XenApp and XenDesktop

システム要件

はじめに

ここで説明するシステム要件は、この製品バージョンがリリースされた時点で確認済みのものです。更新は定期的に行われます。このトピックで説明されていないシステム要件コンポーネント(StoreFront、ホストシステム、Citrix Workspaceアプリとプラグイン、Provisioning Services)については、各コンポーネントのドキュメントを参照してください。

重要: インストールの前に、「インストールの準備」の内容を確認してください。

注:

*Windowsオペレーティングシステムのサポート:Citrix XenAppおよびXenDesktop、およぼそれに関連するコンポーネントは、製造元がサポートするバージョンのオペレーティングシステムでのみサポートされます。お客様は、オペレーティングシステムの製造元から延長サポートを購入する必要がある場合があります。

特に明記されている場合を除き、コンポーネントの必須ソフトウェア(.NETやC++パッケージなど)のバージョンがインストールされていないことが検出された場合、インストーラーにより自動的にインストールされます。これらの必須ソフトウェアの一部は、Citrix製品のインストールメディアにも収録されています。

インストールメディアには複数のサードパーティ製コンポーネントが収録されています。Citrixソフトウェアを使用する前に、サードパーティからのセキュリティに関するアップデートを確認して、必要に応じてインストールしてください。

グローバリゼーションの情報について詳しくは、CTX119253を参照してください。

Windowsサーバーにインストール可能なコンポーネントと機能に関しては、Server CoreのインストールおよびNano Serverのインストールは、特段の記載がない限りサポートされていません。

Windows 10マシンで使用できるコンポーネントおよび機能については、次のWindows 10のサービスオプションおよびエディションがサポートされます:

  • 半期チャネル:Pro、Enterprise、Education、Mobile Enterprise(IoT Core Pro EditionはCitrix Workspaceアプリでのみサポートされます)。
  • Long-term Servicingチャネル(LTSC):Enterprise LTSB Edition

詳しくは、CTX224843を参照してください。

ハードウェア要件

RAMおよびディスクスペースの値は、マシン上の製品イメージ、オペレーティングシステム、およびそのほかのソフトウェアの要件に追加されます。パフォーマンスは構成に応じて異なります。構成には、使用する機能やユーザーの数なども含まれます。最低限のみを使うとパフォーマンスが低下する可能性があります。

たとえば、接続リース機能(デフォルトで有効化)に必要なControllerのディスクスペースは、ユーザー、アプリケーション、およびモードの数によって異なります。100,000人のRDSユーザーが、最近使用された100個のアプリケーションで接続リース機能を利用するには、約3GBのスペースが必要です。実装するアプリケーションが増えれば、より多くのスペースが必要となる可能性があります。専用のVDIデスクトップでは、40,000台のデスクトップに対して少なくとも400~500MBが必要です。どのような場合も、数GB多めに確保しておくことをCitrixではお勧めします。

次の表は、コアコンポーネントでの最小要件を示しています。

Component 最小要件
1つのサーバー上のすべてのコアコンポーネント(実稼働環境ではなく評価用のみ) 5GBのRAM
1つのサーバー上のすべてのコアコンポーネント、テスト展開または小規模実稼働展開用 12GBのRAM
Delivery Controller(ローカルホストキャッシュを使用するには、さらに多くのディスクスペースが必要) 5GBのRAM、800MBのハードディスク
Studio 1GBのRAM、100MBのハードディスク
Director 2GBのRAM、200MBのハードディスク
StoreFront 2GBのRAM。ディスクの推奨事項については、StoreFrontのドキュメント参照
ライセンスサーバー 2GBのRAM。ディスクの推奨事項については、ライセンス管理のドキュメント参照

デスクトップやアプリケーションを配信する仮想マシンのサイジング

ハードウェアの提供は複雑かつ動的であり、XenAppおよびXenDesktopの展開にはそれぞれ一意のニーズがあるため、特定の推奨事項を提供することはできません。通常、XenApp仮想マシンのサイジングはユーザーのワークロードではなくハードウェアに基づきます(RAM以外。より多く消費するアプリケーションにはより多くのRAMが必要です)。Citrix Tech Zoneには、VDAのサイズ変更に関する最新のガイダンスが含まれています。

Microsoft Visual C++ Runtimeのバージョン

Microsoft Visual C++ 2015 RuntimeがインストールされているマシンにMicrosoft Visual C++ 2017 Runtimeをインストールすると、自動的にVisual C++ 2015 Runtimeが削除されることがあります。これは仕様どおりです。

Visual C++ 2015 Runtimeを自動的にインストールするCitrixコンポーネントをインストール済みの場合、これらのコンポーネントはVisual C++ 2017バージョンでも正常に機能します。

詳しくは、Microsoft社の記事「https://developercommunity.visualstudio.com/content/problem/332815/visual-c-redistributable-2017-install-removes-visu.html」を参照してください。

Delivery Controller

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows Server 2016、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012 R2、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2008 R2 SP1、Standard、Enterprise、およびDatacenterエディション*

要件:

  • Microsoft .NET Framework 3.5.1(Windows Server 2008 R2のみ)
  • Microsoft .NET Framework 4.5.2(4.6~4.8もサポートされます)
  • CU3以前:Windows PowerShell 2.0
  • CU4以降:Windows PowerShell 2.0とWindows PowerShell 3.0以降の両方
  • Microsoft Visual C++ 2015 Runtime(32および64ビット)

データベース

サイト構成データベース、構成ログデータベースおよび監視データベースでサポートされているMicrosoft SQL Serverのバージョン:

  • SQL Server 2019のExpress、Standard、およびEnterprise Editionは、XenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSR CU6以降のバージョンをサポートします。
  • SQL Server 2019のExpress、Standard、およびEnterprise Editionは、Provisioning Services 7.15 LTSR CU7以降のバージョンをサポートします。
  • SQL Server 2017のExpress、Standard、およびEnterprise Edition。
  • SQL Server 2016 SP1~SP3のExpress、Standard、およびEnterprise Edition。
  • SQL Server 2014 SP1~SP3のExpress、Standard、およびEnterprise Edition。デフォルトでは、Controllerのインストール時に適切なバージョンのSQL Serverが検出されない場合、SQL Server 2014 SP2 Expressがインストールされます。
  • SQL Server 2012のSP4までのExpress、Standard、Enterprise Edition。
  • SQL Server 2008 R2 SP2およびSP3のExpress、Standard、Enterprise、およびDatacenter Edition。

以下のデータベース高可用性ソリューションがサポートされます(スタンドアロンモードのみをサポートするSQL Server Expressを除く)。

  • SQL Server AlwaysOnフェールオーバークラスターインスタンス
  • SQL ServerのAlwaysOn可用性グループ(基本的な可用性グループを含む)
  • SQL Serverデータベースミラーリング

ControllerとSQL Serverサイトデータベース間の接続にはWindows認証が必要です。

Controllerをインストールする時、ローカルホストキャッシュ機能と連携して使用するために、デフォルトでSQL Server Expressデータベースがインストールされます。このインストールは、サイトデータベースのデフォルトのSQL Server Expressインストールとは異なるものです。

詳しくは、次の記事を参照してください:

Citrix Studio

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows 10([はじめに]セクションのエディションサポート参照)
  • Windows 8.1、Professional、およびEnterpriseエディション*
  • Windows 7 Professional、Enterprise、およびUltimateエディション*
  • Windows Server 2016、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012 R2、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2008 R2 SP1、Standard、Enterprise、およびDatacenterエディション*

要件:

  • Microsoft .NET Framework 4.5.2(4.6~4.8もサポートされます)
  • Microsoft管理コンソール3.0(サポートされているすべてのオペレーティングシステムに付属)。
  • Windows PowerShell 2.0(CU3以前)
  • Windows PowerShell 3.0以降(CU4以降)

Citrix Director

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows Server 2016、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012 R2、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2008 R2 SP1、Standard、Enterprise、およびDatacenterエディション*

要件:

  • Microsoft .NET Framework 4.5.2(4.6~4.8もサポートされます)。
  • Microsoft .NET Framework 3.5 SP1(Windows Server 2008 R2の場合のみ)。
  • Microsoftインターネットインフォメーションサービス(IIS) 7.0およびASP.NET 2.0。IISと一緒に[静的コンテンツ]の役割サービスがインストールされていることを確認してください。これらがインストールされていない場合は、Windows Serverのインストールメディアを指定するためのメッセージが表示され、自動的にインストールされます。

注:

Citrix Directorがインストールされているマシンのイベントログを表示するには、Microsoft .NET Framework 2.0をインストールする必要があります。

Citrix User Profile Manager:

  • Citrix User Profile ManagerとCitrix User Profile Manager WMIプラグインがVDAにインストールされていて(インストールウィザードの[追加コンポーネント]セクション)、Citrix Profile Managementサービスが実行されDirectorでユーザープロファイルの詳細を表示できることを確認します。

System Center Operations Manager(SCOM)の統合要件は以下のとおりです。

  • Windows Server 2012 R2
  • System Center 2012 R2 Operations Manager

Directorを表示するための以下のWebブラウザー。

  • Internet Explorer 11以降。(Internet Explorer 10は、Windows Server 2012 R2マシンでのみ使用できます。)互換モードはInternet Explorerではサポートされません。Directorを表示するには、Webブラウザーの推奨設定を使用する必要があります。Internet Explorerをインストールするときに、セキュリティおよび互換性に関するデフォルトの推奨設定を適用してください。インストール済みのInternet Explorerで推奨設定を使用していない場合は、[ツール]>[インターネットオプション]>[詳細設定]>[リセット] の順に選択し、表示される指示に従います。
  • Microsoft Edge
  • Firefox ESR(Extended Support Release)。
  • Chrome。

Directorの表示に推奨される最適な画面解像度は1366 × 1024です。

Virtual Delivery Agent(VDA)for Desktop OS

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows 10([はじめに]セクションのエディションサポート参照。Windows 10では、デスクトップコンポジションのリダイレクトと従来のグラフィックモードはサポートされません。
  • Windows 8.1、Professional、およびEnterpriseエディション*
  • Windows 7 SP1、Professional、Enterprise、およびUltimateエディション*

要件:

  • Microsoft .NET Framework 4.5.2(4.6~4.8もサポートされます)
  • Microsoft .NET Framework 3.5.1(Windows 7のみ)
  • Microsoft Visual C++ 2013および2015 Runtime(32および64ビット)
  • PowerShell 3.0以降

リモートPCアクセスでは、このVDAを社内の物理PC上にインストールします。このVDAでは、Windows 10でのXenDesktopリモートPCアクセス向けのセキュアブートがサポートされます。

いくつかのマルチメディアアクセラレーション機能(HDX MediaStream Windows Mediaリダイレクトなど)では、VDAのインストール先マシンにMicrosoftメディアファンデーションをインストールする必要があります。マシンにMedia Foundationがインストールされていない場合は、マルチメディアアクセラレーション機能がインストールされません。Citrixソフトウェアのインストール後にマシンからMedia Foundationを削除しないでください。これを削除すると、ユーザーがマシンにログオンできなくなります。サポートされているWindowsデスクトップOSのほとんどのエディションには、Media Foundationがあらかじめインストールされており、削除することはできません。ただし、Nエディションには一部のメディア関連機能が付属しません。これらのソフトウェアは、Microsoft社またはサードパーティから入手できます。詳しくは、「インストールの準備」を参照してください。

VDAをインストールする時に、VDA for Windows Desktop OSのHDX 3D Proモードを選択できます。このモードは、DirectXやOpenGL指向のアプリケーション、およびビデオなどのリッチメディアに特に適しています。追加のサポート情報について詳しくは、「HDX 3D Pro」セクションを参照してください。

Linux VDAについては、「Linux Virtual Delivery Agent」を参照してください。

サポートされているサーバーオペレーティングシステムでは、コマンドラインインターフェイスを使用してVDA for Windows Desktop OSをインストールしてサーバーVDI機能を使用できます。詳しくは、「サーバーVDI」を参照してください。

Virtual Delivery Agent(VDA)for Server OS

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows Server 2016、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012 R2、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2012、Standard、およびDatacenterエディション。
  • Windows Server 2008 R2 SP1、Standard、Enterprise、およびDatacenterエディション*

インストーラーにより、以下が自動的に展開されます。これらのソフトウェアは、Citrixが提供するインストールメディアのSupportフォルダーに収録されています:

  • Microsoft .NET Framework 4.5.2(4.6~4.8もサポートされます)
  • Microsoft .NET Framework 3.5.1(Windows Server 2008 R2のみ)
  • Microsoft Visual C++ 2013および2015 Runtime(32および64ビット)
  • PowerShell 3.0以降

リモートデスクトップサービスの役割サービスが自動的にインストールされて有効になります。

いくつかのマルチメディアアクセラレーション機能(HDX MediaStream Windows Mediaリダイレクトなど)では、VDAのインストール先マシンにMicrosoftメディアファンデーションをインストールする必要があります。マシンにMedia Foundationがインストールされていない場合は、マルチメディアアクセラレーション機能がインストールされません。Citrixソフトウェアのインストール後にマシンからMedia Foundationを削除しないでください。これを削除すると、ユーザーがマシンにログオンできなくなります。ほとんどのWindows Serverバージョン上には、サーバーマネージャー(Windows Server 2012以降はServerMediaFoundation、Windows Server 2008 R2の場合はDesktopExperience)を介してMedia Foundation機能がインストールされます。ただし、Nエディションには一部のメディア関連機能が付属しません。これらのソフトウェアは、Microsoft社またはサードパーティから入手できます。詳しくは、「インストールの準備」を参照してください。

VDAにメディアファンデーションがない場合、これらのマルチメディア機能は機能しません:

  • Flashリダイレクト
  • Windows Mediaリダイレクト
  • HTML5ビデオリダイレクト
  • HDX Realtime Webカメラリダイレクト

Linux VDAについては、「Linux Virtual Delivery Agent 」を参照してください。

ホスト/仮想化リソース

XenAppおよびXenDesktopの機能の中には、一部のホストプラットフォームまたは一部のホストプラットフォームのバージョンでのみサポートされるものもあります。たとえば、AppDiskはXenServer、VMware、およびSystem Center Virtual Machine Managerホストでサポートされています。詳しくは、各機能のドキュメントを参照してください。

リモートPCアクセスのWake on LAN機能を使用するには、Microsoft System Center Configuration Manager 2012以上が必要です。

重要: 以下のmajor.minorバージョン(およびこれらのバージョンの更新プログラム)がサポートされます。最新のハイパーバイザーのバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。

XenServer

最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。

VMware vSphere(vCenter + ESXi)

vSphere vCenterのリンクモードはサポートされません。

最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。

詳しくは、「VMware仮想化環境」を参照してください。

System Center Virtual Machine Manager

サポートされるSystem Center Virtual Machine Managerのバージョンに登録できるあらゆるHyper-Vのバージョンが含まれます。

最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。

詳しくは、「Microsoft System Center Virtual Machine Manager仮想化環境」を参照してください。

Nutanix Acropolis

最新のバージョン情報と既知の問題へのリンクは、CTX131239に記載されています。

詳しくは、「Nutanix仮想化環境」を参照してください。

Amazon Web Services(AWS)

  • サポートされるWindowsサーバーOSで、アプリケーションやデスクトップをプロビジョニングできます。
  • Amazon Relational Database Service(RDS)はCitrixでサポートされています。詳しくは、「Citrix Ready Marketplace」と「Citrix and AWS」を参照してください。

CloudPlatform

  • Hotfix 4.2.1~4を適用したVersion 4.2.1以降がサポートされます。
  • ハイパーバイザーとして、XenServer 6.2(Service Pack 1とXS62ESP1003適用済み)およびvSphere 5.1での動作がテストされています。
  • CloudPlatformでは、Hyper-Vハイパーバイザーはサポートされません。
  • CloudPlatform 4.3.0.1では、VMware vSphere 5.5がサポートされます。
  • 詳しくは、CloudPlatformのドキュメント(使用するバージョンのCloudPlatformのリリースノートを含む)を参照してください。

Microsoft Azure

Microsoft Azure Resource Manager

Active Directoryの機能レベル

Active Directoryフォレストとドメインの以下の機能レベルがサポートされています。

  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2008
  • Windows Server 2003
  • Windows 2000ネイティブ(ドメインコントローラーでサポートされない)

HDX

Windows向けCitrix WorkspaceアプリおよびLinux向けCitrix Workspaceアプリでは、マルチストリームICAでのUDPオーディオがサポートされています。

Windows向けCitrix Workspaceアプリでは、エコーキャンセルがサポートされています。

該当するHDX機能のサポートおよび要件については、後述の説明を参照してください。

HDX - デスクトップコンポジションリダイレクト

Windowsベースのユーザーデバイスまたはシンクライアントでの要件は以下のとおりです。

  • DirectX 9
  • Pixel Shader 2.0(ハードウェアでのサポート)
  • 32ビット/ピクセル
  • 1.5GHz、32ビットまたは64ビットプロセッサ
  • 1GBのRAM
  • IGP(Integrated Graphics Processor)またはグラフィックカード上の128MBのビデオメモリ。

HDXにより、必要なGPU機能が使用可能かどうかがWindowsデバイスに照会され、使用できない場合は自動的にサーバー側のデスクトップコンポジションが使用されます。GPU機能が使用可能であってもプロセッサ速度やRAMの要件が満たされないデバイスは、デスクトップコンポジションリダイレクトの除外デバイスとしてGPOグループに追加してください。

最小使用可能帯域幅は1.5Mbpsです。推奨帯域幅は5Mbpsですこれらの値では、エンドツーエンドの遅延が考慮されています。

HDX - Windows Media配信

Windows Mediaのクライアント側でのコンテンツ取得、Windows Mediaリダイレクト、およびリアルタイムWindows Mediaマルチメディアトランスコードでは、次のクライアントがサポートされています:Windows向けCitrix Workspaceアプリ、iOS向けCitrix Workspaceアプリ、Linux向けCitrix Workspaceアプリ。

Windows MediaコンテンツをWindows 8デバイス側で取得するには、デフォルトプログラムとしてCitrix Multimedia Redirectorを設定します:これを行うには、[コントロールパネル]>[プログラム]>[既定のプログラム]>[既定のプログラムの設定]の順に選択し、[Citrix Multimedia Redirector] を選択して [すべての項目に対し、既定のプログラムとして設定する] または [既定でこのプログラムで開く項目を選択する] のいずれかをクリックします。GPUトランスコードでは、NVIDIA CUDAが有効なGPU(Compute Capability 1.1以上)が必要です。詳しくは、https://developer.nvidia.com/cuda/cuda-gpusを参照してください。

HDX Flashリダイレクト

注:

Citrix Workspaceアプリ1912以降では、XenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSR CU6リリースの一部であるHDX-Flashリダイレクトはサポートされていません。HDX-Flashリダイレクトは、Citrix Workspaceアプリ1911以前でのみ使用できます。

次のクライアントとAdobe Flash Playerがサポートされています:

  • Citrix Workspaceアプリfor Windows(第2世代のFlashリダイレクト機能用) - 第2世代Flashリダイレクト機能には、Adobe Flash Player for Other Browser(「NPAPI(Netscape Plugin Application Programming Interface)Flash Player」と呼ばれることもあります)が必要です。
  • Citrix Workspaceアプリfor Linux(第2世代のFlashリダイレクト機能用) - 第2世代Flashリダイレクト機能ではAdobe Flash Player for other LinuxまたはAdobe Flash Player for Ubuntu。
  • Citrix Online Plug-in 12.1(従来のFlashリダイレクト機能) - 従来のFlashリダイレクト機能ではAdobe Flash Player for Windows Internet Explorer(「ActiveXプレーヤー」と呼ばれることもあります)。

ユーザーデバイス上のFlash Playerのバージョン(メジャーバージョン番号)は、サーバー上のものと同じまたはそれ以降である必要があります。ユーザーデバイスに以前のバージョンのFlash Playerがインストールされている、またはユーザーデバイスにFlash Playerがインストールされていない場合、Flashコンテンツはサーバー上で処理されます。

VDAを実行するマシンでの要件は以下のとおりです。

  • Adobe Flash Player for Windows Internet Explorer(ActiveXプレーヤー)
  • Internet Explorer 11(非Modern UIモード)バージョン7~10のInternet Explorerを使用することもできますが、Microsoftはバージョン11をサポートしており、Citrixもバージョン11を使用することを推奨しています。Flashリダイレクトでは、サーバーにInternet Explorerが必要です。ほかのWebブラウザーを使用する場合、Flashコンテンツはサーバー側で処理されます。
  • Internet Explorerの保護モードの無効化:([ツール]>[インターネットオプション]>[セキュリティ]タブ>[保護モードを有効にする]チェックボックスをオフ)。変更を反映させるため、Internet Explorerを再起動します。

HDX 3D Pro

VDA for Windows Desktop OSをインストールする時に、HDX 3D Proバージョンのインストールを選択できます。

アプリケーションをホストする物理マシンまたは仮想マシンでは、GPUパススルーまたは仮想GPU(vGPU)を使用できます。

  • GPUパススルーは、Citrix XenServer、Nutanix AHV、VMware vSphereおよびVMware ESX(仮想Direct Graphics Acceleration(vDGA))、Windows Server 2016のMicrosoft Hyper-V(Discrete Device Assignment(DDA))で使用できます。
  • vGPUは、Citrix XenServer、Nutanix AHV、VMware vSphereで利用できます。https://www.citrix.com/products/xenapp-xendesktop/hdx-3d-pro.htmlを参照してください。

ホストコンピューターとして、4GB以上のRAMと2.3GHz以上の4つの仮想CPUをCitrixではお勧めします。

GPU(Graphical Processing Unit):

  • 無損失圧縮を含むCPUベース圧縮の場合、HDX 3D Proではホストコンピューター上のあらゆるディスプレイアダプター(配信するアプリケーションと互換性があるもの)がサポートされます。
  • NVIDIA GRID APIを使用する仮想化グラフィックアクセラレーションでは、サポートされるNVIDIA GRIDカードとHDX 3D Proを併用できます(「NVIDIA GRID」参照)。NVIDIA GRIDでは高いフレームレートが配信されるため、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
  • 仮想化グラフィックアクセラレーションは、データセンターグラフィックプラットフォームのIntel Xeon Processor E3ファミリでサポートされます。詳しくは、https://www.citrix.com/intelまたはhttps://www.intel.com/content/www/us/en/servers/data-center-graphics.htmlを参照してください。
  • 仮想化グラフィックアクセラレーションは、AMD FirePro SシリーズサーバーカードのAMD RapidFireでサポートされています(「AMD Virtualization Solution」を参照してください)。

ユーザーデバイス:

  • HDX 3D Proでは、ホストコンピューター上のGPUでサポートされるすべてのモニターの解像度がサポートされます。ただし、推奨されている最低限のユーザーデバイスおよびGPU仕様でのパフォーマンスを最適化するには、最大モニター解像度を1920×1200ピクセル(LAN接続の場合)または1280×1024ピクセル(WAN接続の場合)にすることをCitrixではお勧めします。
  • Citrixでは、ユーザーデバイスでは、1GB以上のRAMと1.6GHz以上のCPUを推奨します。低帯域幅接続で必要とされるデフォルトの深圧縮コーデックを使用する場合は、より強力なCPUが必要です(ハードウェアでデコードしない場合)。パフォーマンスを最適化するには、ユーザーデバイスに2GB以上のRAMおよび3GHz以上のデュアルコアCPUをCitrixではお勧めします。
  • マルチモニター環境の場合は、CitrixではクアッドコアCPUをお勧めします。
  • HDX 3D Proで配信されたデスクトップやアプリケーションにアクセスする場合、ユーザーのデバイスにGPUは必要ありません。
  • Citrix Workspaceアプリのインストールが必要です。

詳しくは、「HDX 3D Pro」およびwww.citrix.com/xenapp/3dを参照してください。

HDX - Webカメラビデオ圧縮でのビデオ会議の要件

サポートされるクライアント:Windows向けCitrix Workspaceアプリ、Mac向けCitrix Workspaceアプリ、Linux向けCitrix Workspaceアプリ。

サポートされるビデオ会議アプリケーションは以下のとおりです:

  • Adobe Connect
  • Cisco WebEx
  • Citrix GoToMeeting HDFaces
  • Google+ハングアウト
  • IBM Sametime
  • Windows 8.x、Windows Server 2012、およびWindows Server 2012 R2上で動作するMedia Foundation形式のビデオアプリケーション
  • Microsoft Lync 2010および2013
  • Microsoft Office Communicator
  • Microsoft Skype 6.7

WindowsクライアントでSkypeを使用するには、クライアント側およびサーバー側のレジストリを編集する必要があります:

クライアントのレジストリキー:HKEY_CURRENT_USER\Software\Citrix\HdxRealTime

値の名前:DefaultHeight、種類:REG_DWORD、値のデータ:240

値の名前:DefaultWidth、種類:REG_DWORD、値のデータ:320

サーバーのレジストリキー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\Vd3d\Compatibility

値の名前:skype.exe、種類:REG_DWORD、値のデータ:0

そのほかのユーザーデバイス要件:

  • サウンド再生のためのハードウェア
  • DirectShow対応のWebカメラ(Webカメラのデフォルト設定を使用してください)。Webカメラ側のハードウェアエンコーディング機能を使用すると、クライアント側のCPU使用率が軽減されます。
  • Webカメラの製造元から入手したドライバー(入手できる場合)

Session Recording

Session Recording Administrationコンポーネント

Session Recording Administrationコンポーネント(Session Recordingデータベース、Session Recordingサーバー、Session Recording Policy Console)は、1台のサーバーにインストールすることも、異なるサーバーにインストールすることも可能です。

Session Recordingデータベース

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2 SP1*

サポートされているMicrosoft SQL Serverのバージョン:

  • Microsoft SQL Server 2016 SP1 Enterprise、Express、およびStandard Edition
  • Microsoft SQL Server 2014 SP2 Enterprise、Express、およびStandard Edition
  • Microsoft SQL Server 2012 SP3 Enterprise、Express、およびStandard Edition
  • Microsoft SQL Server 2008 R2 SP3 Enterprise、Express、およびStandard Edition

要件:.NET Framework 4.7.2

Session Recordingサーバー

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2 SP1*

そのほかの要件:

  • インターネットインフォメーションサービス(IIS)10、8.5、8.0または7.5
  • .NET Framework Version 4.7.2
  • Session Recordingサーバーで、通信プロトコルとしてHTTPS、および有効な証明書を使用する場合。Session Recordingでは、デフォルトでCitrixの推奨プロトコルであるHTTPSが使用されます。
  • Active Directory統合を無効にし、MSMQ HTTPサポートを有効にしたMicrosoft Message Queuing(MSMQ)。
  • 管理者ログの場合:Chrome、Firefox、またはInternet Explorer 11の最新バージョン

Session Recordingポリシーコンソール

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2 SP1

要件:.NET Framework 4.7.2

Session Recording Agent

Session Recording Agentは、セッションを録画するXenAppおよびXenDesktopサーバーごとにインストールします。

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2008 R2 SP1*
  • Windows 10
  • Windows 8.1*
  • Windows 7 SP1*

要件:

  • PlatinumライセンスのXenApp/XenDesktop 7.15
  • PlatinumライセンスのXenApp/XenDesktop 7.6.4000(VDA for Windows Server OSのみ。VDA for Windows Desktop OSはサポートされません)
  • .NET Framework 4.7.2
  • Active Directory統合を無効にし、MSMQ HTTPサポートを有効にしたMicrosoft Message Queuing(MSMQ)

Session Recording Player

以下のオペレーティングシステムがサポートされています:

  • Windows 10
  • Windows 8.1*
  • Windows 7 SP1*

要件:.NET Framework 4.7.2

最適なパフォーマンスを得るには、Session Recording Playerを以下の条件のワークステーションにインストールします。

  • 1024 X 768の画面解像度
  • 32ビット以上の色数
  • 2GB RAM(最小)。グラフィックが多用されている録画を再生する場合、特に録画にアニメーションが多く含まれる場合には、RAMおよびCPU/GPUリソースを追加すると、パフォーマンスが向上します。

シークの応答速度は、録画のサイズやマシンのハードウェア仕様によって異なります。

ユニバーサルプリントサーバー

ユニバーサルプリントサーバーは、クライアント側およびサーバー側のコンポーネントで構成されています。UpsClientコンポーネントは、VDAと一緒にインストールされます。UpsServerコンポーネントは、ユーザーセッションでCitrixユニバーサルプリンタードライバーをプロビジョニングする共有プリンターがある各印刷サーバー上にインストールします。

UpsServerは以下でサポートされています。

  • Windows Server 2016
  • Windows Server 2012 R2および2012。
  • Windows Server 2008 R2 SP1*

要件:Microsoft Visual C++ 2013 Runtime(32および64ビット)

Windows Server OS対応VDAで、印刷操作間にユーザー認証を実行するには、ユニバーサルプリントサーバーは、VDAと同じドメインに参加する必要があります。

スタンドアロンクライアントとサーバーコンポーネントのパッケージはダウンロードして入手することもできます。

詳しくは、「プリンターのプロビジョニング」を参照してください。

その他

この製品では、StoreFront 3.12.1000以降がサポートされます。ゾーンの優先度機能を使用するには、StoreFront 3.12.2000以降およびNetScaler Gateway 11.0-65.xを使用している必要があります。

注:

サイレントインストールを使用してStoreFront 3.12.5000をインストールしようとすると、インストーラーが予期せず終了する場合があります。この問題は、PowerShellバージョン3.0以降がサーバーにインストールされていない場合に発生します。

Provisioning Servicesを併用する場合、Provisioning Services 7.15.3以降がサポートされます。

XenAppおよびXenDesktop 7.15 LTSR CU6でサポートされる最小ライセンスサーバーバージョンは11.15.0.0ビルド24100です。以前のCUバージョンについて詳しくは、「ライセンス」を参照してください。

Citrixポリシー情報をサイト構成データベースではなくActive Directoryに格納する場合、Microsoftグループポリシー管理コンソール(GPMC)が必要です。CitrixGroupPolicyManagement_x64.msiを個別にインストールした場合(たとえば、マシンにXenAppまたはXenDesktopのコアコンポーネントがインストールされていない場合)、そのマシンにはVisual Studio 2015 Runtimeをインストールする必要があります。詳しくは、Microsoft社のドキュメントを参照してください。

Windows 7またはWindows 2008 R2マシンでCitrix Scoutを使用する予定がある場合は、これらのマシンにPowerShell 3.0をインストールする必要があります。完全な要件については、「Citrix Scout」を参照してください。

複数のネットワークインターフェイスカードがサポートされます。

VDAをインストールした場合、デフォルトでWindows向けCitrix Workspaceアプリはインストールされません。

サポートされているMicrosoft App-Vのバージョンについては、「App-V」を参照してください。

この機能でサポートされているブラウザー情報について詳しくは、「ローカルアプリアクセス」を参照してください。

サポートおよび要件の情報については、「セルフサービスパスワードリセット」ドキュメントを参照してください。

クライアントフォルダーのリダイレクト - サポートされるオペレーティングシステム:

  • サーバー:Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2
  • クライアント(最新のWindows向けCitrix Workspaceアプリを使用する場合):Windows 7、Windows 8、Windows 8.1

複数のモニターによるDPIの混在Citrix XenDesktopおよびXenApp環境では、モニター間で異なるDPIを使用することはサポートされていません。Windowsコントロールパネルの[ディスプレイ]オプションで、DPI(%スケール)を確認できます。Windows 8.1またはWindows 10クライアントデバイスを使用している場合は、Windowsコントロールパネルの[ディスプレイ]オプションで [すべてのディスプレイで同じ拡大率を使用する] オプションを有効にすると、モニターが適切に構成されます。詳しくは、CTX201696を参照してください。

このバージョンのXenAppおよびXenDesktopは、AppDNA 7.8およびAppDNA 7.9と互換性がありません。現在のAppDNAリリースを使用されることをCitrixではお勧めします。