Citrix Cloud Japanの管理

Citrix Cloud Japanには、次の管理機能が含まれています:

  • 管理者を招待し、クラウドサービスへのアクセスを委任する
  • ライブラリのサービスオファリングにユーザーを割り当てる
  • サービス通知を監視する
  • Citrix Cloud Japanで発生したイベントのシステムログを表示する

管理者

管理者は、IDを使用してCitrix Cloud Japanにアクセスし、管理アクティビティを実行し、Citrix Cloud Connectorをインストールします。

CitrixのIDメカニズムは、メールとパスワードを使用して管理者を認証します。My Citrix資格情報を使用してCitrix Cloud Japanにサインインすることもできます。

新しい管理者を追加する

アカウントの登録処理で、最初の管理者が作成されます。この管理者が、Citrix Cloud Japanに参加する他の管理者を招待できます。これらの新しい管理者は、既存のCitrix Cloud Japanアカウント資格情報を使用するか、必要に応じて新しいアカウントをセットアップすることができます。招待する管理者のアクセス権限を微調整することもできます。これにより、組織内の管理者の役割に合わせたアクセスを定義できます。

他の管理者を招待してCitrix Cloud Japanへのアクセスを微調整する方法については、「Citrix Cloud Japanアカウントに管理者を追加する」を参照してください。

パスワードを変更する

Citrix Cloud Japan内からパスワードを変更する場合は、[アカウント設定]に移動して [マイプロファイル] を選択します。[パスワードの変更] をクリックして現在のパスワードを入力し、新しいパスワードを確認します。

管理者を削除する

[管理者]タブでCitrix Cloud Japanアカウントから管理者を削除できます。管理者を削除すると、Citrix Cloud Japanにサインインできなくなります。アカウントが削除された時に管理者がログインしている場合、最大1分間、管理者はアクティブな状態のままでいられます。その後、Citrix Cloud Japanへのアクセスは拒否されます。

注:

  • アカウントに管理者が1人しかいない場合、その管理者を削除することはできません。Citrix Cloud Japanには、顧客アカウントごとに少なくとも1人の管理者が必要です。
  • Cloud Connectorは管理者アカウントに関連付けられていません。Connectorをインストールした管理者が顧客アカウントから削除されても、Connectorは動作を続けます。

利用者

利用者のIDは、どの利用者がCitrix Cloud Japan経由でサービスにアクセスできるかを定義します。このIDは、リソースの場所内のドメインから指定されたActive Directoryドメインアカウントによって提供されます。ライブラリのオファリングに利用者を割り当てると、利用者はそのオファリングにアクセスできます。

重要:

Citrix DaaS(旧称Virtual Apps and Desktopsサービス)でオンプレミスのStoreFrontを使用している場合は、デリバリーグループを作成するときにライブラリを使用してリソースを割り当てないでください。代わりに、Studioを使用してリソースをユーザーに割り当てます。このシナリオでライブラリを使用する場合、リソースがユーザーに表示されない可能性があります。

Studioでデリバリーグループを作成する場合、[ユーザー]ページで、[ユーザー管理をCitrix Cloudに任せます] を選択しないでください。代わりに、別のオプションを選択します([任意の認証ユーザーによるこのデリバリーグループの使用を許可します] または [次のユーザーに対するこのデリバリーグループの使用を制限します] を選択します)。

管理者は、これらのIDを提供するために使用するドメインを [ドメイン] タブで制御できます。複数のフォレストでドメインを使用する場合、各フォレストに最低2つのCloud Connectorをインストールします。高可用性環境を維持するために少なくとも2つのCloud ConnectorのインストールをCitrixではお勧めします。

ユーザーをライブラリオファリングに割り当てるプロセスは、Citrix Cloud JapanでもCitrix Cloud(citrix.cloud.com)でも同じです。手順については、「ライブラリを使用してサービスオファリングにユーザーとグループを割り当てる」を参照してください。

注:

  • ドメインを無効にすると、新しいIDのみが選択されなくなります。利用者は既に割り当てられているIDを使用することはできます。
  • 注:各Cloud Connectorがインストールされた単一のフォレストからすべてのドメインを表示し、使用できます。

利用者の使用状況を管理する

個別のアカウントまたはActive Directoryグループを使用して、オファリングに利用者を追加します。グループをオファリングに割り当てた後、Active Directoryグループを使用するとCitrix Cloud Japan経由で管理する必要はありません。

管理者がオファリングから利用者または利用者グループを削除すると、利用者はサービスにアクセスできなくなります。特定のサービスから利用者を削除する方法について詳しくは、Citrix製品ドキュメントWebサイトで該当サービスのドキュメントを参照してください。

プライマリのリソースの場所

プライマリのリソースの場所は、ドメインとCitrix Cloud Japan間の通信に「最も優先される」と指定するリソースの場所です。「プライマリ」として選択したリソースの場所には、ドメインに対するパフォーマンスや接続性が最も優れたCloud Connectorが必要です。これにより、ユーザーはCitrix Cloud Japanにすばやくログオンできます。

プライマリのリソースの場所を選択するプロセスは、Citrix Cloud JapanでもCitrix Cloud(citrix.cloud.com)でも同じです。詳しくは、「プライマリのリソースの場所の選択」を参照してください。

通知

通知は、Citrix Cloud Japanの新機能やリソースの場所内のマシンに関する問題など、管理者が関心がある問題またはイベントに関する情報を提供します。通知はCitrix Cloud Japanのすべてのサービスで使用できます。

通知の管理は、Citrix Cloud JapanとCitrix Cloud(citrix.cloud.com)で同じプロセスを使用します。通知について詳しくは、「通知」を参照してください。

システムログ

システムログには、Citrix Cloud Japanで発生したイベントがタイムスタンプ付きで一覧表示されます。これらの変更をCSVファイルとしてエクスポートして、組織の規制遵守要件を満たしたり、セキュリティ分析をサポートしたりすることができます。

Citrix Cloud Japanのシステムログ機能は、Citrix Cloud(citrix.cloud.com)と同じですが、いくつかの重要な制限があります。詳しくは、「システムログ」を参照してください。

Citrix Cloud Japanの管理