構成

ホストされているアプリケーションやデスクトップにユーザーがアクセスできるようにするには、Mac向けCitrix Workspaceアプリをインストールした後で、以下の構成を行う必要があります。

外部から接続するユーザー(遠隔地からまたはインターネット経由で接続するユーザーなど)にアクセスを提供するには、Citrix Gatewayを使用した認証を構成します。

Citrix WorkspaceアプリでのContent Collaborationサービスの統合

Citrix Content Collaborationを使用すると、ドキュメントを簡単かつ安全に交換したり、メールで大容量のドキュメントを送信したり、サードパーティへのドキュメント転送を安全に処理したり、コラボレーションスペースにアクセスすることができます。また、Webベースのインターフェイス、モバイルクライアント、デスクトップアプリ、Microsoft OutlookやGmailとの統合など、さまざまな方法で作業できます。

Citrix Content Collaboration機能には、Citrix Workspaceアプリの [ファイル] タブからアクセスできます。[ファイル] タブは、Citrix Cloudコンソールのワークスペース構成でContent Collaborationサービスが有効になっている場合にのみ表示できます。

注:

オペレーティングシステムでセキュリティオプションが設定されているため、Citrix WorkspaceアプリでのCitrix Content Collaborationの統合は、Windows Server 2012およびWindows Server 2016ではサポートされていません。

次の図は、新しいCitrix Workspaceアプリの [ファイル] タブの例です:

ファイル

制限事項:

  • Citrix Workspaceアプリをリセットしても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。
  • Citrix Workspaceアプリでストアを切り替えても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。

USBリダイレクトの設定

HDX USBデバイスリダイレクト機能を使用すると、USBデバイスのクライアント側へのリダイレクトおよびクライアント側からのリダイレクトが有効になります。たとえば、ユーザーがデスクトップでホストされるアプリケーションや仮想デスクトップを使用している時に、ローカルのユーザーデバイスに装着したUSBフラッシュドライブにアクセスできるようになります。セッション内で、デジタルカメラなどの画像転送プロトコル(PTP)デバイス、デジタルオーディオプレーヤーやポータブルメディアプレーヤーなどのメディア転送プロトコル(MTP)デバイス、POS(Point-Of-Sale)デバイス、3D SpaceMouse、スキャナー、署名パッドなどの他のデバイスをユーザーデバイスに接続して使用できます。

注:

デスクトップでホストされるアプリケーションのセッションでは、ダブルホップUSBはサポートされません。

USBリダイレクトは、次のデバイスで使用できます:

  • Windows
  • Linux
  • Mac

USBリダイレクトのデフォルトでは、特定のクラスのUSBデバイスでのみ許可され、ほかのクラスのデバイスはリダイレクトされません。管理者は、リダイレクトするUSBデバイスの一覧を変更して、仮想デスクトップで使用可能になるUSBデバイスの種類を制限できます。詳しくは、このセクションで後述する説明を参照してください。

ヒント

ユーザーデバイスとサーバー間でセキュリティ境界による分離が必要な環境では、使用を禁止するUSBデバイスの種類についてユーザーに通知することをお勧めします。

一般的なUSBデバイスをリダイレクトするための仮想チャネルが最適化されており、WAN接続でも良好なパフォーマンスが提供されます。低速な狭帯域幅接続では、最適化された仮想チャネルを使用することで最高のパフォーマンスが得られます。

注:

Mac向けCitrix WorkspaceアプリのUSBリダイレクトでSMARTボードを使用する場合、マウスとして処理されます。

ただし、最適化された仮想チャネルでUSB 3.0デバイスおよびUSB 3.0ポートを使用して、CDM仮想チャネルを使用してカメラ内のファイルを表示したり、ヘッドセットでオーディオを再生したりできます。USB 3.0デバイスをUSB 2.0ポートに接続した場合も、汎用USBリダイレクトがサポートされます。

Webカメラのヒューマンインターフェイスデバイス(HID)ボタンなど、一部のデバイス固有の機能は、最適化された仮想チャネルで正しく動作しない場合があります。問題が発生する場合は、汎用USB仮想チャネルを使用してください。

一部のデバイスはデフォルトではリダイレクトされず、ローカルセッションでのみ使用可能になります。たとえば、内部USBで直接装着されたネットワークインターフェイスカードは、リダイレクトには適しません。

USBリダイレクトを使用するには:

  1. Mac向けCitrix WorkspaceアプリがインストールされているデバイスにUSBデバイスを接続します。

  2. ローカルシステムで、使用できるUSBデバイスを選択するメッセージが表示されます。

    USBリダイレクト画面

  3. 接続するデバイスを選択して、[接続] をクリックします。接続できない場合は、エラーメッセージが表示されます。

  4. [環境設定] 画面の [デバイス] タブで、接続されたUSBデバイスがUSBパネルに一覧表示されます。

    USB設定

  5. USBデバイスの仮想チャネルの種類で汎用または最適化を選択します。

  6. メッセージが表示されます。クリックしてUSBデバイスをセッションに追加します:

    USBリダイレクト通知

USBデバイスの装着と取り外し

ユーザーは、仮想セッションの開始前および開始後にUSBデバイスを装着できます。Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、以下の点について考慮してください:

  • セッションを開始した後で装着したデバイスは、Desktop Viewerの[USB]メニューに直ちに追加されます。
  • USBデバイスが正しくリダイレクトされない場合、仮想セッションが開始されてからデバイスを装着することで問題が解決される場合があります。
  • データの損失を避けるため、Windowsで推奨される手順([ハードウェアの安全な取り外し]メニューなど)に従ってUSBデバイスを取り外してください。

Enlightened Data Transport(EDT)の構成

Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、デフォルトでEDTが有効になっています。

Mac向けCitrix Workspaceアプリは、デフォルトの.icaファイルに設定されたEDT設定を読み取り、適切に適用します。

EDTを無効にするには、ターミナルで次のコマンドを実行します:

defaults write com.citrix.receiver.nomas HDXOverUDPAllowed -bool NO

セッション画面の保持機能およびクライアントの自動再接続機能の構成

セッション画面の保持機能は、ICAセッションをアクティブのまま保持し、ネットワークの接続が切断されても、セッションの画面を表示したままにできます。ユーザーは、接続が回復するまでセッション画面を見ることができます。

セッション画面の保持機能を有効にすると、データを損失することなく、サーバー上のセッションがアクティブのまま保持されます。ネットワークが中断されると、セッション画面が停止するため、ユーザーにもネットワークが切断されていることがわかります。この時、セッションウィンドウが閉じたりエラーメッセージが表示されたりする代わりに画面表示が保持され、バックグラウンドで再接続が試行されます。ネットワーク接続が回復すると、自動的にセッションでの作業を再開できるようになります。また、セッションに再接続するときに再認証用のログオン画面が表示されないため、ユーザーは即座に作業を再開できます。

重要

Mac向けCitrix Workspaceアプリのユーザーは、サーバー側の設定を上書きできません。

セッション画面の保持機能とともに、TLS(Transport Layer Security)を使用できます。

TLSは、ユーザーデバイスとCitrix Gateway間で送信されるデータのみを暗号化します。

セッション画面の保持ポリシーを使用する

[セッション画面の保持] ポリシー設定により、セッション画面の保持を許可または禁止します。

[セッション画面の保持のタイムアウト] ポリシー設定には、デフォルトで180秒(3分)が設定されています。この時間を長く設定することもできますが、この機能の本来の目的は、ネットワークから切断されたユーザーを再認証することなくセッションに再接続することにあるので注意が必要です。

ヒント

必要以上に長い時間を設定すると、接続の再開を待ちきれないユーザーが席を離れてしまい、その間に不正なユーザーがセッションにアクセスしてしまう危険性があります。

セッション画面の保持機能が有効な受信接続ではポート2598が使用されます。このポート番号は[セッション画面の保持のポート番号]ポリシー設定で変更できます。

切断したセッションに再接続するユーザーを再認証する場合は、クライアントの自動再接続機能を使用します。[クライアントの自動再接続時の認証]ポリシー設定を構成して、中断されたセッションにユーザーが再接続する時に再認証を要求することができます。

セッション画面の保持機能とクライアントの自動再接続機能を一緒に使用する場合は、次のように処理されます。まず、ネットワークが切断されると、セッション画面の保持機能により、セッションがアクティブのままサーバー上に保持されます。[セッション画面の保持のタイムアウト]設定で指定した時間が経過すると、サーバー上のセッションが終了または切断されます。この後でクライアントの自動再接続のポリシー設定が有効になり、切断セッションへの再接続が行われます。

セッション画面の保持は、サーバーでデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、サーバーで管理するポリシーを構成します。

セッション画面の保持を設定する

デフォルトでは、セッション画面の保持機能は有効になっています。

セッション画面の保持を無効にするには:

  1. Citrix Studioを起動します。
  2. [セッション画面の保持] ポリシーを開きます。
  3. ポリシーを [禁止] に設定します。

セッション画面の保持2

セッション画面の保持のタイムアウトを設定する

デフォルトでは、セッション画面の保持のタイムアウトは180秒に設定されています。

注:

セッション画面の保持のタイムアウトポリシーは、XenApp/XenDesktop 7.11以降でのみ構成できます。

セッション画面の保持のタイムアウトを変更するには:

  1. Citrix Studioを起動します。
  2. [セッション画面の保持のタイムアウト] ポリシーを開きます。
  3. タイムアウト値を編集します。
  4. [OK] をクリックします。

クライアントの自動再接続を設定する

デフォルトでは、自動再接続機能は有効になっています。

自動再接続を無効にするには:

  1. Citrix Studioを起動します。
  2. [クライアントの自動再接続] ポリシーを開きます。
  3. ポリシーを [禁止] に設定します。

クライアントの自動再接続

クライアントの自動再接続のタイムアウトを設定する

デフォルトでは、クライアントの自動再接続のタイムアウトは120秒に設定されています。

注:

クライアントの自動再接続のタイムアウトポリシーは、XenApp/XenDesktop 7.11以降でのみ構成できます。

クライアントの自動再接続のタイムアウトを変更するには:

  1. Citrix Studioを起動します。
  2. [クライアントの自動再接続] ポリシーを開きます。
  3. タイムアウト値を編集します。
  4. [OK] をクリックします。

制限事項:

Mac向けCitrix Workspaceアプリは、ターミナルサーバーのVDAで、ユーザー設定に関係なくタイムアウト値に120秒を使用します。

再接続ユーザーインターフェイスの透明度レベルの設定

セッションのユーザーインターフェイスは、セッション画面の保持およびクライアントの自動再接続の試行中に表示されます。ユーザーインターフェイスの透明度レベルは、Studioを使用して変更できます。

デフォルトでは、再接続UIの透明度は、80に設定されています。

再接続ユーザーインターフェイスの透明度レベルを変更するには

  1. Citrix Studioを起動します。
  2. [再接続UIの透明度レベル] ポリシーを開きます。
  3. 値を編集します。
  4. [OK] をクリックします。

クライアントの自動再接続とセッション画面の保持の操作

さまざまなアクセスポイント間での切り替え、ネットワークの中断、遅延による表示のタイムアウトなど、モバイルに伴う課題は、アクティブなMac向けCitrix Workspaceアプリセッションのリンクの整合性を保持しようとする時に問題になります。この問題を解決するために、Mac向けCitrix Workspaceアプリのこのバージョンでは、セッション画面の保持および自動再接続テクノロジが強化されました。

自動再接続およびセッション画面の保持機能によって、ネットワークの中断からの回復後、Mac向けCitrix Workspaceアプリセッションに自動的に再接続できます。これらの機能は、Citrix Studioのポリシーで有効にでき、ユーザーエクスペリエンスを大幅に向上できます。

注:

クライアントの自動再接続およびセッション画面の保持のタイムアウト値は、StoreFrontのdefault.icaファイルを使用して変更できます。

クライアントの自動再接続

クライアントの自動再接続は、Citrix Studioポリシーで有効または無効にできます。この機能は、デフォルトで有効になります。このポリシーの変更について詳しくは、このセクションで前述された「クライアントの自動再接続」を参照してください。

StoreFrontでデフォルトの.icaファイルを使用して、AutoClientReconnectの接続タイムアウトを変更します。デフォルトでは、タイムアウトは120秒(または2分)に設定されています。

設定 デフォルト
TransportReconnectRetryMaxTimeSeconds TransportReconnectRetryMaxTimeSeconds=60 120

セッション画面の保持

セッション画面の保持機能の有効または無効の設定は、Citrix Studioポリシーで行います。この機能は、デフォルトで有効になります。

StoreFrontのdefault.icaファイルを使用して、セッション画面の保持の接続タイムアウトを変更します。デフォルトでは、タイムアウトは180秒(または3分)に設定されています

設定 デフォルト
SessionReliabilityTTL SessionReliabilityTTL=120 180

クライアントの自動再接続およびセッション画面の保持の仕組み

Mac向けCitrix Workspaceアプリでクライアントの自動再接続機能およびセッション画面の保持機能を有効にする場合、以下に注意してください:

  • 再接続の進行中は、アクティブなセッション画面は淡色表示され、カウントダウンタイマーがセッションが切断されるまでの残り時間を表示します。セッションがタイムアウトになると、接続は切断されます。

デフォルトでは、再接続のカウントダウンタイマーの通知は5分です。これは、自動再接続のデフォルトの値(2分)およびセッション画面の保持のデフォルトの値(3分)を組み合わせた値です。以下の図は、セッションインターフェイスの右上に表示されるカウントダウンタイマーの通知です:

タイマーの再接続

ヒント

非アクティブなセッションに使用されるグレースケールの明るさは、コマンドプロンプトを使用して変更できます。たとえば、次のようになります。defaults write com.citrix.receiver.nomas NetDisruptBrightness 80。デフォルト値は、80に設定されています。最大値は100(半透明の画面)より上に設定できません。最小値は0(完全に黒くなった画面)に設定できます。

  • セッションの再接続が成功した場合(またはセッションが切断された場合)に通知が表示されます。この通知は、セッションインターフェイスの右上に表示されます:

再接続の成功

  • 自動再接続およびセッション画面の保持コントロールの下に表示されるセッション画面では、セッションの接続状態を知らせるメッセージが提供されます。アクティブなセッションに戻るには、[再接続のキャンセル] をクリックします。

CEIPの構成

CEIPは、7日ごとにデータを収集してからCitrixに安全にアップロードするように、デフォルトでスケジュールされています。CEIPに参加するかどうかは、[Mac向けCitrix Workspaceアプリ]>[セキュリティ]>[環境設定] 画面でいつでも変更できます。

ヒント

CEIPが無効になると、インストールされたMac向けCitrix Workspaceアプリバージョンの最小限の情報のみが、一度だけアップロードされます。この最小限の情報は、お客様が使用されているさまざまなバージョンの分布状況を把握する上で、大変に貴重です。これは、CEIPが無効にされた直後の一度しか機能しません。

CEIPを無効にする、または参加をやめるには

  1. [環境設定] ウィンドウで [セキュリティとプライバシー] を選択します。
  2. [プライバシー] タブを選択します。
  3. 適切なラジオボタンを変更します。たとえば、CEIPを無効にするには、[いいえ] をクリックします。
  4. [OK] をクリックします。

CEIP

アプリケーション配信の構成

Citrix Virtual Apps and Desktopsでアプリケーションをユーザーに配信する時は、アプリケーションにアクセスするユーザーのエクスペリエンスを向上させるために、次のオプションについて検討します:

Webアクセスモード

Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、構成を必要とせずに、アプリケーションやデスクトップに対するブラウザーベースのアクセスであるWebアクセスを実行できます。WebサイトまたはWeb Interfaceサイトに対応するWorkspaceアプリをWebブラウザーで開き、使用するアプリケーションを選択して実行するだけです。Webアクセスモードでは、ユーザーのデバイスのアプリフォルダーにアプリのショートカットが置かれます。

セルフサービスモード

StoreFrontアカウントをMac向けCitrix Workspaceアプリに追加したり、StoreFrontサイトをポイントするようにMac向けCitrix Workspaceアプリを構成して、セルフサービスモードを構成できます。これにより、ユーザーはMac向けCitrix Workspaceアプリを介してアプリケーションをサブスクライブできます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリキーワード設定を構成できます。いずれかのユーザーがアプリケーションを選択すると、そのアプリケーションに対するショートカットがユーザーデバイスのアプリフォルダーに置かれます。

StoreFront 3.0サイトにアクセスすると、Mac向けCitrix WorkspaceアプリのTech Previewユーザーエクスペリエンスを実行できます。

Citrix Virtual Appsファームでアプリケーションを公開する場合、StoreFrontストアを介したアプリケーションへのユーザーアクセスの利便性を高めるため、公開アプリケーションについてわかりやすい説明を付加してください。この説明は、Mac向けCitrix Workspaceアプリを介してユーザーに表示できます。

セルフサービスモードの構成

前述のとおり、StoreFrontアカウントをMac向けCitrix Workspaceアプリに追加したり、StoreFrontサイトをポイントするようにMac向けCitrix Workspaceアプリを構成して、セルフサービスモードを構成できます。これにより、ユーザーはMac向けCitrix Workspaceアプリのユーザーインターフェイスを介してアプリケーションをサブスクライブできます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。

セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリケーションキーワード設定を構成できます。

  • アプリケーションがストアのユーザー全員に自動的にサブスクライブされるようにするには、Citrix Virtual Appsでそのアプリケーションを公開する時に、説明にKEYWORDS:Autoという文字列を追加します。ユーザーがストアにログオンすると、そのアプリケーションを手動でサブスクライブしなくても自動的にプロビジョニングされます。
  • 説明に「KEYWORDS:Featured」という文字列を追加すると、そのアプリケーションがMac向けCitrix Workspaceアプリの[おすすめ]一覧に表示され、ユーザーがそのアプリケーションを見つけやすくなります。

詳しくは、StoreFrontのドキュメントを参照してください。

Citrix Virtual Apps展開環境のWeb Interfaceで、XenApp Servicesサイトを作成します。サイト名およびその作成方法は、インストールしているWeb Interfaceのバージョンにより異なります。詳しくは、「Web Interface」のドキュメントを参照してください。

StoreFrontの構成

StoreFrontで作成するストアは、Mac向けCitrix Workspaceアプリのリソース配信インフラストラクチャと認証を提供するサービスにより構成されます。このストアにより、Citrix Virtual Apps and DesktopsサイトおよびCitrix Virtual Appsファームからデスクトップとアプリケーションが列挙および集約され、これらのリソースをユーザーが使用できるようになります。

  1. StoreFrontをインストールして構成します。詳しくは、StoreFrontのドキュメントを参照してください。

    注:Mac向けCitrix Workspaceアプリダウンロードサイトを独自に作成する管理者用に、テンプレートが提供されています。

  2. Citrix Virtual Apps and Desktopsのアプリケーションと同様の手順で、CloudGateway用にストアを構成します。ユーザーのMac向けCitrix Workspaceアプリ側で特別な設定を行う必要はありません。詳しくは、StoreFrontのドキュメントの「ストアの構成」を参照してください。

ユーザーへのアカウント情報の提供

管理者は、ユーザーにアカウントの情報を提供します。ユーザーは、この情報を使用してアプリケーションやデスクトップにアクセスします。次の方法でユーザーに情報を提供できます:

  • メールアドレスによるアカウント検出を構成する
  • ユーザーにプロビジョニングファイルを提供する
  • ユーザーにセットアップ用のURLを提供する
  • アカウント情報をユーザーに手入力させる

メールアドレスによるアカウント検出を構成する

管理者は、メールアドレスによるMac向けCitrix Workspaceアプリアカウントの検出機能を構成できます。この機能を有効にした場合、ユーザーはMac向けCitrix Workspaceアプリの初期設定時にサーバーのURLの代わりに自分のメールアドレスを入力できます。DNS(Domain Name System)サービス(SRV)レコードにより、そのメールアドレスに関連付けられているCitrix Gateway、またはStoreFrontサーバーが自動的に検出され、ホストされているアプリケーションやデスクトップにアクセスするためのログオンを求めるメッセージが表示されます。

メールアドレスによるReceiverアカウントの検出機能が正しく動作するようにDNSサーバーを構成する方法については、StoreFrontドキュメントの「メールアドレスによるアカウント検出を構成する」を参照してください。

ユーザーが入力したメールアカウントによりStoreFrontまたはCitrix Gatewayが正しく検出され、Citrix Gatewayに接続できるように構成する方法については、Citrix Gatewayドキュメントの「Connecting to StoreFront by Using Email-Based Discovery」を参照してください。

ユーザーにプロビジョニングファイルを提供する

管理者は、StoreFrontを使用して、接続の詳細情報を定義したプロビジョニングファイルを作成できます。作成したプロビジョニングファイルをユーザーに提供して、Mac向けCitrix Workspaceアプリを自動的に構成できるようにします。Mac向けCitrix Workspaceアプリをインストールした後で、提供されたファイルをユーザーが開くとMac向けCitrix Workspaceアプリが自動的に構成されます。Workspace for Webサイトを構成する場合は、そのサイトからユーザーにMac向けCitrix Workspaceアプリのプロビジョニングファイルを提供することもできます。

詳しくは、StoreFrontのドキュメントを参照してください。

ユーザーにセットアップ用のURLを提供する

管理者は、Mac向けCitrix WorkspaceアプリのSetup URL Generatorを使用して、必要なアカウント情報を含んでいるURLを生成できます。Mac向けCitrix Workspaceアプリをインストールした後で、管理者から提供されたURLをユーザーがクリックしてアカウントを構成し、リソースにアクセスできます。Setup URL Generatorユーティリティで生成したURLは、すべてのユーザーにメールで送信したりWebサイトに掲載したりできます。

アカウント情報をユーザーに手入力させる

ユーザーにアカウント情報を入力させる場合は、以下の情報を提供する必要があります:

  • StoreFrontストアURLまたはXenApp Servicesサイトがホストするリソース。例: https://servername.example.com

  • Citrix Gatewayを使用する場合は、Citrix Gatewayアドレス、製品エディション、必要な認証方法。

    Citrix Gatewayの構成について詳しくは、Citrix Gatewayのドキュメントを参照してください。

ユーザーが新しいアカウントの詳細を入力すると、Mac向けCitrix Workspaceアプリにより接続が検証されます。検証に成功すると、そのアカウントにログオンするための画面が開きます。

自動更新の構成

グラフィカルユーザーインターフェイスを使用した構成

各ユーザーが [環境設定] ダイアログボックスで[Citrix Workspace更新プログラム]設定を上書きできます。このような、ユーザーごとの構成および設定は、現在のユーザーにのみ適用されます。

  1. Mac向けCitrix Workspaceアプリの [環境設定] に移動します。

  2. [詳細] ペインで、[自動更新] を選択します。[Citrix Workspace更新プログラム]ダイアログボックスが開きます。

  3. 次のいずれかのオプションを選択します。

    • はい。通知します
    • いいえ。通知しません
    • 管理者指定の設定を使用する
  4. 変更を保存するには、ダイアログボックスを閉じます。

StoreFrontを使用したCitrix Workspaceの更新の構成

管理者は、StoreFrontを使用して[Citrix Workspace更新プログラム]を構成できます。Mac向けCitrix Workspaceアプリは、「管理者が指定した設定を使用する」を選択したユーザーに対してのみ、この設定を使用します。以下の手順で、自動更新を手動で構成します。

  1. テキストエディタでweb.configファイルを開きます。ファイルのデフォルトの場所は、C:\inetpub\wwwroot\Citrix\Roaming\web.configです。

  2. このファイルで、ユーザーアカウント要素の場所を見つけます(「Store」は使用環境のアカウント名です)。

    例:<account id=… name=”Store”>

    </account>タグの前に、ユーザーアカウントのプロパティに移動します:

    <properties>

    <clear /> </properties>

  3. <clear /> タグの後に、自動更新タグを追加します。

auto-update-Check

このコマンドは、更新が利用可能かを検出します。

有効な値は次のとおりです:

  • Auto - このオプションは、更新が利用可能な時に通知します。
  • Manual - このオプションは、更新が利用可能であっても通知しません。ユーザーは、[更新の確認] を選択して手動で更新を確認します。
  • Disabled - このオプションは、[Citrix Workspace更新プログラム]を無効にします。

auto-update-DeferUpdate-Count

このコマンドは、最新バージョンのMac向けCitrix Workspaceアプリに強制的に更新される前に、エンドユーザーに送信される更新通知の回数を設定します。デフォルト値は、7です。

有効な値は次のとおりです:

  • -1 - エンドユーザーは、更新が利用可能になった時に、後で通知するオプションを選択できます。
  • 0 - エンドユーザーは、更新が利用可能になった時に、すぐに最新バージョンのMac向けCitrix Workspaceアプリに更新するよう強制されます。
  • 正の整数 – エンドユーザーが更新を強制される前に更新通知を受信する回数を指定します。この値は、8以上に設定しないでください。

auto-update-Rollout-Priority

このコマンドは、更新が利用可能であることがデバイスに表示されるタイミングを指定します。

有効な値は次のとおりです:

  • Auto - 利用可能な更新をユーザーにロールアウトする時期をCitrix Workspaceの更新システムが決定します。
  • Fast - ユーザーへの自動更新のロールアウトは、Mac向けCitrix Workspaceアプリで高い優先度に設定されます。
  • Medium - ユーザーへの自動更新のロールアウトは、Mac向けCitrix Workspaceアプリで中程度の優先度に設定されます。
  • Slow - ユーザーへの自動更新のロールアウトは、Mac向けCitrix Workspaceアプリで低い優先度に設定されます。

構成ファイルを使用した拡張クライアントIMEの構成

拡張クライアントIMEは、キーボードレイアウトの同期機能に依存します。デフォルトでは、キーボードレイアウトの同期機能が有効になっていると、拡張IME機能が有効になります。この機能のみを制御するには、Configファイル(~/Library/Application Support/Citrix Workspace/フォルダー)を開いて、「EnableIMEEnhancement」設定で値を「true」(有効)または「false」(無効)にします。

注:

セッションの再起動後に設定の変更が有効になります。

キーボードレイアウトの同期

キーボードレイアウトの同期によって、クライアントデバイスの優先キーボードレイアウトを切り替えることができます。この機能はデフォルトでは無効になっています。

キーボードレイアウトの同期を有効にするには、[環境設定]>[キーボード] に移動し、「リモートサーバーのキーボードレイアウトではなくローカルのレイアウトを使用する」を選択します。

注:

  1. ローカルキーボードレイアウトオプションで、クライアントIME(Input Method Editor)をアクティブにします。日本語、中国語、または韓国語を使用しているユーザーがサーバーIMEを使用する場合、[環境設定]>[キーボード] のチェックボックスをオフにして、ローカルキーボードレイアウトオプションを無効にする必要があります。次のセッションに接続すると、セッションは、リモートサーバーで指定されたキーボードレイアウトに戻します。
  2. この機能は、クライアントで切り替えがオンになっていて、関連機能がVDAで有効になっている場合にのみ、セッションで動作します。[デバイス]>[キーボード]>[インターナショナル][クライアントのキーボードレイアウトを使用する] の項目が追加され、有効な状態が表示されます。

制限事項:

  • この機能を使用している間は、「Macでサポートされているキーボードレイアウト」に記載されているキーボードレイアウトを使用できます。クライアントのキーボードレイアウトを互換性のないレイアウトに変更すると、VDA側でレイアウトが同期される可能性はありますが、機能を使用できない場合があります。

  • 管理者権限(管理者として実行している場合など)で実行しているリモートアプリケーションは、クライアントのキーボードレイアウトと同期することはできません。この問題を解決するには、VDAでキーボードレイアウトを手動で変更するか、UACを無効にします。

  • RDPがアプリケーションとして展開され、ユーザーがRDPセッションで作業をしていると、キーボードレイアウトをAlt + Shiftショートカットで変更することはできません。この問題を回避するには、RDPセッションの言語バーでキーボードレイアウトを切り替えます。

キーボードレイアウト

言語バー

グラフィカルユーザーインターフェイスを使用して、アプリケーションセッションでリモート言語バーを表示または非表示にすることができます。言語バーには、セッションで優先される入力言語が表示されます。以前のリリースでは、VDAのレジストリキーを使用することによってのみ、この設定を変更できました。Mac向けCitrix Workspaceアプリのバージョン1808以降では、[環境設定]ダイアログを使用して変更できます。言語バーは、デフォルトでセッションに表示されます。

注:

この機能は、VDA 7.17以降で動作するセッションで使用できます。

リモート言語バーの表示または非表示を構成する

  1. [環境設定]を開きます。
  2. [キーボード]をクリックします。
  3. [公開アプリケーションのリモート言語バーを表示する]をオンまたはオフにします。

注:

設定の変更は直ちに有効になります。アクティブなセッションの設定を変更できます。入力言語が1つだけの場合、リモート言語バーはセッションに表示されません。