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グラフィックのポリシー設定

Mar 03, 2016

グラフィックセクションには、ユーザーセッションでの画像処理の制御に関するポリシー設定が含まれています。

表示メモリの制限

この設定では、セッションのビデオバッファーの最大サイズをキロバイト単位で指定します。

デフォルトでは、65536キロバイトに設定されます。

高い色数および解像度を使用するセッションでは、大きい値を指定します。 必要なメモリの量は、次の式で算出できます。

必要とされるメモリ(バイト単位)=(1ピクセルあたりのビット数を8で割った色数)×(垂直方向のピクセル単位の解像度)×(水平方向のピクセル単位の解像度)

たとえば、ウィンドウの高さ600、ウィンドウの幅800、32ビットの色数の場合、必要なメモリの最大量は(32bpp÷8)×(600ピクセル)×(800ピクセル)=1920000バイトであるため、[表示メモリの制限]設定で1920KBを指定します。

32ビット以外の色数は、[従来のグラフィックモード]設定が有効な場合のみ使用できます。

HDXでは、各セッションで必要な表示メモリ量だけが割り当てられます。 このため、デフォルト値よりも多くのメモリが必要なユーザーが一部だけの場合にこの設定項目で表示メモリの制限を増やしても、スケーラビリティは低下しません。

メモリが不足したときの表示モード

注:Virtual Delivery Agent 7.xでは、[従来のグラフィックモード]設定が有効な場合のみこの設定項目が適用されます。

この設定では、セッション表示用のメモリが上限に達したときに、色数と解像度のどちらを下げるかを指定します。

デフォルトでは、最初に色数が低下します。

セッション表示用のメモリが上限に達したときに、表示品質を下げることでメモリ不足による問題の発生を防ぐことができます。 色数を下げることを選択すると、表示用のメモリが上限に達したときに、まずより少ない色でのイメージ表示に切り替わります。 解像度を下げることを選択すると、まず1インチあたりのピクセル数が少なくなります。

色数または解像度の低下をユーザーに通知するには、[メモリ不足による表示品質の低下をユーザーに通知する]設定を使用します。

動的ウィンドウプレビュー

この設定では、フリップ、フリップ3D、タスクバープレビュー、およびピークウィンドウプレビューモードにおけるシームレスウィンドウの表示の有効/無効を切り替えます。
Windows Aeroプレビューオプション 説明
タスクバープレビュー Windowsタスクバー上のアイコン上にマウスポインターを合わせると、そのウィンドウの縮小版がプレビューとして表示されます。
ピークウィンドウプレビュー Windowsタスクバー上に開いた縮小版上にマウスポインターを合わせると、そのウィンドウがフルサイズで表示されます。
フリップ Alt+Tabキーを押すと、開いているすべてのウィンドウの縮小版が一覧表示されます。
フリップ3D Tab+Windowsロゴキーを押すと、開いているすべてのウィンドウが立体的に重なって一覧表示されます。

デフォルトでは、有効になっています。

イメージキャッシュ

注:Virtual Delivery Agent 7.xでは、[従来のグラフィックモード]設定が有効な場合のみこの設定項目が適用されます。

この設定項目では、セッション内のイメージのセクションキャッシュおよび取得を有効または無効にします。 必要な場合にセクションのイメージをキャッシュし、そのセクションを取得すると、スクロールがよりスムーズになり、ネットワーク上のデータ伝送量が減少して、ユーザーデバイス上で必要とされる処理が少なくなります。

デフォルトでは、イメージのキャッシュ設定は有効になっています。

注:イメージのキャッシュ設定は、イメージがどのようにキャッシュおよび取得されるかを制御します。イメージがキャッシュされるかどうかについては制御しません。 従来のグラフィックモード設定が有効な場合は、イメージがキャッシュされます。

従来のグラフィックモード

この設定では、リッチなグラフィック表示を無効にして、従来の表示モードにフォールバックします。これにより、WANやモバイル接続時のスケーラビリティが向上します。

この設定はデフォルトで無効になっており、リッチなグラフィック表示が提供されます。

許可される最大表示色数

注:Virtual Delivery Agent 7.xでは、[従来のグラフィックモード]設定が有効な場合のみこの設定項目が適用されます。

この設定では、セッションで許可される最大表示色数を指定します。

デフォルトでは、1ピクセルあたり32ビットまでの色数が許可されます。

この設定はThinWireドライバーおよび接続にのみ適用されます。 これは、プライマリディスプレイドライバーとしてWindows Display Driver Model(WDDM)ドライバーを使用するVDAのような、非ThinWireドライバーがプライマリディスプレイドライバーのVDAには適用されません。 プライマリディスプレイドライバーとしてWindows Display Driver Model(WDDM)ドライバーを使用するデスクトップOS VDA(Windows 8など)には、この設定は効果がありません。  WDDMドライバーを使用するWindowsサーバーOS VDA(Windows Server 2012 R2など)の場合、この設定によりユーザーがVDAに接続できない可能性があります。 

高い表示色数をサポートするには、より多くのメモリが必要です。 メモリ不足時に自動的に色数を減らすには、[メモリが不足した時の表示モード]設定を使用します。 この設定で色数を下げるオプションを選択すると、イメージの表示色数が少なくなります。

メモリ不足による表示品質の低下をユーザーに通知する

注:Virtual Delivery Agent 7.xでは、[従来のグラフィックモード]設定が有効な場合のみこの設定項目が適用されます。

この設定では、色数または解像度が低下するときにユーザーに簡単なメッセージを表示するかどうかを指定します。

デフォルトでは、メッセージは表示されません。

キューイメージの破棄

注:Virtual Delivery Agent 7.xでは、[従来のグラフィックモード]設定が有効な場合のみこの設定項目が適用されます。

この設定では、ほかのイメージで置換される中間イメージを破棄するかどうかを指定します。

デフォルトでは、キューイメージの破棄は有効になっています。

有効にすると、グラフィックがユーザーデバイス側に送信されるときのレスポンスが向上します。 ただし、中間フレームが脱落するため、アニメーションの動きがスムーズでなくなる場合があります。