動的なセッションの録画

これまでセッションの録画は、レコーディングポリシーに合致したセッションの開始時に厳密に開始され、セッションが終了すると厳密に停止しました。

7.18リリース以降、動的なセッションの録画機能が導入されています。この機能を使用すると、セッション中いつでも、特定のユーザーが起動する特定のセッションまたは複数のセッションの録画を開始または停止できます。

注:

機能が正常に動作するために、Session RecordingとVDAおよびDelivery Controllerをバージョン7.18以降にアップグレードしてください。

動的なセッションの録画を無効または有効にする

Session Recording Agentに、機能を有効または無効にするためのレジストリキーが追加されています。このキーはデフォルトで1に設定されています。つまり、7.18のインストール後または7.18にアップグレードすると、この機能はデフォルトで有効になります。

機能を有効または無効にするには、次の操作を実行します:

  1. Session Recordingのインストールを完了後、Session Recording Agentをインストールしたマシンの管理者としてログオンします。
  2. レジストリエディターを開きます。
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\SmartAuditorを表示します。
  4. DynamicControlAllowedの値を0に設定するか、デフォルト値の1を使用します。
    1:動的な録画を有効にする
    0:動的な録画を無効にする
  5. Session Recording Agentを再起動して、設定を機能させます。
    MCSまたはPVSを使用して展開している場合は、マスターイメージで設定を変更し、更新を実行して変更を有効にします。

警告:

レジストリエディターの編集を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。

Citrix Broker SDKでPowerShellコマンドを使用して動的に録画を開始または停止する

次の表は、動的なセッションの録画機能のためにCitrix Broker SDKに追加された3つのPowerShellコマンドです。Citrix Broker SDKについて詳しくは、「SDKおよびAPI」および「Citrix.Broker.Admin.V2」を参照してください。

コマンド 説明
Start-BrokerSessionRecording 特定のアクティブなセッション、アクティブなセッション一覧、または特定のユーザーによって開始されたセッションの録画を開始できます。詳しくは、Get-Help Start-BrokerSessionRecordingを実行して、コマンドのオンラインヘルプを参照してください。
Stop-BrokerSessionRecording 特定のアクティブなセッション、アクティブなセッション一覧、または特定のユーザーによって開始されたセッションの録画を停止できます。詳しくは、Get-Help Stop-BrokerSessionRecordingを実行して、コマンドのオンラインヘルプを参照してください。
Get-BrokerSessionRecordingStatus 特定のアクティブなセッションの録画状態を取得できます。詳しくは、Get-Help Get-BrokerSessionRecordingStatusを実行して、コマンドのオンラインヘルプを参照してください。

例えば、ユーザーが問題を報告し、タイムリーなサポートが必要な場合は、この機能を使用して動的にユーザーのアクティブなセッションの録画を開始し、ライブ録画を再生して詳細なトラブルシューティングを実行できます。以下の操作を実行できます:

  1. Citrix StudioコンソールからPowerShellを起動します。

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  2. ターゲットユーザーのすべてのアクティブなセッションを取得するには、Get-BrokerSessionコマンドを使用します。

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  3. Get-BrokerSessionRecordingStatusコマンドを使用して、指定したセッションの録画状態を取得します。

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    注:

    -Sessionパラメーターには、一度に1つのセッションUidのみを使用できます。

  4. Start-BrokerSessionRecordingコマンドを使用して録画を開始します。デフォルトでは、録画操作を通知するメッセージがユーザーに表示されます。 

    次の表は、Start-BrokerSessionRecordingコマンドを使用する一般的な例を示しています。

    コマンド 説明
    Start-BrokerSessionRecording -User DomainA \ UserA DomainAという名前のドメイン内のユーザー(UserA)のすべてのセッションの録画を開始し、UserAに通知します。
    Start-BrokerSessionRecording -User DomainA \ UserA -NotifyUser $false DomainAという名前のドメイン内のユーザーUserAのすべてのセッションの録画を開始し、UserAに通知しません。
    Start-BrokerSessionRecording -Sessions $SessionObject $SessionObjectという名前のオブジェクトのすべてのセッションの録画を開始し、ユーザーに通知します。オブジェクト($SessionObject)を取得するには、$SessionObject=Get-BrokerSession –username UserAを実行します。オブジェクト名の前にはドル記号($)が付きます。詳しくは、手順2およびコマンドのオンラインヘルプを参照してください。
    Start-BrokerSessionRecording -Sessions uid1,uid2,…,uidn セッション(uid1,uid2,…,uidn)の録画を開始し、ユーザーに通知します。
  5. Get-BrokerSessionRecordingStatusコマンドを使用して、各ターゲットセッションの録画状態を取得します。状態はSessionBeingRecordedとなっているはずです。

  6. Session Recording Playerでライブ録画または完全録画を再生し、詳細なトラブルシューティングに移行します。

    注:

    Stop-BrokerSessionRecording commandコマンドで停止した「完全」録画の再生時にPlayerの進行状況バーでタイムラインの最後のセクションが灰色表示になり、録画されたセッションの最後のセクションがアイドル状態になることがあります。録画されたセッションに一定のアクティビティがある場合は、明らかではありません。

  7. 報告された問題が処理されたか解決された場合、Stop-BrokerSessionRecordingコマンドを使用して録画を停止します。

    次の表は、このコマンドを使用する一般的な例を示しています:

    コマンド 説明
    Stop-BrokerSessionRecording -User DomainA \ UserA DomainAという名前のドメイン内のユーザー(UserA)のすべてのセッションの録画を停止します。
    Stop-BrokerSessionRecording -Sessions $SessionObject $SessionObjectのすべてのセッションの録画を停止します。
    Stop-BrokerSessionRecording -Sessions uid1,uid2,…,uidn セッション(uid1,uid2,…,uidn)の録画を停止します。

Citrix Studioのログ画面では、Start-BrokerSessionRecordingコマンドとStop-BrokerSessionRecordingコマンドの結果ログを表示できます。

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