Cloud Connectorのインストール

Cloud Connectorソフトウェアは、手動(インタラクティブ)でインストールすることも、サイレントインストールまたは自動インストールを使用することもできます。

Cloud Connectorのインストール時、インストールを実行するユーザーを認証し、インストーラーの権限を検証し、Cloud Connectorが提供するサービスをダウンロードして構成するために、クラウドにアクセスする必要があります。インストールは、インストールを開始するユーザーの権限で行われます。

要件

  • Cloud Connectorをインストールする各コンピューターが、「Citrix Cloud Connectorの技術的な詳細」に記載されたシステム要件を満たしていることを確認します。
  • Cloud Connectorをインストールするすべてのマシンが「インターネット接続の要件」を満たしていることを確認します。
  • Webプロキシまたは厳しいファイアウォール規則がある環境にCloud Connectorをインストールする場合、インストールを続行する前に、「Cloud Connectorのプロキシとファイアウォールの構成」を参照してください。
  • ドメインに参加しているマシンにのみCloud Connectorをインストールできます。マシンがドメインに参加していない場合、Cloud Connectorのインストーラーはインストールを停止します。
  • Active Directoryワークフローを完了するためCloud Connectorは、Cloud ConnectorがインストールされているActive Directoryインフラストラクチャ内の子ドメインコントローラーおよび親(ルート)ドメインコントローラーにアクセスできる必要があります。詳しくは、次のMicrosoftのサポート文書を参照してください:
  • Cloud Connectorをインストールするマシンは、UTC時間と同期している必要があります。
  • Cloud Connectorのインストーラーは、Citrix Cloudからダウンロードします。そのため、ブラウザーが実行可能ファイルをダウンロードできるようにする必要があります。
  • Internet Explorerセキュリティ強化の構成(IE ESC)を無効にします。この機能が有効な場合、Cloud ConnectorがCitrix Cloudとの接続を確立できないことがあります。
  • Cloud ConnectorをインストールするマシンでFIPSが有効になっていないことを確認してください。Cloud Connectorは、FIPS対応マシンでの使用はサポートされていません。FIPS対応マシンにCloud Connectorをインストールしようとすると失敗します。

重要な注意事項

  • すべてのCloud Connectorの電源を常にオンにして、Citrix Cloudへの常時接続を確保します。
  • Active Directoryドメインコントローラーや、リソースの場所のインフラストラクチャにとって重要なマシンにCloud Connectorをインストールしないでください。Cloud Connectorの定期的な保守では、これらの追加リソースの停止を引き起こすマシン操作を実行します。
  • Cloud Connectorをホストしているマシンに他のシトリックス製品をダウンロードしたりインストールしたりしないでください。
  • 他のシトリックス製品展開の一部であるマシン(たとえば、Citrix Virtual Apps and Desktops展開のDelivery Controller)にCloud Connectorをダウンロードまたはインストールしないでください。
  • 以前にインストールしたCloud Connectorを新しいバージョンにアップグレードしないでください。古いCloud Connectorをアンインストールしてから、新しいバージョンをインストールしてください。
  • Cloud ConnectorをホストしているすべてのマシンでWindows Updateを有効にしてください。Windows Updateを構成するときに、自動的に更新プログラムをダウンロードしてインストールするようにしてください。ただし、自動再起動は許可しないでください。Citrix Cloudプラットフォームの処理により、必要に応じて一度に1つのCloud Connectorのみに対応してマシンの再起動が行われます。グループポリシーを使用して更新後にマシンが再起動するタイミングを制御することもできます。詳しくは、https://docs.microsoft.com/en-us/windows/deployment/update/waas-restartを参照してください。
  • 各リソースの場所に少なくとも2つのCloud Connectorをインストールしてください。一般に、インストールするCloud Connectorの数はN+1です。ここでNは、リソースの場所内のインフラストラクチャをサポートするために必要な数です。これにより、1つのCloud Connectorが使用できなくなった場合でも、Citrix Cloudとリソースの場所との接続が確実に維持されます。
  • Citrix Cloudで使用する予定の各Active Directoryフォレストには、常に2つのCloud Connectorがアクセスできるようにする必要があります。
  • インストール後、Cloud Connectorをホストしているマシンを別のドメインに移動しないでください。マシンを別のドメインに参加させる必要がある場合は、Cloud Connectorをアンインストールしてから、マシンを別のドメインに参加させた後に再インストールしてください。

クローンマシンに関する考慮事項

Cloud Connectorをホストする各マシンには、一意のSIDとコネクタIDが必要です。これにより、Citrix Cloudがリソースの場所内のマシンと確実に通信できるようになります。リソースの場所の複数のマシンでCloud Connectorをホストし、クローンマシンを使用する場合は、次の手順を実行します:

  1. 使用環境に合わせてマシンテンプレートを準備します。
  2. Cloud Connectorとして使用する数のマシンをプロビジョニングします。
  3. 手動またはサイレントインストールモードを使用して、各マシンにCloud Connectorをインストールします。

(複製前に)Cloud Connectorをマシンテンプレートにインストールすることはサポートされていません。Cloud Connectorをインストールしたマシンを複製すると、Cloud Connectorサービスは実行されず、マシンはCitrix Cloudに接続できなくなります。

インタラクティブインストール

Cloud Connectorインストールガイドの[リソースの場所]ページ

最初のリソースの場所を作成するには

  1. マシンに管理者としてログオンして、Cloud Connectorをインストールします。Windows Server 2012 R2またはWindows Server 2016がインストールされ、ドメインに参加し、送信インターネットアクセスがあるマシンが必要です。
  2. https://citrix.cloud.comにアクセスし、Citrix Cloudのメールで受け取った資格情報でサインインします。Citrix Cloud管理コンソールが開きます。
  3. 左上隅のメニューボタンで、[リソースの場所] を選択します。
  4. [リソースの場所]ページで、[ダウンロード] をクリックしてCloud Connectorソフトウェアをダウンロードします。
  5. Cloud Connectorインストーラーを起動します。インストーラーは、最初の接続性チェックを実行して、Citrix Cloudに接続できることを確認します。
  6. メッセージが表示されたらCitrix Cloudにサインインします。
  7. ウィザードに従って、Cloud Connectorをインストールして構成します。インストールが完了すると、インストーラーは最終的な接続性チェックを実行して、ConnectorからCloudへの通信を検証します。
  8. Cloud Connectorとして使用する他のマシンで、手順1〜4を繰り返します。

インストール後、Citrix Cloudの [IDおよびアクセス管理] に管理者のドメインが登録されます。詳しくは、「IDおよびアクセス管理」を参照してください。

複数の顧客および既存のリソースの場所でのインストール

複数の顧客アカウントの管理者である場合、Citrix Cloudは、Cloud Connectorに関連付ける顧客アカウントを選択するよう要求します。

顧客アカウントに複数のリソースの場所が既に存在する場合、Citrix Cloudに関連付けるリソースの場所を選択するように求められます。

コマンドラインインストール(非インタラクティブ)

サイレントまたは自動インストールがサポートされています。ただし、一定期間にわたって同じインストーラーで繰り返しインストールしないでください。Citrix Cloudコンソールの[リソースの場所]ページから新しいCloud Connectorをダウンロードします。

エラーが発生した場合に可能性のあるエラーコードを調べられるよう、 Start /Wait CWCConnector.exe /parameter:valueを使用します。エラーコードの調査は、インストール完了後に echo %ErrorLevel% を実行する標準的なメカニズムで行うことができます。

サポートされているパラメーター

CWCConnector /? を実行すると、サポートされているパラメーターの一覧を取得できます。

  • /Customer: 必須。[IDおよびアクセス管理]のCitrix Cloudコンソールの[APIアクセス]ページに表示される顧客ID。
  • /ClientId: 必須。管理者が作成できるセキュアクライアントIDで、[APIアクセス]ページにあります。
  • /ClientSecret: 必須。セキュアクライアントが作成された後にダウンロードできるセキュアクライアントシークレット。[APIアクセス]ページにあります。
  • /ResourceLocationId: 必須。既存のリソースの場所の一意の識別子。IDを取得するには、Citrix Cloudコンソールの[リソースの場所]ページでリソースの場所のIDボタンをクリックします。値を指定しない場合、Citrix Cloudはアカウント内の最初のリソースの場所のIDを使用します。
  • /AcceptTermsOfService: 必須。デフォルト値はYesです。

必要なすべてのパラメーターを含むサンプルコマンドライン:

CWCConnector.exe /q /Customer:\*Customer\*  /ClientId:\*ClientId\*  /ClientSecret:\*ClientSecret\*  /ResourceLocationId:\*ResourceLocationId\*  /AcceptTermsOfService:\*true\*

終了コード

  • 1603 - 予期しないエラーの発生。
  • 2 - 事前確認が失敗しました。
  • 0 - インストールが正常に完了しました。

インストールログ

インストールログは %LOCALAPPDATA%\Temp\CitrixLogs\CloudServicesSetupにあります。

また、インストール後は %ProgramData%\Citrix\WorkspaceCloud\InstallLogsにもログが追加されます。