構成
マルチタッチモード
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリでは、Google管理コンソールからマルチタッチをデフォルトモードとして設定できます。マルチタッチモードでは、マルチタッチジェスチャを有効にするかどうかを制御します。
パンモードとマルチタッチモードを切り替えることができます。以前は、パンモードがデフォルトモードとして設定されていました。
タッチデバイスでセッションを起動すると、デフォルトでは、ジェスチャはパンモードで処理されます。ツールバーを使用してマルチタッチモードに切り替えることができます。この機能により、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
構成方法
この機能をデフォルトとして設定するには、Google管理コンソールでポリシーを編集し、[defaultMode] の値を「multitouch」に設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"touch" : {
"defaultMode" : "multitouch"
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
タッチのサポート
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリでは、タッチ対応のChromeデバイスでタブレットモードでセッションを実行できるようになり、タッチのサポートが強化されました。現在、ジェスチャ、マルチタッチ、およびソフトキーボード機能がサポートされています。
Chromeデバイスがタブレットモードのときに、[キーボードを開く] アイコンがセッションツールバーに表示されるようになりました。この機能を使用するか、3本指でタップすると、ソフトキーボードが表示されます。
タッチデバイスでのジェスチャの機能強化
23.4.0リリース以降、Citrix Workspaceアプリは、ジェスチャ、マルチタッチ、およびソフトキーボード機能(タブレットモード)に関連したエンドユーザーエクスペリエンスを強化します。Citrix Workspaceアプリセッションで、タップ、スワイプ、ドラッグなど、一般的なマルチタッチジェスチャを使用できます。
ジェスチャガイドは次のとおりです:
これを行うには: | Citrix Workspaceアプリで次の操作をする: |
---|---|
クリック | 1本指でタップ |
右クリック | タッチしたまま押さえて離す |
キーボードを表示する | 3本の指でタップ(またはツールバーのキーボードアイコンをタップ) |
ドラッグ | タッチしてそのままドラッグする方向に指を動かす |
カーソルを有効にする | 2本の指でタップ |
キーボードの自動表示
この機能について
入力フィールドに表示されるフローティングキーボードボタンを使用して、サーバーでキーボードの自動表示を有効にできます。キーボードの自動表示機能を使用するには、サーバー側の設定が有効になっていることを確認します。
機能の制限事項:
-
マルチタッチモードでは、3本の指でタップしてもソフトキーボードは取得できません。機能するのはパンモードのみです。
-
ソフトキーボードが正しく機能するためには、常にシステムのソフトキーボードではなく、セッションツールバーの「キーボードを開く」アイコンを使用して、閉じてください。システムのソフトキーボードを使用してソフトキーボードを閉じると、ソフトキーボードが予期しない動作をする場合があります。
構成方法
サーバー側の設定を有効にするには、次の手順を実行します:
- Delivery Controllerで、Citrix Studioを開きます。
- [ポリシー] を選択します。
- [ポリシーの作成] をクリックします。
- [キーボードの自動表示] を検索し、[許可] を選択します。
資産ID
この機能について
Citrix Workspaceアプリは、登録されたChromebookから起動したセッションで管理者がGoogle管理コンソールを使用して設定するクライアント名に、資産IDを使用します。
構成方法
デフォルトでは以前のバージョンと同様、Citrix Workspaceアプリは登録されたChromebookに固有のクライアントIDを生成します。この機能を使用するには、Citrix Workspaceアプリのポリシーを設定する必要があります。
入力するデータ値は、15文字以下にする必要があります。これを超えると、15文字に省略されます。
資産IDの設定
-
Google管理コンソールにログオンします。
-
[
Device Management
]>[Chrome
]>[Devices Console
]に移動して、デバイスにAsset ID
を入力します。 -
Google Admin Console
ポリシーを編集して、useAssetID
の値をtrue
に設定します。デフォルトでは、useAssetID
はfalse
に設定されています。{ "settings": { "Value": { "settings_version": "1.0", "engine_settings": { "uniqueID": { "useAssetID": true } } } } } <!--NeedCopy-->
機能の制限事項:
-
プッシュできるGoogle管理ポリシーが必要です。これがない場合、現在使用している管理対象Chromebook固有のクライアントIDを生成する方法は変更されません。
-
入力する値は、15文字以下にする必要があります。これを超えると、15文字に省略されます。
カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)
構成方法
収集データ | 説明 | 使用目的 |
---|---|---|
構成および使用状況データ | Citrixカスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)では、Citrix Workspaceアプリの構成および使用に関するデータが収集され、そのデータがCitrixとGoogle Analyticsに自動的に送信されます。 | このデータは、Citrix Workspaceアプリの品質、信頼性、およびパフォーマンスを向上させる目的で使用させていただきます。 |
追加情報
Citrixは、お客様のデータをCitrixとの契約条件に従って処理します。また、Citrix Trust Centerで利用できるCitrix Services Security Exhibitで指定されているとおりにお客様のデータを保護します。
Citrixは、CEIPの一環として、Google Analyticsを使用してCitrix Workspaceアプリから特定のデータを収集します。CEIPデータを無効にするかブロックすることができます。Google Analyticsのために収集されたデータのGoogleでの取り扱い方法について確認してください。
注:
欧州連合(EU)、欧州経済領域(EEA)、スイス、および英国(UK)のユーザーのデータは収集されません。
CEIPの無効化
CitrixおよびGoogle AnalyticsへのCEIPデータの送信を無効にすることができます。これを行うには、次のいずれかの方法を使用します:
- Google Admin Policyを使用してCEIPを無効にする
- configuration.jsを使用してCEIPを無効にする
注:
2203以降のバージョンでCEIPを無効にすると、インストールされているCitrix Workspaceアプリのバージョンを含む最小限の情報がアップロードされます。この最小限の情報は、顧客により使用されているさまざまなバージョンの分布状況をCitrixが把握する上で、大変に貴重です。
Google Admin Policyを使用してCEIPを無効にするには
注:
この手順を実行するには管理者レベルの資格情報が必要です。
- Google管理コンソールにログオンします。
- [端末管理]>[Chrome搭載端末]>[ユーザー設定] の順に移動します。
- 手順4の後ろに記載された文字列を、policy.txtファイルのengine_settingsキーの下に追加します。
- [保存] をクリックします。
Googleポリシーについて詳しくは、Knowledge CenterのCTX141844を参照してください。
バージョン1907以前では、ceipのenabled属性をfalseに設定します。
"ceip":{
"enabled":false,
}
<!--NeedCopy-->
バージョン1908以降では、analyticsのenabled属性をfalseに設定します。analyticsキーは、ceipキーと後方互換性があります。
"analytics":{
"enabled":false,
}
<!--NeedCopy-->
configuration.jsを使用してCEIPを無効にするには
configuration.jsファイルは、ChromeAppルートフォルダーにあります。このファイルを編集してChromeOS向けCitrix Workspaceアプリを構成します。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、この方法を使用することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
バージョン1907以前では、configuration.jsファイルのceipのenabled属性をfalseに設定します。
"ceip":{
"enabled":false,
}
<!--NeedCopy-->
バージョン1908以降では、configuration.jsファイルのanalyticsのenabled属性をfalseに設定します。
"analytics":{
"enabled":false,
}
<!--NeedCopy-->
CEIPのブロック
バージョン2007以降の場合、管理者はconfiguration.jsファイルおよびGoogle管理ポリシーを使用してCEIPをブロックできます。
バージョン2203以降の場合、エンドユーザーはGUIを使用してCEIPをブロックできます。
この構成は、GUIおよびGoogle管理ポリシーを使用して行われた構成よりも優先され、CEIPデータはCitrixに送信されません。
Google Admin Policyを使用してCEIPをブロックにするには
注:
この手順を実行するには管理者レベルの資格情報が必要です。
- Google管理コンソールにログオンします。
- [端末管理]>[Chrome搭載端末]>[ユーザー設定] の順に移動します。
- 手順4の後ろに記載された文字列を、policy.txtファイルのengine_settingsキーの下に追加します。
- [保存] をクリックします。
"analytics":{
"connectionEnabled":false,
}
<!--NeedCopy-->
configuration.jsを使用してCEIPをブロックするには
- configuration.jsファイルを開きます。
-
connectionEnabled属性を追加し、この属性をfalseに設定します:
"analytics":{ "connectionEnabled":false, } <!--NeedCopy-->
GUIを使用してCEIPをブロックするには
注:
GUIを使用してCEIP設定を変更できるのはエンドユーザーのみです。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリを起動します。
- [設定]>[一般] を選択します。
- [匿名の使用統計情報を送信してCitrix Workspaceの機能向上に協力する] オプションをオフにします。
Citrix Workspaceアプリのセッションを再起動して、この変更を適用します。
特定のCEIPデータ
Google Analyticsが収集する特定のCEIPデータ要素は次のとおりです:
Workspaceアプリバージョン | セッションモード(キオスク、パブリック/全般) | セッションの種類(デスクトップ/アプリケーション) | XenDesktop情報(Delivery ControllerおよびVDAバージョン) |
起動の種類(SDK/ICAFile/FTA/Storeなど) | セッションのタイムゾーン | セッションの言語 | クライアントのキーボードレイアウト |
ネットワークソケットの種類(HTTPS/HTTP) | 機能の使用状況(クリップボード、ファイル転送、アプリスイッチャー、印刷、USB、スマートカードなど) | デバイスのピクセル縦横比 | Secure ICA(使用/未使用) |
登録済みのエンタープライズChromebookのアセットID | 再接続のタイムアウト(!= 180の場合) | マルチモニター | Global App Configuration Service |
Content Collaborationサービスの統合
この機能について
Citrix Content Collaborationを使用すると、次のことが可能になります:
- ドキュメントを簡単かつセキュアに交換できます。
- メールで大容量のドキュメントを送信できます。
- サードパーティへのドキュメント転送をセキュアに処理できます。
- コラボレーションスペースにアクセスできます。
また、Webベースのインターフェイス、モバイルクライアント、デスクトップアプリ、Microsoft OutlookやGmailとの統合など、Citrix Content Collaborationにより、さまざまな方法で作業できます。
Citrix Content Collaboration機能には、Citrix Workspaceアプリの [ファイル] タブからアクセスできます。この [ファイル] タブは、Citrix Cloudコンソールのワークスペース構成でContent Collaborationサービスが有効になっている場合にのみ表示されます。
注:
Citrix Workspaceアプリは、Windows Server 2012およびWindows Server 2016でCitrix Content Collaborationをサポートしません。これは、オペレーティングシステムでセキュリティオプションが設定されているためです。
次の図は、Citrix Workspaceアプリの [ファイル] タブの例です:
機能の制限事項:
- Citrix Workspaceアプリをリセットしても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。
- Citrix Workspaceアプリでストアを切り替えても、Citrix Content Collaborationはログオフされません。
ChromeOS向けCitrix WorkspaceアプリのユーザーがCitrix Virtual Apps and Desktopsでホストされているリソースにアクセスできるようにするには、StoreFrontストアを作成する必要があります。また、以下を有効にする必要があります:
- Citrix GatewayでのWebSocket接続
- Citrix Virtual Apps
- Citrix Virtual Apps and Desktops(必要な場合)
グラフィックとH.264
構成方法
グラフィックとH.264プロトコルのサポートを構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:デフォルトでは、H.264プロトコルのサポートは有効になっています。無効にするには、enabled属性をfalseに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"features": {
"graphics": {
"jpegSupport": true,
"h264Support" : {
"enabled": true,
"losslessOverlays": true,
"dirtyRegions": true,
"yuv444Support": false
}
}
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
グラフィックオプションと説明の一覧:
- “jpegSupport”:グラフィック(Thinwire)のJPEG機能です。
- “h264Support”:H.264プロトコルのサポートです。
- “enabled”:ThinwireのH.264サポート機能です。
- “losslessOverlays”:Thinwireの無損失オーバーレイ機能です。
- “dirtyRegions”:Thinwireのダーティリージョン機能です。
- “yuv444Support”:ThinwireのYuv444サポート機能です。
注:
[従来のグラフィック モード] を [無効] に設定することをお勧めします。
選択的なH.264
構成方法
StoreFrontのweb.configファイルを使用して選択的なH.264を構成する
web.configファイルを使用して選択的なH.264の構成を変更するには:
- Citrix Receiver for Webサイトのweb.configファイルを開きます。 このファイルは、通常C:\inetpub\wwwroot\Citrix\<Storename>Webフォルダーにあります(Storenameはストア作成時に指定したストア名)。
- chromeAppPreferencesフィールドを見つけて、構成の値をJSON文字列として設定します。例: chromeAppPreferences=’{“graphics”:{“ selectiveH264”:false}}
configuration.jsファイルを使用して選択的なH.264を構成する
configuration.jsファイルは、ChromeAppルートフォルダーにあります。このファイルを編集し、要件に応じてCitrix Workspaceアプリを変更します。
デフォルトでは、選択的H.264はtrueに設定されています。
configuration.jsファイルを使用して選択的なH.264の構成を無効にするには:
-
configuration.jsファイルを開いて、selectiveH264属性をfalseに設定します。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルをバックアップすることをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、この方法を使用することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。ファイルを編集した後、アプリを再パッケージして変更を保存してください。
その他(H.264)
構成方法
H.264を構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:デフォルトでは、otherセクションのオプションは無効になっています。有効にするには、無効になっている属性h264nonworkerをtrueに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"other": {
"h264nonworker" : false
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
オプションと説明の一覧:
- “h264nonworker”:メインスレッドでH.264フレームをデコードするオプションを有効にします。
全画面モード
構成方法
デスクトップセッションを常に全画面モードで開くように構成するには、Google管理ポリシーを編集して以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"sessionsize": {
"windowstate": "fullscreen"
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
セッション起動時のウィンドウの状態
構成方法
デスクトップセッションを全画面モードで開くには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:デフォルトでは、”window state”の値は”maximized”に設定されているため、デスクトップセッションは最大化されたウィンドウで開きます。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"sessionsize": {
"windowstate": "fullscreen"
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
セッションサイズ
構成方法
セッションサイズ設定では、セッションの解像度をカスタマイズできます。Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"sessionsize" : {
"minwidth" : 240,
"minheigh" : 120,
"available" : {
"default" : "Fit_To_Window",
"values" : [
"Fit_To_Window",
"Use_Device_Pixel_Ratio",
"1280x800",
"1440x900",
"1600x1200"
]
}
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
さまざまな解像度オプションと説明の一覧:
- “minwidth”: 240:セッション幅の最小値です。
- “minheight”: 120:セッションの高さの最小値です。
- “available”:セッションの解像度を設定するオプションです。
-
“default”:設定した値はデフォルトの解像度に適用されます。デフォルトでは、この値は“Fit_To_Window”に設定されています。次のように、デフォルト値を変更できます:
- “values”:以下は、他の解像度の値です:
- “Fit_To_Window”:利用可能なデフォルトの解像度の値です。ウィンドウサイズと一致するため、さまざまな画面解像度をエミュレートできます。
- “Use_Device_Pixel_Ratio”:デバイスのDPIに一致するようにセッションを拡大縮小します。
- “1280x800”:セッションサイズを1280*800ピクセルに設定します。
- “1440x900”:セッションサイズを1440*900ピクセルに設定します。
- “1600x1200”:セッションサイズを1600*1200ピクセルに設定します。
- “values”:以下は、他の解像度の値です:
-
ストアの設定
構成方法
ストアを作成するには、サーバーとの通信を特定して構成します。ストアで利用可能にするリソースを指定できます。次に、Citrix Gateway経由でのストアへのリモートアクセスを設定します(任意)。ストア設定を構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"store_settings": {
"name": "SampleStore",
"gateways": [{
"url": "https: //yourcompany.gateway.com",
"is_default": true
}],
"beacons": {
"internal": [{
"url": "http: //yourcompany.internalwebsite.net"
}],
"external": [{
"url": "http: //www.yourcompany.externalwebsite.com"
}]
},
"rf_web": {
"url": "http: //yourcompany.storefrontstoreweb.net"
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
ストア設定オプションと説明の一覧:
- “name”:ストア名を入力します。
-
“gateways”:ゲートウェイURLです。
ゲートウェイURLを
https://gateway.domain.com
またはhttps://yourcompany.gateway.com
の形式で追加して、ユーティリティページで [追加] をクリックします。2つ以上のゲートウェイURLが追加されている場合、デフォルトのゲートウェイを設定できます。
ゲートウェイをデフォルトにするには、”is_default”フラグにtrueを設定します。デフォルトを指定しない場合は、フラグをfalseに設定します。
例:
{ "settings": { "Value": { "settings_version": "1.0", "store_settings": { "name": "RTST", "gateways": [{ "url": "https: //yourcompany.gateway.com", "is_default": true }, { "url": "https://gateway2.domain.com", "is_default": false }] } } } } <!--NeedCopy-->
- “internal”:Citrix WorkspaceアプリがStoreFrontに直接接続するか、ゲートウェイ経由で接続するかを指定します。例:
https://storefront.domain.com
。 - “external”:指定されたネットワークインターフェイスが利用可能で、トラフィックを許可するかを指定します。例:
https://citrix.com
。 - “rf_web”:ストアURLです。
複数のストアをサポート
2305リリース以降、IT管理者はエンドユーザーに複数のストアを割り当てることができます。エンドユーザーは、正確なストアURLを覚えていなくても、複数のストアを簡単に切り替えることができるようになりました。この機能により、複数のストアにアクセスするときのユーザー エクスペリエンスが向上します。
構成方法
複数のストアを構成するために、IT管理者はGoogle管理ポリシーを編集できます。JSONデータの例を次に示します:
{
"settings_version": "1.0",
"store_settings": {
"name": "SampleStore",
"gateways": [{
"url": " https: //yourcompany.gateway.com",
"is_default": true
}],
"beacons": {
"internal": [{
"url": " http: //yourcompany.internalwebsite.net"
}],
"external": [{
"url": " http: //www.yourcompany.externalwebsite.com"
}]
},
"rf_web": {
"url": " http: //yourcompany.storefrontstoreweb.net"
},
"secondary_stores": [{
"name": " SampleStore",
"gateways": [{
"url": " https: //yourcompany.gateway.com ",
"is_default": true
}],
"beacons": {
"internal": [{
"url": " http: //yourcompany.internalwebsite.net "
}],
"external": [{
"url": " http: //www.yourcompany.externalwebsite.com "
}]
},
"rf_web": {
"url": " http: //yourcompany.storefrontstoreweb.net "
}
}, {
"rf_web": {
"url": " http: //yourcompany.storefrontstoreweb.net "
}
}]
}
}
<!--NeedCopy-->
secondary_stores属性では、複数のストアを構成できます。管理者はJSON構造を複数回使用できます。構成ユーティリティツールのダウンロード方法とChromeOS向けCitrix Workspaceアプリのカスタマイズ方法について詳しくは、「構成ユーティリティツール」を参照してください。
複数のStoreFront
この機能について
Citrix Workspaceを再起動せずにストアアドレスを変更できます。既存のCitrix Workspaceセッションが実行中であれば、中断せずに続行します。
ChromeOSを使用して多くのストアを追加し、ストア間で切り替えるには:
-
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリで [設定] をクリックし、[アカウント] ペインで [ストアを追加] をクリックします。
- [ストアアドレス] フィールドにStoreFront URLを入力します。
-
[適用] をクリックして新しいストアを保存します。
-
ドロップダウンリストから既存のストアを選択できます。
-
一覧からストアを削除するには、削除するストアアドレスの横の [削除] アイコンをクリックし、削除を確定します。
-
ドロップダウンリストから別のストアを選択すると、[適用] ボタンが [切り替え] に変わります。
-
[切り替え] をクリックして、別のストアへの切り替えを確定します。
機能の制限事項:
- この機能は、ユーザーモードやパブリックモードで使用できますが、キオスクモードでは使用できません。
- 最大5つのストアを追加できます。
スリープしない設定
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリでは、ユーザーがアクティブ状態でない場合でも、管理対象のChromebookデバイスはスリープ状態になりません。
スリープしない設定機能はデフォルトでは無効になっています。
構成方法
この機能を有効にするには、Google管理コンソールでポリシーを編集し、power_settingsのkeep_awake_levelプロパティを「system」または「display」に設定してから、セッションを再起動します。
「system」レベルに設定すると、システムはスリープ状態に入りませんが、画面が暗くなるか消えます。「display」レベルに設定すると、システムはスリープ状態に入らず、アクティブなままになります。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"power_settings": {
"keep_awake_level": ”system” or “display”
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
電源設定オプションと説明の一覧:
-
“keep_awake_level”:ユーザーがアクティブでない場合でもデバイスをスリープにならない状態に保ちます。次の2つの値のいずれかを選択できます:
- “system”:システムはスリープ状態になりませんが、画面が暗くなるか消えます。
- “display”:システムはスリープ状態にならずアクティブなままです。
注:
キオスクモードの場合は、Google管理コンソールの [Allow app to manage power] 設定が無効になっていることを確認します。
仮想チャネル
この機能について
仮想チャネルは、サーバー側のアプリケーションと通信するクライアント側の仮想ドライバーで構成されます。仮想チャネルはCitrix Virtual Apps and Desktopsサーバーを使用したリモートコンピューティング環境に不可欠な要素です。
仮想チャネルは次の用途に使用されます:
- 印刷
- シリアルポートマッピング
- クリップボード
- オーディオ
- マルチメディア
- コントロールチャネル
- EUEM
- USB
- ファイル転送
- モビリティ
- マルチタッチ
- スマートカード
構成方法
すべての仮想チャネルはデフォルトで有効になっています。特定の仮想チャネルを無効にするには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:”vc_channel”の下の機能名を選択して、ユーティリティページで [追加] をクリックします。例:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"vc_channel": {
"<vc_name1>": false,
"<vc_name2>": false,
"<vc_name3>": false,
"<vc_namen>": false
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
特定の”vc_channel”を有効にするには、機能を選択し、ユーティリティページで [削除] をクリックします。
注:
名前は1〜nの範囲で指定できます。最後のname「n」にtrueまたはfalseを設定した後は、コンマを使用することはできません。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"vc_channel": {
"CTXCPM ": false,
"CTXCAM ": false,
"CTXGUSB": false
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
仮想チャネルオプションと説明の一覧:
- “CTXCPM”: PDF印刷です。
- “CTXCCM”:クライアントのシリアルポートのマッピングです。
- “CTXCLIP”:セッションからVDAへ、およびVDAからセッションへのクリップボード操作です。
- “CTXCAM”:クライアントオーディオマッピングです。
- “CTXMM”:Citrixマルチメディアリダイレクトです。
- “CTXCTL”:Citrixコントロール仮想チャネルです。
- “CTXEUEM”:EUEM(End User Experience Monitoring:エンドユーザー状況監視)です。
- “CTXGUSB”:USBデバイスをセッションにリダイレクトします。
- “CTXFILE”:ユーザーデバイスとCitrix Virtual Apps and DesktopsセッションおよびCitrix DaaS(Citrix Virtual Apps and Desktopsサービスの新名称)セッション間での、セキュアなファイル転送機能です。セッションに対してファイルをアップロードおよびダウンロードし、データにシームレスにアクセスできます。
- “CTXMTCH”:マルチタッチは、仮想セッションへのすべてのジェスチャをリモート処理します。アプリは、サポートするジェスチャに基づいて動作します。
- “CTXSCRD”:スマートカードのサポートです。
CustomVC
この機能について
Chromeの仮想チャネルSDKを使用すると、サードパーティのChromeアプリでカスタム仮想チャネルを作成できます。これらのチャネルは、Citrix WorkspaceアプリまたはHDX SDK for Chromeを使用して起動されたアプリおよびデスクトップセッションで初期化されます。
さらに、仮想チャネルSDKを使用すると、サードパーティのChromeアプリ、アプリおよびデスクトップからデータを簡単に書き込み、受信できます。
構成方法
カスタム仮想チャネルを構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"customVC": [
{
"appId": "xyz",
"streamName": "abc"
}
]
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
CustomVCオプションと説明の一覧:
- “appId”:カスタム仮想チャネルを実装しているChromeアプリのIDです。
- “streamName”:仮想チャネル名です。
ネットプロモータースコア
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、ネットプロモータースコア(NPS)フィードバックを定期的に表示します。表示されるのは、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリの使用体験を評価するよう求めるメッセージです。NPSフィードバックは、顧客満足度を測定することで、アプリの操作性をさらに向上させるためのツールとして導入されました。
1~5の段階で使用体験を評価することができ、5は満足していることを示します。
構成方法
NPSを構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:オプションがtrueに設定されている場合、ユーザーは評価を提供できます。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"netPromoters": true
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
マルチモニター表示
この機能について
マルチモニター機能は、最大2台の外部モニターをサポートします。デフォルトでは、マルチモニター機能は[有効]に設定されています。
UIダイアログとツールバーは、プライマリモニターでのみ表示されます。一方、USBおよびスマートカード認証ダイアログはすべてのモニターに表示されます。
構成方法
デフォルトでは、マルチモニター機能は[有効]に設定されています。
注:
XenApp 6.5で実行されるCitrix Workspaceアプリを使用する場合、マルチモニター機能を使用するにはシャドウポリシーを [無効] に設定します。
デスクトップセッションで画面が全画面に設定されていると、設定の表示解像度オプションが非アクティブになります。
UIダイアログとツールバーは、プライマリモニターでのみ表示されます。一方、USBおよびスマートカード認証ダイアログはすべてのモニターに表示されます。
キオスクモードで拡張マルチモニター表示を無効にするには
キオスクモードでの拡張マルチモニター表示は、デフォルトで有効になっています。
キオスクモードを無効にするには、configuration.jsファイルまたはGoogle管理コンソールポリシーを編集し、kioskMultimonitorの値をfalseに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"features": {
"graphics": {
"multiMonitor": true,
"kioskMultimonitor": true
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
注:
キオスクモードでセッションを起動するには、デスクトップ統合モードを有効にする必要があります。
- Webブラウザーを起動して次のコマンドを入力します:chrome://flags
- フラグ一覧からUnifiedDesktopModeを検索して、これを [有効] に設定します。
統合デスクトップモードを構成するには
- Google管理コンソールにログオンします。
- [端末管理]>[Chrome搭載端末]>[ユーザー設定] の順に移動します。
- 統合デスクトップポリシーを [Make Unified Desktop mode available to user] に設定します。
- [保存] をクリックします。
マルチモニターのパフォーマンス
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリでは、マルチモニター環境でのセッションの全体的なパフォーマンスと安定性が改善されました。以前のバージョンでは、複数のモニターでセッションが実行されていると、パフォーマンスが低下しました。
構成方法
キオスクモードでのマルチモニター表示
キオスクモードでの拡張マルチモニター表示は、デフォルトで有効になっています。
キオスクモードを無効にするには、configuration.jsファイルまたはGoogle管理コンソールポリシーを編集し、kioskMultimonitorの値をfalseに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"features": {
"graphics": {
"kioskMultimonitor": false
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
注:
キオスクモードでセッションを起動するには、デスクトップ統合モードを有効にする必要があります。
-
Webブラウザーを起動して次のコマンドを入力します:chrome://flags
-
フラグ一覧からUnifiedDesktopModeを検索して、これを [有効] に設定します。
Google管理ポリシーを使用して統合デスクトップモードを構成するには
- Google管理コンソールにログオンします。
- [端末管理]>[Chrome搭載端末]>[ユーザー設定] の順に移動します。
- 統合デスクトップポリシーを [Make Unified Desktop mode available to user] に設定します。
- [保存] をクリックします。
マルチモニター機能を無効にするには
デフォルトでは、マルチモニター機能は[有効]に設定されています。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリを起動します。
- [設定]>[一般] を選択します。
-
[すべてのモニターにまたがって表示する] をオフにします。
デスクトップとアプリケーションの両方で、マルチモニター表示を使用できます。
マルチモニター表示を使用すると、デスクトップセッションは以下の2とおりの方法ですべてのモニターに表示されます:
- ウィドウモード:デスクトップセッションが単一モニターモードで表示されます。
-
全画面モード:デスクトップセッションが全画面モードに切り替えられると、[すべてのモニターにまたがって表示する] が選択されている場合のみ、セッションはマルチモニターモードで表示されます。
2台のモニターが接続されている場合、デスクトップセッションのモニターにまたがって表示するには、[すべてのモニターにまたがって表示する] オプションを選択して全画面モードを選択します。
アプリケーションセッションで、2台のモニターが接続され、[すべてのモニターにまたがって表示する] オプションが選択されていると、セッションは自動的にマルチモニターモードで表示されます。
Citrix Virtual Desktopsをデュアルモニターで使用する:
-
ツールバーで [マルチモニター] をクリックします。
画面が両方のモニターに拡張されます。
機能の制限事項:
-
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、複数のモニターでの全画面H.264モードをサポートしていません。
-
モニター数の制限はハードコードされていません。管理およびレンダリングされる合計解像度が制限数に影響します。
- この機能では2台のモニターがサポートされています。画面の合計解像度が2 x(1920x1080)ピクセルを超えるセッションを起動すると、画面の表示に遅延が発生することがあります。この遅延は、モニターの解像度の制限により発生する場合があります。
- 最新のChromebookの組み込み画面は、(1920x1080)ピクセルを超える解像度をサポートしています。この機能は、このようなデバイスではテストされていません。
-
マルチモニターモードでは全画面H264は無効になっています。これは、テスト中に問題が発生したためです。
- 大型の外部モニターを1台使用した場合には問題は発生せず、H264は引き続き動作します。このシナリオでは、選択的H264も動作します。
-
解像度の異なる画面を使用すると、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
-
高解像度の内蔵モニターと低解像度の外部モニターを一緒に使用すると、パフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
Microsoft Teamsの最適化
仮想デスクトップセッションおよび仮想アプリセッションにMicrosoft Teamsの次の機能を使用できるようになりました。
-
最適化された音声通話
-
最適化されたビデオ通話
-
最適化された画面共有
VDAバージョン1906以降でのみサポートされます。
注:
- デフォルトでは、画面共有により画面全体の共有が許可されます。ただし、画面共有を制限できるのは、Citrix Workspaceアプリコンテンツのみです。詳しくは、「Citrix Workspaceアプリコンテンツの画面共有の制限」を参照してください。Google管理ポリシーで画面共有機能を有効にするには、「Microsoft Teamsの最適化設定」を参照してください。
トラブルシューティングを行い、クライアントセッション内でMicrosoft Teamsを非最適化から最適化に変更するには、「Microsoft Teams最適化のトラブルシューティング」を参照してください。
Microsoft Teams最適化を使用した画面共有中、共有ウィンドウの周囲の赤い枠線は表示されません。
アプリの共有はサポートされていません。
- Microsoft Teamsによる音声通話、ビデオ通話、画面共有の最適化は、リリース2105.5以降で一般提供されます。最新バージョンのChromeOS向けCitrix Workspaceアプリに更新することをお勧めします。
外部モニターでのビデオ通話と画面共有
外部モニターで、通話中にMicrosoft Teamsの次の機能を使用できるようになりました。
- 最適化されたビデオ
- 最適化された画面共有
これらの機能は、仮想デスクトップ内のMicrosoft Teams通話で使用できます。また、Microsoft Teamsウィンドウを外部モニターに配置したときに、Microsoft Teams仮想アプリ経由で行われた通話でも使用できます。
メモ(ChromeOSバージョン96アップデート)
- ChromeOSバージョン96の更新プログラムがMicrosoft Teamsの機能に与える影響を回避するには、ChromeOSを更新する前に次の手順を実行してください:
- 再パッケージ化されたバージョンのCitrix Workspaceアプリを使用しているユーザーの場合は、Knowledge Centerの記事CTX331648を参照して、手順を実行してください。
- バージョン2110以前のChromeOS向けCitrix Workspaceアプリの他のすべてのユーザーは、Knowledge Centerの記事CTX331653を参照してください。
Microsoft Teamsの最適化設定
画面共有を有効にするには
Google管理ポリシー(「Googleポリシー」を参照)を使用して画面共有を有効にするには、次のようにmsTeamsOptimizationの画面共有の値をtrueに変更します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"features":{
"msTeamsOptimization":{
"screenSharing" : true
}
}
}
}
}
}
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個人所有のデバイス(BYOD)のユーザーの画面共有を有効にするには(オンプレミスのStoreFrontを使用している場合のみ):
「導入 - web.configファイルの使用」の手順に従い、次のようにchromeAppPreferences値を追加します:
例:
chromeAppPreferences = '{"features":{"msTeamsOptimization":{"screenSharing":true }}}'
注:
画面共有の最適化が機能する ように、Google管理コンソールで次の設定が許可されていることを確認してください。 つまり、Google管理コンソールの [Devices]>[Chrome]>[Settings] で、以下の3つのカテゴリすべてに対して [Screen Video Capture] の [Allow sites to prompt the user to share a video stream of their screen] を選択します:[User & Browser Settings]、[Device Settings]、[Managed Guest Session Settings] (または適切なカテゴリ)
Citrix Workspaceアプリコンテンツの画面共有の制限
Microsoft Teamsを最適化するために、管理者は、管理対象ChromeデバイスのCitrix Workspaceアプリでのみ開かれているアプリとデスクトップの画面共有を制限できます。 管理者がこの機能をオンにすると、エンドユーザーはCitrix Workspaceアプリから開かれていないリソースを共有できなくなります。
この機能は、ChromeバージョンM98以降で利用できます。
設定を構成するには、次のようにGoogleポリシーを使用します:
- Google管理コンソールから、[Settings] > [User & browser settings] に移動します。
- [Screen video capture allowed by sites] > [Allow tab video capture (same site only) by these sites] に移動して、ChromeOS向けCitrix WorkspaceアプリのアプリID(haiffjcadagjlijoggckpgfnoeiflnem)を入力します。
これで、エンドユーザーはタブを選択し、Citrix Workspaceアプリでのみ表示されるコンテンツを共有できます。
Microsoft Teams最適化のトラブルシューティング
クライアントセッション内でMicrosoft Teamsを非最適化の状態から最適化に変更するには、以下を実行してください:
- Microsoft Teamsアイコンを右クリックして [終了] をクリックし、終了します。Microsoft Teamsを再起動します。
- 終了が機能しない場合は、セッションからログオフしてから再度ログオンします。
- ログオフして再ログオンが機能しない場合、VDAのディレクトリC:\Users\Administrator\AppData\Roaming\Microsoft\Teamsでキャッシュをクリアし、Microsoft Teamsを再起動します。
詳しくは、「トラブルシューティング」を参照してください。
shimライブラリバージョンのトラブルシューティングについては、「Microsoft Teamsの最適化ログ」のセクションを参照してください。
動的緊急通報(Dynamic e911)のサポート
Citrix Workspaceアプリは、動的緊急通報をサポートしています。Microsoft Calling Plans、Operator Connect、およびDirect Routingで使用すると、次の機能が提供されます:
- 緊急通報の構成とルーティング
- セキュリティ担当者に通知する
通知は、VDA上のMicrosoft Teamsクライアントではなく、エンドポイントで実行されているCitrix Workspaceアプリの現在の場所に基づいて送信されます。
Ray Baum法では、緊急車両を派遣可能な911発信者の位置情報を、適切な公衆安全応答ポイント(PSAP)に送信する必要があります。ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリ2112以降、HDXを使用したMicrosoft Teamsの最適化はRay Baum法に準拠しています。
Microsoft Teamsの最適化における背景のぼかしと効果
2303リリース以降、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリで、Microsoft Teamsによるビデオ通話の最適化で背景のぼかしと効果が導入されました。これで、背景をぼかしたり、Microsoft Teamsが提供する背景の効果に置き換えたりして、会話の最中シルエット(体と顔)に集中できるようにすることで、突然集中力が乱されることを回避できます。この機能は、P2Pおよび電話会議で使用できます。
注:
- デフォルトでは、この機能は無効になっています。
- この機能は、Microsoft TeamsのUIと統合されました。マルチウィンドウのサポートは、VDAを2112以降に更新するときに必要な前提条件です。詳しくは、「マルチウィンドウ会議とチャット」を参照してください。
制限事項
- 管理者およびユーザーが定義したバックグラウンドの置換はサポートされていません。
- この機能を有効にすると、パフォーマンスの問題が発生する場合があります。
- ICAセッションが再接続された後、効果はオフになります。ただし、Microsoft Teams UIは、前の効果がまだオンになっていることをチェックマークで示しています。CitrixとMicrosoftは、この問題を解決するために協力しています。
構成方法
背景の効果機能は、次のいずれかの方法で有効にできます:
- Configuration.js
- Google管理ポリシー
- Global App Configuration Service
Configuration.js
configuration.jsファイルを使用して背景のぼかしと効果を構成するには、次の手順を実行します:
-
configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
-
configuration.jsファイルを編集し、backgroundEffectsのデフォルト値をtrueに設定します。
JSONデータの例を次に示します:
"features" : { "msTeamsOptimization" : { "backgroundEffects" : true } } <!--NeedCopy-->
-
変更を保存します。
Google管理ポリシー
オンプレミス環境では、管理者は次のようにGoogle管理ポリシーを使用して背景の効果機能を有効にできます:
- Google管理ポリシーにサインインします。
- [端末管理] > [Chrome搭載端末] > [ユーザー設定] の順に移動します。
-
次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。 JSONデータの例を次に示します:
"features" : { "msTeamsOptimization" : { "backgroundEffects" : true } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
Global App Configuration Service
クラウド環境では、管理者はGlobal App Configuration ServiceでbackgroundEffects属性をTrueに設定することで、背景の効果機能を有効にできます。
詳しくは、Global App Configuration Serviceのドキュメントを参照してください。
フィーチャーフラグ管理
この機能について
実稼働環境のCitrix Workspaceアプリで問題が発生した場合、機能が出荷された後でも、影響を受ける機能をCitrix Workspaceアプリで動的に無効にすることができます。無効化するには、フィーチャーフラグと、LaunchDarklyと呼ばれるサードパーティ製サービスを使用します。
構成方法
ファイアウォールまたはプロキシが送信トラフィックをブロックしている場合を除いて、LaunchDarklyへのトラフィックを有効にするために構成する必要はありません。送信トラフィックがブロックされている場合、ポリシー要件に応じて、特定のURLまたはIPアドレス経由のLaunchDarklyへのトラフィックを有効にします。
LaunchDarklyへのトラフィックと通信は、次の方法で有効化できます:
次のURLへのトラフィックを有効にする
- events.launchdarkly.com
- app.launchdarkly.com
IPアドレスの許可リストを作成する
IPアドレスの許可リストを作成する必要がある場合、現在のすべてのIPアドレス範囲については、「LaunchDarklyのパブリックIP一覧」を参照してください。この一覧を使用すると、インフラストラクチャの更新に合わせてファイアウォールの構成が自動的に更新されます。インフラストラクチャの変更の状態について詳しくは、LaunchDarkly Statusのページを参照してください。
LaunchDarklyサービスを無効にするプロビジョニング
オンプレミスストアとクラウドストアの両方でLaunchDarklyサービスを無効にすることができます。
クラウド環境では、管理者はGlobal App Configuration ServiceでenableLaunchDarkly属性をFalseに設定することにより、LaunchDarklyサービスを無効にすることができます。
詳しくは、Global App Configuration Serviceのドキュメントを参照してください。
オンプレミス環境では、管理者は次のようにGoogle管理ポリシーを使用してLaunchDarklyサービスを無効にすることができます:
- Google管理コンソールにサインインします。
- [端末管理] > [Chrome搭載端末] > [ユーザー設定] の順に移動します。
-
次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。
"thirdPartyServices": { "enableLaunchDarkly": false }, <!--NeedCopy-->
- [保存] をクリックします。
注:
- デフォルトでは、enableLaunchDarkly属性が存在しない場合、LaunchDarklyサービスが有効になります。
オンプレミス環境では、管理者は次のようにconfiguration.jsファイルを使用してLaunchDarklyサービスを無効にすることができます:
注:
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。ファイルを編集した後、アプリを再パッケージして変更を保存してください。
- configuration.jsファイルを開きます。
-
enableLaunchDarkly属性を追加し、この属性をfalseに設定します。
"thirdPartyServices": { "enableLaunchDarkly": false }, <!--NeedCopy-->
- [保存] をクリックします。
注:
- デフォルトでは、enableLaunchDarkly属性が存在しない場合、LaunchDarklyサービスが有効になります。
64ビットのWebカメラリダイレクト
この機能について
Webカメラリダイレクトが32ビットと64ビットの両方のアプリケーションで利用できます。32ビット版と64ビット版のアプリケーションの両方でWebカメラリダイレクトがサポートされているのは、内蔵Webカメラのみです。
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリの仮想デスクトップおよびアプリで外部Webカメラを使用できるようになりました。Workspaceアプリは、新しく接続された外部Webカメラを検出し、動的に使用できるようにします。
構成方法
64ビットのWebカメラリダイレクトは、次のように構成します:
configuration.jsファイルとGoogle管理コンソールを使用したWebカメラの構成
バージョン2010以前の場合:
次のパスを使用してWebカメラリダイレクトを構成します:HTML5_CONFIG >appPrefs > chromeApp > nacl > video
バージョン2101以降の場合:
次のパスを使用してWebカメラリダイレクトを構成します:HTML5_CONFIG > features > video
注:
Webカメラリダイレクトを構成するには、HTML5_CONFIG > features > videoのパスを使用することをお勧めします。他方のパスは当面の間機能しますが、将来のリリースで削除される予定です。
Webカメラリダイレクトの推奨事項
- Citrix Delivery Controllerの音質ポリシーを「低」または「中」に設定してください。低電力のChromebookを使用している場合、音質ポリシーを設定しないとオーディオの遅延が発生する可能性があります。
- パフォーマンスを最適化するため、上位のChromebookを使用し、帯域幅が十分で遅延が少ないネットワークに接続することをお勧めします。
- ビデオ会議の通話中にシステムのスピーカーを使用すると、エコーが発生する場合があります。この問題を回避するには、ヘッドセットを使用してください。
-
VDAで次のレジストリキーを設定します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Citrix\HdxRealTime
名前: OfferH264ToApp
種類:REG_DWORD
値:1
注:
この設定は、現在のユーザー設定に適用されます。新しいユーザーの場合は、Windowsグループポリシーオブジェクト(GPO)エディターを使用してレジストリキーを設定します。
免責事項: 注意。レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、オペレーティングシステムの再インストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、Citrixは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
シリアルCOMポートリダイレクト
この機能について
デフォルトでは、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、COM5をリダイレクトで優先するシリアルCOMポートとしてマッピングします。
構成方法
シリアルCOMポートリダイレクトを構成するには、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitric DaaSのポートリダイレクト設定を適用して、機能を有効にします。ポートリダイレクトについて詳しくは、「ポートリダイレクトのポリシー設定」を参照してください。
注:
デフォルトでは、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、COM5をリダイレクトで優先するシリアルCOMポートとしてマッピングします。
VDAでポリシーのシリアルCOMポートリダイレクト設定を有効にするには、次の方法のうちの1つを使用してChromeOS向けCitrix Workspaceアプリを構成します:
- Google管理ポリシー
- configuration.jsファイル
- アクティブなICAセッションでコマンドを発行して、デフォルトのマッピングを変更する。
Google管理ポリシーを使用してCOMポートリダイレクトを構成する
この方法では、ポリシーファイルを編集してシリアルCOMポートをリダイレクトします。
ヒント:
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリが再パッケージされる時のみ、ポリシーファイルを使用してCOMポートを構成することをお勧めします。
Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"store_settings": {
"rf_web": {
"url": "<http://YourStoreWebURL>"
}
},
"engine_settings":{
"features" : {
"com" : {
"portname" : "<COM4>", where COM4 indicates the port number that is set by the administrator. }
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
シリアルCOMポート名オプションと説明の一覧:
- “portname”:COM(シリアル)仮想チャネルのポート番号です。デフォルトでは、値はCOM5です。
configuration.jsファイルを使用して、COMポートリダイレクトを構成する
この方法では、configuration.jsファイルを編集して、シリアルCOMポートをリダイレクトします。configuration.jsファイルでportnameフィールドを見つけて、ポート番号を変更することで値を編集します。
例:
"com" :{
"portname" : "COM4"
}
<!--NeedCopy-->
注:
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリが再パッケージされ、StoreFrontに再公開された場合のみ、configuration.jsファイルを使用した方法でシリアルポートリダイレクトを構成することをお勧めします。
ICAセッションでコマンドを発行して、COMポートリダイレクトを構成する
この方法を使用して、シリアルCOMポートをリダイレクトします。アクティブなICAセッションで次のコマンドを実行します:
net use COM4 : \Client\COM5
<!--NeedCopy-->
ヒント:
上記の例では、COM4がリダイレクトで優先して使用されるシリアルポートです。
Citrixユニバーサルプリンタードライバー
この機能について
Citrix PDFユニバーサルプリンタードライバーによりユーザーは、XenDesktop 7.6およびXenApp 7.6以降で配信された、ホストされているアプリケーション、または仮想デスクトップ上で実行しているアプリケーションで使用されているドキュメントを印刷できます。ユーザーが [Citrix PDFプリンター] オプションを選択すると、ドライバーがファイルをPDFに変換して、これをローカルデバイスに転送します。PDFは新しいウィンドウで表示したり、印刷したりできます。
ホストされるアプリケーションまたは仮想デスクトップで実行中のアプリケーションで開いているドキュメントを印刷する場合、そのドキュメントをPDFで印刷できます。PDFをローカルデバイス上に転送して、そこで表示したりローカルプリンターで印刷したりできます。ファイルはChromeOS向けCitrix Workspaceアプリに保存されません。
重要
ローカルPDF出力は、XenApp/XenDesktop 7.6以降でのみサポートされています。
構成方法
要件
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリのダウンロードページにアクセスするには、My Citrixアカウントが必要です。
Citrix PDFプリンターをCitrixダウンロードページからダウンロードします。
ホストされたデスクトップおよびアプリケーションで開いたドキュメントをユーザーが印刷できるようにするには:
-
Citrix PDFプリンターをダウロードして、Citrix Workspaceアプリユーザーにデスクトップまたはアプリを配信する各VDAマシンにCitrix PDFユニバーサルプリンタードライバーをインストールします。プリンタードライバーをインストール後、マシンを再起動します。
-
Citrix Studioの左側のペインで [ポリシー]ノードを選択し、ポリシーを作成するか、既存のポリシーを編集します。
Citrix Virtual Apps and Desktopsポリシーの構成について詳しくは、「ポリシー」を参照してください。
-
ポリシーの [PDFユニバーサルプリンターを自動作成する] 設定を [有効] にします。
ネットワークプリンターのサポート
以前は、仮想デスクトップセッションから印刷する場合にCitrix PDFプリンターオプションが使用されていました。プリンタードライバーはファイルをPDFに変換し、そのPDFをローカルデバイスに転送します。これによって、このPDFを新しいウィンドウで表示したり、印刷したりできました。
2305リリース以降、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリはネットワーク印刷をサポートします。エンドユーザーは、セッション内でChromebookに接続されているプリンターの一覧を表示できます。ユーザーは、ローカルデバイス上で中間PDFファイルを生成せずに、プリンターを直接選択できます。この機能は以下でサポートされています:
- VDAバージョン2112以降。
- ChromeOSバージョン112以降。
注:
- デフォルトでは、この機能は有効になっており、PDF形式のメタファイルの印刷のみがサポートされています。
詳しくは、次の記事を参照してください:
- Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの環境内のプリンターとプリンタードライバーの管理。
-
Citrixポリシーを使用してデフォルトのセッションプリンターを設定する方法についてのKnowledge Centerの記事(How to use Citrix Policy to Set a Default Session Printer - CTX232031)。
- Citrixの印刷に関するクイックスタートガイドとデフォルトの設定についてのKnowledge Centerの記事(Citrix Printing Quick Start Guide and Default configuration - CTX227534)。
構成
この機能は次のいずれかの方法で無効にできます:
- Configuration.js
- Google管理ポリシー
注:
- 前提条件として、IT管理者はDelivery Controller(DDC)で [汎用ユニバーサルプリンターを自動作成する] を有効にする必要があります。詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「クライアントプリンターのポリシー設定」を参照してください。
Configuration.js
configuration.jsファイルを使用してこの機能を無効にするには、次の手順を実行します:
-
configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
-
configuration.jsファイルを編集し、networkPrintingのデフォルト値をfalseに設定します。JSONデータの例を次に示します:
{ "features": { " networkPrinting ": { "enable": false } } } <!--NeedCopy-->
-
変更を保存します。
Google管理ポリシー
IT管理者は、次のようにGoogle管理ポリシーを使用してこの機能を無効にできます:
- Google管理ポリシーにサインインします。
- [Device management]>[Chrome Management]>[User Settings] の順に移動します。
-
次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。JSONデータの例を次に示します:
{ "features": { " networkPrinting ": { "enable": false } } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
Googleドライブへのアクセス
この機能について
Googleドライブにより、ユーザーはCitrix Workspaceを実行するChromeデバイスからWindowsのファイルタイプを開き、それを編集したり、保存したりできます。Google Chromeデバイスを実行中に、ユーザーは既存のWindowsベースのアプリケーション(Microsoft Wordなど)をシームレスに使用して、Googleドライブに置かれているファイルにアクセスできます。
たとえば、ユーザーがGoogleドライブのファイル(Gmailからダウンロードされた添付の.DOCファイルなど)を開き、それを編集してGoogleドライブに保存すると、Citrix Virtual Appsがホストするアプリケーションでアクセスできます。そのファイルにアクセスして開き、編集して、Googleドライブに保存できます。
構成方法
前提条件
Googleドライブへのアクセスを有効にするには、ユーザーのVDA上にCitrix File Accessコンポーネント(FileAccess.exe)をインストールして、Citrix Studioでファイルタイプの関連付けを有効にします。Citrix File Accessは、Citrixのダウンロードページからダウンロードします。
Citrix WorkspaceからGoogleドライブへのアクセスを有効にするには
- 各Citrix Virtual AppsまたはCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSのVDAにFileAccess.exeをインストールします。
- Citrix Studioの公開アプリケーション用に適切なFTAを構成します。
- Citrix Virtual AppsまたはCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSのVDAでは、https://accounts.google.comおよび
<https://ssl.gstatic.com>
を信頼し、これらのサイトのCookieを有効にする必要があります。
Citrix Workspaceを使ってGoogleドライブのファイルのみを開くことができます。Googleドライブからファイルを開くには、ファイルを右クリックしてCitrix Workspaceで開きます。
Citrixでは1つのファイルタイプは1つの公開アプリケーションに対してのみ割り当てることをお勧めします。
プロキシ接続のサポート
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、認証されていないプロキシサーバー経由で、公開アプリケーションを使用してGoogleドライブのドキュメントを開くことができます。
構成方法:
プロキシ接続を有効にするには、インターネットオプションでプロキシ設定を構成します。
Citrix WorkspaceからGoogleドライブへのアクセスを無効にするには
manifest.jsonファイルで、次のように置換を実行します:
"file_handlers" : {
"all-file-types" : {
"extensions" : [
"*"
]
}
},
<!--NeedCopy-->
以下と置き換えます:
"file_handlers" : {
"cr-file-type" : {
"extensions" : [
"cr",
"ica"
]
}
},
<!--NeedCopy-->
ICAセッションの自動起動
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、Googleの管理対象デバイスまたはユーザーでICA(Independent computing architecture)セッションの自動起動をサポートします。
この機能を使用すると、WebのCitrix Workspaceからリモートでリソースにアクセスできます。ダウンロードされたICAファイルは、デバイスにインストールされた場合、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリで自動的に起動します。以前は、リソースを開始するために、ICAファイルをダウンロードして手動で開くことしかできませんでした。また、ICAファイルは開かれても削除されず、デバイスに残り続けました。このリリースでは、ICAファイルがセッションの自動起動に使用されると、デバイスから自動的に削除されるようになりました。
構成方法
ICAセッションの自動起動を構成するには、管理者としてログインし、次の手順を実行します:
- Google管理コンソールにログオンします。
- Google管理コンソールで、[Devices]> [Chrome]>[Settings] を選択します。
- [Settings] で(必要に応じて)[Users & Browsers]、[Device]、[Managed Guest Session Settings] を選択し、[Auto-open downloaded files] を設定し、icaを(管理対象ユーザーと管理対象デバイスの)必要に応じて [User & Browser Settings]、[Device Settings]、[Managed Guest Session Settings] の [Auto-open file types] に追加します。
次にユーザーに、以下の手順でICAファイルをChromeOSデバイス上でChromeOS向けCitrix Workspaceアプリに関連付けるよう依頼します:
- ファイルマネージャー を開き、以前にダウンロードしたICAファイルに移動します。
- ICAファイルをクリックします。
- ナビゲーションバーの右側にある [Open]をクリックして、その横にある矢印を選択します。
- 次に、[Change default] を選択します。
- 利用可能なアプリの一覧が表示されます。
- Citrix Workspaceを選択します。
キオスクモード
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、キオスクモードで同じウィンドウ内にすべてのアプリを実行できます。この機能を使って、Citrix Workspaceをキオスクモードで実行し、同じモードで任意のWindowsアプリやデスクトップを起動できます。さらにキオスクモードを使って、永続URLを使用する専用Chromeパッケージとしてリモートアプリやデスクトップを公開できます。
構成方法
管理されているChromeデバイスのCitrix管理パネルでキオスク設定を調節して、この機能セットを制御できます
管理されているおよび管理されていないChromeデバイスでキオスクモードを実行するためにCitrix Workspaceアプリを有効にする手順については、Googleサポートサイトを参照してください。
Citrix Workspaceアプリを展開中の場合は、Public/unlisted
に設定した表示のオプションを使って公開し、キオスクモードとの相互運用性を確保する必要があります。Chrome Web Store Developer Dashboardにアクセスします。
キオスクモードがアクティブな場合、ストアURLは読み取り専用で、アカウント設定画面を使って編集できません。ただしこの設定は、.crファイルでアプリを再パッケージ化するか、またはGoogle管理コンソールを使いGoogle Policy Managementを介して、変更することができます。
<Services version="1.0">
<Service>
<rfWeb>http://your_RfWebURL_or_persistenturl</rfWeb>
<Name>Mystore</Name>
<Gateways>
<Gateway>
<Location>https://yourcompany.gateway.com</Location>
</Gateway>
</Gateways>
<Beacons>
<Internal>
<Beacon>http://yourcompany.internalwebsite.net</Beacon>
</Internal>
<External>
<Beacon>http://www.yourcompany.externalwebsite.com</Beacon>
</External>
</Beacons>
</Service>
</Services>
<!--NeedCopy-->
Google管理コンソールを使っている場合は、Citrix Workspace構成を含むpolicy.txtファイルを編集します。“rf_web”の下の“url”の値を永続URLと置き換えます。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"store_settings": {
"beacons": {
"external": [
{
"url": "http://www.yourcompany.externalwebsite.com"
}
],
"internal": [
{
"url": "http://yourcompany.internalwebsite.net"
}
]
},
"gateways": [
{
"is_default": true,
"url": "https://yourcompany.gateway.com"
}
],
"name": "mystore",
"rf_web": {
"url": " http://your_RfWebURL_or_persistenturl "
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
Excelのショートカット
構成方法
キーボードショートカットはsendAllKeys属性で構成されます:
すべてのショートカットがExcelで機能するようにするには、次のように構成します:HTML5_CONFIG > features > sendAllKeys
sendAllKeys属性は、デフォルトでtrueに設定されています。デフォルトを変更するには、configuration.jsファイルを開き(「Googleポリシー」を参照)、sendAllKeys属性を追加して、その値をfalseに設定します。
クリップボード
この機能について
画像クリップのコピーのサポート
標準のキーボードショートカットを使用して、ローカルデバイスと仮想デスクトップおよびアプリセッションの間で画像クリップをコピーして貼り付けることができます。コピーと貼り付けには、標準のキーボードショートカットを使用できます。例として、Microsoft Word、Microsoft Paint、Adobe Photoshopなどのアプリを使用できます。以前は、この機能はテキストでのみ使用できました。
注:
- ネットワーク帯域幅の制約により、2MBを超える画像クリップをコピーして貼り付けようとすると、セッションが応答しなくなる場合があります。
- 対象を選択してからCtrl+C、Ctrl+Vの順に押して、コピーして貼り付けることができます。右クリックによるコピーまたは貼り付けもサポートされています。
- この機能は、BMP、PNG、JPEG、およびGIF形式でテスト済みです。
構成方法
クリップボードを構成する
Chromeでリンクをコピーすると、HTMLコンテンツをコピーし、形式を保持できます。<img>タグがHTML形式で追加され、画像とテキストをコピーできます。これは、プレーンテキストよりも豊富なデータを提供します。
この機能を有効にするには、VDAに次のレジストリエントリを追加する必要があります:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Citrix\wfshell\Virtual Clipboard\Additional Formats\HTML Format “Name”=”HTML Format”
警告
レジストリエディターの使用を誤ると、深刻な問題が発生する可能性があり、Windowsのインストールが必要になる場合もあります。レジストリエディターの誤用による障害に対して、シトリックスでは一切責任を負いません。レジストリエディターは、お客様の責任と判断の範囲でご使用ください。また、レジストリファイルのバックアップを作成してから、レジストリを編集してください。
クリップボード機能に関しては、多くの問題が解決されました。詳しくはKnowledge CenterのCTX086028を参照してください。
HTMLデータ形式のサポート
バージョン2207以降、仮想デスクトップとエンドポイントデバイス間のクリップボード操作に、HTML形式を使用できるようになりました。HTMLデータをコピーして貼り付けると、ソースコンテンツの形式がコピーされ、コピー先のコンテンツにもその形式が適用されます。また、HTML形式により外観が良くなります。
ポリシーの設定方法について詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「クライアントクリップボードに書き込みを許可する形式」を参照してください。
ショートカット
この機能について
ユーザーは標準的なWindowsショートカットキーを使用して、ホストされるアプリケーション間で、文字、表、画像などのデータをコピーできます。このホストされるアプリケーションは次のとおりです:
- 同じセッション内
- 異なるセッション内
ホストされているアプリケーションとデバイスのローカルクリップボード間では、Unicodeのプレーンテキストのみをコピーして貼り付けることができます。
ユーザーは、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリで標準のWindowsキーボードを使うことができます。これは、ショートカットがChromeOSからホストされるアプリケーションに渡されるためです。同様に、いずれのChromeOSショートカットとも競合することなく、特定のアプリケーションに特有のショートカットも使用することができます。ただし、ファンクションキーを認識させるためにはWindowsキーも押す必要があります。そのため、外付けキーボードが必要です。ChromeOSでのWindowsキーボードの使用について詳しくは、https://support.google.com/chromebook/answer/1047364を参照してください。セッションとウィンドウ間の切り替えに使用するCitrix特定のショートカットについては、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリでは使用できません。
Microsoft Windowsロゴキーとショートカットキーのサポート
注:
- Chromebookで、検索キーを使用してMicrosoft Windowsロゴキーをマッピングします。
バージョン2108リリース以降、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリのセッションで、Microsoft Windowsロゴキーとショートカットキーがサポートされています。
次のキーの組み合わせのサポートが追加されました:
- Windows + R
- Windows + D
- Windows + E
- Windows + M
- Windows + S
- Windows + CTRL + S
- Windows + T
- Windows + U
- Windows +数字
- Windows + X
- Windows + K
USBデバイスリダイレクト
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリでは、より幅広いUSB周辺機器がサポートされています。この機能の追加により、Googleポリシーを作成して、Citrix Workspaceでの使用を有効にするデバイスのPID/VIDを特定できます。3D Spaceマウス、その他の混合デバイス、Bloombergキーボード、UC-Logic Tablet WP5540Uなど、新しいUSBデバイスもサポートしています。
構成方法
USBデバイスの構成については、Knowledge CenterでCTX200825を参照してください。
キオスクモードでのUSBデバイスの自動リダイレクト
この機能について
キオスクモードでは、USBデバイスは手動で操作することなくセッション内で自動的にリダイレクトされます。ユーザーモードとパブリックモードでは、最初にツールバーまたはコネクションセンターからUSBデバイスをセッションに手動でリダイレクトする必要があります。この操作は、ChromeオペレーティングシステムにUSBデバイスへのアクセスを許可するために必要です。その後USBデバイスが挿入されると、自動的にセッションにリダイレクトされます。
重要:
- 複数のセッションを実行しているときにUSBデバイスを挿入すると、USBはフォーカスされているセッションにリダイレクトされます。
- セッションにフォーカスがない場合、USBデバイスはどのセッションにもリダイレクトされません。
- 1つのセッションが実行中で、USBデバイスを挿入したときにフォーカスされていない場合、USBデバイスがリダイレクトされないことがあります。
USBデバイスを新しいセッションにリダイレクトするには
注:
USBデバイスを新しいセッションにリダイレクトするには、前のセッションからUSBデバイスを削除する必要があります。
- Citrix Workspaceアイコンを右クリックして、[コネクションセンター] を選択します。[コネクションセンター]ウィンドウが開きます。
- セッションまたはアプリケーションを選択します。
- [デバイス] をクリックします。
- [USB] セクションに移動します。
- [ユーザーを解放] をクリックします。
ダブルホップ
2301バージョン以降、Citrix Workspaceアプリはダブルホップシナリオをサポートします。この機能は、USBリダイレクトの拡張機能です。
詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「Citrix Virtual Apps and Desktopsでのダブルホップ」を参照してください。
ファイル転送
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリでは、ユーザーデバイスとCitrix Virtual Apps and DesktopsセッションおよびCitrix DaaSセッション間でセキュアなファイル転送を実行できます。この機能は、クライアントドライブマッピングの代わりにファイル転送仮想チャネルを使用します。
デフォルトでは、ユーザーは次のことを実行できます:
- ローカルのダウンロードフォルダーまたは接続された周辺機器からファイルをアップロードし、
- Citrix Virtual Apps and DesktopsセッションおよびCitrix DaaSセッションからのデータにシームレスにアクセスできます。
- Citrix Virtual Apps and DesktopsセッションおよびCitrix DaaSセッションからファイルをダウンロードします。ユーザーデバイスのローカルフォルダーや周辺機器にファイルをダウンロードできます。
管理者は、Citrix Studioのポリシーを使用して、ファイルの転送、アップロード、またはダウンロードを有効または無効にできます。
前提条件
- 以下を含むXenApp or XenDesktop 7.6以降:
- サーバーOS VDA(Windows 2008 R2またはWindows 2012 R2)上のHotfix ICATS760WX64022.msp
- クライアントOS VDA(Windows 7またはWindows 8.1)上のHotfix ICAWS760WX86022.mspまたはICAWS760WX64022.msp
- ファイル転送ポリシーを変更するには:Citrix Studioを実行中のマシン上のグループポリシー管理(GPM)Hotfix GPMx240WX64002.msiまたはGPMx240WX86002.msi
機能の制限事項:
- ユーザーが一度にアップロードまたはダウンロードできるのは、最大10ファイルまでです。
- 最大ファイルサイズ:
- アップロード:2147483647バイト(2GB)
- ダウンロード:262144000バイト(250MB)
- デスクトップにファイルをアップロードまたはデスクトップからファイルをダウンロードポリシーのどちらかが [無効] に設定された場合でも、ツールバーは[アップロード]および[ダウンロード]アイコンを両方表示したままです。ただし、機能はポリシー設定に基づいて有効になります。両方のポリシーが [無効] に設定されると、[アップロード]および[ダウンロード]アイコンはツールバーに表示されません。
構成方法
ファイル転送ポリシーを構成する
Citrix Studioポリシーを使ってファイル転送を構成するには
デフォルトでは、ファイル転送は有効になっています。
Citrix Studioを使って、[ユーザー設定]>[ICA]>[ファイルのリダイレクト] にあるこれらのポリシーを変更します。
Citrix Studioポリシー | 説明 |
---|---|
デスクトップとクライアント間のファイル転送を許可する | ファイル転送機能を有効または無効にします |
デスクトップにファイルをアップロード | セッションでファイルのアップロードを有効または無効にします。「デスクトップとクライアント間のファイル転送を許可する」ポリシーをtrueに設定する必要があります。 |
デスクトップからファイルのダウンロード | セッションでファイルのダウンロードを有効または無効にします。「デスクトップとクライアント間のファイル転送を許可する」ポリシーをtrueに設定する必要があります。 |
configuration.jsファイルを使用してファイル転送を構成するには
configuration.jsファイルは、ChromeAppルートフォルダーにあります。このファイルを直接編集し、要件に応じてCitrix Workspaceアプリを変更します。
注:
Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。ファイルを編集した後、ツールバー要素の変更をさらに行うには、アプリを再パッケージしてください。
configuration.jsファイルを使用してツールバーの構成を無効にするには:
configuration.jsファイルを開き、以下のように設定します:
ファイル転送クライアントの設定 | 説明 |
AllowUpload | クライアント側からのアップロードを有効または無効にします。デフォルトでは、true(有効)に設定されています。 |
AllowDownload | クライアント側からのダウンロードを有効または無効にします。デフォルトでは、true(有効)に設定されています。 |
MaxUploadSize | アップロードできるファイルの最大サイズ(バイト)で設定します。デフォルトでは、2147483648バイト(2GB)に設定されています。 |
MaxDownloadSize | ダウンロードできるファイルの最大サイズ(バイト)で設定します。デフォルトでは、2147483648バイト(2GB)に設定されています。 |
Citrix Studioとクライアントで設定されたポリシーが異なる場合、次のように動作します。
Citrix Studioポリシー アップロード/ダウンロード | クライアント側の設定 アップロード/ダウンロード | 動作 |
無効 | 有効 | 無効 |
無効 | 無効 | 無効 |
有効 | 無効 | 無効 |
有効 | 有効 | 有効 |
注:
レジストリおよびクライアント側の設定でアップロードまたはダウンロードの最大ファイルサイズに競合する値が設定されている場合、どちらか小さいサイズが適用されます。
Google管理ポリシーを使ってファイル転送機能を構成するには
転送機能は、デフォルトで有効になっています。
無効にするには、enabled属性をfalseに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"features": {
"filetransfer" : {
"allowupload": true,
"allowdownload": true,
"maxuploadsize": 2147483647,
"maxdownloadsize": 2147483647
}
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
ファイル転送オプションと説明の一覧:
- “allowupload”:デバイスからリモートセッションへのファイルのアップロードを許可します。
- “allowdownload”:デバイスからリモートセッションへのダウンロードを許可します。
- “maxuploadsize”:アップロードできる最大ファイルサイズ(バイト)です。デフォルトでは、2,147,483,648バイト(2GB)に設定されています。
- “maxdownloadsize”:ダウンロードできる最大ファイルサイズ(バイト)です。デフォルトでは、2,147,483,648バイト(2GB)に設定されています。
タスクバーのアイコン
この機能について
アクティブなセッションでCitrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSを使用してアプリケーションおよびデスクトップを構成すると、Chromeデバイスのタスクバー(シェルフ)に個別のアプリとして表示されます。この機能は、公開アプリケーションおよびデスクトップに適用できます。これは、Windowsオペレーティングシステムでのタスクバーと同様の機能と動作を提供します。
この機能は、デフォルトで有効になります。
構成方法
Google Admin Policyを使ったタスクバーアイコンの構成
注:
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、この方法を使用することをお勧めします。
-
Google管理コンソールにログオンします。
-
[端末管理]>[Chrome搭載端末]>[ユーザー設定] の順に移動します。
-
policy.txtファイルに以下の文字列を追加します。
-
[保存] をクリックして、ファイルを閉じます。
StoreFrontのWeb.configファイルを使用したタスクバーアイコンの構成
注:
web.configファイルの方法は、構成目的でのみ使用することをCitrixではお勧めします。この方法を使用できるのは、ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリのストアバージョンが使用されている場合です。
- Citrix Receiver for Webサイトのweb.configファイルを開きます。このファイルは、C:\inetpub\wwwroot\Citrix\<Storename>Webフォルダーにあります(Storenameはストア作成時に指定したストア名)。
- chromeAppPreferencesフィールドを見つけて、構成の値をJSON文字列として設定します。
例:
chromeAppPreferences=’{“seamless”:{“showInShelf”:false}}
configuration.jsファイルを使用したタスクバーアイコンの構成
configuration.jsファイルは、ChromeAppルートフォルダーにあります。Citrix Workspaceアプリを変更する場合は、直接このファイルにアクセスします。
注:
configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。ファイルを編集した後、アプリを再パッケージして変更を保存してください。
configuration.jsファイルを使用してChromeOSタスクバーを変更するには、以下のようにします:
- configuration.jsファイルを開いて、showInShelf属性をtrueに設定します。
例:
機能の制限事項:
- 同じアプリケーションの複数のインスタンスが起動されると、アイコンでスタックが作成されることなく別々のアイコンとして表示されます。たとえば、メモ帳の2つのインスタンスがあると、タスクバーに2つのメモ帳アイコンが表示されます。
- アプリのピン留めはサポートされていません。
セッション内ツールバーとダイアログ
この機能について
セッション内ツールバーは、画面上の任意の場所に移動できるフローティングツールバーです。ツールバーには、Citrix Workspaceアプリのアイコンが埋め込まれています。カスタマイズされたツールバーにより、ユーザーエクスペリエンスが向上します。この強化により、ツールバーから新しいオプションにアクセスできるようになり、次のような一般的なタスクを実行しやすくなりました:
- 全画面モードへの切り替え
- ファイルのアップロードまたはダウンロード
- アクティブなセッションからクリップボードへのコンテンツのコピーによってセッション間の共有を実現
- より多くのオプションへのアクセス
注:
タッチ操作可能なデバイスでは、Citrix Workspaceアプリアイコンが上部中央に表示され、デスクトップセッション中のフローティングツールバーを示します。タッチ操作ができないデバイスでは、カーソルをワークスペースに移動すると、フローティングツールバーを示すメニューボタンがワークスペースアイコンに変わります。
構成方法
ツールバーはデフォルトで有効になっています。
個々のツールバー項目を非表示にまたはカスタマイズするには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui" : {
"toolbar" : {
"menubar" :true,
"usb": true,
"fileTransfer":true,
"about":true,
"lock":true,
"disconnect":true,
"logoff":true,
"fullscreen":true,
"multitouch":true,
"preferences":true,
"gestureGuide":true
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
セッション内ツールバーのオプションと説明の一覧:
- “menubar”:trueに設定するとツールバーが表示され、falseに設定すると非表示になります。
- “usb”:USBデバイスダイアログボックスを開きます。セッションにリダイレクトできるデバイス一覧が含まれています。USBデバイスをリダイレクトするには、適切なデバイスを選択して [接続] クリックします。
- “fileTransfer”:ユーザーデバイスとCitrix Virtual Apps and DesktopsセッションおよびCitrix DaaSセッション間でのセキュアなファイル転送機能です。セッションに対してファイルをアップロードおよびダウンロードし、データにシームレスにアクセスできます。
- “about”:サードパーティのライセンスページを表示し、バージョン番号を指定します。
- “lock”:「Ctrl+Alt+Del」をセッションに送信します。
- “disconnect”:セッションを切断します。
- “logoff”:セッションからログオフします。
- “fullscreen”:セッションを全画面モードに調整します。セッションが複数のモニターに接続されている場合、全画面アイコンではなく、マルチモニターアイコンがメニューバーに表示されます。全画面モードのときは、メニューバーに [Restore] アイコンが表示されます。最大化モードを復元するには、ツールバーのUIで [Restore] をクリックします。
- “multitouch”:すべてのジェスチャを仮想セッションにリモート処理します。アプリはサポートされるジェスチャをベースにして動作します。
- “preferences”:CEIPおよびディスプレイの解像度設定をカスタマイズするオプションを提供します。
- “gestureGuide”:タッチモードでのジェスチャのガイドを提供します。
configuration.jsファイルを使用してツールバーの構成を無効にするには、以下の手順を実行します:
configuration.jsファイルは、ChromeAppルートフォルダーにあります。ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリに変更を加える場合は、直接このファイルを編集します。
- configuration.jsファイルを開いて、menubar属性をfalseに設定します。
個別のアイコンを非表示にして、ツールバーに表示されないようにすることもできます。たとえば、ツールバーの[Ctrl+Alt+Del]ボタンを非表示にするには、次の手順に従います:
- configuration.jsファイルを開いて、lock属性をfalseに設定します。
注:
- configuration.jsファイルに変更を加える前に、Citrixではバックアップを作成することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。ファイルを編集した後、アプリを再パッケージして変更を保存してください。
アプリスイッチャー
この機能について
セッション内で起動されたアプリを表示します。
注:
このオプションは、キオスクモード専用です。
アプリスイッチャーを使うと、ユーザーは同じセッションで実行中の複数のアプリ間で切り替えることができます。フォーカスのあるアプリが強調表示されます。
構成方法
アプリスイッチャーを構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"appSwitcher": {
"showTaskbar": true,
"showIconsOnly": false,
"autoHide": false
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
アプリスイッチャーオプションと説明の一覧:
- “showTaskbar”:trueに設定すると、タスクバーがセッションの下部に表示されます。タスクバーを非表示にするには、このオプションをfalseに設定します。
- “showIconsOnly”:trueに設定すると、タスクバーアイコンが表示されます。このオプションのデフォルト値はfalseです。
- “autoHide”:trueに設定すると、タスクバーは自動的に非表示になります。このオプションのデフォルト値はfalseです。
補助カーソル
この機能について
デスクトップセッション内でカーソルが表示されない場合は、補助カーソルを有効にすることができます。セッションの再起動が必要です。
構成方法
補助カーソル機能はデフォルトでは無効になっています。補助カーソル機能を有効にするには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"assistiveCursor": true
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
注:
管理者が前述のように補助カーソルを有効にすると、クライアント側の設定で関連チェックボックスがデフォルトで選択されます。この機能を無効にするには、チェックボックスをオフにします。
管理者が前述のように補助カーソルを無効にすると、チェックボックスはオフになり、機能は無効になります。
スプラッシュスクリーン
この機能について
Citrix Workspaceアプリは、最初の起動時にスプラッシュスクリーンを表示し、「Citrix Workspaceアプリでは、Citrix Receiverの機能が拡張されています」というテキストを表示します。
構成方法
スプラッシュスクリーンを構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:このオプションは、デフォルトで有効になっています。無効にするには、スプラッシュスクリーンのenabled属性をfalseに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"splashScreen": true
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
スプラッシュスクリーンオプションと説明の一覧:
- “splash screen”:trueに設定すると、スプラッシュスクリーンが表示されます。
DPIスケーリング
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、オペレーティングシステムでアプリセッションおよびデスクトップセッションの解像度を制御でき、単一モニター上のアプリセッションに対するDPIクライアントスケールをサポートします。
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、DPIスケールをサポートしているため、高いピクセル縦横比のモニター上でVDAの解像度を設定できます。
高DPIスケール機能は、アプリおよびデスクトップセッションではデフォルトで無効になっています。高DPI対応デバイスの解像度を向上させるには、[設定] にアクセスして [高DPIスケール] チェックボックスをオンにします。
構成方法
[高DPIスケール] 設定は、Google Admin Policyのみで構成できます。
DPIスケール機能 [モニターのセッションを高いデバイスピクセル縦横比でスケール] は、デフォルトで有効になっています。
デスクトップセッションの解像度を設定するには、セッションツールバーにアクセスします。[基本設定]>[解像度を表示する]>[デバイスのピクセル縦横比を使用する] を選択してVDAで正しい解像度を設定します。VDAで解像度を適切に設定すると、ぼやけたテキストが鮮明に表示されます。
この機能を有効または無効にするには、Google管理コンソールポリシーを編集し、scaleToDPIの値をtrueまたはfalseに設定します。
たとえば、機能を無効にするには、scaleToDPIプロパティをfalseに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"features" : {
"graphics" : {
"dpiSetting": {
"scaleToDPI": false
}
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
補助カーソル
この機能について
デスクトップセッション内でカーソルが表示されない場合は、補助カーソルを有効にすることができます。この設定を有効にするには、次のセッションを起動します。
構成方法
補助カーソル機能はデフォルトでは無効になっています。
この機能を有効にするには、Google管理コンソールポリシーを編集し、UIのassistiveCursorプロパティをtrueに設定してから、セッションを再起動します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"assistiveCursor": true
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
注:
- 管理者が前述のように補助カーソルを有効にすると、クライアント側の設定で関連チェックボックスがデフォルトで選択されます。この機能を無効にするには、チェックボックスをオフにします。
- 管理者が前述のように補助カーソルを無効にすると、チェックボックスはオフになり、機能は無効になります。
ネイティブクライアント
この機能について
ユーザーのオペレーティングシステムに依存しないWebブラウザーからネイティブコードを安全に実行できます。この機能により、Webアプリをネイティブに近い速度で実行できます。
構成方法
ネイティブクライアントを構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:デフォルトでは、ネイティブクライアントオプションは有効になっています。無効にするには、ネイティブクライアントのenabled属性をfalseに設定します。
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"ui": {
"Nacl" : {
"supportNacl" : true,
"graphics": {
"enable": true,
"config": {
"acceleration": 2
}
},
"video": {
"enable": true
},
"audio": {
"enable": true
}
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
ネイティブクライアントオプションと説明の一覧:
- “supportNacl”:ネイティブクライアントをサポートします。
- “graphics”:ネイティブクライアントのグラフィックモジュールを有効にします。
- “config”:H.264ハードウェアまたはソフトウェアデコーダーを選択します。
- ソフトウェア = 0
- ハードウェア = 1
- フォールバックでのハードウェア = 2
- 自動検出 = 3
- “video”:Webカメラのリダイレクトを有効にします。
- “audio”:オーディオ入力またはマイクのリダイレクトを有効にします。
一意のIDと資産ID
この機能について
一意のIDはクライアント名のプレフィックスとして適用されます。
Citrix Workspaceアプリは、登録されたChromebookから起動したセッションで管理者がGoogle管理コンソールを使用して設定するクライアント名に資産IDを使用します。
構成方法
GUIを使用して資産IDを構成するには、[Device Management]>[Chrome]>[Devices Console] に移動して [Asset ID] を追加します。
資産IDと一意のIDを構成するには、Google管理ポリシーを編集して、以下を含めます:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"uniqueID" : {
"prefixKey" : "CR-",
"restrictNameLength" : true,
"useAssetID": false
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
uniqueIDオプションと説明の一覧:
- “prefixKey”:クライアント名の前に使用されるプレフィックスです。デフォルト値はCRです。
- “restrictNameLength”:prefixKeyの名前の長さを有効または無効にします。
- “useAssetID”:登録済みのChromebookから起動されるセッションのクライアント名として設定される資産IDです。
機能の制限事項:
-
プッシュできるGoogle管理ポリシーが必要です。これがない場合、現在使用している管理対象Chromebook固有のクライアントIDを生成する方法は変更されません。
-
入力する値は、15文字以下にする必要があります。これを超えると、15文字に省略されます。
コネクションセンター
この機能について
コネクションセンター機能は、シームレスセッションでのアプリケーション管理を可能にします。起動中のすべてのアプリケーションを一覧表示するタスクバーを使用します。
コネクションセンターを起動するには、Citrix Workspaceアイコンを右クリックして、[コネクションセンター] を選択します。
コネクションセンターでは、アプリケーションを選択してから、以下の操作を実行できます:
- デバイスを表示します。
- Ctrl+Alt+Delコマンドを送信します。
- セッションから切断します。
- セッションからログオフします。
また、[コネクションセンター]ウィンドウで、対応するアプリケーションのラジオボタンを選択して [終了] をクリックすると、アプリを終了できます。
シームレスウィンドウ統合
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、アクティブなセッション内で別のウィンドウでホストされている複数のアプリのシームレスな統合を追加することで、ユーザーエクスペリエンスを向上します。ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリのこの機能を使用すると、単一のウィンドウのセッションですべてのアプリを起動するのではなく、独立したユーザーインターフェイスでアプリを起動できます。
シームレスアプリケーションを個別のウィンドウでホストできます。この機能により、リモートアプリケーションはクライアントデバイス上でネイティブに実行されます。
機能の制限事項:
- Chromeタスクバーに追加の項目が表示されます。いずれかのエントリーをクリックすると、選択したセッションが前面に表示されます。
- アクティブなセッションで開いているすべてのアプリが単一のウィンドウで実行されます。アクティブなセッションの1つのアプリにフォーカスすると、そのセッションに含まれるほかのすべてのアプリとともに、そのウィンドウがフォーカスされます。
タスクバーのシームレスなアプリアイコンを使用して、アプリをすばやく切り替えることができます:
ヒント:
1つのセッションのすべてのアプリが単一のウィンドウで実行されます。アプリを第2のモニターへ移動すると、そのセッションに含まれるすべてのアプリが第2のモニターへ移動します。
ストアを再読み込み
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリウィンドウでは、再読み込み操作のボタンが追加されました。ボタンをクリックすると、ストアのCookieがクリアされ、ストアページが再度読み込まれます。
オーディオ
この機能について
セッション内でUSBヘッドセットを使用して、話したり聞いたりすることができます。USBヘッドセットのボタンを使用することもできます(ミュートやスキップなど)。スムーズなオーディオ出力を提供することで、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
アダプティブオーディオ
アダプティブオーディオを使用すれば、VDAでオーディオ品質ポリシーを構成する必要はありません。アダプティブオーディオは環境の設定を最適化します。従来のオーディオ圧縮形式を置き換え、優れたユーザーエクスペリエンスを提供します。
詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「アダプティブオーディオ」を参照してください。
機能の属性
次の2つの機能の属性があります:
-
EnableAdaptiveAudio: 値をtrueに設定すると、アダプティブオーディオ機能が有効になります。この機能を無効にするには、値をfalseに設定します。
-
EnableStereoRecording: ステレオ録音はオプションの機能です。デフォルトでは、この機能は無効になっています。EnableStereoRecording属性の値をtrueに設定してステレオ録音を有効にするか、値をfalseに設定してこの機能を無効にします。この機能は、アダプティブオーディオ機能が有効になっている場合にのみサポートされます。EnableStereoRecording属性をtrueに設定すると、エコーキャンセルを無効にしたステレオ録音がサポートされます。
構成方法
アダプティブオーディオ機能は次の方法で構成できます:
- Configuration.js
- Google管理ポリシー
Configuration.js
configuration.jsファイルを使用してアダプティブオーディオを構成するには、次の手順を実行します:
- configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。
-
このファイルを編集してアダプティブオーディオ機能を構成します。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
-
EnableAdaptiveAudioのデフォルト値をtrueに設定します。EnableStereoRecordingのデフォルト値をfalseに設定します。
JSONデータの例を次に示します:
"features" : { "audio" : { "EnableAdaptiveAudio": true } } "features" : { "audio" : { "EnableStereoRecording": false } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
注:
- この機能を無効にするには、EnableAdaptiveAudio属性をfalseに設定します。
Google管理ポリシー
オンプレミス環境では、管理者は次のようにGoogle管理ポリシーを使用してアダプティブオーディオ機能を有効にできます:
- Google管理ポリシーにサインインします。
- [端末管理] > [Chrome搭載端末] > [ユーザー設定] の順に移動します。
-
次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。
JSONデータの例を次に示します:
"features" : { "audio" : { "EnableAdaptiveAudio": { "type": "boolean"} } } "features" : { "audio" : { "EnableStereoRecording": { "type": "boolean"} } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
オーディオデバイスのプラグアンドプレイのサポート
以前は、単一のオーディオ再生および録音デバイスのみがサポートされ、実際のデバイス名に関係なく「Citrix HDX Audio」として表示されていました。
バージョン2301以降、複数のオーディオデバイスがサポートされ、それらはVDAにリダイレクトされます。これで、USBオーディオデバイスをリダイレクトするときに、VDAの [Sound]>[Playback] と [Sound]>[Recording] でオーディオデバイスの実際の名前が表示されるようになりました。VDA上のデバイス一覧は、オーディオデバイスをプラグインする、または取り外すたびに動的に更新されます。
注:
この機能は、デフォルトで有効になります。
構成
この機能は次のいずれかの方法で実行できます:
- Configuration.js
- Google管理ポリシー
Configuration.js
configuration.jsファイルを使用してオーディオデバイスのプラグアンドプレイを無効にするには、次の手順を実行します:
- configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。
-
ファイルを編集して、オーディオデバイスのプラグアンドプレイのサポート機能を構成します。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
-
AudioRedirectionV4の値をfalseに設定します。JSONデータの例を次に示します:
"features" : { "audio" : { "AudioRedirectionV4": false } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
Google管理ポリシー
オンプレミス環境では、管理者は次のようにGoogle管理ポリシーを使用してオーディオデバイスのプラグアンドプレイ機能を無効にできます:
- Google管理ポリシーにサインインします。
- [端末管理] > [Chrome搭載端末] > [ユーザー設定] の順に移動します。
-
次の文字列をengine_settingsキーの下の.txtファイルに追加します。
JSONデータの例を次に示します:
"features" : { "audio" : { "AudioRedirectionV4": false } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
既知の制限事項
- VDAでは、内蔵オーディオデバイスの名前は英語のみで表示されます。この問題は、ChromeOSベースのデバイスを使用している場合に発生します。[RFHTMCRM-8667]
Webカメラ
この機能について
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、強化されたWebカメラリダイレクト機能を提供します。Webカメラ入力のH.264ハードウェアエンコードにより、CPU負荷を減らし、Chromebookデバイスのバッテリーを長持ちさせます。これらのデバイスのH.264エンコーダーは、PPB_VideoEncoder APIを介してIntel機能を使用します。
ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリは、32ビットと64ビットの両方のアプリケーションでWebカメラリダイレクトをサポートしています。
セッション共有
この機能について
このセッション共有機能を使用するには、アプリケーションが同じマシン上でホストされており、ウィンドウのサイズ、色深度、暗号化などのパラメーター設定が同じシームレスウィンドウモードで構成されている必要があります。ホストされているアプリケーションを使用できる場合は、デフォルトでセッション共有が有効になっています。
ホストからクライアントへのリダイレクト
この機能について
コンテンツのリダイレクトを使用すると、ユーザーが次のいずれの方法で情報にアクセスするかを制御できます:
- サーバー上で公開されているアプリケーションを使用する、または
- ユーザーデバイス上でローカルにアプリケーションを実行する。
ホストからクライアントへのリダイレクトは、コンテンツのリダイレクト機能の一種です。これは、Citrix XenAppおよびXenDesktopバージョン7.15 LTSR以降を搭載したサーバーOS VDA(デスクトップOS VDAではない)でのみサポートされます。
詳しくは、XenAppおよびXenDesktopドキュメントの「ホストからクライアントへのリダイレクト - XenAppおよびXenDesktop」を参照してください。
ホストからクライアントへのリダイレクト機能を有効にすると、URLはサーバーVDAでインターセプトされてからユーザーデバイスに送信されます。ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリが、URLをセッション内で開くかローカルデバイスで開くかを選択するようにユーザーに求めるダイアログボックスを表示します。このダイアログは、すべてのURLに対して表示されます。
ホストからクライアントへのリダイレクト機能が無効な場合、URLはサーバーVDA上のWebブラウザーまたはマルチメディアプレーヤーで開きます。ホストからクライアントへのリダイレクト機能を有効な場合、ユーザーがこの機能を無効にすることはできません。
ホストからクライアントへのリダイレクトは、以前はサーバーからクライアントへのリダイレクトと呼ばれていました。
詳しくは、Citrix Virtual Apps and Desktopsドキュメントの「一般コンテンツリダイレクト」を参照してください。
URLリダイレクトの機能強化
以前は、ホストからクライアントへのリダイレクト機能を有効にすると、URLはサーバーVDAでインターセプトされてからユーザーデバイスに送信されていました。ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリが、URLをセッション内で開くかローカルデバイスで開くかを選択するようにユーザーに求めるダイアログボックスを表示します。ダイアログボックスは、URLごとに表示されていました。
2305以降、管理者は、追加のダイアログボックスを表示せずに、ローカルデバイス内のリンクを開くようにURLリダイレクトを構成できるようになりました。この機能強化により、ユーザーエクスペリエンスが向上します。
注:
- デフォルトでは、この機能は無効になっています。
構成方法
この機能は次のいずれかの方法で有効にできます:
- Configuration.js
- Google管理ポリシー
Configuration.js
configuration.jsファイルを使用してこの機能を有効にするには、次の手順を実行します:
-
configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
-
configuration.jsファイルを編集し、forceOpenInClientのデフォルト値をtrueに設定します。JSONデータの例を次に示します:
{ "features": { "UrlRedirection": { "forceOpenInClient": true } } } <!--NeedCopy-->
-
変更を保存します。
Google管理ポリシー
オンプレミス環境では、管理者は次のようにGoogle管理ポリシーを使用してこの機能を有効にできます:
- Google管理ポリシーにサインインします。
- [Device management]>[Chrome Management]>[User Settings] の順に移動します。
-
次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。JSONデータの例を次に示します:
{ "features": { "UrlRedirection": { "forceOpenInClient": true } } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
セキュリティの設定
構成方法
Citrixではセキュアなストアを使用することをお勧めします。さらに、セキュアストアに対してHTTP strict transport security(HSTS)設定を有効にすることをお勧めします。
次の手順を実行して、HSTS設定を有効にします:
- Citrix StoreFrontの [ストア] で、特定のストアのリンクをクリックしてセキュリティ設定を有効にします。
- [Receiver for Webサイトの管理] ダイアログボックスが開きます。
- [構成] をクリックします。
- [Receiver for Webサイトの編集] ダイアログボックスが開きます。
- [詳細設定] タブをクリックし、[厳格な転送セキュリティを有効にする] を選択します。
バッテリーステータスインジケーター
デバイスのバッテリー状態が、仮想デスクトップセッションのシステムトレイに表示されます。以前は、セッションでバッテリー状態インジケーターが表示されなかったため、バッテリー残量がなくなった後にノートブックがシャットダウンし、生産性が低下することがありました。
この機能は、VDAバージョン7.18以降でのみサポートされています。
注:
- Microsoft Windows 10 VDAでは、バッテリー状態インジケーターが表示されるまでに約1〜2分かかる場合があります。
マルチモニター設定での仮想デスクトップのサポート
使用可能なモニターのサブセットすべてで、仮想デスクトップを全画面モードで使用できるようになりました。以前は、ツールバーからマルチモニターモードを選択すると、仮想デスクトップは使用可能なすべてのモニターにまたがっていました。これで、仮想デスクトップをドラッグして2台のモニター(3台以上の場合)にまたがるようにしてから、マルチモニターモードを選択できます。このシナリオの一般的な使用例は、ネイティブデバイスのモニターでビデオ会議アプリを実行することを選択し、通話中に仮想デスクトップのコンテンツを他の2台のモニターにまたがって全画面で表示したい場合です。
注:
- この機能を使用するには、[一般] 設定の [マルチモニター設定] で [すべてのモニターにまたがって表示する] オプションを選択します。
Microsoft Teamsでのデュアルトーンマルチ周波数(DTMF)のサポート
Citrix Workspaceアプリで、テレフォニーシステム(PSTNなど)およびMicrosoft Teamsの電話会議でのデュアルトーンマルチ周波数(DTMF)シグナリングの使用がサポートされるようになりました。この機能はデフォルトで有効になっています。
Workspaceのインテリジェント機能
このリリースのCitrix Workspaceアプリは、Workspaceのインテリジェント機能を使用するように最適化されています。このバージョンでは、ユーザーワークフローを統合し、関連情報を表示するアクティビティフィードを提供します。マイクロアプリは、エンドユーザーのワークフローと承認を合理化します。詳しくは、「Workspaceのインテリジェント機能 - マイクロアプリ」を参照してください。
トラブルシューティングの機能強化
Citrix Workspaceアプリは、進行中の仮想デスクトップおよび仮想アプリのセッションのログ収集をサポートします。以前は、進行中のセッションで [ログの開始] を選択した後に起動されたセッションのログのみを収集できました。これによって、[ログの停止] を選択するまで、進行中およびその後のセッションのログが収集されます。
メールアドレスによるストア検出
これで、ストアのURLを記憶しなくても、メールIDを使用してCitrix Workspaceアプリにアクセスできます。アカウントに割り当てられたストアは自動的に入力されます。[アカウント] > [メールアドレスまたはストアURL] ドロップダウンメニューに移動して、メールに関連付けられているストアの一覧を表示します。
注:
ストアURLを使用してサインインすることもできます。
管理者として、ストアアカウントを維持および自動入力するには、前提条件として「Citrix Cloud APIの概要」を参照してください。
詳しくは、「Global App Configuration Service」を参照してください。
東アジア言語の汎用クライアントIME
汎用クライアントIME機能は、中国語、日本語、および韓国語(CJK)の文字の入力および表示エクスペリエンスを強化します。セッション中にこの機能を使用すると、カーソル位置にCJK文字を入力できます。この機能は、Windows VDAおよびLinux VDA環境で使用できます。
IMEは通常、候補ウィンドウ、テキスト作成ウィンドウなどのユーザーインターフェイス(UI)コンポーネントを表示します。テキスト作成ウィンドウには、作成に使用する文字とテキスト作成UI要素が含まれます。テキスト作成UI要素には、下線、背景色などがあります。候補ウィンドウには、候補リストが表示されます。
テキスト作成ウィンドウでは、確定済みの文字と作成中の文字を選択できます。作成ウィンドウと候補ウィンドウは、入力カーソルに沿って移動します。結果として、この機能により、テキスト作成ウィンドウでのカーソル位置での文字入力機能が強化されています。また、テキスト作成ウィンドウと候補ウィンドウでの表示機能も改善されています。
前提条件:
- Linux VDAの場合、クライアントキーボードレイアウトの同期とIMEの改善ポリシーを有効にします。
- Windows VDAの場合、Unicodeキーボードレイアウトのマッピングポリシー、クライアントキーボードレイアウトの同期ポリシー、およびIMEの改善ポリシーを有効にします。
- Citrix Linux VDAバージョン2012以降を使用します。Citrix Windows VDAの場合は、現在利用可能なすべてのWindows VDAバージョンが、汎用クライアントIME機能をサポートしています。
- ブラウザーの言語は、日本語、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、または韓国語である必要があります。
- Google ChromeまたはMozilla Firefoxを使用してください。
機能の制限事項:
- Microsoft Excelのセル内での文字入力が失敗します。この問題は、マウスクリックを使用してセルを選択した場合に発生します。[RFHTMCRM-6086]
- マルチモニターセッションでは、汎用クライアントIME機能はサポートされていません。代わりに、サーバーIMEを使用してください。サーバーIMEを有効にするには、次の操作を実行します。
- 必要に応じて、VDAまたはサーバーのキーボード言語を中国語、日本語、または韓国語(CJK)に変更します。
- クライアントまたはChromebookのキーボード言語を英語に変更します。
この機能の既知の問題:
- Citrix IMEがVDAデスクトップセッションに追加されていない場合、IME文字を入力できない場合があります。この問題は、VDAバージョン2202以前で断続的に発生します。[HDX-36748]
構成:
バージョン2209以降、汎用クライアントIME機能はデフォルトで有効になっています。
管理者は、StoreFrontサーバー(通常、%ProgramFiles%\Citrix\Receiver StoreFront\HTML5Client)にあるconfiguration.jsファイルを使用して機能を有無効にできます。この機能を無効にするには、appPrefs>chromeApp>feature>imeに移動し、genericIME をfalseに設定します。
例:
"appPrefs":{
"chromeApp":{
"features" : {
"ime" : {
"genericIME": false
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
- 管理者は、genericIMEを falseに設定することにより、Google管理ポリシーコンソールを使用してこの機能を無効にすることができます。 例:
{
"settings": {
"Value": {
"settings_version": "1.0",
"engine_settings": {
"features": {
"ime": {
"genericIME": false
}
}
}
}
}
}
<!--NeedCopy-->
サービス継続性
サービス継続性により、接続プロセスに関与するコンポーネントの可用性に依存することがなくなるか、依存が削減されます。クラウドサービスのヘルス状態に関係なく、Citrix Virtual Apps and DesktopsおよびCitrix DaaSを起動できます。つまり、サービス継続性により、停止中にDaaSアプリとデスクトップに接続できます。前提条件として、デバイスはリソースの場所へのネットワーク接続を維持する必要があります。
詳しくは、Citrix Workspaceドキュメントの「サービス継続性」セクションを参照してください。
ブラウザーコンテンツリダイレクト
ブラウザーコンテンツリダイレクト(BCR)は、リモートブラウザーのコンテンツをクライアントのデバイスにリダイレクトします。BCRは、リモートデスクトップウィンドウ内で実行されるフレームやフチのないWebブラウザーであり、リモート(VDA)ブラウザーのコンテンツ領域に重なります(オーバーレイ)。
BCRはブラウザーのコンテンツをクライアントデバイスにリダイレクトし、Citrix Workspaceアプリに埋め込まれた対応するWebブラウザーを作成します。この機能は、ネットワーク使用量、ページ処理、およびグラフィックレンダリングをエンドポイントにオフロードします。そうすることで、要求の多いWebページ、特にHTML5またはWebRTCを組み込んだWebページを閲覧する際のユーザーエクスペリエンスが向上します。ビューポート(ユーザーのWebページの表示領域)のみがエンドポイントにリダイレクトされます。ブラウザーコンテンツリダイレクトは、VDAのブラウザーのユーザーインターフェイス(アドレスバー、ツールバーなど)はリダイレクトしません。
つまり、BCRは、クライアント側の許可リストにあるWebページをレンダリングする機能を提供します。この機能は、Citrix Workspaceアプリを使用してクライアント側の対応するレンダリングエンジンをインスタンス化し、URLからHTTPおよびHTTPSコンテンツを取得します。
許可リストの設定方法について詳しくは、以下を参照してください:
この機能の既知の問題
- BCRオーバーレイの際、新しいタブでWebサイトのリンクを開くと、セッションブラウザーではなくクライアントブラウザーで開きます。[HDX-43206]
この機能の既知の制限事項
-
この機能は、以下をサポートしていません:
- サーバー側でフェッチし、クライアント側でレンダリングするシナリオ。
- 統合Windows認証(IWA)Webサーバー。
- マルチモニター機能。
- BCRでリダイレクトされたWebサイトにファイルをアップロードまたはダウンロードする場合、VDAセッションのファイルピッカーの代わりにChromeOSのファイルピッカーが表示されます。[HDX-43207]
- BCRでリダイレクトされたページからの印刷はサポートされていません。
複合USBリダイレクト
以前は、複合USBデバイスがローカルデバイスに接続されていた場合、USBリダイレクトによって単一のデバイスとしてのみリダイレクトされていました。デメリットは、最適化されたチャネルがあるにもかかわらず、オーディオやビデオなどのインターフェイスもUSBでリダイレクトされることでした。インターフェイスが分離されていないことが原因で、管理者はUSBでリダイレクトするコンポーネントと、最適なパフォーマンスを得るために最適化された仮想チャネルでリダイレクトするコンポーネントを判別できませんでした。
2211リリース以降、管理者は、デバイスの特定のインターフェイスがUSBリダイレクトを介してセッションにリダイレクトされるかどうかを構成できます。エンドユーザーは複合USBデバイスの特定の構成インターフェイスをCitrix Workspaceアプリのセッションにリダイレクトする場合、USBリダイレクトを使用することを選択してからリダイレクトできます。
複合USBリダイレクトについて
USB 2.1以降は、複数の子デバイスが同じUSBバスで単一の接続を共有するUSB複合デバイスの概念をサポートしています。このようなデバイスは、単一の構成スペースと共有バス接続を採用しており、一意のインターフェイス番号00-ffを使用して各子デバイスを識別します。また、このようなデバイスはUSBハブとは異なります。USBハブは、ほかの個別にアドレス指定されたUSBデバイスが接続するUSBバスの新しい起点を提供します。
クライアントエンドポイントで検出された複合デバイスは、次のいずれかとして仮想ホストに転送できます:
- 単一の複合USBデバイス、または
- 独立した子デバイスのセット(分割デバイス)
複合USBデバイスが転送されると、デバイス全体がローカルデバイスで使用できなくなります。転送により、Citrix Workspaceアプリを含むローカルデバイス上のすべてのアプリケーションについて、デバイスのローカル使用が禁止されます。
オーディオデバイスとミュートとボリュームコントロール用のHIDボタンの両方を備えたUSBヘッドセットデバイスを検討してください。デバイス全体が汎用USBチャネルを使用して転送される場合、デバイスは最適化されたHDXオーディオチャネルを介したリダイレクトで使用できなくなります。ただし、汎用チャネルと比較すると、最適化されたHDXオーディオチャネルでオーディオが送信される場合の方がパフォーマンスは向上します。
これらの問題を解決するために、複合デバイスを分割し、汎用USBチャネルを使用する子インターフェイスのみを転送することをCitrixではお勧めします。このようなメカニズムにより、最適化されたHDXエクスペリエンスを提供するCitrix Workspaceアプリなど、ローカルデバイス上のアプリケーションで他の子デバイスを使用できるようになります。この方法では、必要なデバイスを転送してリモートセッションで使用できます。
この機能を有効にする方法
この機能は、次の方法で有効にできます:
- Configuration.js
- Global App Configuration Service
- Google管理ポリシー
Configuration.js
configuration.jsファイルを使用して複合USBリダイレクトを構成するには、次の手順を実行します:
- configuration.jsファイルを、ChromeAppルートフォルダーで見つけます。
-
configuration.jsファイルを編集して、複合USBリダイレクト機能を構成します。
注:
- Citrixでは、configuration.jsファイルに変更を加える前に、バックアップを作成することをお勧めします。
- ChromeOS向けCitrix Workspaceアプリをユーザー向けに再パッケージする場合のみ、configuration.jsファイルを編集することをお勧めします。
- configuration.jsファイルを編集するには、管理者レベルの資格情報が必要です。
- enableCompositeDeviceSplitをtrueに設定します。
JSONデータの例を次に示します:
```
{
"features": {
"usb": {
"enableCompositeDeviceSplit": true
}
}
}
<!--NeedCopy--> ```
- 変更を保存します。
注:
- この機能を無効にするには、enableCompositeDeviceSplit属性をfalseに設定します。
Global App Configuration Service
クラウド環境では、管理者は Global App Configuration ServiceでenableCompositeDeviceSplit属性をTrueに設定することで、複合USBリダイレクト機能を有効にできます。
詳しくは、Global App Configuration Serviceのドキュメントを参照してください。
Google管理ポリシー
オンプレミス環境では、管理者は次のようにGoogle管理ポリシーを使用して複合USBリダイレクト機能を有効にできます:
- Google管理ポリシーにサインインします。
- [端末管理] > [Chrome搭載端末] > [ユーザー設定] の順に移動します。
-
次の文字列をengine_settingsキーの下のpolicy.txtファイルに追加します。JSONデータの例を次に示します:
{ "features": { "usb": { "enableCompositeDeviceSplit": true } } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
構成
前提条件:
- USBデバイスをVID:PID値とともに許可リストに登録、およびDelivery ControllerでのUSBデバイスリダイレクトのポリシーを有効化。詳しくは、Knowledge Centerの記事CTX200825を参照してください。
- この機能は、管理対象デバイスで機能し、BYODでは機能しません。
USBの自動検出を有効にするには:
- Google Admin Policy設定に移動します。
- [WebUSB API allowed devices] オプションを選択します。
- ChromeOS拡張機能IDにCitrix Workspaceアプリを入力します。例:chrome-extension://haiffjcadagjlijoggckpgfnoeiflnem。
-
次のように、デバイスのVIDとPIDを追加します:
VIDおよびPIDの値を追加すると、Citrix Workspaceアプリがセッション内のデバイスを自動的に検出できるようになりました。
-
Google Admin Policyを適用します。JSONデータの例を次に示します:
{ "settings": { "Value": { "settings_version": "1.0", "device_settings": { "deviceRules": { "allow": [{ "vid": "046D", "pid": "C31C", "split": true, "interfaceClass": ["video", "hid"] }, { "vid": "04E8", "pid": "A051", "split": true }], "deny": [{ "vid": "0911", "pid": "0C1C", "split": true, "interfaceClass": ["audio"] }], "autoRedirect": [{ "vid": "47F", "pid": "C053", "split": true, "interfaceClass": ["hid"] }] } } } } } <!--NeedCopy-->
- 変更を保存します。
デバイス規則
Citrix Workspaceアプリは、デバイスの規則を使用して、リモートセッションへの転送を許可または禁止するUSBデバイスを決定します。
キーワードについては、以下を参照してください:
- allow: このセクションには、セッションにリダイレクトできるデバイスと、その子インターフェイスの一覧が含まれます。
- deny: このセクションには、セッションにリダイレクトできないデバイスと、その子インターフェイスの一覧が含まれます。
-
autoRedirect: このセクションには、USBリダイレクトでセッションに自動リダイレクトできるデバイスと、その子インターフェイスの一覧が含まれます。
注:
- 各オブジェクトは、USBデバイスの必須の「vid」値と「pid」値を持つデバイスを表します。「split」値と「interfaceClass」の値は任意です。
- vid, pid(必須): USBデバイスのベンダーID(VID)と製品ID(PID)を表します。10進数形式で値を入力します。
- split(任意): デバイスが子インターフェイスに分割されるかどうかを示すブール値を入力します。
- interfaceClass(任意): USBインターフェイスのクラスを表します。使用できる値は、audio(オーディオ)、video(ビデオ)、hid(ヒューマンインターフェイスデバイス)、printer(プリンター)、storage(ストレージ)などです。
JSONデータの例を次に示します:
"deviceRules": {
"allow": [
{"vid": "11","pid": "22", "split":true, "interfaceClass":["audio","video"]} //split device and allow redirection of 'audio' & 'video' interfaces.
],
"deny": [
{"vid": "33","pid": "44"}, //deny redirection of this whole device with vid= 33 & pid = 44, including all of its interfaces.
{"vid": "77","pid": "88","split":true,"interfaceClass":["audio"]} //split device and deny the redirection of 'audio' interface only; remaining interfaces(if any) are redirected through USB.
],
"autoRedirect": [
{"vid": "55","pid": "66"}, //auto redirect the device when it's connected.
{"vid": "55","pid": "66","split":true,"interfaceClass":["hid"]} //split device and auto redirect only the 'hid' interface when the device is connected.
]
}
<!--NeedCopy-->
この機能の使用方法
複合USBリダイレクト機能を使用するには:
-
ツールバーのUSBアイコンをクリックします。
USBデバイスが接続されていない場合は、次のポップアップが表示されます:
-
USBデバイスをローカルマシンに接続します。 次のポップアップが表示されることがあります:
-
[USBデバイス] をクリックして、USB構成を表示してリダイレクトします。接続に成功すると、Citrix WorkspaceアプリがUSBを検出します。各USB構成インターフェイスについて、ドロップダウンメニューが表示されます。2つのオプションは次のとおりです:
- セッション内およびローカルマシンアクセス(最適化): デバイス上およびセッション内のUSBにアクセスする場合は、このオプションを選択します。
- セッション内アクセス(一般): セッション内でのみUSBにアクセスする場合は、このオプションを選択します。 より高いパフォーマンスを得るには、[セッション内およびローカルマシンアクセス(最適化)] オプションを選択します。
-
インターフェイスをリダイレクトするには、[接続] を選択します。
リダイレクトに成功すると、ステータスが [接続済み] に変わります。
注:
USBデバイスを手動で追加するには、[デバイスの追加] をクリックします。USBデバイスの一覧がChromeピッカーダイアログボックスに表示されます。一覧からデバイスを選択できます。
USBデバイスの接続が拒否される場合は、次のエラーメッセージが表示されます:
「新しく挿入されたデバイスを管理者がブロックしました。 組織の管理者に問い合わせてください。」
セッション間でUSBインターフェイスを転送する方法
ツールバーのUSBアイコンをクリックすると、セッションに接続しているUSBデバイスの一覧が表示されます。USBデバイスが別のセッションで既に使用されている場合は、USB構成が [別のセッションに接続済み] と表示されていることを確認できます。
現在のセッションにリダイレクトするには、USB構成の反対側にある [接続] を選択します。それに応じて状態が変化します。
複合USB自動リダイレクト設定
以前は、USBの自動リダイレクト設定に関するエンドユーザーによる設定オプションがありませんでした。管理者がこれらのポリシーを制御するため、エンドユーザーはセッションを開始するたびに必要なUSBデバイスを手動でリダイレクトする必要があります。
2301バージョン以降、エンドユーザーは、仮想デスクトップセッション内の任意のUSBデバイスの自動リダイレクトの設定を選択できます。Citrix Workspaceアプリは、エンドユーザーがUSBの自動リダイレクトを制御できるアプリレベルの設定を提供するようになりました。エンドユーザーは設定を実行することができ、起動されるセッション間でその設定を保持できます。
これには2つのオプションがあります。1つはセッションの起動時、もう1つはセッションの進行中です。
注:
- この機能は、オンプレミスとクラウドの環境をサポートし、管理対象Chromeユーザーのみが利用できます。
この記事の概要
- マルチタッチモード
- タッチのサポート
- タッチデバイスでのジェスチャの機能強化
- キーボードの自動表示
- 資産ID
- カスタマーエクスペリエンス向上プログラム(CEIP)
- Content Collaborationサービスの統合
- グラフィックとH.264
- 選択的なH.264
- その他(H.264)
- 全画面モード
- セッション起動時のウィンドウの状態
- セッションサイズ
- ストアの設定
- 複数のストアをサポート
- 複数のStoreFront
- スリープしない設定
- 仮想チャネル
- CustomVC
- ネットプロモータースコア
- マルチモニター表示
- マルチモニターのパフォーマンス
- Microsoft Teamsの最適化
- フィーチャーフラグ管理
- 64ビットのWebカメラリダイレクト
- シリアルCOMポートリダイレクト
- Citrixユニバーサルプリンタードライバー
- ネットワークプリンターのサポート
- Googleドライブへのアクセス
- ICAセッションの自動起動
- キオスクモード
- Excelのショートカット
- クリップボード
- ショートカット
- USBデバイスリダイレクト
- キオスクモードでのUSBデバイスの自動リダイレクト
- ファイル転送
- タスクバーのアイコン
- セッション内ツールバーとダイアログ
- アプリスイッチャー
- 補助カーソル
- スプラッシュスクリーン
- DPIスケーリング
- 補助カーソル
- ネイティブクライアント
- 一意のIDと資産ID
- コネクションセンター
- シームレスウィンドウ統合
- ストアを再読み込み
- オーディオ
- アダプティブオーディオ
- オーディオデバイスのプラグアンドプレイのサポート
- Webカメラ
- セッション共有
- ホストからクライアントへのリダイレクト
- URLリダイレクトの機能強化
- セキュリティの設定
- バッテリーステータスインジケーター
- マルチモニター設定での仮想デスクトップのサポート
- Microsoft Teamsでのデュアルトーンマルチ周波数(DTMF)のサポート
- Workspaceのインテリジェント機能
- トラブルシューティングの機能強化
- メールアドレスによるストア検出
- 東アジア言語の汎用クライアントIME
- サービス継続性
- ブラウザーコンテンツリダイレクト
- 複合USBリダイレクト