Citrix Cloudサービスのトライアル
個別のCitrix Cloudサービスのトライアルは、Citrix Cloud管理コンソールで配信されます。サービストライアルの機能は、製品版サービスと同じであるため、概念実証(POC)、パイロット展開などの用途に適しています。
Citrix Cloudサービスを購入する準備ができたら、トライアルは製品版サービスに変換されます。何かを再構成したり、別の実稼働アカウントを作成したりする必要はありません。
サービストライアルの概要
このセクションの情報は、ほとんどのCitrix Cloudサービスのトライアルに適用されます。トライアル期間が異なるサービスについては、別のセクションで説明します。
Citrix Cloudトライアル | |
---|---|
許可される利用者の数 | 25 |
トライアルの最大期間 | 60暦日 |
猶予期間 | トライアル期間満了後14日 |
データの保持期間 | トライアル期間満了後90暦日 |
可用性 | 制限された可用性 |
リソースの場所 | 顧客が提供および構成 |
ユーザーセッションの長さ | 無制限 |
ローカルのMicrosoft Active Directoryとの統合 | はい |
リソースの場所の選択 | はい |
オンプレミスへの展開 | はい |
Citrix DaaS(旧称:Citrix Virtual Apps and Desktopsサービス) | 完全な機能セット |
Endpoint Management | 完全な機能セット |
カスタマイズ可能 | はい |
サービストライアルを要求する
Citrix Cloudトライアルアクセス権は、サービスごとに管理されます。一部のサービスでは、本記事の「サービストライアルの要求」で説明されているように、トライアルを要求できます。その他のサービスについては、本記事の「サービスデモの要求」で説明されているように、トライアルアクセス権を受け取る前にデモを要求する必要があります。
サービストライアル期間
ほとんどのサービスでは、トライアルリクエストが承認されてから60日間サービスを試すことができます。サービスのトライアルをリクエストできるのは一度のみです。
トライアル猶予期間とデータ保持
ほとんどのサービストライアルには猶予期間が含まれているため、トライアルの有効期限が切れた後も引き続きサービスにアクセスできます。この猶予期間により、ユーザーのエクスペリエンスを中断することなく、サービスサブスクリプションを購入できます。サブスクリプションを購入しないことを選択した場合、猶予期間中に、サービスに追加したデータを削除できます。猶予期間が終了すると、Citrixはサービスへのアクセスを禁止します。
Citrixは、サービスに追加したデータをトライアル期間満了後90日間保持します。90日が経過すると、Citrixはこのデータを削除します。
サービスサブスクリプションを購入する
トライアル期間中またはデータ保持期間中はいつでも、サービスサブスクリプションを購入できます。詳しくは、「Citrix Cloudサービスを購入する」を参照してください。
サブスクリプションを購入すると、トライアルは製品版サービスに変換されます。管理者とユーザーはサービスにアクセスでき、トライアル期間中に追加したデータはそのまま残っています。
Citrix DaaS Standard for Azure
このセクションでは、Citrix DaaS Standard for Azure(旧称Citrix Virtual Apps and Desktops Standard for Azure)の以下の種類のトライアルについて説明します:
- 自動承認のトライアル: Citrix Cloud管理コンソールからトライアルを要求すると、トライアルが自動的に承認され、使用できるようになります。
- 営業担当者承認のトライアル: Citrixの営業担当者に連絡をとってトライアルを要求すると、営業担当者がトライアルを承認します。承認後、トライアルを使用する準備が整います。
自動承認のトライアル | 営業担当者承認のトライアル | |
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トライアルの最大期間 | 7暦日 | 14暦日 |
猶予期間 | トライアル期間満了後1暦日 | トライアル期間満了後14暦日 |
データの保持期間 | トライアル期間満了後30暦日 | トライアル期間満了後90暦日 |
トライアルの種類に応じて、7日または14日間サービスを使用できます。サービスのトライアルをリクエストできるのは一度のみです。
トライアルには、トライアル期間終了後にサービスにアクセスするための猶予期間が含まれます。この猶予期間により、サービスのサブスクリプションを購入したり、追加したデータを削除したりできます。猶予期間が終了すると、管理者とユーザーはサービスにアクセスできなくなります。
Citrixは、トライアルの種類に応じて、トライアル期間終了後30日間または90日間、サービスに追加したデータを保持します。この保持期間中にサービスのサブスクリプションを購入すると、管理者とユーザーはデータをそのまま引き継いでサービスにアクセスできます。
このサービスのサブスクリプションは、Azure Marketplaceから、またはCitrixの営業担当者に連絡することで購入できます。
サービスデモの要求
一部のサービスでは、サービスを試す前にCitrixの営業担当者にデモを要求する必要があります。デモをリクエストすると、組織のクラウドサービスのニーズについてCitrixの営業担当者と話し合うことができます。また、Citrixの営業担当者は、お客様が正常にサービスを使用するために必要なすべての情報を提供します。
- Citrix Cloudアカウントにサインインします。
- 管理コンソールから、試用するサービスの [デモのリクエスト] を選択します。そのサービスのデモ要求ページが表示されます。
- フォームに記入して送信します。Citrixの営業担当者が詳細について連絡し、サービスの利用方法について説明します。
サービストライアルの要求
- Citrix Cloudアカウントにサインインします。
- 管理コンソールで、試用するサービスの [トライアルのリクエスト] を選択します。
トライアルが承認されて使用できるようになると、Citrixからメール通知が送信されます。
注:
最高のカスタマーエクスペリエンスを提供するために、Citrixにはいつでも、トライアルの参加者数を制限して承認する権利があります。
Citrix Cloudサービスの購入
トライアルを製品版サービスに移行する場合は、https://www.citrix.com/buy/にアクセスし、地域のCitrixパートナーを検索してください。
サービスを購入するには、組織ID(OrgID)が必要です。OrgIDは、Citrix Cloud管理コンソールの右上隅にある顧客メニューに表示されます。OrgIDは、[アカウント設定] ページにも表示されます。
追加情報
- Citrix Cloudサービス利用規約
- 「Citrix Cloudの基礎」コースには、トライアルの申請方法について説明した短い動画があります。フルコースでは、Citrix Cloudプラットフォームのコンポーネントとそのサービスも説明します。