SCCMを使用したVDAのインストール

概要

VDAのインストールには、次の2つの段階があります:

  • インストールの前提条件
  • VDAのインストール

Microsoft System Center Configuration Manager(SCCM)または同様のソフトウェア配信ツールを使用してVDAを正常に展開するには、個別に対応することをお勧めします。つまり、VDAインストーラーを使用して前提条件とVDAの両方をインストールするのではなく、最初に前提条件用インストーラーを使用して前提条件をインストールしてから、VDAインストーラーを使用してVDAをインストールすることをお勧めします。

要件とタスクシーケンスの特定

VDAをインストールする前に、前提条件をマシンにインストールする必要があります。VDAの前提条件は、VDAのバージョンによって異なります。ガイダンスについては、インストールするVDAバージョンのシステム要件を参照してください。

同様に、これらの前提条件のインストールが必要かは、環境によって異なります(たとえば、ターゲットマシンのオペレーティングシステムやマシンにすでにインストールされている要素によって異なります)。スクリプトまたはタスクシーケンスを作成する前に、環境固有の要件(インストールする必要のある前提条件など)を理解することが重要です。これによって、タスクシーケンスを適切に定義できます。

ヒント: この情報を収集する最適な方法は、環境内のいずれかのマシンにVDAを手動でインストールすることです。このプロセスでは、VDAのインストールプロセス全体でどの前提条件が必要か、インストール済みかを特定できます。

VDAの前提条件のインストールファイルは、Citrix Virtual Apps and Desktops(またはXenAppおよびXenDesktop)リリースのインストールメディアに含まれます。これらのファイルを使用して、適切な前提条件のバージョンをインストールしていることを確認します。

再起動

前提条件およびVDAのインストール中に必要な再起動回数は、環境によって異なります。たとえば、保留中の更新や、以前のソフトウェアのインストールからの再起動には、再起動が必要になる場合があります。また、以前に別のプロセスでロックされていたファイルは、更新が必要な場合があります。

  • 手動インストール中に、再起動をトリガーする前提条件を特定します。
  • VDAインストーラーの一部のオプションコンポーネント(Citrix User Profile Manager、Citrix Files など)は、再起動が必要な場合があります。手動インストール中に、再起動をトリガーするコンポーネントを特定します。

タスクシーケンスの定義

すべての前提条件と再起動を確認したら、SCCMのタスクシーケンサを使用して次の作業を完了します:

  1. 各前提条件をインストールするために個別のSCCMジョブを作成します。これにより、展開中に発生する問題や障害を切り分けることができ、トラブルシューティングが容易になります。
  2. VDAインストールジョブを作成します。すべての前提条件が正常にインストールされるまで、このジョブを実行しないでください。これは、次の2つの方法のいずれかで達成できます:

    • SCCMクライアントに前提条件のGUIDを監視させて、それらが存在するかどうかを判断させます。
    • VDAのインストールジョブを前提条件のジョブに依存させます。

SCCMインストールシーケンスの例

SCCMインストールシーケンスの例を次に示します。注意:前提条件のバージョンは、インストールするVDAのバージョンによって異なる場合があります。

  1. SCCMジョブ1:Microsoft .NET Framework 4.8
  2. SCCMジョブ2:Microsoft Visual C++ 2017 Runtime(32ビットおよび64ビット)
  3. SCCMジョブ3:VDAのインストール
    1. 要件に応じて、適切なVDAインストーラーコマンドを使用します。/quiet/noreboot/noresumeオプションを追加します。(/noresumeオプションを使用すると、インストールの続行を対話型ログインに依存しなくなるため、SCCMでインストールプロセスを実行できます)。
    2. リターンコードに注意してください。
      • 0: 成功、インストール完了、再起動が必要です。
      • 3: 成功、インストールが完了していません。再起動が必要です。
      • 8: 成功、インストール完了、再起動が必要です。
    3. マシンを再起動してください。
    4. リターンコードが3だった場合は、手順3aを繰り返します。

リターンコードについて詳しくは、「Citrixインストールリターンコード」を参照してください。

VDAインストールコマンドの例

使用可能なインストールオプションは、使用するインストーラーによって異なります。コマンドラインオプションの詳細については、次の記事を参照してください。(Citrix Virtual Apps and Desktops最新リリースの場所へのリンクが表示されます。LTSR製品バージョンを使用している場合は、関連するLTSRの記事を参照してください)。

リモートPCアクセス用のインストールコマンド

  • 次のコマンドでは、単一セッションのコアVDAインストーラー(スタンドアロンのVDAWorkstationCoreSetup.exe)を使用します。

    VDAWorkstationCoreSetup.exe /quiet /controllers “control.domain.com” /enable_hdx_ports /noresume /noreboot

  • 次のコマンドでは、単一セッションの完全版VDAインストーラー(スタンドアロンのVDAWorkstationSetup.exe)を使用します。

    VDAWorkstationSetup.exe /quiet /remotepc /controllers “control.domain.com” /enable_hdx_ports /noresume /noreboot

専用VDIのインストールコマンド

  • 次のコマンドでは、単一セッションの完全版VDAインストーラー(スタンドアロンのVDAWorkstationSetup.exe)を使用します。

    VDAWorkstationSetup.exe /quiet /components vda /controllers “control.domain.com” /enable_hdx_ports /optimize /enable_remote_assistance /noresume /noreboot