは負荷分散URLが使用されます。外部ビーコンポイントは、デフォルトでCitrixのWebサイト、および管理者が追加した最初のCitrix Gateway仮想サーバーまたはユーザーログオンポイント(Access Gateway 5.0の場合)のURLが使用されます。

ビーコンポイントの設定を変更する場合は、そのビーコンポイントをユーザーに通知してCitrix Workspaceアプリの設定を変更させる必要があります。ストアのReceiver for Webサイトが構成済みの場合、ユーザーはそのサイトからCitrix Workspaceアプリの最新のプロビジョニングファイルを入手できます。Receiver for Webサイトが構成済みでない場合は、管理者がストアのプロビジョニングファイルをエクスポートしてユーザーに提供します。

重要:

複数サーバーによる展開環境では、複数のサーバー上で同時にサーバーグループの構成を変更しないでください。展開内のほかのサーバー上でCitrix StoreFront管理コンソールを同時に実行していないことを確認してください。変更が完了したら、 構成の変更をサーバーグループに反映させて、展開内のほかのサーバーを更新します。

  1. Citrix StoreFront管理コンソールの左ペインで [ストア] ノードを選択して、[操作]ペインの [ビーコンの管理] をクリックします。

  2. 内部ビーコンポイントとして使用するURLを指定します。

    • StoreFront展開環境でサーバーのURLまたは負荷分散URLを使用するには、[サービスURLを使用する] を選択します。
    • 別のURLを使用するには、[ビーコンアドレスを指定する] を選択して、内部ネットワーク内の可用性の高いURLを入力します。
  3. 外部ビーコンポイントのURLを入力するには、[追加]をクリックします。ビーコンポイントを変更するには、[外部ビーコン]ボックスの一覧でURLを選択して [編集] をクリックします。ビーコンポイントとしてそのアドレスが使われないようにするには、一覧でURLを選択して[削除] をクリックします。

    公共のネットワーク上で解決でき、可用性の高い外部ビーコンポイントを少なくとも2つ指定する必要があります。ビーコンURLは、http://exampleなどの簡略化されたNetBIOS名ではなく、http://example.comなどの完全修飾ドメイン名にする必要があります。これにより、内部ネットワークとユーザーの間に、ホテルやインターネットカフェなど、インターネットペイウォール(有料の壁)があるかどうかをCitrix Workspaceアプリで判別できるようになります。インターネットペイウォールがある場合、すべての外部ビーコンポイントが同じプロキシに接続されます。

ビーコンポイントの構成

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