Citrix DaaSのCitrix Managed Azureリソース消費の監視
Citrix DaaS(旧称Citrix Virtual Apps and Desktopsサービス)の使用権を購入すると、Citrix Managed Azureサブスクリプションのリソースを使用できるCitrix Azure Consumption Fundを購入することもできます。これらのリソースを使用して、オンプレミスVDAと一緒にアプリとデスクトップをユーザーに配信できます。
Citrix Azure Consumption Fundを購入すると、次のいずれかの方法を使用して消費分の支払いを行うことができます:
- 従量課金制:特定の月に使用したCitrix Managed Azureリソースについて、翌月にCitrixから請求を受けます。Citrix Cloudで、使用量は超過分として表示されます。
- 前払い消費:月間または年間(契約期間)ベースで消費量の前払いを行うことができます。前払い消費分を超えた使用量について、この使用量はCitrix Cloudで超過分として表示されます。超過分については、翌月にCitrixから請求を受けます。
各消費単位は、$1.00米ドル相当です。Citrix Cloudのライセンスコンソールは、使用する単位を追跡するのに役立ちます。
消費コストを見積もるには、Citrix Managed Azure Consumption Calculatorを使用します。Citrix DaaS Standard for Azure(旧称Citrix Virtual Apps and Desktops Standard for Azure)の消費量とライセンスのコストを見積もるには、Licensing and Consumption Calculatorを使用します。
サポートされている製品
消費量の監視は、次のエディションのCitrix DaaSで利用できます:
- Citrix DaaS Advanced(旧称Virtual Apps Advanced)
- Citrix DaaS Premium(旧称Virtual Apps Premium)
- Citrix DaaS Advanced Plus(旧称Virtual Apps and Desktops Advanced)
- Citrix DaaS Premium(旧称Virtual Apps and Desktops Premium)
- Citrix DaaS Standard for Azure(旧称Virtual Apps and Desktops Standard for Azure)
消費の概要
[Citrix管理対象ライセンス消費]セクションには、Consumption Fundで使用した単位の概要が表示されます。
[消費(月単位)] には、購入した月間Consumption Fund単位の総数のうち、当月に使用した消費単位の数が表示されます。月間消費量は毎月リセットされます。未使用の消費単位は翌月に繰り越されません。
[消費(契約期間)] には、購入した期間Consumption Fund単位の総数のうち、使用した消費単位の数が表示されます。月間消費単位と同様に、未使用の期間消費単位は翌年に繰り越されません。
[超過消費] には、Azure Consumption Fundの単位の数を超えて使用した消費単位の数が表示されます。Citrix Managed Azureリソースを従量課金制で使用する場合、デフォルトでは、消費量は超過分として表示されます。
超過分の測定方法
Azure Consumption Fundを従量課金制で使用する場合、Citrix Cloudでは、当月に使用した消費単位の数が超過分として表示されます。
月間または年間ベースで消費量の前払いを行った場合、Citrix Cloudでは、現在の月または年に使用した月間または期間の消費単位の数が表示されます。購入した単位よりも多くの単位を消費した場合、Citrix Cloudでは超過した単位が超過分として表示されます。
月間ベースと年間ベースの両方で消費量を前払いした場合、まず、購入した月間単位に対して消費量が測定されます。これらの単位が消費された後、消費量の測定は年間単位に対して行われます。これらの単位が消費された後、消費した超過単位はすべて超過分として表示されます。
消費単位を追加購入し、かつアカウントに超過分が既にある場合、新しい消費単位は超過分には適用されません。新しい消費単位は、それらの単位の購入後に発生する使用分にのみ適用されます。
消費の詳細
消費単位の詳細を表示するには、概要の右端にある [使用状況の詳細の表示] をクリックします。詳細ページには、消費量と使用状況の傾向の内訳が表示されます。
使用状況レポート
使用情報を、CSVファイルとして、指定した間隔でダウンロードできます。[Download Data] をクリックし、CSVファイルを生成して、ローカルマシンにダウンロードします。
すべての使用状況がデータに反映されるまで、1日または1か月の終わりから最大72時間を要することがあります。
CSVファイルには、次のセクションが含まれています:
- レポートの日付範囲の前後で使用可能な消費単位、合計使用料金、および保留中の超過分を示すレポートの要約。
- レポートの日付範囲の各日の合計使用料金、月単位および契約期間の残高、および超過料金を示す日次の概要。
- レポートの日付範囲の各日のAzure VM、ネットワーク接続、Azureストレージ、および帯域幅の従量制の使用量。
使用状況の傾向と消費アクティビティ
[使用状況の傾向] セクションには、使用したCitrix Managed Azureリソースのグラフが表示されます。グラフのバーにマウスを合わせると、仮想マシン、ストレージ、仮想ネットワークリソース、帯域幅など、その月に消費したリソースの量が表示されます。
過去12か月分の月間消費量を表示するには、[消費(月単位)] を選択します。
前年の各月の期間消費を表示するには、[消費(契約期間)] を選択します。
月次と年次の両方の消費単位を購入した場合は、グラフの右端にある [グラフの比較] を選択すると、月次と期間の消費傾向が1つのビューで表示されます。
[消費アクティビティ] セクションには、各月の消費単位のリストも表示されます。
消費アクティビティには、次の情報が含まれます:
- 使用済み: 各月に使用された単位の数。
- 所有中: 各月に購入した単位の総数。
- 残り: 各月に使用されなかった購入済み単位の数。
- 超過: 各月に購入した単位を超えた消費単位の数。
割り当て済みライセンスを解放する
ライセンスの割り当てが解放の対象となる時期は、購入したConsumption Fundの単位によって異なります。
次の場合、30日後に非アクティブなライセンスを解放できます:
- サービス環境で、Citrix Managed Azureサブスクリプションを使用しない。
- サービス環境で使用するために、年間消費単位を購入した。
次の場合、ユーザーまたはデバイスがアプリまたはデスクトップを起動していなければ、当月中に非アクティブなライセンスを解放できます:
- サービス環境で使用するために、月間のConsumption Fund単位を購入した。
- 月次および年次の両方のConsumption Fund単位を購入した。
対象となるライセンスを解放する手順については、次の記事を参照してください:
- Citrix DaaS(ユーザー/デバイスモデル):割り当て済みライセンスを解放する
- Citrix DaaS Standard for Azure:割り当て済みライセンスを解放する