Citrix Endpoint Management

アプリ制限デバイスポリシー

[アプリ制限]デバイスポリシーは、Chrome OSで実行されるChromeアプリおよびAndroidアプリを許可するかブロックするかを指定するために使用します。この制限デバイスポリシーでApp Runtime for Chrome(ARC)を有効にする場合は、アプリ制限デバイスポリシーの [Androidアプリ] でAndroidアプリの制限を構成します。

このポリシーを追加または構成するには、[構成]>[デバイスポリシー] の順に選択します。詳しくは、「デバイスポリシー」を参照してください。

Chromeアプリ設定

Chromeアプリはアプリと拡張機能の両方を指します。

デバイスポリシー構成画面

  • アプリのインストールの許可: Chrome OSデバイスへのすべてのChromeアプリのインストールを許可またはブロックするグローバル設定。[許可する] を選択した場合、ブロック対象のアプリのリストを作成できます。[許可しない] を選択した場合、許可するアプリのリストを作成できます。これを行うには、[Chromeアプリ] の下にある [追加] をクリックします。ユーザーのChromeアカウントで指定されている設定を使用するには、[未指定] を選択します。デフォルトは [許可する] です。
  • Chromeアプリ: [アプリのインストールの許可] 設定で指定したオプションの例外となるChromeアプリを追加するには、[追加] をクリックして次の設定を指定します。

    • アプリ名: Endpoint Managementコンソールでアプリを識別するために使用する名前。
    • アプリID: Chromeアプリの一意の識別子。プレフィックスである「app:」は含めないでください。

    ChromeアプリIDを検索するには:Chromeウェブストアにアクセスします。目的のアプリを見つけた後、アプリをクリックするとアドレスバーにURLとアプリIDが表示されます。アドレスの最後の部分がアプリIDになります。たとえば、URLがhttps://chrome.google.com/webstore/detail/example/abcdefghijklの場合、アプリIDはabcdefghijklです。

    Chromeアプリの検索は、Chromebookからのみ行なえます。Chrome拡張機能は、どのプラットフォームからでも検索できます。

    • アプリのインストールの許可: 上記のグローバル設定の例外を作成します。この設定では、指定したChromeアプリを許可またはブロックします。
    • インストール: [オン] の場合、登録済みのChrome OSデバイスユーザーに対してこのChromeアプリを強制的にインストールします。[オフ] の場合にこのアプリがインストール済みであれば、アプリはアンインストールされます。[オフ] に設定してもポリシーでアプリの構成を行わない場合は、アプリはインストールされたままになります。デフォルトは [オフ] です。
    • ピン: [オン] の場合、アプリがChromebookのタスクバーにピン留めされます。デフォルトは [オフ] です。
    • URL: ChromeウェブストアでホストされていないアプリをユーザーがダウンロードできるURLを指定します。
    • 拡張ポリシー: このアプリに定義するアプリ固有のポリシーをJSON形式で設定します。詳しくは、「Manifest for storage areas」を参照してください。

Androidアプリ設定

登録済みのChrome OSデバイスユーザーがAndroidアプリを実行できるようにするには、次のセクション「登録済みのChrome OSデバイスユーザーがAndroidアプリを実行できるようにする」の説明に従ってこの制限デバイスポリシーを構成します。ARCアプリの制限を構成するには、[Androidアプリ]で [追加] をクリックして次の設定を指定します。

デバイスポリシー構成画面

  • アプリID: Chrome OSで実行されるAndroidアプリの固有のアプリID。たとえば、com.android.cameraなどです。プレフィックス「app:」は含めないでください。

    AndroidアプリIDを検索するには:Google Playストアにアクセスします。目的のアプリを見つけた後、アプリをクリックするとアドレスバーにアプリIDが表示されます。id = の後の部分がアプリIDです。たとえば、URLがhttps://play.google.com/store/apps/details?id=com.citrix.mailの場合、アプリIDは id=com.citrix.mail です。

  • インストール: 登録済みのChrome OSデバイスユーザーに対してこのAndroidアプリを強制的にインストールするかどうかを指定します。[オフ] の場合にこのアプリがインストール済みであれば、アプリはアンインストールされます。[オフ] に設定してもポリシーでアプリの構成を行わない場合は、アプリはインストールされたままになります。デフォルトは [オフ] です。
  • ピン: [オン] の場合、AndroidアプリがChromebookのタスクバーにピン留めされます。デフォルトは [オフ] です。

登録済みのChrome OSデバイスユーザーがAndroidアプリを実行できるようにする

登録済みのChrome OSデバイスユーザーがAndroidアプリを実行できるようにするには、[構成]>[デバイスポリシー] に移動し、[App Runtime for Chrome(ARC)を有効にする] 設定を有効にしたChrome OSの制限デバイスポリシーを追加します。

  • App Runtime for Chrome(ARC)を有効にする: [オン] の場合、登録済みのChrome OSデバイスユーザーがAndroidアプリを実行できるようになります。[アプリ制限]デバイスポリシーでARCアプリを指定します。Google Workspace Chromeの構成が必要です。現在のユーザーセッションでエフェメラルモードまたは複数のサインオンが有効な場合、ARCは利用できません。[オフ] の場合、企業のChrome OSデバイスユーザーはAndroidアプリを実行できません。デフォルトは [オン] です。
アプリ制限デバイスポリシー

この記事の概要