Alexa for Business
アマゾンウェブサービス(AWS:Amazon Web Services)のAlexa for Businessサービスを使用すると、会議室でのサポートなどのビジネス用途向けに多数のAlexa対応デバイスを管理することができます。Endpoint Managementでは、これらのデバイスをEndpoint Managementコンソールで構成および管理できます。Endpoint Managementでは、Alexaデバイスにポリシーを直接展開しません。代わりに、Endpoint ManagementはAWSサービスを更新し、AWSは設定をAlexaデバイスに伝達します。
Alexa for Businessの使用方法については、「Alexa for Business Administration Guide」を参照してください。
Endpoint ManagementでAWSアカウントを認証する
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AWSアカウントの認証情報を取得するため、AWSコンソールにログインし、ユーザーメニューで [My Security Credentials] を選択します。
- 左側のパネルで [Users] を選択します。
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お使いのユーザー名を検索して選択します。
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[Security Credentials] タブで [Create access key] をクリックして、アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを生成します。
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アクセスキーIDとシークレットアクセスキーをダウンロードします。ダウンロードしたキーを保存するか、メモに記録します。
- Endpoint Managementコンソールで、歯車アイコンをクリックして [設定] に移動します。
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[プラットフォーム] で [Alexa for Business] を選択します。
- アクセスキーIDとシークレットアクセスキーを入力します。[Save] をクリックします。
Endpoint ManagementでAlexa for Businessを構成する
Endpoint Managementでは次のものを構成できます:
- Alexaデバイスが置かれた部屋に適用する設定で構成されるルームプロファイル
- デバイスが置かれた現実の部屋を表すルーム
- ルームまたはデバイスに割り当てるスキルグループ
- スキルグループに追加できるAlexaスキルストアのAlexaスキル
- 会議機能を使用すると、会議プロバイダーを選択し、ルームで会議のスケジュールや会議への参加を制御することができます。
ルームプロファイルを構成する
ルームプロファイルは、Alexaデバイスが設置されたルームグループに適用できる一般的な構成をまとめたものです。ルームプロファイルは追加、編集、削除できます。
- Endpoint Managementコンソールで、[構成]>[Alexa for Business]>[ルームプロファイル]の順に選択します。使用可能なルームプロファイルの一覧が表示されます。
- ルームプロファイルを追加するには、[追加]をクリックします。ルームプロファイルを編集するには、対象のプロファイルを選択して [編集] をクリックします。
- 次のルームプロファイルの設定を入力します:
- プロファイル名: プロファイルの名前を入力します。
- 住所: Alexaデバイスを設置する部屋がある建物の住所を入力します。
- タイムゾーン: デバイスを設置する場所のタイムゾーンを選択します。
- ウェイクワード: Alexaデバイスが応答するウェイクワードを選択します。
- 温度単位: Alexaデバイスが温度を報告する際の単位を選択します。
- 距離単位: Alexaデバイスが距離を報告する際の単位を選択します。
- 最大音量: Alexaの最大音量を選択します。
- デバイス設定モード: Alexaデバイスを強制的にデバイスセットアップモードにして再構成できるようにするかどうかを指定します。
- アウトバウンドコール: Alexaデバイスのアウトバウンドコール機能を有効または無効にします。
- アドレス帳: Alexaデバイスのアドレス帳構成を設定します。
- [Save] をクリックします。
ルームを構成する
Endpoint Managementコンソールで構成するルームは、建物内の会議室や面会室などの実際の部屋を表すものです。ルームの構成では、そのルームにAlexaデバイスを関連付け、デバイスにスキルグループを追加します。ルームは追加、編集、削除できます。
- Endpoint Managementコンソールで、[構成]>[Alexa for Business]>[ルーム] の順に選択します。使用可能なルームの一覧が表示されます。
- ルームを追加するには、[追加] をクリックします。ルームを編集するには、対象のルームを選択して [編集] をクリックします。
- 次のルーム設定を入力します:
- ルーム名: 会議室や面会室などの部屋の名前を入力します。
- ルームのカレンダーメール: ルームのカレンダーメールのアドレスを入力します。
- ルームプロファイル: このルームに使用するルームプロファイル構成の名前を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- ルームにAlexaデバイスを関連付けるには、[追加] をクリックします。
- デバイスを選択し、[追加] をクリックします。選択したデバイスが [Echoデバイスの追加] ページに表示されます。
- [次へ] をクリックします。
- ルームのAlexaデバイスにスキルグループを追加するには、[追加] をクリックします。
- ルームのAlexaデバイスに追加するスキルグループを選択します。[追加] をクリックします。選択したスキルグループが [スキルグループの追加] ページに表示されます。
- [Save] をクリックします。
スキルグループを構成する
スキルグループは、ルームに適用するスキルをまとめたものです。スキルグループを作成して、ルームに割り当てることができます。スキルを使用することで、Alexaデバイスでオンライン会議の開始や終了、予定項目の一覧の確認などを行えます。スキルグループは追加、編集、削除できます。
- Endpoint Managementコンソールで、[構成]>[Alexa for Business]>[スキルグループ] の順に選択します。使用可能なスキルグループの一覧が表示されます。
- スキルグループを追加するには、[追加] をクリックします。スキルグループを編集するには、対象のスキルグループを選択して [編集] をクリックします。
- 次のスキルグループの設定を入力します:
- 名前: スキルグループの名前を入力します。
- 説明: スキルグループの簡単な説明を入力します。
- [次へ] をクリックします。
- スキルグループにスキルを追加するには、[追加] をクリックします。
- スキルグループに含めるスキルを選択して [追加] をクリックします。選択したスキルが [スキルの追加] ページに表示されます。
- 特定のルームのAlexaデバイスにスキルグループを追加するには、[追加] をクリックします。
- ルームを選択します。
- [Save] をクリックします。
スキルグループでスキルを使用可能にする
所属しているAlexa for Business組織のスキルグループに追加する使用可能なAlexaスキル一覧を構成します。これらのスキルはパブリックなAlexaスキルストアで利用可能なものか、対象組織専用のプライベートスキルです。
組織にスキルを追加
- Endpoint Managementコンソールで、[構成]>[Alexa for Business]>[スキル] の順に選択します。有効なスキルの一覧が表示されます。
- スキルを追加するには、[追加] をクリックします。
- さらにAlexaスキルを表示するには、カテゴリを選択して [詳細表示] をクリックします。[詳細表示] をクリックすると、組織で利用できるスキル一覧に最大10の追加スキルを表示できます。再度 [詳細表示] をクリックすると、さらにスキルを表示できます。
- 組織に追加するスキルを選択します。
- [Save] をクリックします。
組織からスキルを削除
- Endpoint Managementコンソールで、[構成]>[Alexa for Business]>[スキル] の順に選択します。有効なスキルの一覧が表示されます。
- 組織から削除するスキルを選択します。
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[無効化] をクリックします。
会議を構成
会議機能では、Alexaデバイスが含まれるルームの会議への参加方法を制御するGoogle HangoutやAmazon Chimeのような会議プロバイダーを構成できます。会議プロバイダーは追加、編集、削除できます。デフォルトの会議プロバイダーを設定することもできます。
- Endpoint Managementコンソールで、[構成]>[Alexa for Business]>[会議] の順に選択します。使用可能なルームプロファイルの一覧が表示されます。
- 会議プロバイダーを追加するには、[追加] をクリックします。会議プロバイダーを編集するには、対象のルームプロファイルを選択して [編集] をクリックします。
- 次のルームプロファイルの設定を入力します:
- 会議プロバイダー: 一覧から会議プロバイダーを選択します。
- 名前: 会議プロバイダーに指定する名前を入力します。
- 会議PIN: 会議に参加するためにPINが必要かを指定します。
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PSTNダイヤルイン設定
- 国コード: 国コードを入力します。
- 電話番号: 電話番号を入力します。
- 会議IDの遅延: 会議IDが送信されるまでの秒数を指定します。
- 会議PINの遅延: PINが送信されるまでの秒数を指定します。
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SIP/H323ダイヤルイン設定 SIP/H323ダイヤルイン設定は、既存のビデオ会議機器から会議に参加する場合に使用します。
- Protocol: プロトコルを選択します
- IPアドレス: IPアドレスを入力します。
- [Save] をクリックします。
複数の会議プロバイダーを構成する場合は、デフォルトのプロバイダーを設定します。
- Endpoint Managementコンソールで、[構成]>[Alexa for Business]>[会議] の順に選択します。使用可能なルームプロファイルの一覧が表示されます。
- デフォルトとして設定する会議プロバイダーを選択します。
- [デフォルトを設定] をクリックします。