StoreFront

新機能

1912 LTSRの新機能

StoreFrontのバージョン1912には、次の新機能と強化された機能があります。

StoreFrontプロトコルハンドラーが、Android向けWorkspaceアプリを搭載したChromeデバイスをサポートするようになりました

ChromeデバイスでユーザーがCitrix Receiver for Webサイトを開くと、Android向けCitrix Workspaceアプリ1912以降がインストールされている場合、起動時にブラウザーがAndroid向けCitrix Workspaceアプリを使用して自動的にICAファイルを開きます。

Android向けCitrix Workspaceアプリがインストールされているかを判断するLinuxのクライアント検出ワークフローは、ChromeブラウザーがChromeデバイスで使用されている場合、Windows向けCitrix WorkspaceアプリおよびMac向けCitrix Workspaceアプリの場合と同一の形式になりました。以前のリリースでは、ChromeデバイスのユーザーはダウンロードしたICAファイルを最初に手動で開く必要がありました。

App Protectionポリシーのサポート

StoreFront 1912は、Citrix WorkspaceアプリやCitrix Virtual Apps and Desktops Delivery Controllerなどの他のCitrixコンポーネントもApp Protection機能をサポートしている場合、セキュリティを強化するApp Protectionをサポートします。App Protectionポリシーはデリバリーグループレベルで設定され、Citrix Virtual Apps and DesktopsがApp Protectionポリシーを使用するかどうかを決定します。StoreFront内でApp Protection機能を手動で有効にする必要があります。StoreFrontがApp ProtectionポリシーをサポートするCitrix WorkspaceアプリからHTTPヘッダー「X-Citrix-AppProtection-Capable」を含む要求を受信すると、StoreFrontはApp Protectionポリシーをサポートすることを示すスマートアクセスタグをCitrix Virtual Apps and Desktopsに自動的に送信します。App Protectionポリシーを使用したデリバリーグループの構成について詳しくは、「App Protection」を参照してください。

StoreFrontサーバーでApp Protectionを有効にするには、StoreFrontサーバーで次のPowerShellコマンドを実行します:Add-STFFeatureState -Name "Citrix.StoreFront.AppProtectionPolicy.Control" -IsEnabled $True。(複数サーバーのStoreFront展開環境では、手動でサーバーグループ内のほかのサーバーに変更を反映する必要があります。「サーバーグループへのローカルの変更の反映」を参照してください。)

この機能がStoreFrontサーバー上で有効になっていることを確認するには 、次のPowerShellコマンドを使用します: Get-STFFeatureState -Name "Citrix.StoreFront.AppProtectionPolicy.Control

デスクトップアプライアンスサイトのサポート終了

ユーザーがデスクトップアプライアンスサイトのデスクトップにアクセスするためのStoreFrontサポートは、Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1811での廃止が発表されました。このリリースでは、デスクトップアプライアンスサイトはサポートされなくなりました。ドメイン不参加のユースケースではCitrix WorkspaceアプリのDesktop Lockの使用をお勧めします。

警告:

StoreFront 1912にアップグレードすると、展開内のデスクトップアプライアンスサイトは自動的に削除されます。「StoreFrontのアップグレード」を参照してください。

StoreFront PowerShell SDK

StoreFront PowerShell SDKは、バージョン1912として再公開されました。PowerShellを使用してデスクトップアプライアンスサイトを作成または管理することはできなくなりました。

解決された問題

次の問題は、バージョン1909以降で解決されています。

  • オンプレミスのStoreFrontは、MMCでWebリンクの起動ゲートウェイを追加できません。[WSP-4368]

  • LCM-6351:CitrixPrivilegedService_x64.msiの古いレジストリキーはDDCのアップグレード後に削除されませんでした。[WSP-4785]

  • StoreFrontサーバーにVMware VMTools v10.3.xがインストールされている場合、Citrix Virtual Apps and Desktops 7 1906メタインストーラーを使用してStoreFrontをバージョン1906にアップグレードしようとすると失敗します。StoreFrontは、スタンドアロンStoreFront 1906インストーラーでアップグレードできますが、StoreFront 1906はWindowsのプログラムの追加/削除リストに追加されません。[WSP-4895]

  • X1.1 Purple UIでは、長いアプリ名をカスタマイズして省略することはできなくなりました。[WSP-4899]

  • アップグレード履歴に2.6、3.0.1、3.5、3.8が含まれる場合、Kerberosの制約付き委任(KCD)サービスが停止状態のときに3.12 CU*以降へのアップグレードが失敗することがあります。[WSP-5160]

  • http://downloadplugins.citrix.comを更新して、販売終了となったCitrix Receiverの代わりにCitrix Workspaceアプリを配信します。[WSP-5303]

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