構成
ホストされているアプリケーションやデスクトップにユーザーがアクセスできるようにするには、Mac向けCitrix Workspaceアプリをインストールした後で、以下の構成を行う必要があります。
ユーザーは、インターネットまたはリモートの場所から接続します。こうしたユーザーは、Citrix Gatewayを使用して認証を構成します。
管理者のタスクと注意事項
ここでは、Mac向けCitrix Workspaceアプリの管理者に関連するタスクと注意事項について説明します。
重要:
macOS 10.15を実行している場合は、システムがApple社のmacOS 10.15での信頼された機関からの証明書の要件に準拠していることを確認してください。Mac向けCitrix Workspaceアプリバージョン2106にアップグレードする前に、この確認を行ってください。
フィーチャーフラグ管理
実稼働環境のCitrix Workspaceアプリで問題が発生した場合、機能が出荷された後でも、影響を受ける機能をCitrix Workspaceアプリで動的に無効にすることができます。無効化するには、フィーチャーフラグと、LaunchDarklyと呼ばれるサードパーティ製サービスを使用します。
ファイアウォールまたはプロキシが送信トラフィックをブロックしている場合を除いて、LaunchDarklyへのトラフィックを有効にするために構成する必要はありません。送信トラフィックがブロックされている場合、ポリシー要件に応じて、特定のURLまたはIPアドレス経由のLaunchDarklyへのトラフィックを有効にします。
LaunchDarklyへのトラフィックと通信は、次の方法で有効化できます:
次のURLへのトラフィックを有効にする
events.launchdarkly.com
stream.launchdarkly.com
clientstream.launchdarkly.com
Firehose.launchdarkly.com
mobile.launchdarkly.com
IPアドレスの許可リストを作成する
IPアドレスの許可リストを作成する必要がある場合、現在のすべてのIPアドレス範囲については、「LaunchDarklyのパブリックIP一覧」を参照してください。この一覧を使用すると、インフラストラクチャの更新に合わせてファイアウォールの構成が自動的に更新されます。インフラストラクチャの変更の状態について詳しくは、LaunchDarkly Statuspageページを参照してください。
LaunchDarklyのシステム要件
Citrix ADCの分割トンネリングが以下のサービスに対して [オフ] に設定されている場合、アプリがこれらのサービスと通信できることを確認してください:
- LaunchDarklyサービス。
- APNsリスナーサービス
Content Collaborationサービスの統合
Citrix Content Collaborationを使用すると、ドキュメントを簡単かつセキュアに交換したり、メールで大容量のドキュメントを送信したり、サードパーティへのドキュメント転送をセキュアに処理したり、コラボレーションスペースにアクセスすることができます。
また、Webベースのインターフェイス、モバイルクライアント、デスクトップアプリ、Microsoft OutlookやGmailとの統合など、Citrix Content Collaborationにより、さまざまな方法で作業できます。
Citrix Content Collaboration機能には、Citrix Workspaceアプリの [ファイル] タブからアクセスできます。この [ファイル] タブは、Citrix Cloudコンソールのワークスペース構成でContent Collaborationサービスが有効になっている場合にのみ表示されます。
注:
オペレーティングシステムでセキュリティオプションが設定されているため、Windows Server 2012およびWindows Server 2016では、Citrix Content Collaborationの統合はサポートされていません。
次の図は、新しいCitrix Workspaceアプリの [ファイル] タブの例です:
制限事項
- Citrix Workspaceアプリをリセットしても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。
- Citrix Workspaceアプリでストアを切り替えても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。
USBリダイレクト
HDX USBデバイスリダイレクト機能を使用すると、USBデバイスのクライアント側へのリダイレクトおよびクライアント側からのリダイレクトが有効になります。ユーザーがデスクトップでホストされるアプリケーションや仮想デスクトップを使用しているときに、ローカルのユーザーデバイスに装着したフラッシュドライブにアクセスできるようになります。
セッション中、ユーザーは画像転送プロトコル(PTP)デバイスなどのデバイスを接続して使用できます。例:
-
デジタルカメラ、デジタルオーディオプレーヤーやポータブルメディアプレーヤーなどのメディア転送プロトコル(MTP)デバイス。
-
POS(Point-Of-Sale)デバイス、3D SpaceMouse、スキャナー、署名パッドなどのデバイス。
注:
デスクトップでホストされるアプリケーションのセッションでは、ダブルホップUSBはサポートされません。
USBリダイレクトは、次のデバイスで使用できます:
- Windows
- Linux
- Mac
USBリダイレクトのデフォルトでは、特定のクラスのUSBデバイスでのみ許可され、ほかのクラスのデバイスはリダイレクトされません。仮想デスクトップで使用可能なUSBデバイスの種類を制限するには、リダイレクトがサポートされているUSBデバイスの一覧を更新します。詳しくは、このセクションの後半で説明します。
ヒント
ユーザーデバイスとサーバーとの間でセキュリティを分離する必要がある場合は、避けるべきUSBデバイスの種類についてユーザーに通知するようにしてください。
一般的なUSBデバイスをリダイレクトするための仮想チャネルが最適化されており、WAN接続でも良好なパフォーマンスが提供されます。低速な狭帯域幅接続では、最適化された仮想チャネルを使用することで最高のパフォーマンスが得られます。
注:
Mac向けCitrix WorkspaceアプリのUSBリダイレクトでSMARTボードを使用する場合、マウスとして処理されます。
この製品は、USB 3.0デバイスとUSB 3.0ポートを使用する最適化された仮想チャネルをサポートします。たとえば、CDM仮想チャネルは、カメラ上でファイルを表示したり、ヘッドセットに音声を提供するために使用されます。USB 3.0デバイスをUSB 2.0ポートに接続した場合も、汎用USBリダイレクトがサポートされます。
Webカメラのヒューマンインターフェイスデバイス(HID)ボタンなど、一部のデバイス固有の機能は、最適化された仮想チャネルで正しく動作しない場合があります。代わりに、汎用USB仮想チャネルを使用してください。
一部のデバイスはデフォルトではリダイレクトされず、ローカルセッションでのみ使用可能になります。たとえば、内部USBで直接装着されたネットワークインターフェイスカード(NIC)は、リダイレクトには適しません。
USBリダイレクトを使用するには:
-
Mac向けCitrix WorkspaceアプリがインストールされているデバイスにUSBデバイスを接続します。
-
ローカルシステムで、使用できるUSBデバイスを選択するメッセージが表示されます。
-
接続するデバイスを選択して、[接続] をクリックします。接続できない場合は、エラーメッセージが表示されます。
-
[環境設定] ウィンドウの [デバイス] タブで、接続されたUSBデバイスが[USB]パネルに一覧表示されます:
-
USBデバイスの仮想チャネルの種類(汎用または最適化)を選択します。
-
メッセージが表示されます。クリックしてUSBデバイスをセッションに追加します:
USBデバイスの装着と取り外し
ユーザーは、仮想セッションの開始前および開始後にUSBデバイスを装着できます。Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、以下の点について考慮してください:
- セッションを開始した後で装着したデバイスは、Desktop Viewerの[USB]メニューに直ちに追加されます。
- USBデバイスが正しくリダイレクトされない場合、仮想セッションが開始されてからデバイスを装着することで問題が解決される場合があります。
- データの損失を避けるため、Windowsで推奨される手順([ハードウェアの安全な取り外し] メニューなど)に従ってUSBデバイスを取り外してください。
サポートされているUSBデバイス
Appleがカーネル機能拡張(KEXT)の廃止を発表したことで、Mac向けCitrix WorkspaceアプリはAppleが提供する新しいユーザーモードのUSBフレームワークIOUSBHost
に移行しました。この記事では、サポートされているUSBデバイスを一覧表示します。
USBリダイレクトと互換性があるUSBデバイス
次のUSBデバイスは、USBリダイレクトとシームレスに連携します:
-
3DConnexion SpaceMouse
-
大容量記憶装置デバイス
-
Kingston DataTraveler USBフラッシュドライブ
-
Seagate外付けHDD
-
Kingston/Transcendフラッシュドライブ32GB/64GB
-
NIST PIVスマートカード/リーダー
-
YubiKey
USBリダイレクトで失敗するUSBデバイス
次のデバイスはUSBリダイレクトと互換性がありません:
- Transcend SSD外付けハードディスク
未確認のUSBデバイス
Mac向けCitrix WorkspaceアプリでUSBリダイレクトが成功するかをCitrixが検証していないデバイスはたくさんあります。これらのデバイスの一部を次に示します:
-
その他のハードディスク
-
カスタムHIDプロトコルを使用するキーボードとヘッドセットの特殊キー
大容量記憶装置デバイスのサポート
一部のタイプの大容量記憶装置デバイスは、正常にリダイレクトできないことが報告されています。リダイレクトに失敗したデバイスには、クライアントドライブマッピングと呼ばれる最適化された仮想チャネルがあります。クライアントドライブマッピングを使用すると、大容量記憶装置デバイスへのアクセスは、Delivery Controllerのポリシーで制御できます。
アイソクロナスデバイスのサポート
汎用USBリダイレクトは、Mac向けCitrix WorkspaceアプリのアイソクロナスクラスのUSBデバイスをサポートしていません。USB仕様におけるデータ転送のアイソクロナスモードとは、タイムスタンプ付きデータを一定の速度でストリーミングするデバイスのことです。例:Webカメラ、USBヘッドホンなど
複合デバイスのサポート
USB複合デバイスは、複数の機能を実行できる単一のガジェットです。例:マルチ機能プリンター、iPhoneなど。現在、Mac向けCitrix Workspaceアプリは、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSセッションへの複合デバイスのリダイレクトをサポートしていません。
サポートされていないUSBデバイス用の代替手段
汎用USBリダイレクトでサポートされていないデバイスを処理できる最適化された仮想チャネルがあります。これらの仮想チャネルは、汎用USBリダイレクトと比較すると速度が最適化されています。以下は、いくつかの例です:
-
Webカメラリダイレクト: 未処理のWebカメラトラフィックデータに最適化されています。Microsoft Teams Optimization Packには、独自のWebカメラリダイレクト方法があります。この場合、Webカメラリダイレクト仮想チャネルは利用できません。
-
オーディオリダイレクト: オーディオストリームを転送するように最適化されています。
-
クライアントドライブマッピング: 大容量記憶装置デバイスをCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaS(旧称Citrix Virtual Apps and Desktopsサービス)セッションにリダイレクトするように最適化されています。例:フラッシュドライブ、ハードディスク、DVD ROM/RWなど。
Enlightened Data Transport(EDT)
Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、デフォルトでEDTが有効になっています。
Mac向けCitrix Workspaceアプリは、デフォルトの.icaファイルに設定されたEDT設定を読み取り、適切に適用します。
EDTを無効にするには、ターミナルで次のコマンドを実行します:
defaults write com.citrix.receiver.nomas HDXOverUDPAllowed -bool NO
セッション画面の保持機能およびクライアントの自動再接続機能
セッション画面の保持機能は、ICAセッションをアクティブのまま保持し、ネットワークの接続が切断されても、セッションの画面を表示したままにできます。ユーザーは、接続が回復するまでセッション画面を見ることができます。
セッション画面の保持機能を有効にすると、データを損失することなく、サーバー上のセッションがアクティブのまま保持されます。ネットワークが中断されると、セッション画面が停止するため、ユーザーにもネットワークが切断されていることがわかります。また、セッションに再接続するときに再認証用のログオン画面が表示されないため、ユーザーは即座に作業を再開できます。
重要
- Mac向けCitrix Workspaceアプリのユーザーは、サーバー側の設定を上書きできません。
- セッション画面の保持を有効にすると、セッションの通信に使用されるデフォルトのポートは、1494から2598に変更されます。
セッション画面の保持機能とともに、TLS(Transport Layer Security)を使用できます。
注
TLSは、ユーザーデバイスとCitrix Gateway間で送信されるデータのみを暗号化します。
セッション画面の保持ポリシーを使用する
[セッション画面の保持] ポリシー設定により、セッション画面の保持を許可または禁止します。
[セッション画面の保持のタイムアウト] ポリシー設定には、デフォルトで180秒(3分)が設定されています。この時間を長く設定することもできますが、この機能はユーザーに利便性を提供します。したがって、ユーザーに再認証を求めるプロンプトは表示されません。
ヒント
セッション画面の保持のタイムアウトを延長すると、ユーザーの気が散ってデバイスから離れたときに、許可されていないユーザーがセッションにアクセスできるようになる可能性があります。
デフォルトでは、セッション画面の保持機能が有効な受信接続ではポート2598が使用されます。このポート番号はポリシーの[セッション画面の保持のポート番号]設定で変更できます。
[クライアントの自動再接続時の認証] ポリシー設定を構成して、中断されたセッションにユーザーが再接続するときに再認証を要求することができます。
セッション画面の保持機能とクライアントの自動再接続機能を一緒に使用する場合は、次のように処理されます。まず、ネットワークが切断されると、セッション画面の保持機能により、セッションがアクティブのままサーバー上に保持されます。[セッション画面の保持のタイムアウト] ポリシー設定で指定した時間が経過すると、サーバー上のセッションが終了または切断されます。この後でクライアントの自動再接続のポリシー設定が有効になり、切断セッションへの再接続が行われます。
注
セッション画面の保持は、サーバーでデフォルトで有効になっています。この機能を無効にするには、サーバーで管理するポリシーを構成します。
Citrix Studioからセッション画面の保持を設定する
デフォルトでは、セッション画面の保持機能は有効になっています。
セッション画面の保持を無効にするには:
- Citrix Studioを起動します。
- [セッション画面の保持] ポリシーを開きます。
- ポリシーを [禁止] に設定します。
セッション画面の保持のタイムアウトを設定する
デフォルトでは、セッション画面の保持のタイムアウトは180秒に設定されています。
注:
セッション画面の保持のタイムアウトポリシーは、XenAppおよびXenDesktop 7.11以降でのみ構成できます。
セッション画面の保持のタイムアウトを変更するには:
- Citrix Studioを起動します。
- [セッション画面の保持のタイムアウト] ポリシーを開きます。
- タイムアウト値を編集します。
- [OK] をクリックします。
Citrix Studioを使用してクライアントの自動再接続を設定する
デフォルトでは、自動再接続機能は有効になっています。
自動再接続を無効にするには:
- Citrix Studioを起動します。
- [クライアントの自動再接続] ポリシーを開きます。
- ポリシーを [禁止] に設定します。
クライアントの自動再接続のタイムアウトを設定する
デフォルトでは、クライアントの自動再接続のタイムアウトは120秒に設定されています。
注:
クライアントの自動再接続のタイムアウトポリシーは、XenAppおよびXenDesktop 7.11以降でのみ構成できます。
クライアントの自動再接続のタイムアウトを変更するには:
- Citrix Studioを起動します。
- [クライアントの自動再接続] ポリシーを開きます。
- タイムアウト値を編集します。
- [OK] をクリックします。
制限事項:
Mac向けCitrix Workspaceアプリは、ターミナルサーバーのVDAで、ユーザー設定に関係なくタイムアウト値に120秒を使用します。
再接続ユーザーインターフェイスの透明度を設定する
セッションのユーザーインターフェイスは、セッション画面の保持およびクライアントの自動再接続の試行中に表示されます。ユーザーインターフェイスの透明度は、Studioのポリシーを使用して変更できます。
デフォルトでは、再接続UIの透明度は、80に設定されています。
再接続ユーザーインターフェイスの透明度を変更するには:
- Citrix Studioを起動します。
- [再接続UIの透過レベル] ポリシーを開きます。
- 値を編集します。
- [OK] をクリックします。
クライアントの自動再接続とセッション画面の保持の操作
さまざまなアクセスポイント間の切り替え、ネットワークの中断、遅延に関連したタイムアウトの表示など、モバイルには多数の課題があります。このため、Mac向けCitrix Workspaceアプリのアクティブなセッションでリンクの整合性を保持しようとすると問題が発生することがあります。Citrixの強化されたセッション画面の保持および自動再接続テクノロジーがこの問題を解決します。
この機能により、ユーザーはネットワークの中断から回復した後、セッションに自動的に再接続できます。これらの機能は、Citrix Studioのポリシーで有効にでき、ユーザーエクスペリエンスを向上します。
注:
クライアントの自動再接続およびセッション画面の保持のタイムアウト値は、StoreFrontのdefault.icaファイルを使用して変更できます。
クライアントの自動再接続
クライアントの自動再接続は、Citrix Studioポリシーで有効または無効にできます。この機能は、デフォルトで有効になります。このポリシーの変更について詳しくは、この記事で前述されたクライアントの自動再接続に関するセクションを参照してください。
StoreFrontでデフォルトの.icaファイルを使用して、AutoClienreconnectの接続タイムアウトを変更します。デフォルトでは、タイムアウトは120秒(2分)に設定されています。
設定 | 例 | デフォルト |
---|---|---|
TransportReconnectRetryMaxTSeconds | TransportReconnectRetryMaxTSeconds=60 | 120 |
セッション画面の保持
セッション画面の保持機能の有効または無効の設定は、Citrix Studioポリシーで行います。この機能は、デフォルトで有効になります。
StoreFrontのdefault.icaファイルを使用して、セッション画面の保持の接続タイムアウトを変更します。デフォルトでは、このタイムアウトは180秒(3分)に設定されています。
設定 | 例 | デフォルト |
---|---|---|
SessionReliabilityTTL | SessionReliabilityTTL=120 | 180 |
クライアントの自動再接続およびセッション画面の保持の仕組み
Mac向けCitrix Workspaceアプリでクライアントの自動再接続機能およびセッション画面の保持機能を有効にする場合、以下に注意してください:
- 再接続中は、セッションウィンドウが灰色になります。セッションを再接続するまでの残り時間がカウントダウンタイマーで表示されます。セッションがタイムアウトになると、接続は切断されます。
デフォルトでは、再接続のカウントダウン通知の最小値は5分です。このタイマー値は、自動再接続のデフォルトの値(2分)およびセッション画面の保持のデフォルトの値(3分)を組み合わせた値です。以下の画面は、セッションインターフェイスの右上に表示されるカウントダウン通知です:
ヒント
非アクティブなセッションに使用されるグレースケールの明るさは、コマンドプロンプトを使用して変更できます。たとえば、defaults write com.citrix.receiver.nomas NetDisruptBrightness 80はデフォルト設定です。デフォルト値は、80に設定されています。最大値は100(半透明の画面)より上に設定できません。最小値は0(完全に黒くなった画面)に設定できます。
- セッションの再接続が成功した場合(またはセッションが切断された場合)に通知が表示されます。この通知は、セッションインターフェイスの右上に表示されます:
- 自動再接続およびセッション画面の保持コントロールの下に表示されるセッション画面では、セッションの接続状態を知らせるメッセージが提供されます。アクティブなセッションに戻るには、[再接続のキャンセル] をクリックします。
カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)
収集データ | 説明 | 使用目的 |
---|---|---|
構成および使用状況データ | Ctrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)では、Mac向けCitrix Workspaceアプリの構成および使用状況データが収集され、CitrixおよびGoogle Analyticsに自動的に送信されます。 | このデータは、Workspaceアプリの品質、信頼性、およびパフォーマンスを向上させる目的でCitrixによって使用させていただきます。 |
追加情報
Citrixは、お客様のデータをCitrixとの契約条件に従って処理します。お客様のデータは、Citrix Trust Centerで入手できるCitrix Services Security Exhibitに従って保護されます。
Citrixは、CEIPの一環として、Google Analyticsを使用してCitrix Workspaceアプリから特定のデータを収集します。Google Analyticsのために収集されたデータのGoogleでの取り扱い方法について確認してください。
CitrixおよびGoogle AnalyticsへのCEIPデータの送信を無効にするには、次の手順を実行します:
- [環境設定] ウィンドウで [セキュリティとプライバシー] を選択します。
- [プライバシー] タブを選択します。
- [いいえ] を選択してCEIPを無効にするか、参加を見送ります。
- [OK] をクリックします。
ターミナルで以下のコマンドを実行してCEIPを無効にすることもできます:
defaults write com.citrix.receiver.nomas "CEIPEnabled" -bool NO
Google Analyticsによって収集される特定のデータ要素は次のとおりです:
オペレーティングシステムバージョン | セッションの起動 | 汎用USBリダイレクトの使用 |
アプリケーションの配信
Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSでアプリケーションをユーザーに配信するときは、アプリケーションにアクセスするユーザーのエクスペリエンスを向上させるために、次のオプションについて検討します:
Webアクセスモード
Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、構成を必要とせずに、アプリケーションやデスクトップに対するブラウザーベースのアクセスであるWebアクセスを実行できます。Workspace for WebをWebブラウザーで開き、使用するアプリケーションを選択して実行するだけです。Webアクセスモードでは、ユーザーのデバイスのアプリフォルダーにアプリのショートカットが置かれます。
セルフサービスモード
StoreFrontアカウントをMac向けCitrix Workspaceアプリに追加するか、StoreFrontサイトを参照してセルフサービスモードを使用するようMac向けCitrix Workspaceアプリを構成します。これによって、ユーザーにMac向けCitrix Workspaceアプリ経由でアプリケーションにサブスクライブすることを許可するセルフサービスモードを構成できます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリキーワード設定を構成できます。いずれかのユーザーがアプリケーションを選択すると、そのアプリケーションに対するショートカットがユーザーデバイスのアプリフォルダーに置かれます。
StoreFront 3.0サイトにアクセスすると、Mac向けCitrix Workspaceアプリのプレビューが表示されます。
Citrix Virtual Appsファームでアプリケーションを公開する場合、StoreFrontストアを介したアプリケーションにユーザーがアクセスするときの利便性を高めるため、公開されたアプリのわかりやすい説明を含めるようにしてください。この説明は、Mac向けCitrix Workspaceアプリを介してユーザーに表示できます。
セルフサービスモードの構成
前述のように、StoreFrontアカウントをMac向けCitrix Workspaceアプリに追加するか、StoreFrontサイトを参照してセルフサービスモードを使用するようMac向けCitrix Workspaceアプリを構成することができます。これによって、ユーザーにMac向けCitrix Workspaceアプリのユーザーインターフェイスを使用してアプリケーションにサブスクライブすることを許可するセルフサービスモードを構成できます。この拡張ユーザーエクスペリエンスはモバイルアプリケーションストアのものと同様です。
セルフサービスモードでは、必要に応じて必須設定、自動プロビジョニング設定、お勧めのアプリキーワード設定を構成できます。
- Citrix Virtual Appsでアプリを公開しているときに、説明に文字列「
KEYWORDS:Auto
」を追加して、ストアのすべてのユーザーをアプリに自動的にサブスクライブします。ユーザーがストアにログインすると、アプリは自動的にプロビジョニングされ、手動でサブスクライブする必要はありません。 - ユーザーが特定のアプリケーションに簡単にアクセスできるようにするために、そのアプリケーションをユーザーのMac向けCitrix Workspaceアプリの[おすすめ]一覧に表示できます。Macのおすすめの一覧にアプリを表示するには、アプリの説明に文字列「
KEYWORDS:Featured
」を追加します。
詳しくは、StoreFrontのドキュメントを参照してください。
Citrix Workspace更新プログラム
GUIを使用した構成
各ユーザーが [環境設定] ダイアログボックスで [Citrix Workspace更新プログラム] 設定を上書きできます。この処理により、ユーザーごとの構成および設定は、現在のユーザーにのみ適用されます。
-
Mac向けCitrix Workspaceアプリの [環境設定] に移動します。
-
[詳細] ペインで、[アップデート] を選択します。[Citrix Workspace更新プログラム]ダイアログボックスが開きます。
-
次のいずれかのオプションを選択します:
- はい。通知します
- いいえ。通知しません
- 管理者指定の設定を使用する
-
変更を保存するには、ダイアログボックスを閉じます。
StoreFrontを使用したCitrix Workspaceの更新の構成
管理者は、StoreFrontを使用してCitrix Workspace更新プログラムを構成できます。Mac向けCitrix Workspaceアプリは、「管理者が指定した設定を使用する」を選択したユーザーに対してのみ、この設定を使用します。この設定を手動で構成するには、以下の手順に従ってください。
-
テキストエディターでweb.configファイルを開きます。ファイルのデフォルトの場所は、次のとおりです:
C:\inetpub\wwwroot\Citrix\Roaming\web.config
-
このファイルで、ユーザーアカウント要素の場所を見つけます(「Store」は使用環境のアカウント名です)。
例:<account id=… name=”Store”>
</account>タグの前に、ユーザーアカウントのプロパティに移動します:
<properties>
<clear /> </properties>
-
<clear /> タグの後に、自動更新タグを追加します。
auto-update-Check
この自動更新チェックにより、更新が利用可能かどうかをMac向けCitrix Workspaceアプリで検出します。
有効な値は次のとおりです:
- Auto - 更新プログラムを利用できるときに、通知を受け取る場合に使用します。
- Manual - 更新プログラムを利用できるときに、通知を受け取らない場合に使用します。ユーザーは、[更新の確認] を選択して手動で更新を確認する必要があります。
- Disabled - [Citrix Workspace更新プログラム]を無効にする場合に使用します。
auto-update-DeferUpdate-Count
最新バージョンのMac向けCitrix Workspaceアプリに強制的に更新される前に、ユーザーに送信される更新通知の回数を設定します。デフォルト値は、7です。
有効な値は次のとおりです:
- -1 – 更新プログラムが利用できるようになったときに、ユーザーは後で通知を受け取ります。
- 0 - 更新プログラムが利用できるようになったときに、ユーザーは、最新バージョンのMac向けCitrix Workspaceアプリに更新するよう強制されます。
- 正の整数 – ユーザーが更新を強制される前に更新通知を受信する回数を指定します。Citrixでは、この値を8以上に設定しないことをお勧めします。
auto-update-Rollout-Priority
更新が利用可能であることがデバイスに表示されるタイミングを指定します。
有効な値は次のとおりです:
- Auto - 利用可能な更新をユーザーにロールアウトする時期をCitrix Workspaceの更新システムが決定します。
- Fast - ユーザーへの自動更新のロールアウトが、Mac向けCitrix Workspaceアプリで高い優先度に設定されます。
- Medium - ユーザーへの自動更新のロールアウトが、Mac向けCitrix Workspaceアプリで中程度の優先度に設定されます。
- Slow - ユーザーへの自動更新のロールアウトが、Mac向けCitrix Workspaceアプリで低い優先度に設定されます。
キーボードレイアウトの同期
Windows VDAまたはLinux VDAの使用中は、キーボードレイアウトの同期によって、クライアントデバイスの優先キーボードレイアウトを切り替えることができます。この機能はデフォルトでは無効になっています。
キーボードレイアウトの同期を有効にするには、[環境設定]>[キーボード] に移動し、「リモートサーバーのキーボードレイアウトではなくローカルのレイアウトを使用する」を選択します。
注:
- ローカルキーボードレイアウトオプションで、クライアントIME(Input Method Editor)を有効にします。日本語、中国語、韓国語を使用しているユーザーは、サーバーIMEを使用できます。その場合、[環境設定]>[キーボード] のチェックボックスをオフにして、ローカルキーボードレイアウトオプションを無効にする必要があります。次のセッションに接続すると、セッションは、リモートサーバーで指定されたキーボードレイアウトに戻します。
- この機能は、クライアントでスイッチがオンになっていて、VDAで対応する機能が有効になっている場合にのみセッションで有効になります。[デバイス]>[キーボード]>[インターナショナル] に項目 [クライアントのキーボードレイアウトを使用する] が追加され、有効な状態であることが表示されます。
制限事項
-
この機能を使用している間は、「Macでサポートされているキーボードレイアウト」に記載されているキーボードレイアウトを使用できます。クライアントのキーボードレイアウトを互換性のないレイアウトに変更すると、VDA側でレイアウトが同期される可能性はありますが、機能を使用できない場合があります。
-
管理者権限で実行しているリモートアプリは、クライアントのキーボードレイアウトと同期することはできません。この問題を解決するには、VDAでキーボードレイアウトを手動で変更するか、UACを無効にします。
-
ユーザーがRDPセッション内で作業している場合、RDPがアプリとして展開されていると、
Alt + Shift
ショートカットを使用してキーボードレイアウトを変更することはできません。回避策として、ユーザーはRDPセッションの言語バーを使用して、キーボードレイアウトを切り替えることができます。
Windows VDAでのキーボードレイアウトのサポート
Linux VDAでのキーボードレイアウトのサポート
クライアントの拡張は、キーボードレイアウトの同期機能に依存します。デフォルトでは、キーボードレイアウトの同期機能が有効になっていると、拡張機能が有効になります。この機能のみを制御するには、Configファイル(~/Library/Application Support/Citrix Receiver/フォルダー)を開いて、「EnableIMEEnhancement」設定で値を「true」(有効)または「false」(無効)にします。
注:
セッションの再起動後に設定の変更が有効になります。
言語バー
GUIを使用して、アプリケーションセッションでリモート言語バーを表示または非表示にすることができます。言語バーには、セッションで優先される入力言語が表示されます。以前のリリースでは、VDAのレジストリキーを使用することによってのみ、この設定を変更できました。Mac向けCitrix Workspaceアプリのバージョン1808以降では、[環境設定] ダイアログを使用して変更できます。言語バーは、デフォルトでセッションに表示されます。
注:
この機能は、VDA 7.17以降で動作するセッションで使用できます。
リモート言語バーの表示または非表示を構成する
- [環境設定]を開きます。
- [キーボード]をクリックします。
- [公開アプリケーションのリモート言語バーを表示する]をオンまたはオフにします。
注:
設定の変更は直ちに有効になります。アクティブなセッションの設定を変更できます。入力言語が1つだけの場合、リモート言語バーはセッションに表示されません。
Citrix Casting
Citrix Castingは、近くのCitrix ReadyワークスペースハブデバイスにMacの画面をキャストするために使用されます。Mac向けCitrix WorkspaceアプリではCitrix Castingがサポートされており、ワークスペースハブに接続されているモニターにMacの画面をミラーリングできます。
詳しくは、Citrix Readyワークスペースハブのドキュメントを参照してください。
前提条件
- Mac向けCitrix Workspaceアプリ1812以降。
- ハブ検出のためにデバイス上でBluetoothが有効になっている。
- Citrix ReadyワークスペースハブとCitrix Workspaceアプリが、同じネットワーク上に存在する。
- Citrix Workspaceアプリが実行されているデバイスとCitrix Readyワークスペースハブとの間でポート55555がブロックされていない。
- ポート55556は、モバイルデバイスとCitrix Readyワークスぺースハブの間のSSL接続のデフォルトポートです。Raspberry Piの設定ページで別のSSLポートを構成できます。SSLポートがブロックされている場合、ユーザーはワークスペースハブへのSSL接続を確立できません。
- Citrix Castingの場合、ポート1494がブロックされていない必要があります。
Citrix Castingを有効にする
Citrix Castingは、デフォルトで無効になっています。Mac向けCitrix WorkspaceアプリでCitrix Castingを有効にするには:
- [環境設定] に移動します。
- パネルで [詳細] 、[Citrix Casting] の順に選択します。
- [はい。キャストを有効にします] を選択します。
Citrix Castingが起動すると通知が表示され、メニューバーにCitrix Castingのアイコンが表示されます。
注:
いったん有効にすると、[環境設定]>[詳細]>[Citrix Casting] で [いいえ。キャストを有効にしません] を選択して無効にするまで、Mac向けCitrix Workspaceアプリの実行時に毎回、Citrix Castingが自動的に起動します。
ワークスペースハブデバイスを自動的に検出する
ワークスペースハブに自動的に接続するには:
- MacでCitrix Workspaceアプリにサインインし、Bluetoothがオンになっていることを確認します。Bluetoothにより、近くのワークスペースハブが検出されます。
- メニューバーで、Citrix Castingのアイコンを選択します。このメニューを使って、Citrix Castingの全機能を操作します。
- [ハブ一覧] サブメニューに、同じネットワーク上の近くにあるすべてのワークスペースハブが表示されます。管理者のMacに近いハブから降順に、ワークスペースハブの設定名で一覧表示されます。[近くのハブ] の下に、自動検出されたすべてのハブが表示されます。
- 接続するハブの名前を選択します。
接続中にワークスペースハブの選択をキャンセルするには、[キャンセル] を選択します。ネットワーク接続状況が悪く接続に通常よりも時間がかかる場合にも、[キャンセル] を使ってキャンセルすることができます。
注:
選択したハブがメニューに表示されないことがあります。しばらくしてから、[ハブ一覧] メニューをもう一度確認するか、手動でハブを追加してください。Citrix Castingでワークスペースハブのブロードキャストを定期的に受信します。
ワークスペースハブデバイスを手動で検出する
[ハブ一覧] メニューにCitrix Readyワークスペースハブデバイスが見つからない場合は、ワークスペースハブのIPアドレスを手動で追加してアクセスします。ワークスペースハブを追加するには:
- MacでCitrix Workspaceアプリにサインインし、Bluetoothがオンになっていることを確認します。Bluetoothにより、近くのワークスペースハブが検出されます。
- メニューバーで、Citrix Castingのアイコンを選択します。
- メニューで [管理] を選択します。[ハブの管理] ウィンドウが開きます。
- [新規追加] をクリックして使用するハブのIPアドレスを入力します。
- デバイスが追加された後、[ハブ名] 列にハブのフレンドリ名が表示されます。この名前を、[ハブ一覧] サブメニューの [手動] に表示されるハブの識別名として使用します。
注:
現在、ミラーモードのみがサポートされています。[表示モード] 列では、[ミラー] のみがオプションとして表示されます。
ワークスペースハブを切断する
現在のセッションを切断し、Citrix Readyワークスペースハブを自動または手動で終了できます。
-
画面キャストのセッションを自動的に切断するには、ノートブックを閉じます。
-
画面キャストのセッションを手動で切断するには、以下を実行します:
- Citrix Castingのアイコンを選択します。
- ハブ一覧で、対象のワークスペースハブの名前を選択します。[切断] オプションが右側に表示されます。
- [切断] を選択してハブを切断します。
既知の問題
-
ミラーリングされた画面を表示するときに、わずかな遅延が発生することがわかっています。ネットワーク接続状況が悪い場合、遅延時間が長くなることがあります。
-
Citrix ReadyワークスペースハブでSSLが有効になっていて、このハブの証明書が信頼されていない場合、通知ウィンドウが表示されます。この問題を解決するには、キーチェーンツールを使用して、信頼された機関からの証明書の一覧に証明書を追加します。
クライアント側のマイク入力
Mac向けCitrix Workspaceアプリは、クライアント側の複数のマイク入力をサポートします。ユーザーは、ローカルのマイクを使用して以下の操作を実行できます。
- ソフトフォンでの通話やWeb会議などのライブイベント。
- ホストされている録音アプリケーション(ディクテーションプログラムなど)の使用。
- 録画と録音。
Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、デジタルディクテーションがサポートされます。
ユーザーは、デバイスに接続されたマイクを使用できます。Mac向けCitrix Workspaceアプリの [環境設定] の [マイクとWebカメラ] タブで、次のいずれかの設定を選択します:
- マイクとWebカメラを使用する
- マイクとWebカメラを使用しない
- 毎回確認する
[毎回確認する] を選択すると、接続するたびに、そのセッションでマイクを使用するかどうかを確認するダイアログボックスが開きます。
Windows特殊キー
Mac向けCitrix Workspaceアプリには、MacキーボードでWindowsアプリケーションのファンクションキーなどの特殊キーを簡単に使用するためのオプションが多数用意されています。[キーボード] タブでは、必要に応じて以下のオプションを選択できます:
- Ctrlキー用のショートカット:セッション内でCtrlキーと文字キーの組み合わせとして使用するMacキーボードの組み合わせを指定します。ここで[⌘(command)または⌃(control)]を選択すると、使い慣れたcommand+文字キーのMacショートカットをWindowsのCtrl+文字キーとして使用できます。[⌃(control)]を選択すると、control+文字キーをCtrl+文字キーとして使用できます。
- Altキー用のショートカット:セッション内で、Altキーとして使用するMacキーボードのキーを指定します。ここで[⌘⌥(command+option)]を選択すると、Macキーボードのcommand+option+文字キーを、WindowsのAlt+文字キーの組み合わせとして使用できます。[⌘(command)]を選択すると、commandキーをAltキーとして使用できます。
- Windowsロゴキーとして右側の ⌘(command)を使用する:Macキーボードの右側にあるcommandキーをWindowsロゴキーとして使用できます。このオプションが無効な場合、右側のcommandキーは左側のcommandキーと同じように動作します。この場合、Windowsロゴキーを使用するには、[キーボード]メニューを使用します([キーボード]>[Windowsショートカットを送信]>[スタート])。
- 特殊キーをそのまま送信する:チェックボックスをオンにすると、特殊キーの変換が無効になり、Macキーボードの操作がそのままセッションに送信されます。たとえば、optionキーとテンキーの1キーを一緒に押すと、セッションではF1キーに変換されます。この動作を変更し、セッションでは1キーとして処理されるように設定できます。そのためには、[特殊キーをそのまま送信する]チェックボックスをオンにします。このチェックボックスはデフォルトでオフになっており、option+1キーはF1キーに変換されます。
ファンクションキーやそのほかの特殊キーをセッション内で使用するときに、[キーボード] メニューを使用することもできます。
テンキーが付属しているキーボードでは、さらに以下のキー操作を使用できます:
PCキー | Macキー操作 |
---|---|
挿入 | テンキーの0(ゼロ)キー。Num Lockをオフにする必要があります。clearキーを使ってこれをオンまたはオフにすることができます。option+help |
削除 | テンキーの小数点キー。Num Lockをオフにする必要があります。clearキーを使ってこれをオンまたはオフにすることができます。clear |
F1からF9 | option+1~9(テンキー) |
F10 | option+0(テンキー) |
F11 | option+テンキーの負符号(-)キー |
F12 | option+テンキーの正符号(+)キー |
Windowsのショートカットやキーの組み合わせ
Macキーボードからのキーの組み合わせ(著作権記号「©」を入力するoption+Gキーなど)は、リモートセッションでも正しく処理されます。ただし、セッション中の一部のキー操作は、リモートのアプリケーションやデスクトップで処理されません。Macオペレーティングシステム側で処理されます。この場合、そのキー操作によりMacオペレーティングシステムの機能がトリガーされます。
また、セッションでInsなど一部のWindowsキーを使用しようと思っても、通常のMacキーボードにこれらのキーはありません。Windows 8では、チャームやアプリコマンドを表示したり、アプリのスナップや切り替えを行ったりするための専用のショートカットがあります。Macキーボードでは、これらのショートカットを使用できません。ただし、[キーボード] メニューを使用してリモートデスクトップやアプリケーションに送信できます。
キーボードやキー操作の構成は、デバイスにより大きく異なることがあります。このため、Mac向けCitrix Workspaceアプリには、セッション内のアプリケーションやデスクトップにキー操作を正しく転送するためのオプションが用意されています。これらのキー操作については、下の表を参照してください。ここで示されているのは、デフォルトの動作です。Citrix Workspaceアプリやそのほかの設定でデフォルト値を変更すると、異なるキー操作が送信されてリモートPCアクセスにおける動作が異なる場合があります。
重要
新しいMacキーボードでは、下の表に示す一部のキーの組み合わせを使用できない場合があります。この場合、これらのキー操作をセッションで使用するには、[キーボード]メニューを使用します。
下の表について、以下の点に注意してください:
- Macキーボードの特殊キーは小文字で示します(ファンクションキーを除くcontrol、command、optionなど)。また、英字キーは大文字で表記されていますが、Shiftキーを同時に押すという意味ではありません。
- キー名の間のプラス記号(+)は、それらのキーを同時に押すことを示します(control+Cなど)。
- 文字キーはテキスト入力を作成し、英数字と句読点のすべてを含みます。特殊キーは単独ではテキスト入力を作成せず、修飾キーや制御キーとして機能します。Ctrl(control)、Alt、Shift(shift)、command、option、方向キー、およびファンクションキーが含まれます。
- 使用するメニューは、そのセッションのCitrix Viewerメニューを指します。
- ユーザーデバイスの構成によっては、一部のキーの組み合わせが意図したとおりに機能しない場合があります。この場合、その代替操作を示します。
- fnキーはMacキーボードの修飾キーのうちの1つで、F1~F12キーはPCまたはMacキーボードの各ファンクションキーに相当します。
Windowsキー | Macの場合 |
---|---|
Alt+文字キー | command+option+文字キー(たとえば、セッションでAlt+Cキー操作を使用するには、command+option+Cを押します) |
Alt+特殊キー | option+特殊キー(option+tabなど)。command+option+特殊キー(command+option+tabなど) |
Ctrl+文字キー | command+文字キー(command+Cなど)。control+文字キー(control+Cなど) |
Ctrl+特殊キー | control+特殊キー(control+F4など)。command+特殊キー(command+F4など) |
Ctrl/Alt/Shift/Windowsロゴ+ファンクションキー | [キーボード] メニューの [ファンクションキーを送信]>(control/option/shift/commandを押しながら)[F1~F12] |
Ctrl+Alt | control+option+command |
Ctrl+Alt+Del | control+option+fn+command+delete。[キーボード]メニューの[Ctrl+Alt+Delを送信] |
Delete | Delete。[キーボード]メニューの[キーを送信]>[Del]。fn+backspace(一部のUSキーボードではfn+delete) |
End | End。fn+右方向キー |
Esc | Esc。[キーボード]メニューの[キーを送信]>[Esc] |
F1からF12 | F1~F12。[キーボード]メニューの[ファンクションキーを送信]>[F1~F12] |
Home | Home。fn+左方向キー |
Ins | [キーボード]メニューの[キーを送信]>[Ins] |
NumLock | Clear |
PgDn | PgDn。fn+下方向キー |
PgUp | PgUp。fn+上方向キー |
Spaceバー | [キーボード]メニューの[キーを送信]>[スペース] |
タブ | [キーボード]メニューの[キーを送信]>[Tab] |
Windowsロゴ | 右側のcommandキー(デフォルトのキーボード設定)。[キーボード]メニューの[Windowsショートカットを送信]>[スタート] |
チャームを表示するキー | [キーボード]メニューの[Windowsショートカットを送信]>[チャーム] |
アプリコマンドを表示するキー | [キーボード]メニューの[Windowsショートカットを送信]>[アプリコマンド] |
アプリをスナップするキー | [キーボード]メニューの[Windowsショートカットを送信]>[スナップ] |
アプリを切り替えるキー | [キーボード]メニューの[Windowsショートカットを送信]>[アプリの切り替え] |
IME(Input Method Editor)とインターナショナルキーボードレイアウトの使用
Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、ユーザーデバイス(クライアント)側またはサーバー側のIME(Input Method Editor)を使用できます。
クライアント側IMEが有効な場合、ユーザーが入力する文字列は、別ウィンドウではなく入力ポイントに直接入力されます。
また、Mac向けCitrix Workspaceアプリで使用するキーボードレイアウトを選択することもできます。
クライアント側のIMEを有効にするには
- [Citrix Viewer]メニューバーで、[キーボード]>[インターナショナル]>[クライアントIMEを使用] を選択します。
- サーバー側のIMEが直接入力モードまたは半角英数モードになっていることを確認します。
- Mac側のIME(入力プログラム)を使用して文字列を入力します。
IME入力時の確定前文字列の挿入ポイント(`)を表示するには
- [Citrix Viewer]メニューバーで、[キーボード]>[インターナショナル]>[変換中マークを使用] を選択します。
サーバー側のIMEを使用するには
- クライアント側のIMEが半角英数モードになっていることを確認します。
サーバー側IMEの入力モードキーの割り当て
Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、サーバー側のWindows IMEで入力モードを切り替えるときに使用するキーが、特定のMacキーボードに割り当てられます。次の表は、サーバー側のシステムロケールの設定と、Macキーボードのoptionキーに割り当てられるWindows IMEの入力モードキーを示しています:
サーバー側システムロケール | サーバー側IMEの入力モードキー |
---|---|
日本語 | 漢字キー(日本語キーボードのAlt + 半角/全角) |
韓国語 | 右Altキー(韓国語キーボードのハングル/英語切り替え) |
インターナショナルキーボードレイアウトを使用するには
- クライアント側およびサーバー側で、サーバー側のデフォルトの入力言語と同じキーボードレイアウトが設定されていることを確認してください。
複数モニター
Mac向けCitrix Workspaceアプリでは、複数のモニターにまたがるフルスクリーンモードを実行できます。
- Citrix Viewerを開きます。
- 要件に基づいて、メニューバーで [表示]をクリックして、次のオプションのいずれかを選択します:
- フルスクリーンにする - プライマリモニターのみ全画面にします。
- すべてのディスプレイをフルスクリーンで使用する - 接続されているすべてのモニターを全画面にします。
- Citrix Virtual Desktopsの画面を複数のモニターの間にドラッグします。
画面がすべてのモニターに拡張されます。
制限事項
- 単一モニターのフルスクリーンまたはすべてのモニターを使ったフルスクリーンモードのみがサポートされています。これはメニューアイテムを使って構成できます。
- Citrixでは、最大でも2台のモニターを使用することをお勧めします。3台以上のモニターを使用すると、セッションのパフォーマンスが低下したり、ユーザビリティの問題が発生する可能性があります。
- フルスクリーンモードは、ノッチのあるMacでは使用できません。
デスクトップツールバー
ウィンドウモードおよびフルスクリーンモードのどちらでもデスクトップツーバーにアクセスできるようになりました。以前は、フルスクリーンモードでのみデスクトップツールバーが表示されていました。ツールバーには、ほかにも次のような変更が追加されています:
- ツールバーから [ホーム] ボタンが削除されました。この機能は、次のコマンドを使って実行できます:
- Cmd+Tabを押して、前のアクティブなアプリケーションに切り替えます。
- Ctrl+左矢印を押して、前のスペースに切り替えます。
- 内蔵のトラックパッドを使って、またはMagic Mouseのジェスチャーにより別のスペースに切り替えます。
- フルスクリーンモード時に画面の端にカーソルを動かすと、アクティブにするアプリケーションを選択できるドックが表示されます。
- ツールバーから [ウィンドウ] ボタンが削除されました。次のいずれかの方法に従って、フルスクリーンモードからウィンドウモードに切り替えます:
- OS X 10.10で、ドロップダウンメニューバーにある緑色のウィンドウボタンをクリックします。
- OS X 10.9で、ドロップダウンメニューバーにある青色のメニューボタンをクリックします。
- OS Xのすべてのバージョンで、ドロップダウンメニューバーにある [表示] メニューから [フルスクリーンを解除] を選択します。
- 複数モニターを使った全画面のウィンドウ間でのドラッグがサポートされています。
ワークスペースコントロール
ワークスペースコントロール機能を有効にすると、ユーザーがセッションの途中でデバイスを切り替えても、新しいデバイス上でそのデスクトップやアプリケーションでの作業を継続できます。たとえば、病院で臨床医がほかのワークステーションに移動しても、移動先のデバイスでデスクトップやアプリケーションを起動し直す必要がなくなります。
ポリシーおよびクライアント側ドライブのマッピングの構成は、ユーザーがほかのデバイスに移動したときに、そのデバイスに適したものに自動的に切り替わります。ポリシーおよびマッピングの構成は、ユーザーがログオンするデバイスに応じて動的に適用されます。たとえば、医療従事者は救急処置室のユーザーデバイスからサインアウトし、レントゲン室のワークステーションにサインインできます。レントゲン室でのセッションに適したポリシー、プリンターマッピング、およびクライアント側ドライブのマッピング設定が、レントゲン室のセッションで有効になります。
ワークスペースコントロール設定を構成するには
- Mac向けCitrix Workspaceアプリウィンドウで
のアイコンをクリックして、[環境設定] を選択します。
- [一般設定] タブをクリックします。
- 次のいずれかのオプションを選択します:
- Citrix Workspaceアプリの起動時にアプリに再接続します。ユーザーがCitrix Workspaceを起動してログオンしたときに、切断セッションに再接続されます。
- アプリの起動時または更新時に再接続する:ユーザーがアプリを起動したとき、およびMac向けCitrix Workspaceアプリのメニューで[アプリケーション一覧の更新]を選択したときに、切断セッションに再接続されます。
クライアント側ドライブのマッピング
クライアント側ドライブのマッピング機能を有効にすると、セッション内でユーザーデバイス上のローカルドライブ(CD-ROMドライブ、DVDドライブ、USBメモリスティックなど)にアクセスできるようになります。サーバー構成でクライアント側ドライブのマッピングが許可されている場合、ユーザーはローカルに保存されているファイルにアクセスして、セッション中にそれらのファイルで作業を行うことができます。ユーザーは、ローカルドライブまたはサーバー上のドライブに、それらを保存することもできます。
Mac向けCitrix Workspaceアプリは、CD-ROMドライブ、DVDドライブ、USBメモリスティックなどのハードウェアデバイスがマウントされるユーザーデバイス上のディレクトリを監視して、セッション内で追加された新しいディレクトリを、サーバーで使用可能な最初のドライブ文字に自動的にマップします。
ユーザーは、Mac向けCitrix Workspaceアプリの[環境設定]を使用して、マップされたドライブに対する読み取りと書き込みアクセスを制御できます。
マップされたドライブの読み取りと書き込みアクセスを制御するには
- Mac向けCitrix Workspaceアプリのホームページで
のアイコンをクリックし、[環境設定] を選択します。
- [ファイルアクセス] をクリックします。
- 以下のいずれかのアクセスレベルを選択します:
- 読み出し/書き込み
- 読み取り専用
- アクセスなし
- 毎回確認する
- 変更内容を適用するには、既存のセッションからログオフして、再接続します。
カスタムWebストア
Mac向けCitrix Workspaceアプリから組織のカスタムWebストアにアクセスできます。この機能を使用するには、管理者はカスタムWebストアをGlobal App Configuration ServiceのallowedWebStoreURLs
プロパティで許可されているURLの一覧に追加する必要があります。
エンドユーザー向けのWebストアURLの構成について詳しくは、「Global App Configuration Service」を参照してください。
カスタムWebストアのURLを追加するには、次の手順を実行します:
-
Workspaceアプリを開き、[アカウント] に移動します。
-
[アカウント] ウィンドウで、[+] アイコンをクリックしてURLを入力します。
カスタムWebストアのURLを削除するには、次の手順を実行します:
-
Workspaceアプリを開き、[アカウント] に移動します。
-
[アカウント] ウィンドウで、削除するアカウントを選択し、[-] アイコンをクリックします。
Workspaceアプリの非アクティブタイムアウト
非アクティブタイムアウト機能では、管理者が設定した値に基づいてユーザーはCitrix Workspaceアプリからサインアウトされます。管理者は、ユーザーがCitrix Workspaceアプリから自動的にサインアウトされるまでのアイドル時間を指定できます。Workspaceアプリウィンドウ内で、指定された時間内にマウス、キーボード、またはタッチによるアクティビティが発生しなくなると、自動的にサインアウトされます。無操作状態によるタイムアウトは、既に実行中のCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSセッションまたはCitrix StoreFrontストアには影響しません。
非アクティブタイムアウト値は、1分から1440分まで設定できます。デフォルトでは、無操作状態によるタイムアウトは構成されていません。管理者は、PowerShellモジュールを使用してinactivityTimeoutInMinutesプロパティを構成できます。Citrix Workspace構成のためのPowerShellモジュールをダウンロードするには、こちらをクリックしてください。
エンドユーザーエクスペリエンスは次のとおりです:
- サインアウトの3分前に通知が表示され、サインインしたままにするか、サインアウトするかを選択できます。Macのシステム環境設定でCitrix Workspaceアプリの通知を有効にした場合、通知が表示されます。
- この通知は、設定された非アクティブタイムアウト値が5分を超えた場合にのみ表示されます。たとえば、設定された値が6分である場合、3分間の非アクティブが検出されると通知が表示されます。設定された非アクティブタイムアウト値が5分以下の場合、ユーザーは通知なしでサインアウトされます。
- ユーザーは [サインイン状態を維持] をクリックして通知を閉じ、アプリの使用を続行できます。その場合、無通信タイマーは構成された値にリセットされます。[サインアウト] をクリックして、現在のストアのセッションを終了することもできます。
StoreFrontからWorkspaceへの移行
StoreFrontからWorkspaceへのURL移行により、最小限のユーザー操作でエンドユーザーをStoreFrontストアからWorkspaceストアにシームレスに移行できます。
すべてのエンドユーザーがWorkspaceアプリにStoreFrontストアstorefront.com
を追加することを前提とします。管理者は、Global App Configuration ServiceでStoreFront URLからWorkspace URLへのマッピング{‘storefront.com’:’xyz.cloud.com’} を構成できます。Global App Config Serviceは、StoreFront URLstorefront.com
が追加された、管理対象デバイスと非管理対象デバイスの両方で、すべてのCitrix Workspaceアプリインスタンスに設定をプッシュします。
設定が検出されると、Citrix WorkspaceアプリはマップされたWorkspace URLxyz.cloud.com
を別のストアとして追加します。エンドユーザーがCitrix Workspaceアプリを起動すると、Citrix Workspaceストアが開きます。以前に追加されたStoreFrontストアstorefront.com
は、Workspaceアプリに追加されたままです。ユーザーは、Workspaceアプリの [アカウントの切り替え] オプションを使用して、いつでもStoreFrontストアstorefront.com
に戻すことができます。管理者は、ユーザーのエンドポイントのWorkspaceアプリからStoreFrontストアstorefront.com
の削除を制御できます。削除は、Global App Config Serviceを介して行うことができます。
この機能を有効にするには、次の手順を実行します:
-
Global App Config Serviceを使用して、StoreFrontからWorkspaceへのマッピングを構成します。Global App Config Serviceについて詳しくは、「Global App Config Service」を参照してください。
-
App Config Serviceでペイロードを編集します。
{ "serviceURL": Unknown macro: { "url"} , "settings":{ "name":"Productivity Apps", [New Store Name] "description":"Provides access StoreFront to Workspace Migration", "useForAppConfig":true, "appSettings": { "macos":[ Unknown macro: { "category"} ] } } } <!--NeedCopy-->
注:
初めてペイロードを構成する場合は、
POST
を使用します。 既存のペイロード構成を編集する場合は、PUT
を使用して、サポートされているすべての設定により構成されたペイロードがあることを確認してください。 -
StoreFront URL
storefront.com
をserviceURLセクションのURLの値として指定します。 -
セクションmigrationUrl内でWorkspace URL
xyz.cloud.com
を構成します。 -
storeFrontValidUntilを使用して、WorkspaceアプリからStoreFrontストアを削除するためのスケジュールを設定します。このフィールドはオプションです。要件に基づいて、次の値を設定できます。
- YYYY-MM-DD形式の有効な日付
注:
過去の日付を指定した場合、StoreFrontストアはURLの移行と同時に削除されます。未来の日付を指定した場合、StoreFrontストアは設定された日付に削除されます。
- YYYY-MM-DD形式の有効な日付
App Config Service設定がプッシュされると、次の画面が表示されます:
ユーザーが [Switch to Citrix Workspace now] をクリックすると、Workspace URLがCitrix Workspaceアプリに追加され、認証プロンプトが表示されます。ユーザーのオプションは制限されており、移行を最大3回遅らせることができます。
Microsoft Teams
エンコーダーのパフォーマンス見積もりツール
HdxRtcEngine.exe
はMicrosoft Teamsのリダイレクトを処理するCitrix Workspaceアプリに組み込まれたWebRTCメディアエンジンです。HdxRtcEngine.exe
は、エンドポイントのCPUが過負荷状態になることなく維持できる最適なエンコーディングの解像度を見積もることができます。使用できる値は、240p、360p、480p、720p、1080pです。
パフォーマンス見積もりプロセスでは、特定のエンドポイントで達成できる最適な解像度を決定するためにマクロブロックコードを利用します。コーデックネゴシエーションには、可能な限り高い解像度が使用されます。コーデックネゴシエーションは、ピア間、またはピアと会議サーバー間で行われることがあります。
エンドポイントには次の4つのパフォーマンスカテゴリがあり、それぞれ使用可能な最大解像度が指定されています:
エンドポイントのパフォーマンス | 最大解像度 | レジストリキー値 |
---|---|---|
Fast | 1080p(1920x1080 16:9 @ 30fps) | 3 |
Medium | 720p(1280x720 16:9 @ 30fps) | 2 |
Slow | 360p(640x360 16:9 @ 30 fpsまたは640x480 4:3 @ 30 fps) | 1 |
Very slow | 240p(320x180 16:9 @ 30 fpsまたは320x240 4:3 @ 30 fps) | 0 |
たとえば、ビデオエンコーディングの解像度値を360pに設定するには、ターミナルから次のコマンドを実行します:
defaults write com.citrix.HdxRtcEngine OverridePerformance -int 1
Microsoft Teamsの最適化について詳しくは、「Microsoft Teamsの最適化」を参照してください。
印刷
Macから印刷するときにPDFユニバーサル印刷を使用できるようになりました。PDFユニバーサル印刷を選択した場合、ユニバーサル印刷ドライバーを使用してプリンターを自動作成するときに、HP Color LaserJet 2800シリーズPSドライバーをインストールする必要がなくなりました。
PostScript印刷
デフォルトでは、自動的にリダイレクトされたクライアントプリンターは、PostScriptをサポートするCitrix UPDを使用して作成されます。 詳しくは、サポート記事CTX296662を参照してください。
クライアントプリンターのリダイレクト、ユニバーサル印刷の使用、およびユニバーサルプリントドライバーの優先度ポリシーがデフォルトに設定されていることを確認します。また、VDAにHP Color LaserJet 2800シリーズPSドライバーがインストールされていることを確認してください。 ドライバーのインストールについて詳しくは、サポート記事CTX140208を参照してください。
PDFユニバーサル印刷
前提条件:
- Mac向けCitrix Workspaceアプリバージョン2112以降 - Mac向けWorkspaceアプリのPDF印刷ストリームの使用を有効にします。
- Citrix Virtual Apps and Desktopsバージョン2112以降 - 自動作成されたクライアントプリンターのPDFユニバーサル印刷を有効にします。
- Citrix StudioまたはWebコンソールでクライアントプリンターのリダイレクトポリシーを有効にします。
次のオプションのいずれかまたは両方を構成すると、PDFで印刷できます:
- 各セッションで作成された単一のPDFユニバーサルプリンターを提供します。
- 通常の自動作成プリンターにはUPDを使用します。
各セッションで作成された単一のPDFユニバーサルプリンターを提供
Macクライアントまたはその他のPDF対応クライアントエンドポイントからのセッションでPDFユニバーサルプリンターの作成を有効にするには、Citrix StudioまたはWebコンソールに移動し、PDFユニバーサルプリンターを自動作成するポリシーを有効にします。
ポリシーを有効にすると、セッションでPDFユニバーサルプリンターが作成されます。プリンターはCitrix PDFプリンターと呼ばれます。
このプリンターをセッションで使用すると、PDF出力が生成され、クライアントに配信され、エンドポイント上のデフォルトのPDF処理アプリケーションに渡されます。macOSクライアントの場合、これは通常、組み込みのプレビューアプリケーションですが、Adobe Acrobat Readerなどの登録済みのPDF処理アプリケーションの場合もあります。
通常の自動作成プリンターにUPDを使用
MacクライアントからのセッションでリダイレクトされたすべてのクライアントプリンターでPDFユニバーサル印刷を有効にするには、Citrix StudioまたはWebコンソールにアクセスし、ユニバーサル印刷ドライバーの優先ポリシーを構成してPDF
メタファイル形式を優先リスト内のPS
の前に配置します。
この変更を行った後、PDF対応のMacクライアントでユニバーサルドライバーを使用する自動作成プリンターは、ホスト上のHP Color LaserJet 2800シリーズPSドライバーの代わりにCitrix PDFユニバーサルドライバーを使用します。 自動作成されたプリンターの1つをセッションで使用する場合、PDFが印刷ジョブの中間形式になります。ただし、印刷は、選択したクライアント接続プリンターから直接出力されます。
この記事の概要
- 管理者のタスクと注意事項
- Content Collaborationサービスの統合
- USBリダイレクト
- Enlightened Data Transport(EDT)
- セッション画面の保持機能およびクライアントの自動再接続機能
- カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)
- アプリケーションの配信
- セルフサービスモード
- Citrix Workspace更新プログラム
- キーボードレイアウトの同期
- 言語バー
- Citrix Casting
- クライアント側のマイク入力
- Windows特殊キー
- Windowsのショートカットやキーの組み合わせ
- IME(Input Method Editor)とインターナショナルキーボードレイアウトの使用
- 複数モニター
- デスクトップツールバー
- ワークスペースコントロール
- クライアント側ドライブのマッピング
- カスタムWebストア
- Workspaceアプリの非アクティブタイムアウト
- StoreFrontからWorkspaceへの移行
- Microsoft Teams
- 印刷