Technical Previewの機能

Technical Previewの機能は、非実稼働環境または制限のある稼働環境で使用でき、お客様がフィードバックを共有する機会を提供します。Technical Previewの機能のサポートは行っていませんが、改善に関するフィードバックをお待ちしております。重要度と重大度により、フィードバックに対応する場合があります。

Technical Previewの機能の一覧

次の表に、Technical Previewの機能を示します。これらの機能は、リクエストベースで提供されるPreview機能です。これらの機能についてフィードバックを提供する場合は、対応するフォームにご記入ください。

タイトル 利用できる最小バージョン 有効化フォーム(アイコンをクリック) フィードバックフォーム(アイコンをクリック)
アダプティブトランスポート 2311 フィードバックフォーム フィードバックフォーム
アクセシビリティとTalkBack 2307 有効化は不要 フィードバックフォーム

アダプティブトランスポート

これは、2311リリース以降のTechnical Preview段階の機能です。

バージョン2311以降、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリはアダプティブトランスポート機能をサポートします。

アダプティブトランスポートは、サーバーのスケーラビリティを維持しながら、要求の厳しい長距離接続で優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。この機能は、Webベースのプラットフォームで高品質のHDXエクスペリエンスを提供します。

詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「アダプティブトランスポート」を参照してください。

注:

  • この機能はデフォルトでは無効になっています。
  • これは、リクエストベースで提供されるプレビュー機能です。ご使用の環境でこれを有効にするには、Podioフォームに記入してください。

システム要件

アダプティブトランスポートとEDTを使用するための要件は次のとおりです:

  • コントロールプレーン

    ◈ Citrix DaaS(旧称:Citrix Virtual Apps and Desktopsサービス)

    ◈ Citrix Virtual Apps and Desktops 1912以降

  • Virtual Delivery Agent

    ◈ バージョン1912以降(2203以降を推奨)

    ◈ バージョン2012は、Citrix Gateway ServiceでEDTを使用するために必要な最小バージョンです

  • StoreFront

    ◈バージョン3.12.x

    ◈ バージョン1912.0.x

  • Citrix Gateway(ADC)

    ◈ 13.1.17.42以降(推奨)

    ◈ 13.0.52.24以降

    ◈ 12.1.56.22以降

  • ファイアウォール(VDAの観点から)

    ◈ UDP 1494受信 – セッション画面の保持が無効になっている場合

    ◈ UDP 2598受信 – セッション画面の保持が有効になっている場合

    ◈ UDP 443受信 – ICA暗号化(DTLS)でVDA SSLを有効にしている場合

    ◈ UDP 443送信 – Citrix Gatewayサービスを使用している場合。詳しくは、Citrix Gatewayサービスのドキュメントを参照してください。

管理者の構成

  • CitrixポリシーでHDXアダプティブトランスポート設定を構成するには、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「構成」セクションを参照してください。
  • アダプティブトランスポート機能は次の方法で構成できます:

    Google管理ポリシー

    管理対象デバイスとユーザーの場合、管理者は、次のようにGoogle管理ポリシーを使用して機能を有効にできます:

    1. Google管理ポリシーにサインインします。
    2. この構成は以下に適用できます:

      • [Device]>[Chrome] >[Apps and extensions]>[Users and browsers] から、拡張機能を検索して、拡張機能のポリシーを見つけます。
      • [Device]>[Chrome]>[Apps and extensions]>[Kiosks] から、拡張機能を検索して、拡張機能のポリシーを見つけます。
      • [Device >[Chrome]>[Apps and extensions]>[Managed guest sessions] から、拡張機能を検索して、拡張機能のポリシーを見つけます。

      このようなJSONデータの例を次に示します:

      {
      "settings": {
      "Value": {
          "settings_version": "1.0",
                  "engine_settings": {
                      "features": {
                          "edt": {
                              "enabled": true
                                  }
                              }
                          }
                      }
                  }
      }              
      <!--NeedCopy-->
      
    3. 変更を保存します。

エンドユーザー構成

アダプティブトランスポート機能を有効にするには、Google Chromeブラウザーのアドレスバーに「chrome://flags」を入力します。次のスクリーンショットに示すように、[Enable Isolated Web Apps] オプションを有効にします:

オプション

アクセシビリティとTalkBack

これは、2307リリース以降のTechnical Preview段階の機能です。

Citrix Workspaceアプリは、TalkBack機能により強化されたユーザーエクスペリエンスを提供します。TalkBack機能は、画面を見ることが困難なエンドユーザーをサポートします。UIの使用時に、ナレーターが画面要素を読み上げます。

ChromeOSナレーター(ChromeVox)を使用する場合、エンドユーザーはキーボードのショートカット(Ctrl + Alt +Z)でナレーターをオンにします。ナレーターをオフにするには、同じキーの組み合わせを使用します。

注:

  • デフォルトでは、この機能は無効になっています。

構成

アクセシビリティ機能は次のいずれかの方法で実行できます:

  • Configuration.js
  • Google管理ポリシー

Configuration.js

configuration.jsファイルを使用してアクセシビリティ機能を有効にするには、次の手順を実行します:

  1. configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。

    注:

    • Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
    • ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
    • configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
  2. configuration.jsファイルを編集し、accessibility属性を追加します。enable 属性を true に設定します。

    このようなJSONデータの例を次に示します:

    'features' :
    {
        'accessibility': {
              'enable': true
            },
    }
    
    <!--NeedCopy-->
    
  3. 変更を保存します。

Google管理ポリシー

管理対象デバイスとユーザーの場合、管理者は、次のようにGoogle管理ポリシーを使用して機能を有効にできます:

  1. Google管理ポリシーにサインインします。
  2. [端末管理]>[Chrome搭載端末]>[ユーザー設定] の順に移動します。
  3. 次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。 このようなJSONデータの例を次に示します:

    'features' :
    {
        'accessibility': {
              'enable': true
            },
    }
    
    <!--NeedCopy-->
    
  4. 変更を保存します。
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