構成

Citrix Casting

Citrix Castingは、デジタル環境と物理環境を組み合わせて、セキュアなスマートスペース内にアプリやデータを配信します。このシステム全体が、モバイルアプリやセンサーなどのデバイス(またはモノ)を接続して、インテリジェントで応答性の高い環境を作ります。

Citrix ReadyワークスペースハブはRaspberry Pi 3プラットフォーム上に構築されます。Citrix Workspaceアプリを実行しているデバイスはCitrix Readyワークスペースハブに接続し、デスクトップまたはアプリをより大きなディスプレイにキャストします。

Citrix Castingを使用すると、次の操作を実行できます:

  • モバイルデバイス上でVDAセッションを開始することなくセッションローミングを行うことができます。
  • [ワークスペースハブ] ダイアログボックスで [ハブ一覧を表示] をタップすると、利用可能なハブの一覧が表示されます。

Citrix Castingの構成

次のシステム要件がすべて満たされている場合、Citrix WorkspaceアプリでCitrix Castingが有効になります:

  • Android向けCitrix Workspaceアプリバージョン1809以降がインストールされている
  • Bluetoothに対応している
  • 位置情報が有効になっている
  • モバイルデバイスとワークスペースハブが同じWi-Fiネットワークを使用している

Citrix Casting機能を有効にするには、デバイス上で [設定]>[Citrix Casting] をタップします。

既知の制限事項

  • Web Interfaceはセッションローミングをサポートしていません。そのため、[Web Interfaceとしてアカウントタイプを追加] オプションを選択しないでください。

Android向けCitrix WorkspaceアプリのCitrix Readyワークスペースハブについて詳しくは、「Citrix Readyワークスペースハブの構成」を参照してください。

Citrix Readyワークスペースハブについては、Citrix Readyワークスペースハブのドキュメントを参照してください。

Content Collaborationサービスの統合

このリリースでは、Citrix Content CollaborationサービスがCitrix Workspaceアプリに統合されました。Citrix Content Collaborationを使用すると、ドキュメントを簡単かつセキュアに交換したり、メールで大容量のドキュメントを送信したり、サードパーティへのドキュメント転送をセキュアに処理したり、コラボレーションスペースにアクセスすることができます。また、Webベースのインターフェイス、モバイルクライアント、デスクトップアプリ、Microsoft OutlookやGmailとの統合など、さまざまな方法で作業できます。

Citrix Content Collaboration機能には、Citrix Workspaceアプリの[ファイル]タブからアクセスできます。[ファイル]タブは、Citrix Cloudコンソールのワークスペース構成でContent Collaborationサービスが有効になっている場合にのみ表示されます。

注:

オペレーティングシステムでセキュリティオプションが設定されているため、Citrix WorkspaceアプリでのCitrix Content Collaborationの統合は、Windows Server 2012およびWindows Server 2016ではサポートされていません。

制限事項:

  • Citrix Workspaceアプリをリセットしても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。
  • Citrix Workspaceアプリでストアを切り替えても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。

次の図は、新しいCitrix Workspaceアプリの [ファイル] タブの例です:

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キーボードレイアウトの同期

Android向けCitrix Workspaceアプリでは、クライアントIMEとキーボードレイアウトの同期を有効にするオプションが [設定」 に個別に提供されています。

[クライアント側IME] オプションを使用すると、セッションの入力ポイントに2バイト文字(中国語、日本語、韓国語の文字など)を直接入力できるようになります。

[キーボードを同期] オプションを使用すると、VDAとクライアントデバイスのキーボードレイアウトが自動的に同期されます。

新規インストール時のデフォルトでは、[クライアント側IME] オプションは、日本語、中国語、韓国語で [オン] に設定され、[キーボードを同期] オプションは、[オフ] に設定されています。

動的なキーボードレイアウトの同期を有効にするには、[クライアント側IME][キーボードを同期] の両方のオプションを [オン] に設定します。

注:

  • VDAはバージョン7.16以降が必要です。
  • 管理者は、VDAでアジア言語の拡張サポート機能を有効にする必要があります。この機能は、デフォルトで有効になっています。ただし、Windows Server 2016 VDAでこの機能を有効にするには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\ICA\IcaImeで、DisableKeyboardSyncという名称の新しいキーを追加し、値を0に設定します。
  • 管理者は、VDAでUnicodeキーボードレイアウトマッピング機能を有効にする必要があります。デフォルトでは、この機能は無効になっています。有効にするには、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix直下にCtxKlMapキーを作成し、HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\CtxKlMapのDWORD値「EnableKlMap」を1に設定します。

制限事項:

  • この機能は、外付けキーボードではなく、デバイス上のソフトキーボードでのみ使用できます。
  • 一部のモバイルデバイスでは、Nexus 5xなどのキーボードレイアウトの同期を十分にサポートしていない可能性があります
  • キーボードレイアウトは、クライアントからサーバーに対してのみ同期できます。サーバー側のキーボードレイアウトを変更しても、クライアントのキーボードレイアウトは変更されません。
  • クライアントのキーボードレイアウトを互換性のないレイアウトに変更すると、VDA側でレイアウトが同期される可能性はありますが、機能を使用できない場合があります。
  • 管理者権限(管理者として実行している場合など)で実行しているリモートアプリケーションは、クライアントのキーボードレイアウトと同期することはできません。この問題を解決するには、VDAでキーボードレイアウトを手動で変更するか、UACを無効にします。

USBスマートカード

Citrix Workspaceアプリでは、USBで接続したスマートカードリーダーを使用してStoreFront、Web Interfaceベースのサイト、またはPNAサイトにアクセスできます。USBスマートカードを有効にすると、以下の目的で利用できます:

  • スマートカードログオン - Citrix Workspaceアプリのユーザーを認証します。
  • スマートカードアプリケーションのサポート - スマートカード対応の公開アプリケーションを使用して、ローカルスマートカードデバイスにアクセスできるようにします。

Citrix Workspaceアプリでスマートカードを使用する場合、Biometric Associates社でサポートされるすべてのAndroidデバイスがCitrix Workspaceアプリでもサポートされます。

Citrix Workspaceアプリでは、次の種類のUSBスマートカードがサポートされます:

  • Personal Identity Verification(PIV)カード
  • Common Access Card(CAC)カード

USBスマートカードは、Androidオペレーティングシステムのバージョン6.0(Marshmallow)~7.12(Nougat)でサポートされています。Androidオペレーティングシステムのバージョン8.0(Oreo)および9.0(Pie)ではサポートされません。これはサードパーティの制限事項によるものです。

[設定]>[アカウントの管理] からUSBスマートカード認証を有効にすることもできます。

USBスマートカードの構成

前提要件:

  • Google Play StoreからAndroid PC/SC-Liteサービスをダウンロードしてインストールします。
  1. USBスマートカードリーダーをモバイルデバイスに接続します。スマートカードリーダーの接続については、製造元が提供するスマートカードリーダーの仕様を参照してください。
  2. スマートカードに対応したStoreFrontアカウントを追加します。
  3. Citrix Workspaceアプリのログオンページで、[アカウントの追加] をタップします。[スマートカードの使用] オプションをタップします。
  4. 既存のアカウントを編集してUSBスマートカード認証を使用するには、[アカウント]>[編集] をタップして [スマートカードの使用] オプションをタップします。

ファイルタイプの関連付け

この機能が動作するためには、最初にCitrix Workspaceアプリで[設定]に移動し、[デバイスストレージの使用] のオプションを [フルアクセス] に設定します。新しいオプションとして [毎回確認する] が追加されました。このオプションを選択すると、セッション内でデバイスストレージにアクセスする前に、権限を確認するプロンプトが表示されます。

注:

[毎回確認する] のオプションは、セッション単位で適用される設定です。ほかのセッションに適用されることはありません。

[毎回確認する] を選択すると、システムによるデバイスストレージへのアクセス時に毎回 [デバイスストレージの使用] が表示されます(例えば、ログオフ時)。これは正常な動作です。

Citrix Workspaceアプリは、管理者がCitrix Studioで構成した設定を読み取り、適用します。 セッションでFTAを適用するには、FTAが構成されているストアサーバーにユーザーが接続していることを確認します。

ユーザーデバイス上でFile Explorerを起動するファイルを選択し、[開く]をクリックします。Androidオペレーティングシステムでは、ファイルの起動にCitrix Workspaceアプリを使用する(管理者が構成したFTAを適用する)か、または別のアプリケーションを使用するオプションがあります。以前のオプションの選択によって、デフォルトのアプリケーションが設定されている場合とされていない場合があります。デフォルトのアプリケーションを変更するには、デフォルトの変更オプションを使用します。

注:

この機能はStoreFrontでのみ使用でき、Citrix Virtual Apps and Desktopsのバージョン7以降が必要です。

Googleドライブとのファイルタイプ関連付け(FTA)

Chromebookを使用している場合は、ファイルタイプ関連付け(FTA)機能を使用して、Citrix WorkspaceアプリからGoogleドライブ内のファイルにアクセスできるようになりました。Chromebook上で実行中のAndroidアプリケーションをシームレスに使用して、これらのファイルにアクセスできます。たとえば、.docファイルをGoogleドライブに保存する場合、Citrix Workspaceアプリ内からChromebookのAndroidアプリケーション(この場合はMicrosoft Word)を使用してこのファイルを開くことができます。

注:

GoogleドライブとのFTAがサポートされているのは、Chromebookデバイスのみです。

Googleドライブのファイルへのアクセスを有効にする:

  1. Chrome向けCitrixWorkspaceアプリのダウンロードページから、Citrix File Accessコンポーネント(FileAccess.exe)をダウンロードし、VDA上にインストールします。
  2. Citrix Studioを使用して、公開アプリケーションへの適切なファイルタイプの関連付け(FTA)を構成します。FTAは、各アプリケーションのプロパティまたは設定から構成できます。FTAの設定について詳しくは、Knowledge CenterのCTX218743を参照してください。
  3. Citrix Virtual Apps and Desktopsセッションで既定のブラウザを開き、次のURLを信頼済みサイトに追加します: https://accounts.google.comhttps://ssl.gstatic.com
  4. Chromebookデバイスで、起動するファイルを選択します。[開く] をタップして、一覧からCitrix Workspaceアプリを選択します。

既知の問題と制限事項

  1. スマートカードでの認証にパスワード認証よりも時間がかかることがあります。このため、セッションから切断した後に再接続する場合は、切断後約30秒待機してください。セッションからの切断直後に再接続を試行すると、Citrix Workspaceアプリが応答しなくなることがあります。
  2. スマートカード認証は、XenApp Servicesサイトではサポートされていません。
  3. スマートカードアカウントを使用する場合、グローバルPINを使用することはできません。PIV PINを入力する必要があります。これはサードパーティの制限事項によるものです。
  4. スマートカードアカウントからログオフした後、Citrix Workspaceアプリのセッションを終了して開始し直すことをお勧めします。
  5. 複数のUSBスマートカードの使用は、サポートされていません。
  6. ファイルの種類の関連付け機能を使用する場合、Microsoft Office、Adobe Acrobat Reader、メモ帳アプリケーションでサポートされているMIMEファイル形式のみにアクセスできます。