XenApp and XenDesktop

コマンドラインを使用したインストール

この記事は、Windowsオペレーティングシステムがインストールされたマシンへのコンポーネントのインストールに適用されます。LinuxオペレーティングシステムのVDAについては、「Linux Virtual Delivery Agent」を参照してください。

重要:

このアーティクルでは、製品のインストールコマンドの実行方法を説明します。インストールを始める前に、「インストールの準備」を読んでください。そのアーティクルには、利用できるインストーラーの説明があります。

コマンドの実行状態を確認して値を返すには、マシンの管理者であるか [管理者として実行] を使用する必要があります。詳しくは、Microsoft社のコマンドに関するドキュメントを参照してください。

インストールコマンドを直接使用するだけでなく、製品ISOにあるサンプルスクリプトを使用して、Active DirectoryでVDAマシンをインストール、アップグレード、または削除できます。詳しくは、「スクリプトを使用したVDAのインストール」を参照してください。

全製品インストーラーの使用

全製品インストーラーのコマンドラインインターフェイスへのアクセス:

  1. Citrixから製品パッケージをダウンロードします。ダウンロードサイトにアクセスするには、Citrixアカウントの資格情報が必要です。
  2. ファイルを解凍します。必要な場合は、ISOファイルからDVDを作成します。
  3. ローカルの管理者アカウントを使って、インストール先のサーバーにログオンします。
  4. DVDをドライブに挿入するか、ISOファイルをマウントします。
  5. 製品メディアの\x64\XenDesktop Setupディレクトリから適切なコマンドを実行します。

コアコンポーネントのインストール

XenDesktopServerSetup.exeコマンドを実行します。これには、「コアコンポーネントのインストールに使用されるコマンドラインオプション」セクションに記載されているオプションを使用します。

VDAのインストール

XenDesktopVDASetup.exeコマンドを実行します。これには、「VDAのインストールに使用されるコマンドラインオプション」セクションに記載されているオプションを使用します。

ユニバーサルプリントサーバーのインストール

コマンドラインを使ったユニバーサルプリントサーバーのインストール」のガイダンスに従ってください。

フェデレーション認証サービスのインストール

グラフィカルインターフェイスを使うことをお勧めします。

セルフサービスパスワードリセットサービスのインストール

セルフサービスパスワードリセットサービスのドキュメントの手順に従います。

スタンドアロンVDAインストーラーの使用

ダウンロードサイトにアクセスするには、Citrixアカウントの資格情報が必要です。インストールは、管理者権限(または [管理者として実行])で実行する必要があります。

  • Citrixから適切なパッケージをダウンロードします:
ダウンロードページ上のコンポーネント名 インストーラーのファイル名
サーバーOS用Virtual Delivery Agent <バージョン> VDAServerSetup.exe
デスクトップOS用Virtual Delivery Agent <バージョン> VDAWorkstationSetup.exe
デスクトップOS用Core Services Virtual Delivery Agent <バージョン> VDAWorkstationCoreSetup.exe
  • まず、パッケージから既存のディレクトリにファイルを抽出して、インストールコマンドを実行するか、またはただパッケージを実行します。

インストール前にファイルを展開するには、絶対パスを指定して/extractを実行します(例:.\VDAWorkstationCoreSetup.exe /extract %temp%\CitrixVDAInstallMedia)。(ディレクトリはあらかじめ存在する必要があります。そうでない場合、抽出は失敗します)。次に、新しいコマンドプロンプトを開いて、抽出先フォルダー(前述の例ではCitrixVDAInstallMedia)でXenDesktopVdaSetup.exeを実行します。「VDAのインストールに使用されるコマンドラインオプション」セクションの有効なオプションを使用してください。

ダウンロードした対象名のパッケージを実行します:VDAServerSetup.exeVDAWorkstationSetup.exeまたはVDAWorkstationCoreSetup.exe。「VDAのインストールに使用されるコマンドラインオプション」セクションの有効なオプションを使用してください。

全製品インストーラーに慣れている場合:

  • スタンドアロンのVDAServerSetup.exeまたはVDAWorkstationSetup.exeは名前以外、XenDesktopVdaSetup.exeコマンドと同じですので、同様に実行してください。

  • VDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーは、他のインストーラーで利用できるオプションのサブセットをサポートしているので異なります。

コアコンポーネントのインストールに使用されるコマンドラインオプション

次のオプションは、XenDesktopServerSetup.exeコマンドを使用してコアコンポーネントをインストールするときに有効です。オプションについて詳しくは、「コアコンポーネントのインストール」を参照してください。

/components <component> [,<component>] …

インストールまたは削除するコンポーネントをコンマ区切りのリストで指定します。以下の値を指定します:

CONTROLLER:Controller

DESKTOPSTUDIO:Studio

DESKTOPDIRECTOR:Director

LICENSESERVER:Citrixライセンスサーバー

このオプションを指定しない場合、すべてのコンポーネントがインストール(または、/removeオプションも指定されている場合は削除)されます。

(7.15 LTSR CU6より前のリリースでは、有効な値にStoreFrontが含まれています。バージョン7.15 LTSR CU6以降では、「StoreFrontのインストール」に記載のStoreFront専用インストールコマンドを使用します )。

/configure_firewall

Windowsファイアウォールサービスが実行されている場合に(ファイアウォールが無効になっていても)、インストールされるコンポーネントで使用されるポートが開放されます。サードパーティ製のファイアウォールを使用している場合は、適切なポートを手動で開く必要があります。

/disableexperiencemetrics

Citrix Insight Servicesへのインストール、アップグレード、または削除中に収集される分析の自動アップロードが阻止されます。

/exclude

二重引用符で囲まれた機能、サービス、またはテクノロジをインストールしません。複数の機能、サービス、またはテクノロジを指定する場合は、カンマで区切って、直線の二重引用符で囲みます。以下の値を指定します:

Local Host Cache Storage (LocalDB):ローカルホストキャッシュに使用されるデータベースのインストールが阻止されますこのオプションは、サイトデータベースとして使うためにSQL Server Expressがインストールされているかには影響しません。

Smart Tools Agent:Citrix Smart Toolsエージェントのインストールが阻止されます。

注:

CU4以降、Smart Toolsはインストーラーに含まれなくなりました。以前のインストールから存在するSmart Toolsのインスタンスは変更されません。

/help または /h

コマンドのヘルプを表示します。

/installdir <directory>

コンポーネントのインストール先として既存の空ディレクトリを指定します。デフォルトはc:\Program Files\Citrixです。

/logpath <path>

ログファイルのパスを指定します。既存のフォルダーを指定する必要があります。インストーラーによって作成されません。デフォルト値:"%TEMP%\Citrix\XenDesktop Installer"

/no_remote_assistance

Directorをインストールする場合にのみ有効です。Windowsリモートアシスタンス機能を使用するシャドウ機能を無効化します。

/noreboot

インストール後の再起動を無効にします。(ほとんどのコアコンポーネントでは、デフォルトで再起動が無効になっています)。

/nosql

Controllerのインストール先サーバーにMicrosoft SQL Server Expressをインストールしない場合に指定します。このオプションを指定しない場合、SQL Server Expressがサイトデータベースとして使用するためにインストールされます。(このオプションは、ローカルホストキャッシュに使用されるSQL Server Express LocalDBのインストールには影響しません)。

/quiet または /passive

ユーザーインターフェイスを表示せずにインストールを実行します。インストールプロセスは、Windowsタスクマネージャーにのみ表示されます。このオプションを指定しない場合、インストールウィザードが表示されます。

/remove

/componentsオプションで指定したコアコンポーネントを削除します。

/removeall

インストール済みのすべてのコアコンポーネントを削除します。

/sendexperiencemetrics

Citrix Insight Servicesへのインストール、アップグレード、または削除中に収集される分析が自動的に送信されます。これが省略される場合(または/disableexperiencemetricsが指定される場合)、分析はローカルで収集されますが、自動的には送信されません。

/tempdir <directory>

インストール時に一時ファイルを作成するディレクトリを指定します。デフォルト値:c:\Windows\Temp

/xenapp

XenAppをインストールします。このオプションを指定しない場合、XenDesktopがインストールされます。

例:コアコンポーネントのインストール

次のコマンドを実行すると、XenDesktop、Controller、Studio、Citrixライセンスサーバー、およびSQL Server Expressがサーバー上にインストールされます。コンポーネントの通信で使用されるファイアウォールポートは自動的に開放されます。

\x64\XenDesktop Setup\XenDesktopServerSetup.exe /components controller,desktopstudio,licenseserver /configure_firewall

次のコマンドを実行すると、XenApp、Controller、Studio、およびSQL Server Expressがサーバー上にインストールされます。コンポーネントの通信で使用されるファイアウォールポートは自動的に開放されます。

\x64\XenDesktop Setup\XenDesktopServerSetup.exe /xenapp /components controller,desktopstudio /configure_firewall

VDAのインストールに使用されるコマンドラインオプション

次のオプションは、次の各コマンドの1つ以上で使用できます:XenDesktopVDASetup.exeVDAServerSetup.exeVDAWorkstationSetup.exeVDAWorkstationCoreSetup.exe

/baseimage

仮想マシン上にVDA for Desktop OSをインストールする場合にのみ有効です。マスターイメージでPersonal vDiskの使用を有効にします。詳しくは、「Personal vDisk」を参照してください。

このオプションは、VDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーを使用している場合無効です。

/components <component>[,<component>]

インストールまたは削除するコンポーネントをコンマ区切りのリストで指定します。以下の値を指定します:

VDA:Virtual Delivery Agent

PLUGINS:Citrix Receiver for Windows(CitrixReceiver.exe

たとえば、Citrix Receiverではなく、VDAをインストールするには、/components vdaを指定します。

このオプションを指定しない場合、すべてのコンポーネントがインストールされます。

このオプションは、VDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーを使用している場合無効です。そのインストーラーはCitrix Receiverをインストールできません。

/controllers “<controller> [<controller>] […]”

VDAが通信するControllerのFQDNを、直線の二重引用符で囲んだスペース区切りのリストで指定します。/site_guid/controllersの両方を指定しないでください。

/disableexperiencemetrics

Citrix Insight Servicesへのインストール、アップグレード、または削除中に収集される分析の自動アップロードが阻止されます。

/enable_framehawk_port

Framehawkで使用されるUDPポートを開放します。デフォルト値:false

/enable_hdx_3d_pro

VDAをHDX 3D Proモードでインストールします。

/enable_hdx_ports

Windowsファイアウォールサービスが実行されている場合に(ファイアウォールが無効になっていても)、VDAおよび有効な機能(Windowsリモートアシスタンスは除く)で必要なポートが開放されます。Windows以外のファイアウォールを使用している場合は、手作業でファイアウォールを構成する必要があります。ポートの詳細については、「ネットワークポート」を参照してください。

HDXアダプティブトランスポートが使用するUDPポートを解放するには、/enable_hdx_udp_ports/enable_hdx_portsを指定します。

/enable_hdx_udp_ports

Windowsファイアウォールサービスが検出された場合に(ファイアウォールが無効になっていても)、HDXアダプティブトランスポートに必要なポートがWindowsウォールで開放されます。Windows以外のファイアウォールを使用している場合は、手作業でファイアウォールを構成する必要があります。ポートの詳細については、「ネットワークポート」を参照してください。

VDAが使用する別のポートを解放するには、/enable_hdx_ports/enable_hdx_udp_portsを指定します。

/enable_real_time_transport

オーディオパケットでUDPを使用してパフォーマンスを向上させる機能(リアルタイムオーディオ転送)を有効または無効にします。この機能を有効にすると、オーディオパフォーマンスを向上させることができます。Windowsファイアウォールサービスが検出されたときにUDPポートが開放されるようにするには、/enable_hdx_portsを指定してください。

/enable_remote_assistance

Directorで使用するWindowsリモートアシスタンスのシャドウ機能を有効にします。このオプションを指定すると、Windowsリモートアシスタンスによってファイアウォールで動的ポートが解放されます。

/exclude “<component>”[,”<component>”]

二重引用符で囲まれた、オプションコンポーネントをインストールしません。複数のコンポーネントを指定する場合は、カンマで区切って、直線の二重引用符で囲みます。たとえば、MCSが管理していないイメージ上でVDAをインストールまたはアップグレードする場合、Personal vDiskコンポーネントやMachine Identity Serviceコンポーネントは必要ありません。以下の値を指定します:

  • Personal vDisk
  • Machine Identity Service
  • Citrix User Profile Manager
  • Citrix User Profile Manager WMI Plugin
  • Citrix Universal Print Client
  • Citrix Telemetry Service
  • Citrix Personalization for App-V - VDA

インストール(/exclude "Citrix User Profile Manager"オプションを使用)からCitrix Profile Managementを除くと、Citrix Directorを使ったVDAの監視やトラブルシューティングに影響があります。[ユーザーの詳細] ページの [個人設定] パネル、および [エンドポイント] ページの [ログオン処理時間] パネルに不具合が発生します。[ダッシュボード] ページと [傾向] ページでは、Profile Managementがインストールされているマシンについてのデータしか [平均ログオン処理時間] パネルに表示されません。

サードパーティのユーザープロファイル管理ソリューションを使用している場合でも、Citrix Profile Managementサービスをインストールして実行することをお勧めします。Citrix Profile Managementサービスの有効化は、必須ではありません。

このオプションは、VDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーを使用している場合無効です。そのインストーラーは、これらの項目の多くを自動的に除外します。

/h または /help

コマンドのヘルプを表示します。

/hdxflashv2only

セキュリティを強化するため、従来のFlashリダイレクトのバイナリをインストールしません。

このオプションはグラフィカルインターフェイスでは使用できません。

/installdir <directory>

コンポーネントのインストール先として既存の空ディレクトリを指定します。デフォルトはc:\Program Files\Citrixです。

/logpath <path>

ログファイルのパスを指定します。既存のフォルダーを指定する必要があります。インストーラーによって作成されません。デフォルト値:"%TEMP%\Citrix\XenDesktop Installer"

このオプションはグラフィカルインターフェイスでは使用できません。

/masterimage

仮想マシン上にVDAをインストールする場合にのみ有効です。VDAをマスターイメージとしてセットアップします。

このオプションは、VDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーを使用している場合無効です。

/no_mediafoundation_ack

MicrosoftのMedia Foundationがインストールされていなければ、複数のHDXマルチメディア機能はインストールされず、動作しないものがあることを認識します。このオプションが省略されていて、Media Foundationがインストールされていない場合、VDAインストールは失敗します。サポートされているほとんどのWindowsのエディションには、Nエディションの例外を除けば、Media Foundationが既にインストールされています。

/nocitrixwddm

WDDMドライバーを含まないWindows 7マシン上でのみ有効です。Citrix WDDMドライバーのインストールを無効にします。

このオプションはグラフィカルインターフェイスでは使用できません。

/nodesktopexperience

VDA for Server OSをインストールする場合にのみ有効です。デスクトップエクスペリエンス拡張機能を無効にします。この機能の有効/無効は、Citrixポリシー設定の [デスクトップエクスペリエンス拡張] でも制御できます。

/noreboot

インストール後の再起動を無効にします。VDAは、再起動後にのみ使用できます。

/noresume

デフォルトでは、インストール中にマシンの再起動が必要になった場合、再起動が完了すると自動的にインストーラーが再開します。デフォルトを上書きするには、/noresumeを指定します。これは、メディアを再マウントする必要がある場合、または自動インストール中に情報をキャプチャする必要がある場合に役立ちます。

/optimize

仮想マシン上にVDAをインストールする場合にのみ有効です。ハイパーバイザー上の仮想マシンにインストールするVDAを最適化します。仮想マシンの最適化には、オフラインファイルの無効化、バックグラウンド最適化(デフラグ処理)の無効化、およびイベントログサイズの縮小などの操作が含まれます。リモートPCアクセスの展開では、このオプションを指定しないでください。詳しくは、CTX224676を参照してください。

/portnumber <port>

/reconfigオプションを指定する場合にのみ有効です。Virtual Delivery AgentとController間の通信で使用されるポート番号を変更します。変更前のポートは無効になります(ポート80を除く)。

/quiet または /passive

ユーザーインターフェイスを表示せずにインストールを実行します。インストールおよび構成プロセスは、Windowsタスクマネージャーにのみ表示されます。このオプションを指定しない場合、インストールウィザードが表示されます。

/reconfigure

インストール済みのVirtual Delivery Agent設定をカスタマイズします。/portnumber/controllers、または/enable_hdx_portsオプションと一緒に使用します。/quietオプションを指定しない場合は、VDAをカスタマイズするためのグラフィカルインターフェイスが開きます。

/remotepc

リモートPCアクセスの展開でのみ有効です。デスクトップOSで次のコンポーネントのインストールを除外します。

  • Citrix Personalization for App-V
  • Citrix User Profile Manager
  • Citrix User Profile Manager WMI Plugin
  • Machine Identity Service
  • Personal vDisk

このオプションは、VDAWorkstationCoreSetup.exeインストーラーを使用している場合無効です。このインストーラーは、上記のコンポーネントのインストールを自動的に除外します。

/remove

/componentsオプションで指定したコンポーネントを削除します。

/removeall

インストール済みのすべてのコンポーネントを削除します。

/sendexperiencemetrics

Citrix Insight Servicesへのインストール、アップグレード、または削除中に収集される分析が自動的に送信されます。これが省略される場合(または/disableexperiencemetricsが指定される場合)、分析はローカルで収集されますが、自動的には送信されません。

/servervdi

Windowsサーバー上にVDA for Desktop OSをインストールします。Windowsサーバー上にVDA for Server OSをインストールする場合は、このオプションを指定しないでください。このオプションを使用する前に、「サーバーVDI」を参照してください。

このオプションは、全製品VDAインストーラーでのみ使用します。このオプションはグラフィカルインターフェイスでは使用できません。

/site_guid <guid>

サイトのActive Directory組織単位(OU)のグローバル一意識別子(GUID)を指定します。Active Directory OUベースのController検出を使用する場合、GUIDにより仮想デスクトップとサイトが関連付けられます(デフォルトの検出方法である自動更新を使用することをお勧めします)。サイトGUIDは、Studioに表示されるサイトプロパティです。/site_guid/controllersの両方を指定しないでください。

/tempdir <directory>

インストール時に一時ファイルを作成するディレクトリを指定しますデフォルトはc:\Windows\Tempです。

このオプションはグラフィカルインターフェイスでは使用できません。

/virtualmachine

仮想マシン上にVDAをインストールする場合にのみ有効です。インストーラーによる物理マシンの検出を上書きして、BIOS情報を仮想マシンに渡して物理マシンとして振る舞うようにします。

このオプションはグラフィカルインターフェイスでは使用できません。

例:VDAのインストール

フル製品インストーラーを使用してVDAをインストールする

次のコマンドを実行すると、仮想マシン上のデフォルトの場所にVDA for Desktop OSおよびCitrix Receiverがインストールされます。このVDAはマスターイメージとして使用されます。VDAは、まず「mydomain」ドメインの「Contr-Main」サーバー上で動作するControllerに登録され、Personal vDisk、最適化機能、およびWindowsリモートアシスタンスが有効になります。

\x64\XenDesktop Setup\XenDesktopVdaSetup.exe /quiet /components vda,plugins /controllers "Contr-Main.mydomain.local" /enable_hdx_ports /optimize /masterimage /baseimage /enable_remote_assistance

VDAWorkstationCoreSetupスタンドアロンインストーラーでデスクトップOS VDAをインストールする

次のコマンドは、リモートPCアクセスまたはVDI展開で使用するためにデスクトップOSにCore Services VDAをインストールします。Citrix Receiverとその他の非コアサービスはインストールされません。Controllerのアドレスが指定され、Windowsファイアウォールサービスのポートが自動的に開放されます。管理者が再起動を処理します。

VDAWorkstationCoreSetup .exe /quiet /controllers "Contr-East.domain.com" /enable_hdx_ports /noreboot

コマンドラインを使ったVDAのカスタマイズ

VDAをインストールした後で、いくつかの設定をカスタマイズできます。製品メディアの\x64\XenDesktop Setupフォルダーから、以下のオプションを指定して「XenDesktopVdaSetup.exe」コマンドを実行します(各オプションについては「VDAのインストールに使用されるコマンドラインオプション」を参照してください)。

  • /reconfigure(VDAをカスタマイズする場合は必須のオプションです)
  • /h または /help
  • /quiet
  • /noreboot
  • /controllers
  • /portnumber:ポート
  • /enable_hdx_ports

コマンドラインを使ったユニバーサルプリントサーバーのインストール

各プリントサーバー上で、次のいずれかのコマンドを実行します。

  • サポートされている32ビットオペレーティングシステムで、Citrixインストールメディアの\x86\Universal Print Server\ディレクトリから、UpsServer_x86.msiを実行します。
  • サポートされている64ビットオペレーティングシステムで、Citrixインストールメディアの\x64\Universal Print Server\ディレクトリから、UpsServer_x64.msiを実行します。

プリントサーバーにユニバーサルプリントサーバーコンポーネントをインストールした後で、「プリンターのプロビジョニング」の説明に従って、このコンポーネントを構成します。