コンテンツの公開

Microsoft WordドキュメントやWebリンクなどのリソースへのURLまたはUNCパスを、アプリケーションとして公開できます。この機能は、コンテンツの公開と呼ばれています。コンテンツの公開機能を使用することで、ユーザーへのコンテンツの配信をより柔軟に行うことができるようになります。既存のアプリケーションのアクセス制御と管理機能を使用できるというメリットもあります。さらに、コンテンツを開くのにローカルアプリケーションと公開アプリケーションのどちらを使用するかも指定できます。

公開したコンテンツは、ほかのアプリケーションと同様にStoreFrontおよびCitrix Workspaceアプリに表示されます。ユーザーは、アプリケーションと同じようにこれらのコンテンツにアクセスできます。クライアントでは、リソースは通常どおりに開かれます。

  • ローカルにインストールされているアプリケーションが適している場合は、こうしたアプリケーションが起動されリソースが開かれます。
  • ファイルタイプの関連付けが定義されている場合は、公開アプリケーションが起動されリソースが開かれます。

コンテンツの公開にはPowerShell SDKを使用します(Studioを使用してコンテンツを公開することはできませんが、アプリケーションの公開後にStudioを使用してそのプロパティを編集することはできます)。

構成の概要と準備

コンテンツの公開では、New-BrokerApplicationコマンドレットに以下のキープロパティを指定して使用します(すべてのコマンドレットプロパティの説明についてはこのコマンドレットのヘルプを参照してください)。

New-BrokerApplication –ApplicationType PublishedContent -CommandLineExecutable location -Name app-name -DesktopGroup delivery-group-name

ApplicationTypeプロパティにはPublishedContentを指定する必要があります。

CommandLineExecutableプロパティで、公開コンテンツの場所を指定します。以下の形式を使用でき、最大文字数は255文字です。

  • HTML Webサイトアドレス(例:http://www.citrix.com
  • Webサーバー上のドキュメントファイル(例:https://www.citrix.com/press/pressrelease.doc
  • FTPサーバー上のディレクトリ(例:ftp://ftp.citrix.com/code
  • FTPサーバー上のドキュメントファイル(例:ftp://ftp.citrix.com/code/Readme.txt>)
  • UNCディレクトリパス(たとえば、file://myServer/myShare or \\\\myServer\\myShare
  • UNCファイルパス(たとえば、file://myServer/myShare/myFile.asfまたは\\myServer\myShare\myFile.asf

適切なSDKがあることを確認します。

  • 展開環境がCitrix Virtual Apps and Desktopsサービスの場合は、Citrix Virtual Apps and DesktopsのリモートPowerShell SDKをダウンロードして、インストールします。
  • 展開環境がオンプレミスのCitrix Virtual Apps and Desktopsの場合は、Delivery ControllerとともにインストールされているPowerShell SDKを使用します。公開コンテンツアプリケーションの追加にはDelivery Controllerのバージョン7.11以上が必要です。

以下の手順ではサンプルを利用しています。このサンプルの詳細は次のとおりです。

  • マシンカタログを作成しています。
  • PublishedContentAppsという名前のデリバリーグループを作成しています。このデリバリーグループでは、カタログのサーバーOSマシンを使用しています。このデリバリーグループには、ワードパッドアプリケーションが追加されています。
  • デリバリーグループ名、CommandLineExecutableの場所、およびアプリケーション名用の変数を作成しています。

導入

PowerShell SDKをインストール済みのマシンでPowerShellを開きます。

次のコマンドレットにより、適切なPowerShellスナップインを追加し、返されたデリバリーグループレコードを変数に代入します。

Add-PsSnapin Citrix\* $dg = Get-BrokerDesktopGroup –Name PublishedContentApps

Citrix Virtual Apps and Desktopsサービスを使用している場合は、Citrix Cloud資格情報を入力して認証を行います。ユーザーが複数存在する場合は1人を選択します。

URLの公開

次のコマンドレットでは、場所とアプリケーション名を変数に代入してからCitrixホームページをアプリケーションとして公開します。

$citrixUrl = "https://www.citrix.com/"
$appName = "Citrix Home Page"

New-BrokerApplication –ApplicationType PublishedContent –CommandLineExecutable $citrixURL –Name $appName –DesktopGroup $dg.Uid

次の手順を実行して、成功したことを確認します:

  • StoreFrontを開き、PublishedContentAppsデリバリーグループのアプリケーションにアクセスできるユーザーとしてログオンします。新しく作成したアプリケーションが、デフォルトのアイコンで表示されます。アイコンのカスタマイズ方法については、https://www.citrix.com/blogs/2013/08/21/xd-tipster-changing-delivery-group-icons-revisited-xd7/を参照してください。
  • Citrix Home Pageアプリケーションをクリックします。ローカルで実行されているデフォルトブラウザーのインスタンスの新しいタブで、指定したURLが開かれます。

UNCパスに配置されているリソースの公開

この例では、管理者が共有名PublishedResourcesをすでに作成しています。次のコマンドレットで、場所とアプリケーション名を変数に代入してから、この共有に含まれるRTFファイルとDOCXファイルをリソースとして公開します。

$rtfUNC = "\GMSXJ-EDGE0.xd.local\PublishedResources\PublishedRTF.rtf"
$rtfAppName = "PublishedRTF"

New-BrokerApplication –ApplicationType PublishedContent
–CommandLineExecutable $rtfUNC -Name $rtfAppName
-DesktopGroup $dg.Uid

$docxUNC = "\GMSXJ-EDGE0.xd.local\PublishedResources\PublishedDOCX.docx"
$docxAppName = "PublishedDOCX"

New-BrokerApplication –ApplicationType PublishedContent
–CommandLineExecutable $docxUNC -Name $docxAppName
-DesktopGroup $dg.Uid

次の手順を実行して、成功したことを確認します:

  • StoreFrontウィンドウを更新して、新しく公開したドキュメントが表示されることを確認します。
  • PublishedRTFアプリケーションおよびPublishedDOCXアプリケーションをクリックします。各ドキュメントが、ローカルで実行されるワードパッドで開きます。

PublishedContentアプリケーションの確認と編集

公開コンテンツは、他の種類のアプリケーションと同じ方法で管理できます。公開されたコンテンツアイテムはStudioのアプリケーション一覧に表示され、Studioで編集できます

Studioのアプリケーション一覧

公開コンテンツには、アプリケーションのプロパティ(表示できるユーザー、グループ割り当て、ショートカットなど)が適用されます。ただし、[場所] ページでコマンドライン引数や作業ディレクトリプロパティを変更することはできません。リソースを変更するには、[場所]ページの [実行可能ファイルのパス] を変更します。

アプリケーション設定の実行可能ファイルへのパスの設定

PublishedContentアプリケーションを開くのに(ローカルアプリケーションではなく)公開アプリケーションを使用するには、該当する公開アプリケーションのファイルタイプの関連付けプロパティを編集します。この例では、公開済みのワードパッドアプリケーションを編集して、.rtfファイルに対するファイルタイプの関連付けを作成しています。

ファイルタイプの関連付けを編集する前にデリバリーグループのメンテナンスモードを有効にしてください。編集が完了したらメンテナンスモードはオフにしてください。

Studioでのファイルタイプ関連付けアプリケーション設定

StoreFrontを更新してファイルタイプの関連付けに対する変更を反映させ、PublishedRTFアプリケーションおよびPublishedDOCXアプリケーションをクリックします。違いに注目してください。PublishedDOCXは以前と同様にローカルのワードパッドで開かれますが、PublishedRTFは、ファイルタイプの関連付けが変更されたため公開済みのワードパッドアプリケーションで開かれるようになりました。

アプリケーションが開いている場所の例

詳しい情報の参照先