Citrix Endpoint Management

Windowsエージェントのデバイスポリシー

Windowsエージェントのデバイスポリシーを使用して、管理されたWindowsデスクトップおよびタブレットでPowerShellスクリプトを実行します。Citrix Endpoint Managementにエンタープライズアプリケーションとしてアップロードされたスクリプトファイル、およびスクリプトをホストする他のサーバーを指定することができます。エンタープライズアプリケーションの追加については、「アプリケーションの追加」を参照してください。

すべてのスクリプトは特権ステータスで実行されるので、スクリプトを管理者として実行する必要はありません。

スクリプトを展開して実行した後、スクリプトの結果に基づいて自動化された操作を構成できます。たとえば、レジストリキーを監視するスクリプトを実行すると、結果が返されます。返された結果に基づいて、自動化された操作が実行されます。この操作はアプリへのアクセスを許可または拒否する、デバイスをコンプライアンス違反としてマークする、またはその他の操作を実行します。

msiファイルと.mstファイルを指定するPowerShellスクリプトを構成することで、このポリシーを使用してカスタマイズされたMSIインストーラーを展開できます。

このポリシーを追加または構成するには、[構成]>[デバイスポリシー] の順に選択します。詳しくは、「デバイスポリシー」を参照してください。

Windowsデスクトップとタブレットの設定

デバイスポリシー構成画面

デバイスポリシー構成画面

  • 構成名: 構成のわかりやすい名前を入力します。

  • タスクの種類: [PowerShell] を選択します。

  • スクリプトの種類: Citrix Endpoint Managementサーバーにアップロード済みのスクリプトを指定する場合は [アップロードされたスクリプト]、外部でホストしているスクリプトを指定する場合は [スクリプトの場所(URL)] を選択します。Citrix Endpoint Managementにスクリプトをアップロードする方法について詳しくは、「Win32アプリをエンタープライズアプリとして追加」を参照してください。

    • スクリプトの選択: [アップロード済みのスクリプト] を選択した場合は、実行するスクリプトを選択します。

    • スクリプトの場所(URL): [スクリプトの場所(URL)] を選択した場合は、実行するスクリプトがある場所を入力します。このURLでは、スクリプトがペイロードとして配信される必要があります。Citrix Endpoint Managementでは、スクリプトをJavaScriptダウンロードとして配信するURLはサポートされません。また、スクリプトは公開されたものでなければなりません。

  • スケジュール: [1回実行する] を選択して選択されたスクリプトを1回のみ実行するか、または [定期的に実行する] を選択してスクリプトを定期的に実行します。

    • 実行間隔(時間): スクリプトの実行間隔を時間数で入力します。

スクリプトの状態を確認するには、コンソールで [管理]>[デバイス] に移動します。スクリプトの状態を確認するデバイスを選択し、[編集]をクリックします。[プロパティ] で、[Windowsエージェント]の下にある [ダウンロード] をクリックすると、スクリプトの状態を確認できます。

自動化された操作をトリガーするPowerShellスクリプトの展開

  1. PowerShellスクリプトを作成して、レジストリキーを監視します。以下のPowerShellスクリプトは、ファイアウォールが有効になっているかを確認します。

    $body = @{}
    $firewallEnabled = Get-ItemPropertyValue HKLM:\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\SharedAccess\Parameters\FirewallPolicy\StandardProfile -Name EnableFirewall
    if($firewallEnabled -eq 1){
    $body["firewallEnabled"]="true"
    } else {
    $body["firewallEnabled"]="false"
    }
    $body | ConvertTo-Json -Depth 10
    <!--NeedCopy-->
    

    このスクリプトは、次のいずれかの値を返します。

    {
        "firewallEnabled":  "true"
    }
    <!--NeedCopy-->
    

    または

    {
        "firewallEnabled":  "false"
    }
    <!--NeedCopy-->
    
  2. スクリプトをエンタープライズアプリとしてCitrix Endpoint Managementコンソールにアップロードする、またはアクセス可能なURLでスクリプトをホストします。
  3. ここでの説明に従って、Windowsエージェントのデバイスポリシーを構成します。スクリプトがすぐに実行されるようにスケジュールされていることを確認します。

  4. スクリプトの実行後、スクリプトの状態を確認します。
    1. コンソールで、[監理]>[デバイス] に移動します。
    2. スクリプトの状態を確認するデバイスを選択し、[編集] をクリックします。
    3. [Windowsエージェント] の項目の下にある [ダウンロード] をクリックします。
  5. 受信した状態に基づいて自動化された操作を構成します。自動化された操作の構成について詳しくは、「Windowsエージェントのデバイスポリシーの結果を使用した自動化された操作の作成」を参照してください。このセクションには、スクリプト例で作成された特定の自動化された操作とWindowsエージェントのデバイスポリシーが記載されています。
Windowsエージェントのデバイスポリシー