サイト分析

すべての管理権限を実行できる管理者としてDirector起動すると、サイトのヘルス状態や使用状況を監視するための[ダッシュボード]が開きます。

Directorのダッシュボード

直近の60分間にエラーが発生していない場合、各パネルは閉じています。エラーが発生している場合はそのエラーを示すパネルが自動的に開きます。

:組織のライセンスおよび管理者権限によって、表示されるオプションや機能は異なります。

パネル 説明
ユーザー接続エラー 過去60分間の接続エラーが表示されます。エラー総数の横にあるカテゴリをクリックして、各種のエラーの測定値を確認します。隣接する表には、発生したエラー数がデリバリーグループごとに表示されます。接続エラーには、アプリケーション制限に達したことによって発生したエラーも含まれます。アプリケーション制限について詳しくは、「アプリケーションの管理」を参照してください。
失敗したデスクトップOSマシンまたは失敗したサーバーOSマシン 過去60分間の総エラー数がデリバリーグループごとに表示されます。エラーの種類として、起動の失敗、起動時のスタック、および未登録があります。サーバーOSマシンの場合は、最大負荷に達しているマシンも含まれます。
ライセンスの状態 ライセンスサーバーアラートには、ライセンスサーバーから送信されたアラートメッセージとそのアラートを解決するための操作が表示されます。ライセンスサーバー11.12.1以降が必要です。Delivery Controllerアラートには、Controllerから送信されたライセンス状態の詳細が表示されます。XenApp 7.6またはXenDesktop 7.6以降のControllerが必要です。アラートのしきい値は、Studioで設定できます。
接続セッション すべてのデリバリーグループでの過去60分間の接続セッションが表示されます。
平均ログオン処理時間 過去60分間のログオン処理に関するデータが表示されます。左側にある大きなサイズの数値は、全体的な平均ログオン処理時間を示します。この平均には、XenDesktop 7.0より前のバージョンのVDAへのログオンデータは含まれません。詳しくは、「ユーザーログオンの問題の診断」を参照してください。
インフラストラクチャ サイトのインフラストラクチャ一覧 - ホストおよびコントローラー。XenServerまたはVMwareのインフラストラクチャで、パフォーマンスアラートを表示できます。たとえば、XenCenterでは、サーバーまたは仮想サーバーのCPU、ネットワークI/O、またはディスクI/Oの使用量が特定のしきい値を超えた場合にパフォーマンスアラートが発せられるように構成できます。アラートの送信間隔はデフォルトで60分ですが、必要に応じて変更できます。詳しくは、「XenServerの最新リリース」に移動し、『Citrix XenServer管理者ガイド』の、XenCenterのパフォーマンスアラートに関するセクションを参照してください。

:ホスト上でサポートされてない種類の測定値のアイコンは表示されません。たとえば、System Center Virtual Machine Manager(SCVMM)ホストを使用する環境では、ヘルス情報が表示されません。

以下に示すオプションを使って問題のトラブルシューティングを行います。

セッションの監視

セッションが切断状態になると、セッションおよびアプリケーションは終了しませんが、サーバーとユーザーデバイス間の通信が切断されます。

解決方法 説明
ユーザーが接続しているマシンまたはセッションを表示する [アクティビティマネージャー]および[ユーザーの詳細]ビューで、ユーザーが接続しているマシンまたはセッションと、そのユーザーがアクセスしているすべてマシンおよびセッションの一覧を表示します。セッションの一覧にアクセスするには、そのユーザーのビューのタイトルバーにあるセッション切り替え用のアイコンをクリックします。詳しくは、「セッションの復元」を参照してください。
すべてのデリバリーグループで接続されたセッションの総数を表示する [ダッシュボード]の[接続セッション]ペインには、すべてのデリバリーグループでの過去60分間の接続セッション数が表示されます。その合計数をクリックすると、[フィルター]ビューが開きます。ここでは、デリバリーグループごとのセッションデータや、すべてのデリバリーグループでの特定期間での使用量を視覚的に確認できます。
アイドル状態のセッションを終了する [セッションフィルター]ビューにすべてのアクティブなセッションの関連データが表示されます。セッションに関連付けられているユーザー、デリバリーグループ、セッション状態、しきい値の時間を超えたアイドル時間に基づいてフィルターします。フィルターされた一覧で、ログオフまたは切断するセッションを選択します。詳しくは、「アプリケーションのトラブルシューティング」を参照してください。
長期間のデータを表示する [傾向]ビューの[セッション]タブでは、長期間(つまり直近の60分よりも前)の接続セッションおよび切断セッションに関するデータを詳細に確認できます。この情報を表示するには、[履歴傾向の表示] をクリックします。

注: Virtual Delivery Agent 7より前のバージョンのVDA、またはLinux VDAを実行する場合、セッションに関する一部の情報がDirectorに表示されません。代わりに、利用できる情報がないというメッセージが表示されます。

デスクトップ割り当て規則の制限: Citrix Studioでは、さまざまなユーザーまたはユーザーグループの複数のデスクトップ割り当て規則(DAR)をデリバリーグループ内の1つのVDAに割り当てることができます。StoreFrontでは、ログインしているユーザーのDARに従って、割り当て済みのデスクトップが対応する表示名とともに表示されます。ただし、DirectorではDARはサポートされておらず、ログインしているユーザーに関係なく、デリバリーグループ名を使用して割り当て済みのデスクトップが表示されます。このため、Directorで特定のデスクトップをマシンにマッピングすることはできません。 StoreFrontに表示されている割り当て済みデスクトップを、Directorに表示されているデリバリーグループ名にマッピングするには、次のPowerShellコマンドを使用します:

```Get-BrokerDesktopGroup | Where-Object { $\_.Uid -eq (Get-BrokerAssignmentPolicyRule | Where-Object { $\_.PublishedName -eq "\<Name on StoreFront\>" }).DesktopGroupUid } | Select-Object -Property Name, Uid```

セッショントランスポートプロトコル

[セッション詳細]パネルで現在のセッションのHDX接続の種類に使用されているトランスポートプロトコルを表示します。この情報はバージョン7.13以降のVDAで起動するセッションで利用できます。

トランスポートプロトコル

  • HDX接続の種類の場合、
    • EDTがHDX接続に使用されている場合、プロトコルはUDPと表示されます。
    • TCPがHDX接続に使用されている場合、プロトコルはTCPと表示されます。
  • RDP接続の種類の場合、プロトコルは「該当なし」と表示されます。

アダプティブトランスポートが構成されている場合、セッショントランスポートプロトコルは、ネットワーク条件に応じて、EDT(UDP上)とTCPを動的に切り替えます。HDXセッションをEDTで確立できない場合は、TCPプロトコルにフォールバックします。

アダプティブトランスポート構成について詳しくは、「アダプティブトランスポート」を参照してください。

レポートのエクスポート

傾向データをエクスポートして、通常使用レポートおよび能力管理レポートを生成できます。エクスポートでは、PDF、Excel、およびCSVレポート形式がサポートされます。PDFとExcel形式のレポートには、傾向がグラフとテーブルとして表示されます。CSV形式のレポートには、処理してビューを生成したり、アーカイブしたりできる表形式のデータが含まれます。

レポートをエクスポートするには、次の手順に従います。

  1. [傾向] タブに移動します。
  2. フィルターの基準と期間を設定し、[適用] をクリックします。傾向グラフとテーブルにデータが入力されます。
  3. [エクスポート] をクリックして、レポートの名前と形式を入力します。

Directorは、選択したフィルター基準に基づいてレポートを生成します。フィルター基準を変更した場合は、[適用] をクリックしてから [エクスポート] をクリックします。

注: 大量のデータをエクスポートすると、Directorサーバー、Delivery ControllerおよびSQLサーバーのメモリとCPUの消費が著しく増加します。サポートされる同時エクスポート処理の数とエクスポートできるデータの量は、エクスポートのパフォーマンスを最適にするため、デフォルトの上限に設定されています。

サポートされるエクスポート上限

エクスポートされるPDFとExcelのレポートは、選択されたフィルター基準によるグラフィカルなチャートが含まれています。ただし、すべてのレポート形式の表形式のデータは、行の数またはテーブルのレコード数のデフォルト値を超えた値は切り捨てられています。サポートされるデフォルトのレコード数は、レポート形式に基づいて定義されます。

Directorアプリケーションの設定をインターネットインフォメーションサービス(IIS)で構成して、デフォルトの上限を変更できます。

VHD形式 サポートされるデフォルトのレコード数 Directorアプリケーションの設定におけるフィールド サポートされる最大レコード数
PDF 500 UI.ExportPdfDrilldownLimit 5000
Excel 100,000 UI.ExportExcelDrilldownLimit 100,000
CSV 100,000( [セッション]タブでは10,000,000) UI.ExportCsvDrilldownLimit 100,000

エクスポートできるレコード数の上限を変更するには、次の手順に従います。

  1. IISマネージャーコンソールを開きます。
  2. [Default Web Site]ノードを開き、[Director]Webサイトを選択します。
  3. [アプリケーションの設定] をダブルクリックします。
  4. フィールドを編集するか、新しいフィールドを追加します。

[アプリケーションの設定]でこれらのフィールドの値を追加すると、デフォルト値が上書きされます。

警告: サポートされる最大レコード数より多くフィールド値を設定すると、エクスポートのパフォーマンスが影響を受ける可能性があり、サポートもされません。

エラー処理

このセクションでは、エクスポート処理中に発生しうるエラーに対処するための情報を提供します。

  • Directorのタイムアウト

このエラーは、Directorサーバーでの、またはMonitor Serviceによるネットワーク問題や高いリソース使用率によって発生する可能性があります。

デフォルトのタイムアウト時間は100秒間です。Directorサービスのタイムアウト時間を増やすには、インターネットインフォメーションサービス(IIS)のDirectorアプリケーションの設定で Connector.DataServiceContext.Timeoutフィールド の値を設定します:

  1. IISマネージャーコンソールを開きます。

  2. [Default Web Site]ノードを開き、[Director]Webサイトを選択します。

  3. [アプリケーションの設定] をダブルクリックします。

  4. Connector.DataServiceContext.Timeout を編集します。

  • モニターのタイムアウト

このエラーは、Monitor Serviceによる、またはSQLサーバーでのネットワーク問題や高いリソース使用率によって発生する可能性があります。

Monitor Serviceのタイムアウト時間を増やすには、Delivery Controllerで以下のPowerShellコマンドを実行します:

asnp Citrix.*
Get-MonitorConfiguration
Set-MonitorConfiguration -MonitorQueryTimeoutSeconds <timeout value>
  • 同時エクスポートまたはプレビュー処理上限

Directorでは、エクスポートまたはプレビューの1つのインスタンスがサポートされます。同時エクスポートまたはプレビュー処理上限エラーが発生した場合は、次のエクスポート処理を後で実行してください。

同時エクスポートまたはプレビュー処理の数を増やすことはできますが、Directorのパフォーマンスに影響する可能性があり、サポートもされません:

  1. IISマネージャーコンソールを開きます。

  2. [Default Web Site]ノードを開き、[Director]Webサイトを選択します。

  3. [アプリケーションの設定] をダブルクリックします。

  4. UI.ConcurrentExportLimit を編集します。

  • Directorのディスク容量不足

各エクスポート処理には、Windows Tempフォルダーに最大2GBのハードディスク容量が必要です。容量をクリアするか、Directorサーバーにハードディスク容量を追加してからエクスポートを再試行してください。

Hotfixの監視

特定のマシンのVDA(物理または仮想)にインストールされているHotfixを確認するには、[マシンの詳細]ビューを選択します。

ユーザーマシンの電源状態の制御

Directorで選択したマシンの電源の状態を制御するには、[電源制御]オプションを使用します。これらのオプションはデスクトップOSマシンに対してのみ実行でき、サーバーOSマシンに対しては使用できません。

注: この機能は、物理マシンまたはリモートPCアクセスを使用しているマシンに対しては使用できません。

コマンド 機能
再起動 仮想マシン上のすべてのプロセスを停止して、通常の再起動処理(ソフト再起動)を実行します。たとえば、起動に失敗したマシンを再起動するときにこのコマンドを使用します。
強制再起動 通常のシャットダウン処理を行わずに強制的に仮想マシンを再起動します。これは、物理サーバーの電源プラグを抜いてから電源を入れるのと同等の操作です。
シャットダウン 仮想マシン上のすべてのプロセスを停止して、通常のシャットダウン処理(ソフトシャットダウン)を実行します。
強制シャットダウン 通常のシャットダウン処理を行わずに強制的に仮想マシンをシャットダウンします。物理サーバーの電源プラグを抜くのと同等の操作です。実行中のプロセスを正しく停止できない場合があるため、この方法で仮想マシンをシャットダウンするとデータが失われる可能性があります。
一時停止 仮想マシンを一時停止して、そのときの状態をデフォルトのストレージリポジトリ上にファイルとして保存します。この方法で仮想マシンを一時停止してからそのホストサーバーをシャットダウンし、ホストサーバーを再起動してから仮想マシンを元の実行状態に戻すことができます。
再開 一時停止状態の仮想マシンを再開して、元の実行状態に戻します。
開始 シャットダウン状態の仮想マシンを起動します(「コールドスタート」とも呼ばれます)。

電源制御操作に失敗した場合、アラート上にマウスポインターを置くと問題の詳細情報がポップアップメッセージとして表示されます。

マシンへの接続の無効化

メンテナンスモードでは、管理者がイメージの保守作業を行っている間、一時的にユーザーが接続できなくなります。

マシンをメンテナンスモードにすると、メンテナンスモードを解除するまでそのマシンへの接続が禁止されます。そのマシンにユーザーがログオンしている場合は、すべてのユーザーがログオフした後でメンテナンスモードに切り替わります。ユーザーのログオフを促すには、マシンのシャットダウンを通知するメッセージをユーザーに送信したり、電源制御機能を使って強制的にマシンをシャットダウンしたりできます。

  1. [ユーザーの詳細]ビューなどからマシンを選択するか、[フィルター]ビューでマシンのグループを選択します。
  2. [メンテナンスモード]をクリックしてマシンをメンテナンスモードにします。

メンテナンスモードのデスクトップにユーザーが接続を試みると、デスクトップを使用できないことを示すメッセージが表示されます。管理者がメンテナンスモードを解除するまで、新しい接続は許可されません。

アプリケーションの分析

[アプリケーション] タブには、アプリケーションのパフォーマンスを効率的に分析および管理するのに役立つアプリケーションごとの分析結果が、単一の統合ビューで表示されます。サイトに公開されているすべてのアプリケーションの正常性および使用状況に関する情報について貴重な識見を得ることができます。プローブの結果、アプリケーションごとのインスタンス数、公開アプリケーションに関連する障害およびエラーなどのメトリックが表示されます。詳しくは、「アプリケーションのトラブルシューティング」の「アプリケーションの分析」セクションを参照してください。