XenCenter

ライセンス概要

Citrix Hypervisorには、以下の2種類の商用エディションが用意されています:

  • Standard Edition
  • Premium Edition

Standard Editionはエントリレベルの商品です。Premium Editionで提供される高度な機能は使用できませんが、強固で高性能な仮想化プラットフォームを提供するさまざまな機能を備えています。Standard Editionでは、Citrixの包括的なサポートおよび保守サービスも提供されます。

Premium Editionは最上位レベルの商品で、サーバー、デスクトップ、およびクラウドワークロード用に最適化されています。Standard Editionに加えて、Premium Editionには以下の機能があります:

  • 自動Windows VM Driver更新
  • 管理エージェントの自動更新
  • SMBストレージのサポート
  • Direct Inspect API
  • 動的ワークロードバランス機能
  • NVIDIA vGPU、AMD MxGPU、およびIntel GVT-gによるGPU仮想化
  • VMware vSphereからCitrix Hypervisorへの変換ユーティリティ
  • プールリソースデータのエクスポート
  • インメモリ読み取りキャッシュ
  • PVSアクセラレータ
  • Citrix Hypervisorのライブパッチ
  • Citrix Virtual Desktopsタブレットモードの有効化
  • 変更ブロック追跡
  • IGMPスヌーピング
  • USBパススルー
  • SR-IOVネットワークのサポート
  • 共有ブロックストレージデバイスのシンプロビジョニング

注:

Citrix Virtual Apps and Desktopsを既に購入されている場合は、引き続きCitrix Hypervisorを使用する権限があります。つまり、上のリストに含まれるすべての機能を使用できます。

自動アップデートは、以前はCitrix Hypervisor Premium EditionまたはCitrix Virtual Apps and Desktopsのお客様に限定されていました。ただし、Hotfix XS82ECU1053が適用されたプールでは、この機能はすべてのユーザーが利用できます。

Citrixライセンスサーバー

Citrix Hypervisorでは、ほかのCitrix製品と同じライセンス処理が行われます。このため、ライセンスサーバー上に有効なライセンスをインストールする必要があります。ライセンスサーバーは、「Citrixライセンスサーバー」からダウンロードできます。使用するCitrix Hypervisorのライセンスをご購入いただくと、.LICライセンスアクセスコードが送付されます。このライセンスアクセスコードを、Citrix License Serverソフトウェアが動作するWindowsサーバーにインストールします。

重要:

Citrix Hypervisor 8.1を使用するには、Citrixライセンスサーバー11.14以降が必要です。

Citrix Hypervisorサーバーにライセンスを割り当てると、Citrix HypervisorがCitrixライセンスサーバーと通信して、必要なライセンスを要求します。成功すると、ライセンスがチェックアウトされます。ホストがライセンス化されるライセンスについての情報がライセンスマネージャに表示されます。

ライセンスを要求または適用するときに、Citrix Hypervisorのバージョンおよびライセンスの種類に関する情報がCitrix社に送信される場合があります。ユーザー、仮想マシン、またはCitrix Hypervisor環境に関連するその他の情報は収集されず、Citrixに送信されることもありません。ライセンス処理に付随してCitrix社に送信される情報は、当社の個人情報保護ポリシーに基づいて慎重に処理されます。詳しくは、「Privacy Policy」を参照してください。

Citrix Hypervisorサーバーのライセンス

Citrix Hypervisorでは、部分的ライセンスはサポートされません。プール内のすべてのサーバーがライセンス化される必要があります。Citrix Hypervisorプールに異なるライセンスタイプでライセンス化されたサーバーが含まれている場合、一番低いレベルのライセンスがプール全体に適用されます。ライセンス済みのサーバーとそうでないサーバーを同一プール内で混在させた場合、ライセンスが適用されていない状態として動作します。Citrix Hypervisorでのライセンス管理については、「Citrix Hypervisorライセンスの管理」を参照してください。

Standard EditionからPremium Editionへのアップグレードがサポートされています。Citrix Hypervisorのライセンスについて詳しくは、「ライセンス」を参照してください。Citrix Hypervisorライセンスをアップグレードまたは購入するには、Citrix Webサイトにアクセスしてください。

ライセンスの有効期限

ライセンスの有効期限が近くなると、XenCenterに通知が表示されます。有効期限が切れる前にライセンスを購入してください。Citrix Hypervisorライセンスの有効期限が切れた場合、以下に注意してください:

  • XenCenterライセンスマネージャーに、ライセンスの状態として「非ライセンス」が表示されます。
  • 新しいライセンスを購入するまで、そのエディションの機能を使用できなくなり、またそのリソースプールのいずれかのサーバーで問題が生じてもCitrixのサポートを受けることができなくなります。

ライセンスの猶予期間

Citrixライセンスシステムには、タイムアウト機能が組み込まれています。Citrix Hypervisorサーバーがスタートアップライセンスをチェックアウトすると、Citrix Hypervisorサーバーとライセンスサーバーが5分ごとに「ハートビート」メッセージを交換します。これらのハートビートメッセージにより、各サーバーに対し、もう一方のサーバーが正しく動作しており、接続が維持されていることが伝えられます。Citrix Hypervisorホストがライセンスサーバーと通信できない場合は、サーバーが30日間のライセンス猶予期間に入ります。猶予期間中、Citrix Hypervisorはキャッシュ済みのライセンス情報に基づいて通常どおり動作します。サーバーは、ライセンスサーバーとの通信を継続しているかのような状態で操作を続行できます。この猶予期間は30日間で、これが経過するとCitrix Hypervisorが非ライセンス状態になります。Citrix Hypervisorとライセンスサーバーとの通信が再確立されると、猶予期間はリセットされます。

ライセンス概要