Citrix Virtual Apps and Desktops

管理

Citrix Virtual Apps and Desktopsサイトの管理では、さまざまなアイテムとタスクを管理します。

ライセンス

サイトを作成するときには、Citrixライセンスサーバーへの有効な接続が必要です。その後、Studioから、ライセンスの追加、ライセンスの種類やモデルの変更、ライセンス管理者の管理などのライセンス管理タスクを行うことができます。また、Studioからライセンス管理コンソールにアクセスすることもできます。

アプリケーション

アプリケーションは、デリバリーグループ、および必要に応じてアプリケーショングループで管理します。

ゾーン

地理的に分散した展開では、ゾーンを使用して、エンドユーザーにより近いところにアプリケーションやデスクトップを配置し、パフォーマンスを向上させることができます。サイトをインストールおよび構成するときには、Controller、マシンカタログ、ホスト接続はすべて、1つのプライマリゾーンにあります。その後、Studioを使って、これらのアイテムを含むサテライトゾーンを作成します。サイトに複数のゾーンを作成すると、新しく作成するマシンカタログ、ホスト接続、追加のControllerをどのゾーンに配置するか、指定できるようになります。また、ゾーン間でのアイテムの移動も可能です。

接続とリソース

ユーザーにアプリケーションやデスクトップを配信するマシンのホストに、ハイパーバイザーやその他のサービスを使用している場合、サイトを作成したときに、そのハイパーバイザーやその他のサービスへの最初の接続を作成します。接続のストレージとネットワークの詳細が、その接続のリソースになります。後でその接続やリソースを変更したり、追加の接続を作成したりできます。また、構成された接続を使用するマシンの管理も可能です。

ローカルホストキャッシュ

ローカルホストキャッシュを使用すると、Delivery Controllerとサイトデータベースの間の接続が失敗しても、サイト内の接続仲介操作を続行できます。

仮想IPと仮想ループバック

Microsoft社の仮想IPアドレス機能により、セッションごとに動的に割り当てられる固有のIPアドレスを公開アプリケーションで使用できます。Citrixの仮想ループバック機能を使用すると、ローカルホストの範囲内で固有の仮想ループバックアドレスが使用されるように、ローカルホストとの通信に依存するアプリケーションを構成できます。

Delivery Controller

この記事では、Controllerをサイトに追加およびサイトから削除する場合の考慮事項と手順を説明します。また、Controllerを別のゾーンやサイトに移動する方法、およびVDAを別のサイトに移動する方法についても説明します。

Delivery ControllerによるVDA登録

VDAでアプリケーションやデスクトップの配信を支援できるようにするには、まず、Controllerに登録(接続を確立)する必要があります。Controllerのアドレスを指定するいくつかの方法については、この記事で説明します。Controllerをサイトに追加、移動、または削除すると同時に、VDAが最新情報を受け取ることが重要です。

セッション

最高のユーザーエクスペリエンスを提供するためには、日々のセッションアクティビティを保守することが重要です。中には、セッションの信頼性を最適化し、不便さやダウンタイム、生産性の損失を軽減できる機能もあります。

  • セッション画面の保持
  • クライアントの自動再接続
  • ICA Keep-Alive
  • ワークスペースコントロール
  • セッションローミング

Studioでの検索の使用

Studioで、マシン、セッション、マシンカタログ、アプリケーション、またはデリバリーグループに関する情報を表示するには、柔軟な検索機能を使用します。

タグ

タグは、マシン、アプリケーション、グループ、ポリシーなどの項目を識別するために使用します。タグを使用すると、特定の操作が指定したタグの項目のみに適用されるように調整できます。

IPv4またはIPv6

Citrix Virtual Apps and Desktopsでは、IPv4のみまたはIPv6のみ(ピュアIPv4またはピュアIPv6)の環境、および重複するIPv4とIPv6のネットワークを使用したデュアルスタック環境がサポートされます。ここでは、これらの展開について説明します。また、IPv4またはIPv6の使用を制御するCitrixポリシー設定についても説明します。

ユーザープロファイル

デフォルトでは、VDAをインストールすると、Citrix Profile Managementも自動的にインストールされます。このプロファイルソリューションを使用する場合は、この記事で一般的な情報を確認してください。詳しくは、Profile Managementのドキュメントを参照してください。

Citrix Diagnostic Facility(CDF)トレースを収集する

CDFControlユーティリティはイベントトレースコントローラー、つまりコンシューマーであり、各種Citrixトレースプロバイダーに表示されるCitrix Diagnostic Facility(CDF)トレースメッセージを記録します。このユーティリティは、Citrixに関連する複雑な問題のトラブルシューティング、フィルターサポートの解析、パフォーマンスデータの収集を行うためのものです。

Citrix Insight Services

Citrix Insight Services(CIS)は、計測を行って利用統計情報を収集し、ビジネス洞察を得るための、Citrixが提供するプラットフォームです。

Citrix Scout

Citrix Scoutは診断情報を収集し、ヘルスチェックを実行します。結果は、Citrix Virtual Apps and Desktops展開環境での予防的な保守に使用できます。Citrixでは、Citrix Insight Servicesを通じて、収集した診断データの包括的な自動分析機能を提供しています。Scoutを使用して、お客様単独で、またはCitrixサポートの支援を受けながら問題のトラブルシューティングを行うこともできます。

管理

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