Citrix Virtual Apps and Desktops

Web Studioを使用したCitrix Virtual Apps and Desktopsのライセンス

注:

Web Studio(Webベース)とCitrix Studio(Windowsベース)の2つの管理コンソールを使用して、Citrix Virtual Apps and Desktopsの展開を管理できます。この記事ではWeb Studioのみを扱います。Citrix Studioについて詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktops 7 2212以前の同様の記事を参照してください。

管理者は、Web Studioを使用してライセンスを管理したり監視したりできます(ライセンスサーバーがWeb Studioと同じドメインまたは信頼されたドメインで動作する場合)。ライセンス関連のタスクについては、ライセンスのドキュメントおよび「マルチタイプのライセンス」を参照してください。

以下の表に、サポートされるエディションとライセンスモデルを示します。

製品 エディション ライセンスモデル
Citrix Virtual Apps Premium、Advanced、Standard 同時使用
Citrix Virtual Desktops Premium、Advanced、Standard ユーザー/デバイスおよび同時使用

詳しくは、「同時使用ライセンス」および「ユーザー/デバイスライセンス」を参照してください。

サポートされる最新リリース(CR)および長期サービスリリース(LTSR)のバージョン

以下の表に、Citrix Virtual Apps and Desktops、XenAppおよびXenDesktopでサポートされるLSの最小互換バージョンを示します。Citrix製品のライフサイクル日程について詳しくは、「製品マトリクス」を参照してください。

重要:

次の表の情報は、製品の互換性を示すためにのみ提供されています。改善された機能またはセキュリティのメリットを得るために、常に最新バージョンのCitrixライセンスサーバーを使用することを強くお勧めします。

注:

ライセンスサーバーVPXはサービス終了しており、今後、メンテナンスやセキュリティ修正サービスの提供を受けることはできません。11.16.6以前のバージョンのライセンスサーバーVPXを使用しているお客様は、できるだけ早く最新バージョンのWindows用ライセンスサーバーに移行することをお勧めします。

最新リリース LSの最小互換バージョン
2305 11.17.2.0ビルド35000
2303 11.17.2.0ビルド35000
2212 11.17.2.0ビルド35000
2209 11.17.2.0ビルド35000
2206 11.17.2.0ビルド35000
2203 11.17.2.0ビルド35000
2112 11.17.2.0ビルド35000
2109 11.17.2.0ビルド35000
2106 11.17.2.0ビルド35000
2103 11.16.3.0ビルド28000
長期サービスリリース LSの最小互換バージョン
2203 LTSR 11.17.2.0ビルド35000
1912 LTSR 11.16.3.0ビルド28000
7.15 LTSR 11.15.0.0ビルド24100
7.6 LTSR 11.14.0.1ビルド21103

従来の製品と製品バージョンの情報については、「レガシー製品マトリクス」を参照してください。

次のタスクを完了するには、すべての管理作業を実行できるライセンス管理者である必要があります。Web Studioでライセンス情報を表示するには、[ライセンスの表示]以上の委任管理権限が必要です。この権限は、組み込みのすべての管理権限を実行できる管理者と読み取り専用管理者の役割に含まれています。

Web Studioを使用したライセンスのダウンロードとインストール

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. 操作バーで [ライセンスの割り当て] を選択します。
  3. ライセンスアクセスコードを入力します。ライセンスの購入後または更新後に、Citrixからメールが届きます。
  4. 製品を選択して、[ライセンスの割り当て]を選択します。その製品に使用できるライセンスが割り当てられダウンロードされます。ライセンスアクセスコードを入力してすべてのライセンスを割り当ておよびダウンロードすると、そのライセンスアクセスコードは再使用できなくなります。同じコードで他のライセンス処理が必要な場合は、My Accountにログオンしてください。

ローカルコンピューターまたはネットワークに保存されているライセンスの追加

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. 操作バーで [ライセンスの割り当て] を選択します。
  3. ライセンスファイルを参照して、ライセンスサーバーに追加します。

ライセンスサーバーの変更

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. 操作バーで [ライセンスサーバーの変更] を選択します。
  3. ライセンスサーバーのアドレスを 「name:port」 形式で入力します。nameはライセンスサーバーのDNS、NetBIOS、またはIPアドレスです。ポート番号(<port>)を指定しない場合、デフォルトのポート(27000)が使用されます。

使用するライセンスの種類の選択

  • サイトを構成するときに、ライセンスサーバーを指定した後で、使用するライセンスの種類を選択します。サーバーにライセンスがない場合は、30日間製品を試用できるオプションが自動的に選択されます。
  • サーバーに複数のライセンスがある場合はその詳細が表示されます。いずれかのライセンスを選択します。または、サーバーにライセンスファイルを追加してそれを選択します。

製品エディションおよびライセンスモデルの変更

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. 操作バーで [製品エディションの編集] を選択します。
  3. 適切なオプションを更新します。

ライセンス管理コンソールにアクセスするには、操作バーで [ライセンス管理コンソール] を選択します。ライセンス管理コンソールが自動的に開くか、パスワードによる保護が構成済みの場合は資格情報を入力するための画面が開きます。コンソールの使い方について詳しくは、ライセンスのドキュメントを参照してください。

注:

Web Studioでライセンスを切り替えた場合、その変更がCitrix Directorに表示されるまでに最大5分かかります。たとえば、AdvancedとPremiumを切り替える場合、またはその逆の場合です。

ライセンス管理者の追加

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. [ライセンス管理者] タブを選択します。
  3. 操作バーで [ライセンス管理者の追加] を選択します。
  4. 管理者として追加するユーザーを参照して、権限を選択します。

ライセンス管理者の権限の変更またはライセンス管理者の削除

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. [ライセンス管理者] タブを選択し、目的の管理者を選択します。
  3. 操作バーで [ライセンス管理者の編集] または [ライセンス管理者の削除] を選択します。

ライセンス管理者グループの追加

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. [ライセンス管理者] タブを選択します。
  3. 操作バーで [ライセンス管理者グループの追加] を選択します。
  4. ライセンス管理者として追加するグループを参照して、権限を選択します。Active Directoryグループを追加すると、ライセンス管理者権限がそのグループのすべてのユーザーに設定されます。

ライセンス管理者グループの権限の変更またはライセンス管理者グループの削除

  1. Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。
  2. [ライセンス管理者] タブを選択し、目的の管理者グループを選択します。
  3. 操作バーで、[ライセンス管理者グループの編集] または [ライセンス管理者グループの削除] を選択します。

ライセンス情報の表示

Web Studioにサインインし、左側のペインで [ライセンス] をクリックします。指定したライセンスサーバーにインストールされているすべてのライセンスの一覧と、それらのライセンスの使用状況およびサイトのライセンス設定の概要が表示されます。

製品の種類、ライセンスのエディション、ライセンスモデルなどのサイトのライセンス設定と、設定済みのライセンスサーバーが使用しているライセンスが一致するようにしてください。一致していない場合は既存のライセンスをダウンロードするか、または割り当てるかしてサイトのライセンス設定に合わせなければならない場合があります。

ライセンスの有効期限通知の表示

Web Studioは、Citrixライセンスサーバーに照会してライセンスファイルの有効期限情報を取得します。ライセンスファイルの有効期限が近づいているか、既に有効期限が切れている場合、Web Studioで管理者に通知を表示されます。

ライセンステレメトリデータの暗号化

ライセンステレメトリで送信される情報の機密性を考慮して、Citrixはデータを暗号化するオプションを提供します。

次の表は、暗号化できるデータの一覧です:

フィールド 説明
user



セッションの起動を開始するユーザーを一意に識別するためのユーザーIDを識別します。



  • fullName: C648FE671A44B3F7
  • samName: C758LH671A44B3F7
  • upn: C7948FE671A44B3F7
  • userLicenseId: C265FE671A44B3F7
  • userSid: C097FE671A44B3F7
dvc -> dvcName デバイスのフレンドリ名を示します。 C758LH671A44B3F7
workerSid セッションに使用されるVDAの一意の識別子を示します。 1E5LH671A44B3F7
AdminLoginList 管理者の一意のSamAccountNameを示します {AdminLoginList: [UFMJ+JvXOTHO9mQDsOweiw= =]}

暗号化を有効または無効にするには、Delivery Controllerで、次のPowerShellコマンドを実行します。

  1. Delivery ControllerホストからPowerShellウィンドウを開きます。
  2. コマンドasnp citrixを実行し、Citrix固有のPowerShellモジュールをロードします。
  3. 次のコマンドを実行し、暗号化を有効または無効にします:

    デフォルトでは、値は1またはtrueであり、ライセンステレメトリデータの暗号化が有効になります。

    無効にするには:

    Set-BrokerServiceConfigurationData Core.ScrambleLicensingData -SettingValue $false
    <!--NeedCopy-->
    

    暗号化を無効にした後、次のコマンドを使用して有効にすることができます:

    Set-BrokerServiceConfigurationData Core.ScrambleLicensingData -SettingValue $true
    <!--NeedCopy-->
    

関連項目