サイト全体の履歴傾向の監視

[傾向]ビューでは、サイトのセッション、接続エラー、アプリケーション障害、アプリケーションプローブの結果、マシン障害、ログオンパフォーマンス、負荷評価、容量管理、マシン使用量、およびリソース使用についての履歴傾向情報が表示されます。この情報を表示するには、[傾向] メニューをクリックします。

ズームインドリルダウン機能により、(グラフ内のデータポイントをクリックして)ある期間について着目し、その傾向に関連する詳細情報を表示させて、傾向チャートを参照できます。これにより、表示中の傾向により誰が、または何が影響を受けているかについてより詳細に把握できます。

各グラフのデフォルトの表示範囲を変更するには、[期間]フィルターを変更して適用します。

注:

  • 期間を[先月](現時点まで)以下に設定すると、セッション、エラー、ログオンパフォーマンスの傾向情報をグラフや表として表示できます。期間に、終了日が設定可能な[先月]、または[昨年]を選択すると、傾向情報はグラフとして表示できますが、テーブルとしては表示できません。
  • Citrix Virtual Apps and Desktopsサービスで保存される履歴データは、90日間分のみです。このため、[監視]の1年間の傾向とレポートには過去90日分のデータが表示されます。

利用できる傾向

セッションの傾向の表示: [セッション]タブから、同時接続セッション数に関するより詳細な情報を表示するデリバリーグループと期間を選択します。

接続エラーの傾向の表示: [エラー]タブで、接続エラー情報を表示する接続、マシンの種類、エラーの種類、デリバリーグループ、および期間を選択します。

マシン障害の傾向の表示: [失敗した単一セッションOSマシン]タブまたは[失敗したマルチセッションOSマシン]タブで、障害情報を表示するエラーの種類、デリバリーグループ、および期間を選択します。

ログオンパフォーマンスの傾向の表示:[ログオンパフォーマンス]タブで、デリバリーグループと期間を選択して、サイトのログオン処理時間に関するグラフを表示し、ログオンパフォーマンスに対するログオン数の影響を確認します。このビューには、仲介処理時間や仮想マシンの起動時間などのログオンフェーズにおける平均時間も表示されます。 このデータはユーザーのログオンに関するものであり、切断セッションへの再接続は含まれません。 グラフの下のテーブルに、ユーザーセッションごとのログオン時間が表示されます。表示する列を選択し、いずれかの列を基準にレポートを並べ替えることができます。 詳しくは、「ユーザーログオンの問題の診断」を参照してください。

負荷評価の傾向の表示: [負荷評価基準インデックス]タブで、マルチセッションOSマシン間で分散された負荷に関する情報を表示します。このグラフでは、対象のデリバリーグループ、マルチセッションOSマシン、および期間を指定できます。負荷評価インデックスは、合計CPU、メモリ、ディスク、またはセッションの割合として表示され、最新の間隔における接続ユーザー数と比較されます。

ホストされたアプリケーションの使用量の表示: [容量管理]の[ホストされたアプリケーションの使用量]タブでデリバリーグループと期間を選択すると、最大同時使用量を示すグラフと、アプリケーションごとの使用量を示す表が表示されます。[アプリケーションごとの使用量]の表では、特定のアプリケーションについての詳細や、そのアプリケーションを使用しているユーザー、および使用していたユーザーの情報を表示できます。アプリケーションインスタンス予測を使用して、将来の期間が選択されたアプリケーションインスタンスの予測同時実行数を確認できます。詳しくは、アプリケーションインスタンス予測のセクションを参照してください。

単一セッションOSおよびマルチセッションOSの使用状況の表示: [傾向]ビューでは、サイト別およびデリバリーグループ別の単一セッションOSの使用状況が表示されます。サイトを選択すると、デリバリーグループごとの使用状況が表示されます。デリバリーグループを選択すると、ユーザーごとの使用状況が表示されます。 [傾向]ビューでは、サイト別、デリバリーグループ別、およびマシン別のマルチセッションOSの使用状況も表示されます。サイトを選択すると、デリバリーグループごとの使用状況が表示されます。デリバリーグループを選択すると、マシンごとおよびユーザーごとの使用状況が表示されます。マシンを選択すると、ユーザーごとの使用状況が表示されます。

仮想マシン使用量の確認: [マシン使用量]タブで[単一セッションOSマシン]または[マルチセッションOSマシン]を選択して、仮想マシンの使用状況をリアルタイムで表示させることができます。このページでは、選択したデリバリーグループおよび期間に電源がオンになっている、Autoscale対応マルチセッションおよび単一セッションOSマシンの総数を表示します。選択したデリバリーグループでAutoscaleを有効にすることで達成される見積もり削減額も表示できます。これは、マシンあたりのコストを使用してパーセンテージで算出されます。

Autoscale対応マシンの使用状況の傾向は、マシンの実際の使用状況を示しているため、サイトの処理能力ニーズを迅速に評価することができます。

  • 単一セッションOSの可用性 - 単一セッションOSマシン(VDI)の現在の状態をサイト全体または特定のデリバリーグループについて可用性に基づいて表示します。
  • マルチセッションOSの可用性 - マルチセッションOSマシンの現在の状態をサイト全体または特定のデリバリーグループについて可用性に基づいて表示します。

注:

チャートの下のグリッドに、デリバリーグループベースでリアルタイムのマシンの使用量データを表示します。このデータには、Autoscale対応かどうかにかかわらず、すべてのマシンの可用性が含まれています。グリッドの使用可能なカウンター列に表示されるマシンの数には、メンテナンスモードのマシンが含まれます。

監視データの統合は、選択した期間によって異なります。

  • 期間が1日および1週間の監視データは時間単位で統合されます。
  • 期間が1か月の監視データは日にち単位で統合されます。

マシンの状態は統合時に読み取られ、その期間中の変更は考慮されません。統合期間については、Monitor APIのドキュメントを参照してください。

Autoscale対応マシンの監視について詳しくは、「Autoscale」を参照してください。

リソース使用の表示:[リソース使用]タブで[単一セッションOSマシン]または[マルチセッションOSマシン]を選択して、各VDIマシンのCPUとメモリ使用量、およびIOPSとディスク遅延に関する履歴傾向を取得し、容量の計画に役立てることができます。 この機能を使用するには、VDAのバージョン7.11以降が必要です。 平均CPU、平均メモリ、平均IOPS、ディスク遅延、および最大同時セッション数を表示するグラフです。マシンにドリルダウンして、CPUを消費している上位10のプロセスに関するデータとチャートを表示できます。デリバリーグループ別および期間別でフィルターできます。過去2時間、24時間、7日間、月、年のCPU、メモリ使用量、最大同時セッション数のグラフを入手できます。平均IOPSとディスク遅延は、過去24時間、月、年のグラフが入手可能です。

注:

  • 監視のポリシー設定の、[プロセスの監視を有効にします]を[許可]に設定すると、データを収集して[マシン使用率の履歴]ページの[上位10位のプロセス]テーブルに表示できます。 このポリシーはデフォルトでは禁止されています。 デフォルトではすべてのリソース使用データが収集されます。これを無効にするには、[リソースの監視を有効にします]ポリシー設定を使用します。グラフの下のテーブルは、マシンごとのリソース使用状況データを示しています。
  • 平均IOPSは、1日の平均値を示します。最大IOPSは、選択した期間のIOPSの平均において最も高いIOPSが算出されます。(IOPSの平均は、選択した期間にVDAで収集されたIOPSの1時間あたりの平均です)。

アプリケーション障害の表示: [アプリケーション障害]タブで、VDA上の公開アプリケーションに関連した障害が表示されます。

この機能を使用するには、VDAのバージョン7.15以降が必要です。Windows Vista以降が動作する単一セッションOSのVDA、およびWindows Server 2008以降が動作するマルチセッションOSのVDAがサポートされます。 詳しくは、「アプリケーション障害履歴の監視」を参照してください。

デフォルトでは、マルチセッションOSのVDAからのアプリケーション障害のみが表示されます。監視ポリシーを使って、アプリケーション障害の監視の設定ができます。詳しくは、「監視のポリシー設定」を参照してください。

アプリケーションプローブの結果を表示する: [アプリケーション プローブの結果]タブには、[構成]ページでプロービングが設定されているアプリケーションのプローブの結果が表示されます。そこには、アプリケーションの起動に失敗した起動の段階が記録されています。

この機能を使用するには、VDAのバージョン7.18以降が必要です。詳しくは、「アプリケーションプロービング」を参照してください。

カスタム レポートの作成: [カスタムレポート]タブには、監視データベースのリアルタイムデータおよび履歴データを含むカスタムレポートを表形式で生成するためのユーザーインターフェイスがあります。

以前に保存されたカスタムレポートクエリの一覧で、[実行してダウンロード] をクリックするとそのレポートをCSV形式でエクスポートでき、[ODataのコピー] をクリックすると該当するODataクエリをコピーして共有でき、[編集] をクリックするとクエリを編集できます。 マシン、接続、セッション、またはアプリケーションインスタンスに基づいて、新しいカスタムレポートクエリを作成できます。フィールド(たとえばマシン、デリバリーグループ、または期間)に基づいてフィルター条件を指定します。カスタムレポートに必要な追加の列を指定します。プレビューには、レポートデータのサンプルが表示されます。カスタムレポートクエリを保存すると、保存済みクエリのリストに追加されます。

コピーしたODataクエリに基づいて、新しいカスタムレポートクエリを作成できます。それには、OData Queryオプションを選択し、コピーしたODataクエリを貼り付けます。結果として得られたクエリを、後で実行するために保存できます。

注:

ODataクエリを使用して生成したレポートのプレビューとエクスポートでは、列名はローカライズされず、英語で表示されます。

また、重要なイベントやアクションの発生は、フラグアイコンで示されます。フラグをクリックすると、発生したイベントまたはアクションが表示されます。

注:

  • バージョン7より前のVDAに対しては、HDX接続のログオンデータは収集されません。以前のバージョンのVDAについては、チャートデータが0として表示されます。
  • Citrix Studioで削除されたデリバリーグループは、関連データがクリーンアップされるまで [傾向]フィルターで選択できます。削除されたデリバリーグループを選択すると、保存まで使用可能なデータのグラフが表示されます。ただし、テーブルにはデータは表示されません。
  • デリバリーグループ間でアクティブなセッションがあるマシンを移動すると、移動後のデリバリーグループの [リソース使用率]および[負荷評価基準インデックス] テーブルで両方のデリバリーグループの統合された測定値が表示されます。

アプリケーションインスタンス予測

予測分析により、将来のリソース使用量を予測することができます。この機能は、必要なリソースを各リソースのライセンスを整理する場合に特に便利です。

初めて導入された予測分析機能であるアプリケーションインスタンス予測では、サイトまたはデリバリーグループごとに、ある期間に起動される可能性のあるホストされているアプリケーションインスタンスの数を予測できます。

アプリケーションインスタンス予測は、[傾向]>[容量管理] タブから使用でき、選択した期間のホストされるアプリケーションの使用率を確認できます。履歴グラフには、選択した期間におけるアプリケーションインスタンスの最大同時実行数が表示されます。

アプリ予測の画像

予測グラフを表示するには、[予測]チェックボックスをオンにします。履歴グラフの拡張機能として、点線の予測グラフが表示されます。アプリケーションインスタンスの予測同時実行数が、選択した期間まで時間軸を延長してプロットされます。

今後7日間、1か月、または1年間のアプリケーションインスタンス数を予測できます。予測の終了日をカスタマイズすることはできません。

予測は、既存の履歴データで作成されたデータモデルに基づく機械学習アルゴリズムにより行われます。このため、予測の精度は既存のデータの質に左右されます。

予測の精度は許容レベルで表され、予測グラフ上にツールチップとして表示されます。このレベルは、予測値と実際の値間の考えられるずれの量を示します。

利用可能なデータが規則的なパターンに従わないか、一定期間データがない、またはデータが不十分な場合、許容レベルは大きくなります。

1年間の予測では、1年の全体的な傾向と合わせて、月ごとおよび四半期ごとのパターンが表示されます。同様に、1か月間の予測では、週ごとの傾向(週末のアクティビティの減少量など)と合わせて、日ごとおよび週ごとのパターンが表示されます。

予測を行うには、以下のように十分な履歴データが必要になります:

  • 7日間の予測では14日分のデータ
  • 1か月間の予測では35日分のデータ
  • 1年間の予測では84日分のデータ

履歴グラフはエクスポートできますが、予測グラフはエクスポートできません。

アプリ予測の画像

アプリケーションインスタンス予測機能については、ビデオアプリケーションインスタンス予測機能のビデオで短いデモを参照してください